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お米の保存方法とは?おすすめの容器や時期に合わせた最適な場所を徹底解説!

日本人はお米文化として、長く付き合ってきた食材です。しかし、年々近代化するにつれて、お米の保存方法もどんどん変わってきました。最新のお米保存をご紹介していきます。少しでも美味しくご飯を食べられるように日々の食生活に生かしてみてはいかがでしょうか。
2020年8月27日
ai
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お米、きちんと保存できていますか?

お米の保存方法について、きちんとあまり知らないという方、近頃案外多いようです。できるだけ購入したら早めに食べきることがポイントですが、一人暮らしやお中元などで大量にいただいたお米は、しっかりと保存することが大切になってきます。

お米の保存は知識をしっかりと押さえておけば、とても簡単にいつでも美味しくご飯が食べられるのです。また、おしゃれな容器のご紹介もありますので、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

お米は意外とデリケートなもの

お米は湿気に弱い

日本は湿気が多いため、夏場お米の保存がとても重要になってきます。できれば精米したてをすぐに食べるのが一番好ましいですが、なかなかそうは行きません。特に、夏は湿度が上がりお米に虫がつきやすくなってしまいます。

18℃以上で多湿ですと虫にとっては、とても居心地が良いのです。また、保管している場所が湿度が高いとお米の呼吸量が増えてしまい、急激に劣化してしまう可能性があります。

保存場所によってはすぐに劣化してしまう

お米と保存場所はとても大切なもので、せっかく新米を購入しても保存場所が悪いとすぐに劣化してしまいます。お米は繊細な食材としてあまり世間一般には見られておらず、扱いもさほど気にされていないのが現実です。しかし、お米にはたくさんの弱点があり、高温な場所が苦手だったり、すぐにカビが生えてしまったりとデリケートなのです。

お米の最適な環境

風通しのよい場所

高温多湿が苦手なお米は常に直射日光に当たらない場所を選び、部屋の中でも一番涼しく風通しのよいところがおすすめです。お米はシンクやキッチンの近くに置きがちですが、意外とキッチン周りは高温になりやすいため避けたほうがよいです。

一人暮らしの場合はよくシンク下に、お米の袋のまま収納している人が多いようです。しかし、袋が空いていたりして水が中に入ってしまうと、カビ発生の原因になりますので避けましょう。

なるべく暗い場所

お米を直射日光に当ててしまうと、お米が乾燥してしまいひび割れの原因となります。食べれなくはないのですが、明らかにパサパサした食感になり、本来お米のもっちり感がなくなってしまうのです。

お米は「生もの」と考えるようにし、しっかりと扱ってあげることが大切です。暗い場所で風通しがよければ一番ベストな状態で保存できるでしょう。温度計があれば室内の気温を測ってみて、10〜15℃くらいの場所を探してみてください。

お米に付く天敵のコクゾウムシって?

コクゾウムシはどんな虫?

コクゾウムシの好物は主に米や乾麺、トウモロコシです。大きさは2mmから大きいものは3.5mmにも達するコクゾウムシがいます。背中には斑点のようなものがあり、体は細長いのが特徴で、恐ろしいことにコクゾウムシは飛ぶことができるのです。


保存方法を誤るとコクゾウムシは繁殖する

コクゾウムシは残念ながら購入した時には、すでにお米についている場合があります。理由は稲の段階で、コクゾウムシが卵を産み付けている場合がとても多いのからです。そのため、無農薬とうたっている農家のお米には、よくコクゾウムシがついていることがあります。コクゾウムシの卵はお米の中心部分に産み付けるため、精米をしても取り除くことができないのです。

昔からよく言われているのが「コクゾウムシがついているお米は無農薬でよいお米」と言われています。しかし、食材に虫がついているのは少し嫌な気持ちになるでしょう。

保存がうまくできずに繁殖してしまったら

コクゾウムシが増えてしまったら、とりあえず除去しなくてはいけません。米びつから取り出してその日の分だけでも駆除していきましょう。基本的にコクゾウムシは水に浮きますので、お米を洗米する時にはゆっくりと全体をかき混ぜるようにしてください。そうするとコクゾウムシがいた場合は浮いていますので、浮いてきたら研ぎ汁を捨ててを繰り返して行います。

また、米びつの中に入っているお米を、新聞紙の上に広げて日光に当てるという方法もあります。コクゾウムシは光に弱いため、すぐに逃げていくでしょう。ただし、直射日光はお米自体が劣化してしまうので避けてください。

お米の保存場所は冷蔵庫へ

なぜ冷蔵庫で保存するのがよいのか?

お米を購入したらまず最初に、冷蔵庫に保管することをおすすめします。そもそもコクゾウムシはとても寒さに弱く、15℃以下になると活動を停止するのです。特に、日本は湿気が多くそのままお米を保管しておくと、お米が劣化するのが目に見えてわかります。また、お米は空気を吸収しやすいため、すぐに臭いなどがついてしまいます。

保管する場所は、一番冷蔵庫がお米にとってはベストな環境なのです。高温多湿な場所で放置しておくと、精米されたあとに白米の粒に脂肪分が含んでいる糖が、白米にくっついている状態になります。その脂肪分が湿気とともに酸化しやすくなり、味や健康面もよくないということになるでしょう。

冷蔵庫の野菜室が一番保存するのにはよい

お米に臭いやカビがつきにくくなるのは、冷蔵庫の「野菜室」が一番適温です。野菜室は温度管理もしっかりとでき、急激に冷やし過ぎずに一定の美味しさを保てます。お米は10℃くらいの温度に保つことで、酸化やカビ発生を防げるのです。お米はしっかりと空気を抜いてから野菜室に保存して、早めに使い切るようにしましょう。

お米が冷蔵庫に入りきらない場合

お米は冷蔵庫で保管がよいと言っても、さすがに全部は入りきらないのは仕方がないことです。大家族の場合はお米10kgを購入する場合もあるでしょう。しかし、入りきらなかったお米の保管については、湿気も大事ですが酸化を防ぐことに集中してみてください。

なるべく他の臭いがつかないように、お米をジップロックなどの真空状態にできるものを選びます。そして、お米を入れたらすぐに空気を抜いて、カビの発生なども防ぎましょう。開けたり閉めたりすると意味がないため、袋を小分けにするのも大切です。
 

冷蔵庫に入りきらなかったお米の中にあるものを入れる

冷蔵庫に入りきらなかったお米を、さらにコクゾウムシや臭いから守る方法は「トウガラシ」が効果的です。お米10kgに対してトウガラシを丸々6本くらい入れておきます。その際には特に混ぜ込まなくて、上に乗せておくだけでも効果があります。

トウガラシのカプサイシンが防虫予防になると言われていますので、是非試してみてはいかがでしょうか。その他にもニンニクや月桂樹の葉、粉ワサビという方法も昔から用いられています。

お米を保存する容器


一般常識の米びつで保管

ひと昔前は、米びつと言ったら大きな容器で、ボタンを押したら一定の量がでてくるものというものが通常でした。しかし、現在では米びつというと、お米を湿度や臭いから守ってくれる容器として「ライスストッカー」などといった形で販売されています。

米びつは常に清潔を保たねばなりませんので、お米を上から継ぎ足すのではなく、使い切ったらその都度洗う手間はかかります。また、湿度やカビを防ぐためには密閉できるものがよいでしょう。

少しの期間ならペットボトルの容器で保管

冷蔵庫に入りきらなかったお米は、ペットボトル容器に入れるというのも一つの方法です。湿度や臭いからも守れますし、使い切りという形ですとわざわざ洗わなくても、ペットボトルリサイクルでゴミに出せます。

しかし、2Lのペットボトル容器ですと、使い切るまでに期間が空いてしまい、劣化の原因になります。あくまでも短い期間で使い切ることが前提です。ペットボトルでの保管は場所を取らないため、とてもおすすめです。

季節によって美味しくお米を食べれる期間は変化

比較的過ごしやすい春・秋の期間

春秋は一年を通して、比較的過ごしやすい気候になります。お米もしっかりと冷暗所で保管しておき、1カ月で食べきるようにすれば問題はありません。しかし、春から夏にかけては徐々に湿度も高くなるため、こまめにお米の状態を気にしてあげることが大切です。米びつでの保管でも、よい状態で保ちやすい季節でもあります。

一番暑い夏の期間

7〜9月が日本では一番湿度が高くなり、お米の劣化が早くなるためなるべく2週間以内に食べきるようにしましょう。また、ジメジメとした梅雨どきなどは、お米にカビが生えやすくなりますので、冷蔵庫での保管をおすすめします。この時期は、一度にたくさんお米を買わず量を少なくするようにし、面倒でもこまめに購入していくようにしてください。

寒い冬の期間

収穫時期が秋口ですので、冬には新鮮なお米が劣化が少なく食べられます。期間も2カ月ほど持つため、少し多めに購入してもしっかり保存してさえいれば問題はありません。湿度もこの頃が一番下がり、カビも発生しにくいためとても扱いやすくなります。とはいえ、暖房をガンガン効かせている部屋に置くのは避けましょう。

お米の賞味期限切れはある?

開封後の賞味期限とは

発売されている食品には、必ず賞味期限というものが記載されています。賞味期限が切れたら食べられなくなるというわけではないのですが、どのような食品にも「開封後にはなるべくお召し上がりください」ということが記載されています。

ベストな保存状態でないと、開封後からどんどん劣化してくのです。賞味期限が記載されているもののほとんどは、保存料や食品同士を合わせたものが多いです。
 

お米には賞味期限が記載されていない


野菜などと同じで、お米には賞味期限というものがなく、記載されているのはお米の精米年月日のみとなっているのです。そのため、保存の仕方でいくらでも美味しく長持ちさせられたり、反対に保存状態が悪いとすぐに劣化してしまいます。

しかし、お米は最長でも2カ月で食べきるようにしましょう。1年以上経ったものやカビが生えたもの、臭いがひどく黄ばんでしまったお米などは、健康に害がある可能性があるため食べるの控えてください。

おしゃれな容器をご紹介

アマゾンで人気の米びつ2選

パール金属 日本製 米びつ 5kg オレンジ 計量カップ付 お米 袋のまま ストック RICE HB-3435

出典:Amazon
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5kgのお米を購入し袋のままいれられるので、いちいち移し替えるのが面倒という人にぴったりな商品です。キッチンで邪魔にならないスリムな形は冷蔵庫保存にも役立ちます。フタがきっちりと閉まり、倒れてもフタが開かない構造になっています。

アスベル 密閉米びつ2kg ホワイト 7509

出典:Amazon
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湿気を防ぐダブルパッキン、ロックパッキンとロック付でしっかり密閉します。美味しくお米を食べるために、鮮度を保てるのがポイントです。また、残米量が分かる目盛り付や取り出し、移動に便利なハンドル付です。冷蔵庫保存に便利なタテヨコ収納ができます。

まとめ:お米を美味しく食べよう

お米は生ものですので保存をしっかりと行わないと、すぐダメになってしまいます。せっかく高い新米を購入しても、高温多湿の所に置いておいたら宝の持ち腐れというわけです。お米は大事にすればするほど、美味しさも倍になって返ってくるのです。また、米びつを使用するときにも、常に清潔な状態でお米を保存しておきましょう。

お米を上手に炊く

ここまで上手く保存ができたら、今度はしっかりと炊き上げることが大事になってきます。お米を計量して、さっと水で洗い流すことがポイントです。お米は水を吸収しやすいため、糠についた臭いなどがそのままお米自体が吸ってしまうのです。自分なりに美味しいお米の炊き方を学んで、さらに美味しくなる方法を見つけてみましょう。

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