夏の終わりの風物詩!ホオズキ(鬼灯)の花言葉を解説
オレンジ色の実が特徴のホオズキの花言葉とは
ホオズキのオレンジ色の実は、使者を導く提灯の役目を果たすとされ、日本では古くからお盆に仏花として飾ってきました。平安時代には薬としても利用されており、日本では馴染みの深い縁起の良い植物とされています。
初夏に咲く花よりも、花後にできるオレンジの実が観賞の対象となるホオズキの花言葉をご紹介します。ホオズキの実の中を探ると、ちょっと不安になる花言葉にも納得できます。ではさっそくご紹介していきましょう。
ホオズキ(鬼灯)の花言葉
「不思議」「自然美」
ホオズキは「不思議」「自然美」という花言葉でイメージされています。この言葉の意味はホオズキの見た目の印象から付いた花言葉だといわれる説が1節に紹介されていますが、明確な根拠はさなかではありません。
ホオズキの花言葉は初夏に咲く白や淡い黄色の花からイメージした言葉ではなく、花が咲き終わった後に結実するオレンジに色づく実をイメージしてつけられた花言葉です。
「心の平安」
ホオズキには「心の平安」という花言葉でもイメージされています。先にも解説しましたが、昔、ホオズキのオレンジ色の実は使者を導く提灯の役目をするとお盆の時期に飾られていたことにちなんだ言葉だという説があります。ただ、残念ながらその意味は明確ではありません。
日本の夏の終わりの風物詩として多くの人で賑わう東京の浅草寺の「ほおずき市」は毎年7月中旬に開催されます。光り輝く提灯のような実が並ぶ光景は圧巻です。
ご先祖様の道しるべとなる縁起物
日本では昔から、お盆の季節にホオズキを飾ります。その理由は先にも解説したように使者を導く提灯の役目、すなわちご先祖様の道しるべとなる縁起ものであるからです。
同時にホオズキは家の魔除けとして縁起の良い植物とされています。魔除けとしての風習は今でも日本の田舎に残っており、ホオズキを縁起の良い魔除けの植物として玄関に飾っている地域もあります。悪い運気を追い払いよい運を招く縁起物とされてるのです。
ホオズキ(鬼灯)のちょっと怖い(不安な)花言葉
「偽り」「ごまかし」「半信半疑」
ホオズキには花束に添えて贈り物にするには場面を選ぶ花言葉もあります。その花言葉とは「偽り」「ごまかし」「半信半疑」という花言葉です。ポピュラーに紹介されているはホオズキの花言葉はこんな言葉が紹介されています。
これはホオズキの実は、見かけは大きい袋ですが、その中には小さな丸い実が1つしか入っていない。どんなに立派な実が入っているのだろう皮をめくると、想定外の小さな実にちなんでついた言葉です。
「偽りの恋」「不貞」「浮気」
ホオズキの「偽りの恋」「不貞」「浮気」という花言葉も、見た目は大きく見えるのに、中の実は皮と種だけで中身がないということにちなんだ言葉だといわれています。
ホオズキの実は緑色の時期も、オレンジになった時も、また外側の皮が乾燥した時期もチャーミングな姿をしていますが、恋人にホオズキを贈るときにはちょっと気を付けたい花言葉を持ち合わせていることを思い出して、ほかの花を添えて贈り物にするとよいでしょう。
「私を誘ってください」
ホオズキの花言葉で「私を誘ってください」という言葉があります。花言葉の由来を知りたいところですがはっきりした意味の根拠は残念ながらわかりません。
夏の終わりに開催される「ほおずき市」に足を運ぶと、小さな提灯ようなオレンジ色の実の幻想的な世界へと誘われるその風景を見ると、この花言葉の意味もわからなくはありません。
ホオズキ(鬼灯)の特徴
ナス科ホオズキ属の植物
夏の終わりの風物詩であるホオズキは、ナス科ホオズキ属の植物です。学名は Physalis alkekengi var. franchetiiと表記します。
基本的には1年草ですが、品種によっては冬の時期は地上部が枯れる宿根草もあります。原産地は東南アジア。夏~秋にかけてみられるホオズキの実は、季節の風物詩として幅広く親しまれています。
鉢植えや切り花としても楽しめるホオズキ
庭に地植えするほか、鉢植えや切り花の素材としても風情があり、よく利用されます。実だけを摘んで飾っておくと自然にドライになり、可愛いオブジェとして楽しめます。
ホオズキの花の咲く季節
ホオズキは6~7月に繊毛のある白あるいは淡い黄色い花を咲かせます。葉のわきにナスの花に似たカップ形の花を下向きにひっそり咲かせるのがホオズキの花の特徴です。花に香りはありません。
花が咲き終わると萼が大きくなって袋状になり、実を包みます。角張った袋は緑色からだんだん色が明るくなり、オレンジ色に色づくのです。
ホオズキの和名
ホオズキの漢字表記は「鬼灯」と書きます。「鬼」という字が付くと怖い印象を抱く方もいらっしゃることと思いますが、「鬼灯」と書く語源の由来は実が鮮やかなオレンジ色で怪しげな提灯のイメージから「鬼」に「灯」という字で表記しているそうです。
「酸漿」とは漢方で用いる漢字です。ホオズキの別名は「カガチ=輝血」とか「ヌカズキ=奴加豆支」といい、英名は「Chinese lantern plam」と呼ばれています。
ホオズキ(鬼灯)の遊び方
音を鳴らして遊べるホオズキの遊び方
子どものころに、中の種子を抜いてから口に含み膨らませ音を鳴らして遊んだ記憶がある方もいらっしゃることと思います。そんな遊びが由来となってホオズキという名がついてとも言われますが、実の袋を破いてしまうと音が出ません。
ホオズキを使う遊び方は、まず熟したホオズキを選んで外側の皮を外します。中から実を取り出して優しく揉んで柔らかくします。
種子を出すときに皮を破かないように注意!
揉んだ実が柔らかくなったら、実が付いていた芯を回しながら皮の中の種子や汁を芯と一緒に取り出だしてください。この時皮を破いてしまったり穴をあけてしまわないように注意しましょう。
中身を取り出せばホオズキの風船の出来上がりです。穴に口から空気を入れて前歯で軽く風船をつぶすとブーブーと音が出ます。
ホオズキ(鬼灯)の実の楽しみ方
透かしホオズキを作ろう
ホオズキは鉢植えや活けて楽しむほか、実をドライにしてリースを作ったり、実だけをそのまま飾っておくのも可愛いオブジェになります。
透かしホオズキというのは外側の皮が網目状に乾燥して中のオレンジ色の真ん丸な実がまるでレースに包まれた提灯の明かりのように見える飾り方です。
作り方
外側の殻が付いたままのホオズキがすっぽりと入る容器を準備し、容器に入れたホオズキがすべて浸かるくらい水を入れます。この時空気に触れる部分があると、きれいな色にはなりませんので気を付けてください。容器にラップや蓋をしてそのまま7~10日ほど放置し、ホオズキを水の中で腐らせます。
腐った外側の皮を優しくそぎ取る
様子を見て水が濁ってきたらホオズキを取り出して水洗いしてください。水を張ったボールの中などで柔らかめの歯ブラシなどを使って、外側の腐った皮の部分を取り除いていきます。
そうすると葉脈だけが残った透かしホオズキが出来上がります。涼し気な可愛いホオズキのオブジェとして人気です。
花言葉を知ってホオズキ(鬼灯)を楽しもう!
ホオズキのオレンジの実、可愛いですね。ホオズキの花言葉は、ちょっと心配になる言葉もありますが、ホオズキは縁起の良い植物だと昔から言われています。
鉢植えにしたり切り花にするのもよいですが、透かしホオズキもお部屋を素敵に飾ってくれるアイテムになります。花言葉を知って、ホオズキを楽しんでみてください。
花言葉のついてもっと知りたい方はこちらもチェック!
当サイト「暮らしーの」では花言葉についてほかにもまとめています。月曜日は特に連載して季節の花を追いながらその花の花言葉や由来、伝説などを解説しています。
生活の中に花を取り入れることは穏やかで清々しい気持ちになれます。それぞれの花が持つ花言葉を知ると花選びもグンと楽しくなりますよ。花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

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