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連載】シュウメイギクの花言葉を解説!シュウメイギクのちょっと寂しい花言葉や育て方もご紹介

シュウメイギクは名前に「キク」と付きますが、キクの花の仲間ではありません。草姿はキクに似ていますが、花は白やピンクの可憐でかわいい花姿です。今回はシュウメイギクの花言葉を解説します。シュウメイギクのちょっと寂しい花言葉や育て方も一緒に紹介しました。
2021年9月6日
ティンカー・ベル
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シュウメイギク(秋明菊)の花言葉を解説!

アネモネの仲間のシュウメイギクの花言葉

Photo byjhenning_beauty_of_nature

キクに草姿が似ているといわれるシュウメイギク。「キク」と付きますがキクの仲間ではなく春に見ごろを迎えるアネモネの仲間であることご存じでしたか。今回はそのシュウメイギクの花言葉を解説します。

半日陰の湿り気のある場所を好むため、シュウメイキクの花言葉にはちょっと寂しい花言葉もあります。寒さに強く、一度植えると毎年秋に花を咲かすシュウメイギクの育て方も解説していますので、育てるときの参考にしてください。

シュウメイギク(秋明菊)の花言葉

「忍耐」

Photo byvjkombajn

シュウメイギクを代表する花言葉の1つに「忍耐」という言葉があります。花言葉の由来ははっきりとはわかりません。

ただ寒さに強い性質で寒い冬い時期、地面の下でじっと耐えながら根を育てる植物だということや、原産地がヒマラヤ地方であることから、植物が育ちにくい環境下でも可愛い花を咲かせるのでこんな花言葉でイメージされているのではないかなどという植物学者の説もあります。

シュウメイギク(秋明菊)のちょっと寂しい花言葉とは

「薄れゆく愛」「あせて行く愛」

さてシュウメイギクにはちょっと寒しい花言葉が並びます。その由来は半日陰でおまけに湿り気のあるところを好んで育つ性質があるため「薄れゆく愛」「あせて行く愛」という寂しい言葉でイメージされているという説があります。

ただ昔、京都の貴船川周辺に多く自生していたというこの花。京都の貴船といえば縁結びで有名な貴船神社が鎮座しているスポットです。しかしながら恋愛成就に不向きな花言葉があるのは謎の残る点です。

「多感なとき」


Photo byBlindedcat

シュウメイギクの花言葉を調べると「多感なとき」という花言葉でも印象つけられています。この花言葉の由来もその根拠は不明です。

多感という言葉の意味は、ちょっとしたことでも心が動かされるという意味ですが、シュウメイギクの植物学上の特徴を見ても寒さに強く丈夫な花であるという性質からは考えにくい花言葉です。ただ清楚で上品な花は乾燥を嫌い、特に夏場は水が切れると枯れてしまう特徴が由来しているのかもしれません。

シュウメイギク(秋明菊)の特徴

キンポウゲ科イチリンドウ属の宿年草

Photo bygosia64

シュウメイギクはキンポウゲ科イチリンドウ属の多年草です。多年草でも花後、生育期が終わると地上部が枯れてしまう宿根草の種類です。学名は Anemone hupehensisと表記します。

シュウメイギクは草姿がキクに似ているので「キク」という名がついていますが、春に鮮やかな花を咲かせるアネモネの仲間。アネモネもとても上品な花ですが、その仲間のシュウメイギクもしとやかな感じの品のよい花が魅力的です。

開花時期は9~11月

Photo byalsen

シュウメイギクの開花時期は9~11月です。ちなみに同じ仲間のアネモネの開花時期は3~5月となります。アネモネは明るい日差しの春の風景を彩る花であるなら、シュウメイギクは秋の訪れを告げるキンポウゲ科の花です。

シュウメイギクは花びらが5~6枚の一重咲きや20枚以上の花びらを持つ八重咲きの種類があります。花の色は白とピンク。香りはありません。花びらに見える部分は実は萼弁ですが、花びらとしてみています。

原産地は中国、ヒマラヤ地方

シュウメイギクの原産地は、中国やヒマラヤ地方です。日本へは古い時代に中国から渡来し、帰化した植物。西日本では野生のシュウメイギクを見ることができます。

漢字では「秋明菊」と書きます。その由来は、秋を告げるキクの草姿に似た花ということにちんでつけられたといわれています。別名はキブネキク=貴船菊とよばれていますが、この呼び名の由来は先に解説したように、昔、京都の貴船川周辺に多く生えていたためだそうです。

英語の名前は「Japanese anemone」

Photo byKatineArt

シュウメイギクの英語の名前はJapanese anemone(日本のアネモネ)といいます。ちなみにシュウメイギクと同じ仲間であるアネモネは地中海沿岸地域原産の植物です。

英語の名前の由来も残念ながらその根拠はわかりません。しかしシュウメイギクもアネモネもどちらもキンポウゲ科イチリンドウ属の花です。英語の名は、同じ仲間で一重咲きのアネモネ似ていることでこのような英語の名前が付いたのかもしれません。

シュウメイギク(秋明菊)の育て方

育て方のスタートは苗からがおすすめ!

ちょっと寂しい花言葉を持ち合わせているシュウメイギクですが、花姿はとても上品で清楚な雰囲気の花を咲かせます。その花姿とは裏腹に性質は丈夫で育てやす花です。

スタート方法は種でも苗からでも育ちますが、シュウメイギクの種はとても繊細で小さく柔らかいので苗を購入して育てることをおすすめします。地植えでも鉢植えでも丈夫に育ちますが、地植えの場合はやや湿り気があり、水はけと水持ちの良い場所に植えましょう。

乾燥に気を付けること

苗の植え付け時期は3~5月です。そして夏が過ぎ秋風に変わるころ花が咲き始めます。生育中は乾燥を嫌う植物なので、地植えにしても鉢植えにしても、土の表面が乾きかけたらすぐにたっぷりと水を与えてください。

夏場は特に水切れしないように注意が必要です。地植えのものは半日陰に植え、鉢植えのものもできるだけ涼しい場所で管理するようにしてください。

半日陰とは

Photo by yutaka-f

鉢植えのものは直射日光の当たらない場所に移動しながら管理すればよいですが、地植えのものは植え付けの時に半日陰の場所を選んで植え付けします。

半日陰とは木もれ陽が当たる落葉樹の下や、庭の北側などの明るいけれど日陰になっている場所のことです。苗をポットから取り出して根を軽くほぐして植え付けてください。寒さには強い植物ですが、晩秋には地上部は枯れます。地下茎をしっかりのばし冬の時期を乗り越えるのです。

追肥について

地植えの場合は苗を植え付けるときに土壌に緩効性の肥料をすきこみます。鉢植えのものは市販の草花用の培養土を使用するとすでに元肥が含まれているので元肥をあえて加える必要はありません。

追肥ですが、基本的には地植えのものは月に1回、固形肥料を追肥し、鉢植えのものは花つきが悪いようなら薄い液肥を週に1回与えてください。追肥はほかの草花に比べそれほど神経質にならなくでも大丈夫です。


病害虫の心配はほとんどない

Photo byfrancok35

植物を育てるにあたり心配になるのが病害虫の心配ですが、シュウメイギクは病害虫の心配はほとんどありません。水はけが悪いと稀にうどんこ病や灰色カビ病などを発症する場合があります。

またその年の気候によってアブラムシやヨトウムシが付くことがあります。アブラムシは繁殖力が旺盛なので見つけたら市販の殺虫剤などで駆除してください。

花言葉を知ってシュウメイギク(秋明菊)を楽しもう

Photo byHans

アネモネと同じ仲間のシュウメイギクは、秋に開花時期を迎えるキンポウゲ科の草花です。半日陰で湿気のある場所を好んで生育するから花言葉はどこか寂し気な言葉が多いです。

恋人に贈るにはちょっと不向きな花かもしれませんが、花姿はとても上品で清楚な花です。由来の根拠は不明ですが、花言葉を思いながらシュウメイギクを鑑賞してその由来のヒントをぜひ探ってみてください。

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当サイト「暮らしーの」では花言葉についてほかにもまとめています。花は、古くから世界中の人の身近な存在として愛され、伝説やその土地の文化、風習などにちなみ花言葉があるのです。

花言葉を知ると日ごろの花選びもとても楽しくなりますよ。当サイトでは特に月曜日に連載で季節を追いながらその花の花言葉をはじめ特徴や名前の謂れなどを解説しています。花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。