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家庭菜園では害虫の防除が重要!
家庭菜園を楽しむためには、病害虫の発生を最小限に抑えることが重要です。病害虫を放っておくと、せっかくの作物や花が枯れてしまう可能性があります。さまざまな虫がいる中でも注意しておきたいのが、ナミハダニです。
ナミハダニを防いでいこう
繁殖力が高く、花や作物などの苗についていることが多いナミハダニは、大切な植物を弱らせる原因になります。小さくて見えにくいので、気づいた時にはナミハダニがたくさん発生していた、ということも珍しくありません。
本記事では、ナミハダニとはどのような虫なのか、具体的にご紹介します。被害の内容やおすすめの農薬についても解説するので、参考にしながら元気な作物を育てるようにしましょう。
ナミハダニとは?具体的な被害の内容
「ナミハダニという名前は聞いたことあるけれど、どのような虫なのだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。ナミハダニとはどのようなものなのか、基本的な情報と被害の内容についてご紹介します。
ナミハダニとは
5mm程度の小さな虫で、植物の葉っぱに寄生します。葉っぱに取り付いた後は植物の養分を吸い取り、どんどん数を増やしていくのが特徴。交尾をしなくても卵を生み、幼虫から成虫へと育っていきます。そのため、他の虫と比べても繁殖力が高いと言えるでしょう。
ナミハダニを1匹でも見つけたのであれば、他にもたくさんのナミハダニがいると考えられます。すぐに対処しないと数が増えていき、あっという間に植物が弱ってしまうため、注意が必要です。
夏の時期に発生しやすくなる
毎年8月頃に繁殖のスピードが速くなります。高温・多湿を好む性質があるため、湿度が高い日が続くと知らない間にナミハダニが発生している場合も。被害を最小限に抑えるためには、8月頃に葉っぱの様子をきちんと見るようにしてみてください。
主に葉っぱの裏側にいることが多いので、表面だけでなく裏側の方も見るのがおすすめです。小さくて見にくいため、じっくりと観察するとよいでしょう。1匹でも見つけたら、農薬などで対処します。
越冬時には黄緑色から赤色へ
基本的には黄緑色をしていますが、冬が近づくと赤色へと変わっていくのもナミハダニの生態の特徴です。黄緑色の時は葉っぱと同化しているので、探そうとしてもなかなか探せないことがあるでしょう。足の部分は黒っぽい色をしているので、それを目標として探すのがおすすめです。
秋が過ぎて冬が近づくと、徐々に赤色に変わり、人の目が届きにくい場所へと移動していきます。そのため、越冬時にナミハダニを見つけるのは至難の技です。越冬をする前に駆除をしてください。
冬が過ぎたら新しい葉っぱに取り付く
冬の間は休眠しているので、植物に対する被害はほとんどありません。冬が過ぎて春が訪れると休眠から目覚めて、新しく生えてきた葉っぱに寄生します。葉っぱから養分を吸い取り始めるので、注意が必要。
放置しておくと夏になる頃には大量に発生し、後戻りできなくなる可能性が高まります。春から夏にかけては、ナミハダニが葉っぱについていないか定期的にチェックするのがおすすめです。きちんと確認しておけば、被害を最小限に抑えられるでしょう。
ナミハダニによる被害
続いては、具体的な被害内容についてチェックしていきましょう。少しでも被害の兆候が見え始めたら、早めに対処することが重要です。大切な植物を守るためにも、害虫を被害を抑えるように意識してみてください。
葉焼けが起きる
最初の段階としてあげられるのが、葉焼けです。今までは全く問題なく育っていた作物も、ハダニが寄生することによって養分が吸い取られ、変色していきます。まるで葉っぱが焼けたような黒っぽい色になり、徐々に落葉していくでしょう。
ただし、葉焼けは日光に当て過ぎた場合でも発生することがあります。もしナミハダニの姿が全く見えないのであれば、日差しのあたり具合を調整するのがおすすめです。日当たりを変えても状況が変わらないなら、ハダニの可能性があります。
果実の水分が奪われる
野菜や果物を育てている場合は水分が奪われて、スカスカの状態になると言われています。見た目では元気に育っていたとしても、切ってみると水分がほとんどなく、美味しくない野菜や果物になってしまうため注意が必要です。
葉っぱから養分を吸い取られているため、果実まで栄養が行き渡らないのが主な原因として挙げられます。肥料を与えながらきちんと育てているのに美味しい野菜や果物ができないのであれば、ナミハダニの被害を疑いましょう。
果実の光沢がなくなる
被害が進んでいくと、果実の光沢がなくなります。全体的に茶色や黒っぽい色になり、生育状況が悪くなるでしょう。順調に実っていた果実の色が悪くなり、光沢がなくなったら気をつけてください。早めに対処しておかないと、全ての果実が食べられない状態になる場合があります。
最終的に枯れる
被害が進んでいるのに何もしていないと、少しずつ植物全体が白っぽくなります。次第に葉っぱが落ちていき、新しい葉っぱも生えなくなるでしょう。ナミハダニによって養分を吸い取られ続け、最終的には枯れてしまいます。
せっかく植えた植物が枯れてしまうのは、とても悲しいことですよね。しっかりと対処していけば枯れることはないので、最小限の被害に抑えられるように意識しておきましょう。
ナミハダニに効果的な農薬3選
被害を最小限に抑えるために有効なのが、農薬です。定期的に散布することで、葉っぱに寄生したナミハダニを防除することができるようになります。植物を元気に育てるためにおすすめの農薬をご紹介するので、ぜひ役立ててみてください。
①:アーリーセーフ
住友化学園芸 殺虫殺菌剤 アーリーセーフ 100ml
ナミハダニを始めとした、さまざまな害虫に効果を発揮する農薬です。アブラムシ、コナジラミ、うどんこ病などが気になる場合にもおすすめ。天然成分を使用しているので、有機農産物栽培にこだわりたい方に最適です。収穫の前日まで使用でき、長い時期活用できる農薬を求めている時に適しています。
②:アファーム乳剤
アファーム乳剤 500ml 殺虫剤
作物の生育時期を選ばず、害虫の発生に応じた使用が可能な便利アイテムです。ナミハダニを始めとした、複数種類の害虫に対応できます。適用作物は60種類以上で、幅広く使えるのが嬉しいポイント。いろいろな作物を家庭菜園で育てている時に役立ちます。
③:ベニカグリーンVスプレー
住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカグリーンVスプレー
希釈しなくても使用できる、スプレータイプの農薬です。「毎回希釈するのは面倒」と感じている方にぴったり。ハダニの発生が気になる箇所に直接スプレーできます。収穫前日まで安全に使用でき、トマトやきゅうり、イチゴなどを育てている時におすすめです。
被害を抑えて元気な花や作物を育てよう
きちんと被害を抑えておかないと、ナミハダニによって大切な植物が枯れてしまう可能性があります。越冬時はほとんど動かず、暖かくなるにつれて繁殖力を増していくのが特徴です。気づかないでいると、夏の時期にはあっという間に増えてしまう場合も。
定期的の農薬を散布して防除することで、ナミハダニの発生を最小限に抑えられるようになります。被害が大きくなるまでに対策をして、元気に植物を育てられるようにしていきましょう。
ナミハダニについて気になる方はこちらもチェック!
花や作物を元気に育てるためには、ナミハダニを始めとしたダニの生態を知り、防除することが重要です。関連記事でもダニについてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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