ジャンプライズ ぶっ飛び君95S
ヤマシタ リライズ S105
デュエル ハードコア ヘビーショット (S) 105mm
マリア フラペン Blue Runner S115
がまかつ ラグゼ コヨーテS S96MH
青物をシンペンで攻略!
シンキングペンシルの出しどころと使い方まとめ!
ライトショアジギングにプラスワン!今回はメタルジグに近い感覚で使えて、プラグ的な存在感やアクションを出せる「シンキングペンシル」をご紹介します。ライトゲームからシーバス、オフショアビッグゲームまで、さまざまなルアーゲームで活躍中のこのルアーは、サーフや堤防からの青物ゲームでも一味違ったアプローチを楽しめるルアーです。
ミノーと同じく、メタルジグが効きにくいシチュエーションをフォローしてくれるルアーなので、青物に新しいルアーを試してみたい方には特におすすめ!ヒラメやシーバスにも効くので、1つあるといろいろな釣りに使えて便利です!
青物ゲームでのシンペンの出しどころ
ナチュラル系の横アクション+αを担当
今回ご紹介する「シンキングペンシル」通称シンペンは、ペンシルベイトのシンキングバージョン。ミノーのようなリップは無く、棒のような形状で引き抵抗が非常に小さいのが特徴です。飛行中の空気抵抗、姿勢制御に優れており、メタルジグに負けない抜群の飛距離を持っています。
アクションは巻くとゆるやかなテールスイング、フォール中はローリングや左右への揺れを伴うものが多く、ハードルアーの中でも特にナチュラルで、大人しいタイプの泳ぎです。表層~ボトム付近まで、巻いてユラユラとした泳ぎで誘う横の動きをメインに、フォールを混ぜて縦方向のアクションで誘ったり、水面で引き波を立てるような動きまで器用にこなします!
メタルジグ感覚でアクションチェンジ!
シンキングペンシルは、巻いたときに浮き上がる力がメタルジグよりも強いものが多く、沈降もスロー傾向です。巻きのアクションはリアバランスのメタルジグに似ていますが、スローに使ってもレンジをキープしやすかったり、スピードを出すと強く浮き上がるというのが、このルアーの特徴になります。
出しどころはメタルジグからアクションをスローにしたい、水面ギリギリを攻めたり大きく浮き上がらせたり、レンジ調整に変化を加えたいというタイミング!重いウェイトを選べて飛距離も出るので、メタルジグしか使ったことが無いという方でもすぐに使いこなせるようになります!
青物狙いのシンペンはこんなスペックを選ぼう!
30g前後の青物向けを選べばOK!
マリア フラペン Blue Runner S115
ライトショアジギングで使うシンキングペンシルは、シーバス向け~青物向けを選べばOK。20g~40gで、サイズ感とウェイトがタックルや釣り場に合うものを選択しましょう。ワラサクラスの中大型青物を狙うときは、標準のフックセッティングが大物向けかつボディ強度にも優れる、磯や青物向けを選ぶと間違いナシです。
サーフ向けはよりアクションがスロー、浮き上がりが強い特徴を持っていますが、ボトムではなく表層で青物を狙うこともできます!
青物狙いのシンペンのタックル&セッティング!
シーバスorライトショアジギングタックルを流用しよう
がまかつ ラグゼ コヨーテS S96MH
シンキングペンシルは巻いたり、ロッドでアクションを加えたり、工夫次第でいろいろな使い方が楽しめるルアーです。タックルは使いたいシンキングペンシルが気持ちよくキャストできて、ある程度アクションを加えられるものであればなんでもOK!流用タックルの定番である強めのシーバスタックル~ライトショアジギングタックルまで、幅広いタックルで楽しめます。
メタルジグとプラグの中間、といった使用感なので、こだわるならロッドはジグとプラグ両方を使えるようなものがおすすめ。MAX50g程度まで扱えるものであれば、いいサイズの青物を掛けても安心感があります。リールは4000XG、ラインはPE1.2号前後と、こちらも青物狙い定番の構成でOKです。
リング接続&シングルフックにも対応!
フックはトレブルフック、シングルフック(アシストフック)どちらにも対応できます。アシストフックを使う場合は短いものを用意する必要がありますが、フックが軽くアクションがよいので、こだわる場合はこちらがおすすめ。ボディに掛かってトラブルが起きるサイズでなければ、太軸で大きめのフックを付けてもOKです。根掛かりが気になる場合は、フロントのみ、シングルフックセッティングを試してみましょう!
接続も青物向けスナップ、スプリットリングどちらを使っても構いません。耐久性、ラインシステムとのバランスを考慮しながら検討してみてください!
青物狙いのシンペンの使い方:タダ巻き!
まずは巻くだけこの使い方!
ここからはシンキングペンシルの使い方をご紹介!まずは一番簡単なタダ巻きからチェックしてみましょう!
タダ巻きはシンキングペンシルを横方向に泳がせる使い方で、ナチュラルなアクションとプラグらしい存在感を使って魚を誘います。ゆっくり、スローにというイメージのリトリーブにはなりますが、青物向けの30g前後はそれなりに沈むウェイトなので、1.5秒で1回転程度を目安にスピードを調整してみてください。トップ~ボトムまで、どの位置でリトリーブを始めてもOKです!
誘い上げで幅広くサーチ!
青物狙いでタダ巻きを特に効果的に使えるのが、浮き上がりを使って底から表層まで巻いてくる誘い上げです。沈んだ青物の攻略には特に有効で、ナチュラルに泳ぎながら上方向に逃げる演出することで、ベイトを上方向に追い込む青物の特性を刺激します。
キャスト後にボトムを取って、いつもよりも早く巻いて中層~表層付近まで、基本的にはこの繰り返しでOK!上下させる回数は釣り場の水深や流れの速度に合わせて調整しましょう。ある程度巻きあげたら、テンションフォールを入れて縦の動きを見せるのも効果的です!
青物狙いのシンペンの使い方:ジャーク!
タダ巻きで食わないときはアクションをプラス!
タダ巻きと同じく横方向の動きを見せる、よりハイアピール、リアクション要素のある使い方です。動作のイメージはメタルジグに近く、リールを巻きながらロッドでアクションを与えて、逃げ惑うベイトのような動きで青物の反応を誘います。
動かし方のポイントは、ゆっくり引っ張るイメージで動かすこと!ショートに鋭くシャクる動きが効果的なケースもありますが、フックがラインなどに引っかかるトラブルが起きやすいです。まずはロッドを横方向に構えて、長いストロークでゆっくり引く、リールを巻きながら戻すロングジャークと、縦方向に構えて小さくロッドを引く、リールを巻きながら戻す、この動きを繰り返すショートジャークを試してみてください!
ジャーク&誘い上げもおすすめ!
朝マズメ前後など水面にベイトの気配がある状況なら、着水直後から早めのタダ巻きとロング&ショートジャークを試せばOK!ボトムを意識していない釣り方なので、サーフでも堤防でも、まずはこのアクションパターンから試してみるのがおすすめです。
タダ巻きの項目でご紹介した誘い上げはジャークで使うのも効果的!浅いサーフではあまり出番がない釣り方ではありますが、水深がある堤防、磯系なら効果は非常に高いです。ボトムに沈んだ青物をジャークでひきつけて、中層でのヒットに持ち込みましょう!
青物狙いのシンペンの使い方:スキッピング!
ハイアピール&サイズ感をごまかせる使い方!
シンキングのシンペンでトップレンジを攻略!魚が表層までルアーを追いかけてきたり、ナブラが見えたときにおすすめなのがスキッピングアクションです。このアクションはルアーがときどき水面から頭を出すようなスピードを維持しつつ、ロッドでルアーを揺らして水面の引き波や水しぶきで魚を誘うテクニック。水の動きにバイトがあったり、ルアーが海面から出ているタイミングがあったり、ルアーのサイズ感をごまかす効果もあります。
あまりポピュラーな使い方ではありませんが、効果的な状況があるので、シンペンで青物を狙うならこの使い方も要チェック!堤防、サーフのナブラ打ちや、ベイトサイズが小さい時期の釣りで効果抜群です!
やり方はロッドを立てての高速ジャカジャカ巻き
他のルアーではほとんどしない操作なので、動かし方をもう少し詳しくチェックしておきましょう!やり方のイメージは着水直前にベールを返し、ロッドを立てて高速でジャカジャカ巻きをするといったもので、トップレンジを維持できるリトリーブスピードと、ルアーが不規則な動きをするロッドティップ~ベリーでのシェイクが必要になります。
トップレンジをキープできるスピードはルアーのウェイト次第で、重いほどスピードが必要になります。30g前後ならそれほど難しくないので、初心者の方も海面を見ながら練習してみてください。弓角で使う「遠投マウス」のように、水面がバチャバチャしていればOKです!
青物狙いのシンペンおすすめ3選!
おすすめルアーを3つご紹介!
最後はシンキングペンシルのおすすめアイテムを3つご紹介!サーフ、堤防、磯を問わず、青物ゲームで人気のあるアイテムをご紹介します。水面に動きがあるのにジグを入れてもダメ、こんなときはシンペンのスキッピングが特におすすめ!いろいろ遊べるルアーなので、ぜひ導入を検討してみてください!
①デュエル「ハードコア ヘビーショット」
デュエル ハードコア ヘビーショット (S) 105mm
価格が手ごろ!気軽に試せて選択できるモデルの数も多い、デュエルのシンキングペンシルです。65mm~125mmの4種類、ウェイト重視の「モンスターショット」も選べます。
このシンペンは水を掴む小さなリップが特徴で、このリップは浮き上がりすぎ、飛び出しの頻度を低減してくれます。マイクロベイトに強いクリアカラーがあるのもおすすめポイント。ワラサ以上を釣るときは貫通ワイヤーの「モンスターショット」、イナダメインなら「ヘビーショット」のイメージで選んでみてください!
②ジャンプライズ「ぶっ飛び君 95S」
ジャンプライズ ぶっ飛び君95S
兄弟モデルの「かっとび棒」も人気、サーフ~磯で人気の高いジャンプライズのシンキングペンシルです。スイミング、フォールどちらのアクションも評価が高く、ネーミング通りの飛距離も非常に魅力的。可愛らしいデザインもおすすめポイントです。
カラーもジャンプライズらしさ全開のものが揃っていて、フラッシング系からパール系、マイクロベイトに強いラメ系といろいろ選べます。27gとウェイトも使いやすい設定です!
③ヤマシタ「リライズ S105」
ヤマシタ リライズ S105
磯でのビッグゲームで活躍中!ヤマシタ「リライズ」シリーズから、堤防で遊びやすいサイズのS105をご紹介します。ウェイトは40g、誘い上げを特に重視したルアーで、2.5秒/mと沈降速度表記がある点が個性的です。沈めてショートジャークで中層まで、トップへの反応が薄くなる、日中の釣りで活躍します。
もちろんトップ系の使い方で遊んでもOKですが、堤防~サーフまで、日中のフォロー用にシンペンをとお考えの方には特におすすめのルアーです!
青物にシンペンを使ってみよう!
トップ~ボトムまで器用さを使いこなそう!
メタルジグとは異なるアプローチができて、トップ~ボトムまでのレンジ、各種スピードを幅広く網羅できるシンキングペンシル。引き抵抗が弱く何をやっているのか分かりにくい、という弱点を持っていますが、アングラーのイメージでこの部分を補うことができれば、アイデア次第でいろいろな釣り方を楽しめるルアーでもあります。
ベイトが小さいときの切り札としてもおすすめのルアーなので、シラス、カタクチイワシが目立つ季節にぜひ試してみてください!
タックルが気になる方はこちらもチェック!
ライトショアジギング向けのタックルが気になる方は、下記のリンクをチェック!
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