お米は腐る?
生のお米も炊いたお米も腐ることがあるのを知っていますか?お米は腐ると見た目や匂い、食感などが普段のお米と違ってきます。実際にあまりお米が腐ると思っていなかった人も、普段のお米と味が違うなどの違和感を感じたことがある人もいるでしょう。もしかしたらお米が腐るのが原因かも知れません。
今回は、生米や炊いたお米が腐るとどうなるのかやその原因や見分け方を紹介します。正しい保存方法をすれば、お米が腐るのを防げるのでチェックしてみて下さい。
炊いたお米が腐るとどうなる?
炊いたお米をついつい長期間放置してしまい、なんだか腐っているみたいと思ったことはありませんか?炊いたお米は腐るとどのような見た目や食べた時の食感になるのかを紹介していくので、炊いたお米が腐る際のサインをチェックしてみて下さい。また、炊いたお米が腐っている場合は、食べるのをやめましょう。
今まで、炊飯器で保温しているからと安心していた人やいつまでも同じお米を食べていた人は、腐るお米の判断方法をチェックしてみて下さい。
腐るお米を見た目で判断
炊いたお米が腐ると、見た目に粘り気があり、お米が溶けたような見た目をしていることがあります。さらにひどい場合は、お米にカビが発生していることもあるのです。
見ただけですぐにカビだと判断する見分け方もありますが、お箸ですくってみると、糸をひくような粘りを感じることもあるので、触感での見分け方もできます。このような時は、すでにお米が腐っているので、食べるのをやめておきましょう。見た目はいつもと違う場合は、すぐには食べずにチェックしてみて下さい。
腐るお米の食感は?
炊飯器で長期間保温していたお米も腐ることがあります。そのまま食べたりしてしまうと、味に違和感を覚えたり、水ぽいと感じることがあるので、そのような時は、お米を食べるのを注意しましょう。
普段のお米を食べた時と違い、異常な粘り気を感じたり水っぽく感じた時は、腐ったお米の食感です。保温されているお米に細菌が繁殖するのがお米の腐る主な原因になります。臭いや味を普通に感じても食べるのを注意するのがおすすめです。食感が違う時はお米が腐ることを疑ってみましょう。
腐るお米の臭い
腐るとお米はいつも食べるのとは違う臭いがします。炊飯器で保温されていたお米の場合は、すっぱいような臭いがしたり、発酵したような臭いがすることがあるので臭いでの見分け方も観桜です。発酵した臭いとは納豆のような臭いのことをいいます。
雑菌やカビによって腐るお米は、風味がなくなりいつも食べるのとは違い、カビのような臭いがします。このようなお米の臭いがした場合は、食中毒になることもあるので食べるのをやめてみて下さい。
炊いたお米はどのくらいの保存期間がある?
炊いたお米は、いつまで保存できるのでしょうか?夏は常温の場合、半日ほどで賞味期限になります。また、夏以外も2日ほどで賞味期限を迎えるので、早めに食べきりましょう。炊いたお米を冷蔵庫にいれておけば、3日ほど食べることができます。さらに冷凍庫に入れると長期間日持ちさせることができ、だいたい1週間を目安にしましょう。
いくら炊飯器の保温機能で雑菌が繁殖しにくい70度以上の温度を保ってくれていても保温時間には限界があります。いつまでも保温せずに早めに食べきりましょう。
注意したい腐る理由
お米を炊く際に注意したい腐る理由が、生米を水に長時間つけていることです。特に夏など温度が高い時期は注意が必要になります。炊飯器はタイマーで時間を指定できますが、長時間生米を水につけた状態だと炊き上がるまでに腐ることがあるので、注意しましょう。
また、お米が炊き上がってから長時間保温しておくのも腐る原因になります。夏などはタイマーを使わずできるだけ水につける時間を短くして、保温時間を短くすることで腐ることなく美味しいお米を食べることができるでしょう。
常温時間にも注意
お米は糖分や水分を多く含んでいます。そのため、雑菌が好むデンプンを豊富に含んでいるのです。そのため、常温のままいつまでも放置していると雑菌の繁殖を増やしてしまいます。
60度以下になると雑菌はどんどん繁殖してしまうので、食べきれない場合は早く冷凍保存したりし、常温でいつまでも放置しないようにしましょう。また、お弁当にする際も保存時間には限界があるのを理解し、常温で持たせないようにするなど工夫をしてみて下さい。
腐る前に冷凍しよう
炊いたお米を長期間放置するのではなく、食べきれない場合は早めに冷凍するのがおすすめです。いつまでも炊飯器に放置するのではなく、食べきれない分は食べる分ずつ小分けにラップに包んで冷凍庫に入れます。
この時できるだけ急速で冷凍した方が美味しい冷凍ご飯が作れるので、炊き立ての場合は、粗熱を取ってすぐに冷凍しましょう。だいたい冷凍すると賞味期限は1か月ほど可能になります。このように冷凍にすれば、腐る心配もなくいつまでも美味しいお米を食べたい時に食べれるでしょう。
腐った米を食べたら
もしも腐った米を食べてしまうと、さまざまな健康被害が起きることがあります。食中毒のような症状を引き起こし、下痢や嘔吐、発熱などの症状が起きることがあるのです。
お米は腐らない、保温していたので大丈夫だと思わず体調に異常があった場合は食中毒を疑い、早めに病院にかかるのがいいでしょう。このような状態にならないためにもお米の腐る理由や見分け方をしっかり覚えておきましょう。
生のお米が腐るとどうなる?
生米もいつまでの放置しておくと、腐ることがあります。生米の場合は、まず見た目で判断します。米が黒や黄色く変色している場合は腐っているとすぐに見分け方ができるでしょう。お米は腐る意外にも虫などが発生することもあるので、生米の保存方法も注意が必要です。
さらに腐ると米の香りも変わってきます。カビ臭い臭いがしたりするのです。生米が腐る原因は保存方法が原因のことが多いので、生米の正しい保存方法もチェックしてみて下さい。
まだ食べられるお米の見分け方
生米の場合、長期間放置していてもまだ食べることができる状態のことがあります。腐る前のお米はくすんだ白色をしていたり、細かく砕けてしまっていることがあるのです。しかしこの状態の場合は、米が腐っているわけではないので、まだ食べたりすることができます。
しかしくすんだ生米や長期間放置した生米は味や風味が悪いことがあるので、できるだけ放置せず早めに食べきるようにしましょう。
味が劣化したお米のおすすめの食べ方
味や風味が劣化してしまったお米の場合は、食べ方を工夫してみるのもおすすめです。お米に味をつけるチャーハンやチキンライスなどにして食べるのがいいでしょう。白米のままだと味の劣化がわかりやすいですが、お米にしっかり味付けをすることで、美味しく食べることができます。
生米の保存方法
お米が腐る原因として考えられるのは、湿度や温度の高い場所で放置した場合や、長期間放置して賞味期限が切れてしまった場合などです。これらが原因でお米が腐る現象が起こるので、それを防ぐために、できるだけ湿度や温度が高い場所ではなく、お米に適した場所での保存方法を検討しましょう。
また、お米は開封したらできるだけ早く食べるのが大切です。お米には賞味期限はありませんが、季節によって保存期間には限界があります。正しい保存期間を知り、いつまでも美味しいお米を食べましょう。
冷蔵庫で保存するのがおすすめ
お米は直射日光や高温多湿を嫌います。そのため、お米を冷蔵庫で保存すると一定の温度や湿度で管理できるので、腐ることなく保存できるでしょう。
お米を冷蔵庫に入れる際は、できるだけ密閉できる容器に入れて野菜室に入れます。専用の保存容器も販売されていますが、綺麗に洗ったペットボトルにお米を入れて保存するのもおすすめです。また、冷蔵庫に入らない場合も米びつや保存容器を涼しい場所に置くなど工夫してみるのもいいでしょう。
腐るのを防ぐ米の賞味期限とは
生米にはだいたい精米日が記載されており、賞味期限は記載されていません。しかしお米は夏の高温多湿を苦手とし、保存方法によって美味しく食べることができる限界が違ってきます。
だいたいお米は季節を問わず1か月を目安に食べきるのがおすすめです。特に梅雨や夏はお米が苦手とする高温多湿の時期になるので、賞味期限も早くなります。どうしても食べる期間を長くしたい人は保存方法として冷蔵庫を使うのもいいでしょう。
正しいお米の保存方法を実践しよう
お米が腐るのを防ぐためには、炊いた状態でも生米の状態でも正しい保存方法をすることが大切です。炊いたお米もいつまでも日持ちするわけではないので、早めに食べきるか冷凍保存をするのがいいでしょう。特に夏の暑い時期はお米も腐ることが多いので、注意が必要です。
また、生米の状態でも夏の高温多湿の状態などでは、お米が腐ることがあります。夏の時期は日持ちする日数も短いので、注意しましょう。基本的に炊いた状態でも生米でもお米は、早めに食べたり保存することが大切です。
まとめ
お米は腐ることがないと思っていた人もいたかと思いますが、保存方法を正しくしないと腐ることがあります。2日も3日も炊飯器に炊いたままのご飯などは危険です。お米は保存状態にもよりますが、季節によって日持ちの日数も違うので、気を付けて下さい。
食べる前に腐ったお米を判断することで、健康被害などもなくなるので、お米の腐る原因や正しい保存方法をしっかりと理解しておくことで、美味しいお米を味わうことができるでしょう。
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食べた時に美味しいお米を感じられるように、正しい保存方法をすることが大切です。お米の保存方法について詳しく知りたい人はこちらの記事もチェックしてみましょう。

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