はじめに
アウトドアショップにも並ぶパラコードはキャンプなどでよく使われる強度があるロープのことですが、いつ使うものだろうかと思われている方もいるのではないでしょうか？
今回はワークマンのパラコードの魅力についてその由来やそのアレンジ方法を交えて解説していきましょう。（なお、この記事は2021/11/25時点の情報をもとに作成されています。）
パラコードとは？
ワークマンのパラコードの魅力や種類などについてまとめる前に、どのように使われるものなのか基本的な知識を深めていきましょう。パラコードは何の変哲もない紐ではないのです。キャンプ好きな人やそうでない人にとっても活用場面が多くあります。
得たいが知れないと思っていたものでも本来の使用法やつくりを知ることでもっと理解が深まることでしょう。本来の使われ方やつくりなどの情報をご紹介していきます。
パラコードの本当の名前
パラコードは実は略語で本当の名前をパラシュートコードと言います。もともとパラシュートの吊り下げ部分に使われていたロープであったことからこの名がついたようです。
人とパラシュートを繋ぐロープですからそれだけ強度が強いロープであることが分かります。ネットショッピングサイトを見てみても、パラコードの重量キログラムはだいたい250kgf前後の550パラコードと表記されるものが多いようです。
パラコードのつくり
パラコードはポリエステルやナイロンで作られていることが多いロープです。中芯と呼ばれる芯が仕込まれており、この芯がパラコードの強度に深く関わっています。芯はブランドにもよりますが5芯～9芯ほどの芯が一般的なようです。
中芯のおかげで強度は高くなっていますがナイロン製であることから摩擦には弱いため、ワークマンのものに限らず登山やクライミングで命綱として使用するのは控えたほうがよいでしょう。
ワークマンのパラコードの性能
パラコードが重いものを吊るせるほどの強度を誇るロープであると分かったところで、ワークマンの商品について解説していきましょう。ワークマンのパラコードを調べてみると「パラメイトロープ」という言葉が現れます。
名前が「パラコード」ではないためちゃんとしたものかどうかが気になるところです。また名前がパラメイトロープでないことで、検索でヒットしづらいことについても解説していきます。
ワークマンは「パラメイトロープ」
ワークマンでは独自ブランドなども持っていますがパラコードは仕入れています。株式会社ユタカメイクで作られているパラメイトロープという商品が、ワークマンで販売されているものと同じです。
正真正銘パラコードですが、ネットショッピングの際にはユタカメイクさんの名前を入れて「パラメイトロープ」で調べると、購入可能なショッピングサイトがヒットしやすくなっています。
ワークマンのパラコード基本情報
ワークマンで売られていたユタメイク製のパラメイトロープは1束15ｍで4ｍｍの太さのものです。中芯にはナイロンが使われており、強度は2.45kN（250kgf）となっています。
重量キログラムとは物体にかかる重力を示すため、250kgfというと250kgにかかる重力に耐えらえるという意味合いです。250kgもあればたいていのキャンプシーンで事足りるでしょう。
ワークマンのパラコードの種類
ワークマンで販売されているロープの正体がユタカメイク社のパラメイトロープであることが分かったところで、その種類についてご紹介していきましょう。厳選された種類はキャンプ好きには十分満足できるカラーや太さです。人気の種類も合わせてご紹介していきます。
ワークマンのパラコードに太さの種類はある？
結論からいえばワークマンのものは1種の太さのみとなります。4mmで中芯が7本のもののみです。確かに太ければ太いほど中芯が多く入っているなど強度がより強くなっているメリットはあるでしょう。
ただキャンプで吊るすもの、もしくはアクセサリーとしての使用を考えると4ｍｍでも中芯も7本入っているので十分と言えるでしょう。ワークマンの中芯1本あたりには3本の糸を使用し丈夫なつくりとなっています。
色の種類は？
ワークマンで販売されているものの色の種類は、使いやすい迷彩柄（カモ柄）、ブラック、カーキの3色です。その中でも迷彩柄は特に人気が高く店頭に置いていないこともあります。
テントやタープテントを張る用ならカーキやブラックでも無難に使えますが、最近ではパラコードクラフトというものも流行しているためよりキャンプらしい柄であるカモ柄は人気が高いのでしょう。
ワークマンにはない種類のお求め方法
ワークマンの色の種類は3色であると前述していますが、ユタカメイク製のものは他にも3色あります。ワークマンに置いてある厳選されたカラーに合わせて欲しい場合にはネット購入も可能です。
なによりワークマンには厳選された3色があるので、キャンプでの使用ならそれで満足できる可能性は高いでしょう。店頭で見つけた場合には3色ともゲットしてしまうのがおすすめです。
ワークマンのパラコードの魅力
こちらではワークマンで販売されているガイロープである「パラメイトロープ」の魅力はどこなのかについてまとめてみました。他商品との比較もしながら紹介していきます。クラフト用かもしくはキャンプ用の購入かによっても評価が異なるパラコードですが、ワークマンのパラコードはどこで活躍できるのか見定めていきましょう。
ワークマンのパラコードは安い
ワークマンでは399円（税込）で4ｍｍパラコード15ｍが販売されていました。仮に楽天市場で「パラコード」と調べて価格順に並べ替えてみるとしましょう。
スペックはほぼ同じの550ポンドの耐重（250kgf）、中芯は7本のものを1m40円での販売が一番お安く、15m分を購入すると600円（税込）となります。つまりワークマンで販売されているパラコードはとても入手しやすいのです。
ワークマンのパラコードは安価でしっかり
色の種類も豊富でアクセサリーを作る人の間で人気の高いブランドROTHCOは、4mmで250kgfのロープ（中芯7本）30mで1,281円（税込）です。
ワークマンは同じスペックのパラコードが15mで399円（税込）のため、比較のためワークマンのパラコードの長さを30mに揃えるために倍掛しても、価格は798円となり断然お安くかつ劣ることのなり強度・質のものが手に入ることが分かります。
ワークマンには厳選された色がある
ワークマンのパラコードは3色でカモ柄、ブラック、カーキのみの取り扱いです。これは製造元であるユタカメイクで販売されているPMR-01、02，03であり、ユタカメイクにはある蛍光色のオレンジ、黄緑、黄色は取り扱いがありません。
よりワークマンユーザーが好みの色を選んで店頭においているため、迷わず全色制覇してしまう人も多いようです。豊富なカラーが欲しいかたは他のブランドとミックスしてみるといいでしょう。
ワークマンのパラコードの実用的な使い方
ワークマンのパラコードにはたくさんの使い道がありますが、キャンプだけでなく防災の観点からも1つ持っておくと役立つアイテムです。お洒落なアクセサリー作りなどにも役立ちますがまずは実用的な使い道を勉強します。
あなたもパラコードの使い方をマスターして紐1本でササッとキャンプの悩みを解決できるかっこいいキャンパーを一緒に目指していきましょう。
パラコードを張る
パラコードの基本的な使い方としてピンと張っての使用法があります。キャンプではテント、タープテントの設置時のガイロープとして使えるだけでなく、長期滞在であれば必要となる洗濯後の物干しロープとして活躍するでしょう。
キャンプでは限られた収納スペースでの生活になりますから、ロープが1本あるだけでシェラカップを吊るせたり布巾を乾かしたり空間の活用幅が広がるのでおすすめです。
パラコードのその他の使い道
ワークマンのパラコードには張って使うスタンダードな使い道だけではありません。すこし崩した使い方をすれば意外な使い方もあるようで、災害時などにも便利な実用的なアイテムへと変化します。
少しのアイデアだけで幅広く使えるのもパラコードの魅力です。まずは巷のアイデアを見て自分でも使い道を考えてみるのも面白いかもしれません。ここからはそんなアイデアを見ていきましょう。
パラコード使用アイデア①靴ひも
意外とやっている方も多いのが靴紐としての利用です。キャンプ用の靴をもっとアウトドアライクにアレンジを加えるのに、紐を変えるのは手軽な小技のようでキャンプ上級者の間で流行っています。
ワークマンのパラコードは丈夫なうえにお手頃なお値段のため試しやすいでしょう。色を複数用意して左右で変えてみるのも、キャンプならではのお洒落ではないでしょうか。
パラコード使用アイデア②割いて糸に
パラコードにはナイロンの中芯が入っているため、キャンプなどで緊急で紐が必要になる場合にはパラコードを割いて中から芯を取り出し使えます。
芯を構成する糸を解けば細い糸になるため、何かを修繕したいときなどに役立つでしょう。靴紐にパラコードを使うと災害時に役立つ理由はここにあります。ロープとしても使え、解けば糸にもなるという1つで2つの役割を担えるアイテムは便利です。
パラコードのお洒落な使い方
パラコードは昨今編み込んで作るパラコードアクセサリーなどハンドメイドの観点からも人気を高めてきていますが、キャンプ用品をカスタマイズできるアレンジアイデアから、かわいい小物アイデアまでご紹介してきます。
ワークマンのパラコードには3種類の色があるためそれらを使ってミリタリーなアクセサリーを作っても楽しいでしょう。他のメーカーのパラコードと組み合わせてデザインしてみてもよいかもしれません。
編むパラコード①シェラカップに
キャンプ用品の中でもアレンジし甲斐のあるシェラカップは、取っ手の部分をパラコードで編み込むスタイルが人気です。ワークマンのパラコードは15mあるため十分編み込めるでしょう。単色でも格好よく他の色と組み合わせてカラフルにもできます。
自分のシェラカップはこの色！と愛着が持てるだけでなくパラコードで取っ手を覆うことで火傷防止になったり、吊るしての収納がしやすくなったりとメリットも多いようです。
編むパラコード②愛犬の首輪に
キャンプには愛犬を連れていく方も多いのではないでしょうか。もちろん普段から使っても可愛いですが、TPOに合わせて首輪を選ぶとおめかししている気分になって楽しいものです。
キャンプに行くためにワークマンのパラコードで作った首輪をつけると、わんちゃんとキャンプファッションを楽しめてキャンプがもっと素敵になること間違いなしでしょう。
編むパラコード③アクセサリーに
キーホルダーやブレスレットなどアクセサリーグッズをパラコードで作る方もいるようです。キーホルダーであれば車や家の鍵につけておくことで、キャンプ以外でも自分らしさを演出できます。
またキャンプが好きな方へのプレゼントにもおすすめで、色や柄をその人らしいものにしてあげると喜ばれるでしょう。ワークマンで販売されているクールな色のものと、他メーカーのポップな色のものをミックスするのもおすすめです。
おわりに
ここまでワークマンのパラコードの種類や基本的な情報、そして魅力や使い方のアイデアまでをご紹介してきましたがいかがでしたか。パラコードなんていつ使うのだろうと思っていた方にも、パラコードの魅力が伝わったのではないでしょうか。
これからのクリスマスシーズンにプレゼントとして一つ心を込めて編んでみるのもおすすめです。アウトドア好きの大切な人への手軽なギフトに最適でしょう。
ワークマンの冬グッズが気になる方はこちらをチェック！
ワークマンには冬にぴったりなアイテムも続々登場しています。コストパフォーマンスが最高ながらお洒落さや機能にも手を抜かないワークマンは、今やクリスマスプレゼントを選ぶ場所としてもよいでしょう。
これからの季節に活躍しそうなワークマンの冬アイテムを掲載している記事をまとめてみました。ワークマンの注目冬アイテムをチェックして、クリスマスの自分へのご褒美や誰かのプレゼントにしてみてはいかがでしょうか。
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