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【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~茨城の秋は紅葉三昧で決まり~

秋の旅行は茨城県に決めてみませんか?綺麗な紅葉を堪能できる秋を感じるスポットが目白押しです。今週は秋の茨城県をドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。紅葉、味覚、温泉と一度は行ってみたい素敵なスポットが満載です。どうぞご覧ください。
2021年10月25日
iiyudana
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秋の茨城をドライブで観光

いい旅してますか?今週は秋の茨城県を巡るドライブ旅をお届けします。旅の舞台となるのは茨城県大子町です。大子町は茨城県の北西部に位置する町で、福島県や栃木県との県境付近にあります。周囲を自然豊かな山々に囲まれているため、季節の移ろいを感じることのできる場所がいっぱいです。

ドライブ旅のスタート地点は常磐自動車道「那珂IC」で、大子町までは1時間ほどの所要時間となります。少々高速道路から離れていますが、秋は紅葉の景色を眺めながら爽快なドライブを満喫できるでしょう。

ドライブ旅の行程をご紹介

出典:ライター撮影

それでは今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。まず茨城県を代表する名瀑にアクセスして滝と紅葉のコラボレーションを堪能し、そこから大子町の名刹までドライブしてモミジの紅葉を撮影します。その後は地元密着型の食堂に移動して美味しいラーメンをすすって午前の部は終了です。

午後の部は秋の味覚狩りを体験できるりんご園からスタートして、お土産をゲットしてから茨城県の最高峰にある展望台にアクセスします。絶景を眺めた後は穴場の滝までアクセスして滝と紅葉の景色を眺めながら休憩します。最後は町営の温泉施設でドライブ旅を締めくくります。

茨城の誇る名瀑を観光

出典:ライター撮影

袋田の滝

まず最初に観光するのは那珂ICから60分ほどドライブした場所にある「袋田の滝」です。「日本三名瀑」にも数えられる滝の名所で、120メートルの高さの滝口から四段になって水が流れ落ちています。幅は最も広いところで73メートルもあるためその流れは大変ダイナミックです。

滝は緑豊かな山に囲まれているため、四季折々に綺麗な景色を眺めることができます。特に秋の季節の滝は素晴らしいものがありますね。赤や黄色の綺麗な紅葉が滝を囲み込むため、絶景というにふさわしい景色を写真に収めることができます。
 

2つの観瀑台からの景色が見事

袋田の滝には2つの観瀑台が設けられており、異なる高さから滝を眺めることができます。第一観瀑台は滝の中下段付近に位置していて、下から見上げるようにして滝を観賞します。雨の日など水量の多い日の袋田の滝は特に見ごたえがありますね。勢い余って観瀑台まで水しぶきが飛んでくることもあります。

第二観瀑台は高所に整備されているためエレベーターでアクセスすることになります。第二観瀑台は滝から少々離れていますが、滝全体の姿を確認できるのは大変魅力的です。秋の紅葉と袋田の滝のコラボを撮影するならやはり第二観瀑台のほうでしょう。

観光スポットは茨城のココ!

袋田の滝

  • 住所
    〒茨城県久慈郡大子町袋田3-19
  • 電話番号
    0295-72-4036
  • アクセス
    常磐自動車道「那珂IC」から60分

もみじ寺で紅葉撮影

出典:ライター撮影

永源寺


名瀑で秋を感じた後は今度は大子町で有名なもみじ寺へアクセスしてみましょう。袋田の滝からはドライブで15分ほどです。「永源寺」は文安3年に創建された歴史ある寺院で、芸能の神である弁財天を祀っています。現在ある寺の本堂は昭和28年に再建されたもので、創建当時の建物は元治年間におきた天狗党の乱で焼失してしまいました。

永源寺といえば春に咲くサツキの花が有名ですが、秋は紅葉の名所として賑わいを見せます。寺の境内にはたくさんのモミジの木々が植えられているため、見頃の時期の永源寺の境内はまさに赤一色です。

紅葉狩りは午前中がおすすめ!

永源寺の紅葉をマイカーで楽しむ場合には、観光客用の臨時駐車場に車をとめて歩いて寺までアクセスします。水郡線の大子駅と大子町役場の間に臨時駐車場が設けられ、そちらは無料で車をとめることが可能です。ただ、見頃の時期はすぐに駐車場が満杯になってしまうため、有料の大子駅用の駐車場を利用するのがおすすめです。

2時間まで100円と格安なのが嬉しいですね。早朝から日の入りまで紅葉狩りができますが、綺麗な紅葉の景色を撮影したいなら日が陰らない午前中に観光するのがいいでしょう。境内から眺める大子町の景色もぜひお見逃しなく。

観光スポットは茨城のココ!

永源寺

  • 住所
    茨城県久慈郡大子町大子1571
  • 電話番号
    0295-72-0285
  • アクセス
    常磐自動車道「那珂IC」より65分

駅前の食堂でランチ

出典:ライター撮影

大成食堂

もみじ寺で綺麗な紅葉を満喫したならお楽しみのランチといきましょう。ランチスポットは永源寺から4分ほどドライブした場所にある「大成食堂」です。大子駅のすぐ目の前にある食堂で、店主も店員も女性のみで構成されています。

店主である女将さんがほとんどひとりで調理をこなしているため、メニューのラインアップは他の食堂と比べて少なめです。地元の常連客が多いお店だけに、お客の多くが女将さんと親しく挨拶を交わしているのを目にします。ランチタイムは思いのほか混み合うため、少々料理が運ばれてくるまで忍耐が必要ですね。

おすすめメニューはコレ!

素朴な味わいの「昔ながらのラーメン」が大成食堂の名物となっています。しょっぱ過ぎず薄すぎない醤油ベースのスープが絶品で、縮れた細い麺がスープによくマッチしています。トッピングされているチャーシューも絶品ですね。一杯600円というリーズナブルな値段も魅力的です。

もうひとつの隠れた絶品メニューが「具たっぷりカレーラーメン」で、その名の通り具材がたっぷりと入ったカレーがスープに溶け込んで絶妙な味わいを生み出しています。ただ、お店には駐車場がないため裏手にある町の文化福祉会館の駐車場にとめるといいでしょう。

観光スポットは茨城のココ!

大成食堂

  • 住所
    茨城県久慈郡大子町大子721
  • 電話番号
    0295-72-0307
  • アクセス
    常磐自動車道「那珂IC」より60分

奥久慈は穴場のりんご王国

藤田観光りんご園

美味しいラーメンに舌鼓を打ったなら今度は秋の味覚を味わいましょう。観光するのは大成食堂から10分ほどドライブした場所にある「藤田観光りんご園」です。大子町のある奥久慈地域は知る人ぞ知るりんごの産地となっていて、大子町にも非常にたくさんのりんご園があります。

盆地ならではの寒暖差のある気候と、完熟するまで木にならせておく栽培方法が奥久慈りんごの味の決め手です。藤田観光りんご園ではそのこだわりの栽培方法でつくられるりんごを木からもぎ取る体験が楽しめます。育てているのは全部で50種類のりんごです。
 


秋の味覚はお土産にもぴったり!

りんごは8月下旬から12月上旬まで時期によって食べられる品種が異なります。今回ご紹介している観光コースの紅葉の見頃はおおよそ11月上旬から11月中旬となっているため、「ぐんま名月」や「こうとく」などの品種が食べ頃となっているに違いありません。

普段の食卓には並ばないめずらしい品種のりんごが味わえるので、ぜひお土産に購入してみてはいかがでしょうか。りんごそのものだけでなく、アップルパイやりんごジュースなどの加工品も販売されています。特にアップルパイは非常に美味しいのでぜひ購入して帰ることをおすすめします。

観光スポットは茨城のココ!

藤田観光りんご園

  • 住所
    茨城県久慈郡大子町浅川400
  • 電話番号
    0295-72-5028
  • アクセス
    常磐自動車道「那珂IC」より70分

茨城の最高峰で秋を感じよう!

八溝山展望台

食で秋を感じた後は再び紅葉狩りを楽しみましょう。次に観光するのはりんご園から30分ほどドライブした場所にある「八溝山展望台」です。八溝山は標高1,022メートルの山で、茨城県と福島県、栃木県の3県にまたがっています。

山中にはブナやナラの大木がたくさんあり、秋にはそれらの木々が黄色やオレンジ色に色付いて大変綺麗です。紅葉狩りをしながらのハイキングも可能ですが、舗装された道路が整備されているためマイカーでアクセスすることもできます。山頂には城の形に似せてつくられた展望台が整備されています。

富士山や太平洋の景色も!

3階建ての展望台の高さは16.5メートルあり、最上階からは絶景というにふさわしい素晴らしい景色が眺められます。八溝山周辺の紅葉した山々の景色はもちろんですが、福島県の名峰「会津磐梯山」や栃木県の名峰「茶臼岳」、「日光連山」などの景色が楽しめます。

また、天候に恵まれれば遠く富士山や太平洋の景色まで見通すことが可能です。山頂付近にある「八溝嶺神社」や山頂までのアクセス路の途中にある「日輪寺」なども八溝山の見どころとなっています。時間に余裕があればぜひこちらにも立ち寄ることをおすすめします。

観光スポットは茨城のココ!

八溝山展望台

  • 住所
    茨城県久慈郡大子町大字上野宮1532-2
  • 電話番号
    0295-72-0285
  • アクセス
    常磐自動車道「那珂」ICより95分

裏見の滝は穴場の紅葉スポット

出典:ライター撮影

月待の滝

絶景スポットを観光した後は本日2ヶ所目の滝を訪れてみましょう。八溝山展望台から35分ほどドライブした場所にある「月待の滝」です。茨城県の一級河川「久慈川」の支流にある滝で、滝の裏側に回り込むことができることから通称「裏見の滝」などとも呼ばれています。

滝の大きさは高さ約17メートル、幅約12メートルで、通常は2筋となって水が流れ落ちていますが、水量が増えると3筋の流れに変わるのが特徴です。滝までアクセスする細い道の周りにはたくさんのモミジの木々があり、見頃になると紅葉したモミジがトンネルのようになります。

紅葉の景色を眺めながら飲むコーヒーは絶品

月待の滝のすぐ隣には「もみじ苑」という休憩処があり、美味しいそばやコーヒー、スイーツなどが味わえます。もみじ苑は月待の滝に思い入れのある店主が立ち上げたお店で、メニューすべてには店主が掘削した井戸水が使用されています。

その高品質の天然水でいれた自家焙煎のコーヒーが人気で、テラス席に座れば滝の景色を眺めながらコーヒーをいただくことが可能です。秋は真っ赤に色付くモミジもその景色にプラスされて最高のブレイクタイムを満喫できます。井戸水は飲んだり汲んだりできるのでペットボトルなどを持参しましょう。


観光スポットは茨城のココ!

月待の滝

  • 住所
    茨城県久慈郡大子町川山1369-1
  • 電話番号
    0295-72-0285
  • アクセス
    常磐自動車道「那珂」ICより60分

温泉でドライブ旅の疲れを癒そう!

大子温泉保養センター 森林の温泉

綺麗な紅葉と滝の景色に癒されたなら最後の目的地に向かいましょう。月待の滝から7分ほどドライブした場所にある「大子温泉保養センター 森林の湯」で日帰り温泉を堪能します。この温泉施設はその名の通り周囲を緑豊かな森に囲まれていて、四季折々の綺麗な景色を眺めながら温泉を楽しめるのが魅力です。

温泉の泉質は塩分を多く含んだ硫酸塩泉で、肌にも優しく入浴する人を選びません。町営の温泉施設のため料金もリーズナブルで、午後5時からは大人500円、子供250円という格安料金で入浴することができます。

りんご風呂も秋のお楽しみ

お風呂は広々とした内風呂と開放感いっぱいの露天風呂があり、気泡風呂や打たせ湯などのアトラクションバスも用意されています。特に露天風呂はおすすめで、秋は山々の紅葉を眺めながら極上の湯浴みを満喫できます。女性の露天風呂では毎週土曜日に綺麗なバラを浮かべた「バラ風呂」も楽しめるのでおすすめですね。

また、季節限定で名物の奥久慈りんごを浮かべた「りんご風呂」も体験できます。りんご風呂は10月から翌1月まで楽しめるので、今回ご紹介する観光コースならちょうどいいタイミングとなるに違いありません。

観光スポットは茨城のココ!

大子温泉保養センター 森林の温泉

  • 住所
    茨城県久慈郡大子町大字矢田15-12
  • 電話番号
    0295-72-3200
  • アクセス
    常磐自動車道「那珂IC」より65分

秋の旅行は茨城で楽しもう!

出典:ライター撮影

今週は茨城県で秋の季節を満喫するドライブ旅をご紹介しましたがいかがでしたか?綺麗な紅葉の景色を眺めたり、美味しい秋の味覚を堪能したりと秋の茨城は魅力満載です。今回ご紹介した観光コースでの紅葉の見頃は11月上旬から中旬となっています。ぜひこの時期に合わせてドライブ旅を計画してみてはいかがでしょうか。