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【連載】久しぶりの釣りなのに超バッドコンディション!駿河湾船夜タチ釣行レポート!

連載第83回!今回は駿河湾夜の船釣り、ライトテンヤを使ったタチウオ釣りの実釣レポートです。当日は風が強くコンディションに恵まれませんでしたが、それなりに数は出るのがタチウオ釣りの魅力!初めての船釣りにも適しているので、初心者の方もぜひチェックしてみてください!
2021年9月29日
sim0223
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久しぶりに釣り!仕立てで夜タチへGO!

駿河湾の夜タチを実釣レポート!

船

出典:ライター撮影

連載第83回!今回は遊漁船、仕立てで駿河湾の夜タチウオ釣りに行ってきました!仕立てということで何をやってもOKなので、同船者はテンビン、自分はお気に入りのライトテンヤを選んで久しぶりの釣りです。

当日は予報外れの強風でかなり釣りにくかったんですが、それでもポツポツは釣れてくれるのがタチウオのいいところ。タチウオ自体も活性イマイチという感じでしたが、楽しく釣りができました。チェックしておきたいフグの動向についてもご紹介しているので、10月から船タチウオという方はぜひ参考にしてみてください!

朝までならギリギリ持つコンディション

船が流されて釣りにくい!

船

出典:ライター撮影

今回の釣行は船の夜釣りで、1時出船2時スタート、暗い時間を釣って8時頃上がりという釣行プラン。どの時間にどの辺を釣っていよい、というのは漁協によって違うので、夕方からできるところがあったり、夜釣り自体ができなかったり、事情は地域それぞれの釣りです。

港について準備をしているとなんだか思ったより風が…夜中は海面こそ穏やかながら風が強く(6mぐらい?)、明るくなるにつれてかなり強烈な風が吹いてきました。画像は帰りの海面、行きの2倍程度時間を掛けて帰ってきましたが、船がバッタンバッタン揺れてかなりキツかったです。朝出船の船はなかったかも。こんな調子の天候ではありましたが、短い時間でもなんとか釣れるのがタチウオのいいところです!

仕掛けはライトタチウオテンヤ!

食わせのテンヤが好き!

テンヤ

出典:ライター撮影


自分の住んでいる地域ではいわゆるテンヤ、40号ぐらいのものをシャクって釣るスタイルはほとんど定着していなくて、テンビン吹き流し仕掛けを電動リールでゆっくり巻き上げるという釣り方が主流です。今回は仕立てで好きな釣りができるので、自分はシマノ「サーベルマスタードラゴン」でライトテンヤタチウオを選択しました。

前回はテンヤ単体、30g~40gで十分という状況だったんですが、今回は船が強烈に流されるので、増しオモリで60g程度までウェイトを上げています。

ライトタックルの感度でゲーム性アップ

タックルはカヤックで使っているスーパーライトジギングタックルを流用。カラードラインが巻いてあるスピニングで遊んできました。本当はフグ対策に単色ラインを選んだ方が効率がいいんですが、フグが大人しい夜釣りなら、色分けがあっても大丈夫です。

この釣りの面白いところはライトタックルで小さなアタリを認識できるところと、引っ掛けではなく食わせでじっくり食い込ませるところ!フックはタチウオ用としてはやや小ぶりで、口の中にハリが入って掛かります。ゴンッとアタったら食わせの勝負、止めたり巻いたりゆすったり、いろいろ試しながら大きな引き込みに繋げるルアーゲームテイストな釣りです!

タナが深く食いはイマイチ

いつもなら反応は中層だが…

タチウオ

出典:ライター撮影

タチウオは日中ボトム、夜になると浮いてくる傾向があって、水深50m~90mの場所で30m前後を釣るような釣り方をします。上からタナを調整するので、カラードライン、もしくはカウンター付きのリールが必要になるというわけです。

今回も水深60m前後で釣っていたんですが、タチウオが全く浮かずアナウンスは毎回50m前後の展開。仕掛けが引っ張られてラインに角度が付いていたので、着底~15mほど巻き上げという釣り方をしていました。シラス~イワシが悪いのか、タチウオのやる気がないのか分かりませんが、浮いてこないタチウオは反応もイマイチです!

ヒットパターンはフォール~立ち上がり?

着底から釣っていて、特にアタリが出ると感じたのが底から5m程度。指示ダナは底から10m±5mといったところだったので、ちょっと低めで釣れているという印象がありました。

イメージとしてはフォールでタナを通過したときにやる気のあるやつが反応していて、立ち上がりに追いかけてくるようなパターン。他の魚釣ってるみたいですが、着底~素早く立ち上げて一定速度のタダ巻きというアクションが高打率でした。止めてるだけじゃ食いがイマイチ、というのがタチウオの面白いところです!

沢山は釣れなくても数はそれなり!

反応はイマイチ、といっても狙いはタチウオ。アタリはそれなりに出るし、バラしながらも10本ぐらいは上がってくれる魚です。早上がり4時間釣行で一人10本前後、タチウオ釣りと見たらちょっと寂しい数ですが、悪天候の中なんとかやったと思えば満足度は十分!テンビンの方も同じような感じで釣れていたようです。釣り自体が久しぶりだったのもあって、それなりに楽しめました!


明るくなったら早上がり!

今年はフグの数がヤバイ

フグ

出典:ライター撮影

5時を過ぎて明るくなってきたあたりで、テンヤにフグがヒット。船長の話ではこのフグが今年は非常に多いらしく、事前に明るくなったら上がった方がいいと聞かされていました。

朝になるとテンビンを追いかけてきて海面がフグまみれになる、ときどき切られるというものではなく、毎回仕掛けがタチウオまで届かないというような話し方だったので、そろそろ上がる時間を考えないとね、と同船者とやめる時間の確認をします!

全員同時にラインカット!

ライン

出典:ライター撮影

6時頃になって完全に朝になった瞬間、テンビンで釣っていた同船者3人が全員同時にラインカット!ハリスではなく道糸に行くのがこのフグの凄いところで、テンビン、オモリ、仕掛けと全部ロストします。続けて自分も40lbのリーダーがスパっとやられました。基本的には状況は改善しない、という船長コメントに従って早上がりで終了とします!

このフグは9月頃からタチウオがいるところに行くとどこにでもいるようで、200mラインのアカムツ釣りでも仕掛けをやられたそうです。駿河湾の真ん中あたりはフグだらけ、やるならフグが大人しい夜釣り&早上がりをおすすめします!

テンビン釣りなら水中ライトがイイ感じ?

特に効果が高かったようです!

水中ライト

出典:ライター撮影

夜釣りの定番水中ライト。本命から外道まで、とにかく魚を集める集魚効果を期待して仕掛けにつける方が多いです。今回は活性イマイチ、タチウオが沈み気味という中で、テンビン組の一人がこのパーツを投入して体感できる程度に効果があったと話していました。付けてからすぐアタリの数が増えたそうです。

フグが気になるタチウオ釣りですが、夜釣りはラインを切られることは無く、ライトで魚を集めても問題は無さそう!タチウオは光るものが好き、夜のテンビンに出かける方はぜひ試してみてください。ライトテンヤもケミホタルをつけたり蓄光したり、なにか光るものをつけるのがよさそうです!

今回はサワラ混じり!


サゴシ

出典:ライター撮影

今回はテンビン釣りの方にサワラが混じりました。ギリギリ60cm、単発のヒットではありましたが、美味しい魚なのでこいつはウェルカムです。前回やったときは明るくなってからオオニベ、大アジが混ざって、このときもゲストはテンビンオンリーでした。

テンビン仕掛けは釣り方が簡単で釣果も安定、いろいろ混じるほうが好きという方には、この釣り方もおすすめです!

難しい日でもタチウオなら釣れる!

船釣り入門にもおすすめ!

タチウオ

出典:ライター撮影

フグの影響があるので、今の時期の駿河湾は夜釣り限定ではありますが、船のタチウオ釣りは入門の釣りにもおすすめ!アタリが多い釣りなので、飽きずに楽しく釣れると思います。ルアーに慣れている方であれば、ライトテンヤでスタートしても全く問題ナシです!10月の釣りモノは、ぜひタチウオを検討してみてください!

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