検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

冷蔵庫のうるさい音や振動は故障?原因と対策を徹底解説!自分でできる対処法も!

冷蔵庫は時々グーンといううるさい音や振動することがあり、就寝時に気になりだすと寝付けなくなることがあります。特に音が大きくなったとき故障と思い業者に依頼する前に、自分でチェックする対処法があるのです。冷蔵庫のうるさい音の原因と対策を徹底的に解説します。
2021年10月27日
eiji0601
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

冷蔵庫の音とは

冷蔵庫の音はコンプレッサーの稼働音

出典:unsplash.com

 冷蔵庫は家庭に1台は必ずある生活に欠かせない電化製品です。しかし冷蔵庫は時々ブーンという音がしたり振動することがあります。この音や振動の正体は、冷蔵庫を冷やすためにコンプレッサーが動いている音や振動です。つまり冷蔵庫が正常に稼働している場合に時々起きる音になります。

したがって冷蔵庫が、異常にうるさい音になったり長時間鳴り止まないときは、故障や何らかの異常のサインと考えられるのです。

冷蔵庫のうるさい異音の原因はさまざま

冷蔵庫がうるさい音を発する原因はさまざま考えられます。なんらかの対策をしないと故障することにもなりかねません。そのためにはうるさい異音の原因を知る必要があります。うるさい異音の原因や自分で対処できる直し方、修理を依頼しなければならない場合や、買い替えの目安などを徹底的に解説しましょう。

冷蔵庫のうるさい音の原因5つ

①コンプレッサー

出典:unsplash.com

コンプレッサーは冷蔵庫の心臓部と言える最も重要なパーツです。コンプレッサーが稼働しているから冷蔵庫が庫内のものを冷やすことができます。

コンプレッサーは庫内の温度が上昇したときに、時々ブーンという低音で稼働するのが通常です。しかし長時間コンプレッサーの異音が続き鳴り止まない場合は、コンプレッサー自身の故障や、ほかの部品または環境に不具合がある可能性があります。その原因を探ることが大切です。

②サーモスタット

出典:pixsabay.com

サーモスタットは冷蔵庫内の温度を測り、適温に保つためコンプレッサーにオン・オフの指示を与える重要な装置です。サーモスタットに不具合が起きると正常な庫内温度を測ることができず、コンプレッサーを異常稼働させうるさい音の原因になります。目に見えない部品で判断が難しいのですが、うるさい音をだす原因の一つになり得るのです。

③冷却ファン

出典:pixabay.com

冷却ファンはコンプレッサーが作った冷気を冷蔵庫内に送る装置です。普段はほとんど音や振動を出しませんが、ファンの周りに霜や氷が付着するとカラカラという特殊なうるさい音を発生します。主に食品の詰め込みすぎや、長時間扉を開けっ放しにすると霜や氷がつき羽根が破損することもあるので注意しましょう。

④制振材の破損

コンプレッサーには振動を抑えるためにゴム製の制振材がついています。制振材が長年の使用で劣化し、ボロボロになり破損してしまうとコンプレッサーの振動が吸収されず、非常にうるさい異音を出すのです。これは耐えられないほどのうるさい異音になることがあります。


⑤設置場所と周りの異物

出典:unsplash.com

冷蔵庫は庫内を冷やすため側面や天井から熱を放出しています。設置場所が壁に密着していたり、周りや天井に物がたくさんあると放熱効率が悪くなります。

その結果、庫内を冷却するコンプレッサーが長時間稼働しうるさい音の原因になるのです。また冷蔵庫に食器棚が接していると、中にある皿や茶碗が振動に共鳴してガチャガチャとうるさい音を出すので注意しましょう。

冷蔵庫のうるさい音の対処法5つ

冷蔵庫のうるさい音には原因により自分でできる対処法があります。慌てて修理に出す前に、まずうるさい音の原因を調べ自分で直せるかどうかを判断することが大切です。うるさい音を自分で対処できる直し方5つを紹介します。

①冷蔵庫の周囲を片づける

出典:unsplash.com

冷蔵庫は側面と裏面や天井から放熱しているので、そこにごちゃごちゃと物があれば冷却能力が落ちコンプレッサーが長く稼働しうるさい音の原因になります。まず周囲や冷蔵庫の上にあるものを片づけてスッキリとさせましょう。普段の掃除と一緒にできる簡単な対処法なのでぜひ実行しましょう。

②冷蔵庫とパッキンをこまめに掃除する

冷蔵庫はあまり動かさないので、ゴミやホコリが結構たまっています。この汚れを掃除しましょう。また扉のパッキンが汚れていると劣化が早くなり、外気が庫内に入り込むので時々拭き取り掃除をします。これも簡単にできるうるさい音の直し方です。

③詰め込みすぎと扉の開け閉めに注意

出典:pixabay.com

冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎないことと、長時間開け放しにしないことも、うるさい音の対処法の一つです。詰め込みすぎはファンの冷気が行き届かず、扉を開け放しにすれば庫内温度が上がるので、コンプレッサーが長時間稼働しうるさい音が続くだけでなく故障の原因にもなります。普段から注意することが大切です。

④防音シートやマットを利用する

床に伝わる振動がうるさい場合は、防音シートやマットを利用するのがおすすめです。重たい冷蔵庫に敷くのは少々大変ですが、うるさい音に悩まされることを考えれば力もわき、費用も少なくて済みます。また防音(防振)シートやマットは、通販やホームセンターで気軽に購入できるので活用してみてください。

⑤冷蔵庫の設置場所

出典:pixabay.com

冷蔵庫が傾いていたり、壁に接していると振動が増幅され、うるさい音や異音が発生します。また冷蔵庫の上に置いてあるものや、家具類が振動でガチャガチャとうるさい音を出す場合があるので、設置場所は要注意です。冷蔵庫の傾きや壁との接地、家具類など設置場所を確認しましょう。


冷蔵庫の修理と部品交換費用

コンプレッサーの修理交換

出典:unsplash.com

コンプレッサーは冷蔵庫の心臓部なので、交換修理の相場は小型でも4万円、大型になれば9万円以上とかなり高額になります。またメーカーや年式によって部品代はマチマチですが、故障の程度により技術料が加算されます。どちらにしてもコンプレッサーが故障や破損した場合は相当の金額がかかることは覚悟しましょう。
 

冷却ファンの修理交換

出典:unsplash.com

冷却ファンの羽根や回らなくなった場合の交換修理は1万円から3万円が相場で決して安い金額ではありません。それは部品代にプラス出張費や技術代が加算されるからです。霜や氷の付着でカラカラ音がしても、羽根が壊れていない限り、霜取りなどで直ることがあるので慌てて修理依頼をする前によく確認しましょう。
 

制振材の修理交換

制振材の交換修理は1万円から2万円が相場です。経費を節約するため、防音マットを敷き振動を軽減させれば数百円から千円程度で済みますが、あくまで一時的な対処方でいつまで耐えられるか保証はありません。1〜2万円でうるさい音から解放されるか、経費節約で一時的対処を選ぶかは個人次第です。

サーモスタットの交換修理は意外に安い

出典:pixabay.com

サーモスタットは冷蔵庫のコンプレッサーに指示を出す重要な部品なのでさぞ高価と思いきや、部品代は意外に安いのです。素人では交換できないので業者に依頼しますが、部品代+主張料+技術料で1万円を少し超える金額で交換できます。この金額でうるさい音から解放されることを考えれば修理交換代は安いと言えます。

修理・交換と買い替えの目安

冷蔵庫のうるさい音の原因となる部品の修理や交換を業者に依頼するのは、前に紹介した自分でできる対処法がない場合です。ほとんどがコンプレッサーなどの冷蔵庫内部にある部品になります。修理費用や耐用年数を比較して買い替えすべきかどうかの目安も合わせて紹介します。

コンプレッサーの故障

出典:unsplash.com

冷蔵庫の心臓部のコンプレッサーが故障した場合には自分では修理不可能で業者に依頼するしかありません。仮に修理できたとしても修理代が高額になり、しかも耐用年数の保証ができません。ここで悩むのが新品に買い換えるか修理・交換するかです。

保証期間内であれば無償ですが、故障が出るのはほとんど保証期間後が多くなります。小型でも4万円以上の修理代がかかるので、小型の場合は買い換えがおすすめです。

大型の場合は修理?買い替え?

出典:unsplash.com


大型冷蔵庫の場合は新規に購入するより修理交換した方が安くつきますが、費用はかなり高額です。修理するか買い換えるかは非常に迷います。新品で気分さっしんしたい場合は、思い切って買い換える選択肢もありです。保証期間も新たになり安心できるでしょう。

使い慣れた冷蔵庫がよい場合は修理がおすすめです。費用負担も少なく済み経済的に助かりますが、多少不安が残ります。どちらを選択するかは個人の好みと予算次第です。

サーモスタットの故障

サーモスタットの修理交換費用は意外に1万円ちょっとと安いので、買い換えるまでもなく交換するのがベストです。コンプレッサーのオンオフをつかさどる大切な部品なので、修理をせずに放置すればうるさい音が続くだけでなくコンプレッサーが壊れる危険があり、かえって高額な修理が必要になります。

安価な費用でうるさい音から解放されるので、サーモスタットの不具合が見られたら早めに業者に依頼し修理交換をおすすめします。

制振材の劣化

制振材はコンプレッサーの振動を抑えるための部品で、年数とともに劣化すると振動が大きくなり床にまで伝わり、うるさい異音の原因になります。特にアパートなどの集合住宅にお住いの方は、近所にも迷惑をかけるので修理交換がおすすめです。

費用もさほどかからないので買い替えの必要は当面はありません。しかし制振材が劣化するのは使用年数が長いことを意味しているので、買い替えを検討する時期が近いと言えます。

寿命が近い冷蔵庫の場合

出典:unsplash.com

冷蔵庫のうるさい音を解消するために、原因となる部品の修理交換をするか新品を購入するかは、現在使用している冷蔵庫の寿命(耐用年数)が判断の目安です。冷蔵庫の耐用年数は、環境や使用条件により変わりますが10年〜15年と言われています。

寿命が近い冷蔵庫は一部の部品を修理してもコンプレッサーや耐震材など次から次と故障が起き、修理代が新品冷蔵庫の価格に近くなるので、買い替え時期と判断してください。

冷蔵庫を正しく使って不安を解消しよう!

出典:unsplash.com

冷蔵庫のブーンという低温でうるさい音はコンプレッサーの振動音で、カラカラと乾いたうるさい音は冷却ファンが回転することで起きます。うるさい音を引き起こす原因は、これまで紹介してきたようにさまざまなです。うるさい音の直し方なども紹介しました。これらを参考にして冷蔵庫のうるさい音に悩まされる不安を解消しましょう。

冷蔵庫のうるさい音以外のトラブルが気になる方はこちらをチェック!

当サイトでは冷蔵庫に関する記事をたくさん掲載しております。冷蔵庫のトラブルや使用方法が気になる方はぜひ参考にしてください。