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植物の成長をサポートする、竹酢液の使い方講座!用途別の効果や薄め方も解説!

竹酢液とは竹炭を作る工程で出る煙を加工して作られる液体で含まれる成分によりいろいろな効果があります。用途に合わせた竹酢液の希釈方法と原液で使う使い方を園芸に関する散布方法と虫除けや消臭といった生活で使う方法に分類。おすすめの使い方や注意点を解説します。
2021年9月12日
佐藤3
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はじめに:竹酢液とは?用途と効果を解説

竹酢液を生活や園芸に役立てる

出典:https://photo-ac.com/

竹酢液は生活や園芸など幅広くいろいろな用途で使える液です。自然の植物由来の液体なので、化合物の薬剤などを避けたい人を中心に話題になっている製品。使い方もひとつではないため、1本あると何かと役に立ってくれるでしょう。

竹酢液の購入を迷っている方でも園芸だけでなくその使い道を知ることで、自分の生活の役に立つか判断でき余らせることなく有効に活用することができます。

希釈や原液で使う竹酢液の使い方とは

竹酢液の使い方は一般的に〇〇倍と希釈して使用するのですが、使用目的に応じて原液をそのまま使うこともあります。また皮膚に直接塗布する場合はパッチテストも必要となってくるでしょう。

用途によって変わる竹酢液の希釈方法も交えて、その使い方と効果だけでなくパッチテストの方法についてもわかりやすく解説していきます。

使い方の前に知りたい!気になる竹酢液とは

竹酢液とはどのような工程で作られるのか、その作り方と種類・気になる匂いについてまずはご紹介していきます。竹酢液を買ってから思っていたものと違うということをできるだけ減らすために、まずは竹酢液とはどのようなものかしっかり知っておきましょう。

竹酢液とは?その作り方など

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竹酢液とは竹炭を作る過程で出る煙と水蒸気を冷やしてできる液体です。竹しか使っていませんので、99%以上植物由来の天然製品ということができるでしょう。注意する点はこの液体の色で、濃い茶色はタールややにと呼ばれるもの由来の成分。

竹酢液も段階により名前が変わる

竹酢液の極めて原液的な状態は、煙や空気を管に流してその管を冷やすことで液体を取り出しただけの粗竹酢液というものとなります。市販されているものは、この粗竹酢液から余分な油分・タールを取り除いたもので、こちらは静置竹酢液と呼ばれているものです。

これをさらに植物に直接ふきかけたり人の皮膚についても安全なように、蒸留を繰り返したものは蒸留竹酢液と呼ばれています。

あらかじめパッチテストなども必要

例として市販の竹酢液を使った残り湯で洗濯しても衣類にこの色は付かないとはいわれていますが、色移りの心配もしておきたいところ。

また竹酢液の成分はアレルギーを含む場合もありますので、皮膚に塗布する場合はパッチテストを行ってから使う必要があることに注意してください。パッチテストのやり方は次の使い方説明の章でご説明します。

市販の竹酢液には種類がある

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竹酢液もいろいろなメーカーが販売していたり、同じメーカーでも色の違う商品もありますね。この違いは精製によるものです。精製していないものを一般的に原液と呼びます。一概にはいいきれませんが茶色がより濃いものであれば精製する手間を省きコストを削減した原液といえるでしょう。

透明度の高い精製竹酢液

これと比較してより透明に近いものが精製済の精製水と呼ばれる竹酢液です。竹酢液の茶色は洗濯水に混ぜて使用しても衣類に色は付かないとされているのが一般的ですが、それでも気になる方やスキンケアに使う方にはタール成分が少なくより安心できる製品となっています。

竹酢液の気になる匂いは?


出典:https://photo-ac.com/

竹酢液でまずきになるのは酢と書いてあることから刺激臭がするのではないかという心配でしょう。意外なことに竹酢液の匂いは酢ではなく竹炭の香りがします。これも人によっては好き嫌いがあることから、炭の匂いが得意ではないという方はあらかじめ購入前に香りチェックもお忘れなく。

土壌や虫よけ!竹酢液を園芸に使う方法は

それでは早速竹酢液の使い方を解説していきましょう。最初は園芸に使う方法からです。園芸では使い方が2種類あって、土壌に散布することにより土を活性化させるやり方と、希釈した液体を葉に散布した害虫対策の使い方となっています。

土壌に使用するか病気や害虫の種類によってもより効果が出やすい希釈濃度が変わってくるため、そのあたりも含めてご紹介しましょう。

竹酢液の園芸での使い方1.

Photo bywalkersalmanac

竹酢液そのものにもいろいろな成分が入っていますが、土壌に散布して栄養を足すというものはありません。竹酢液を土に混入させることにより土の中の病原菌を消毒します。

主にうどんこ病などカビが原因の植物の病気に効果があるといわれるのが竹酢液の成分です。そのほか土を分解して肥えさせる地中の微生物の働きを活発にすることから堆肥づくりにも使用できます。

竹酢液の土壌散布の注意点

竹酢液そのものは酸性の液体です。pHは約3±0.5。散布しすぎると土は酸性に傾いてしまいますし、アルカリ性の農薬との併用にも適しません。また植物によって使える濃度がありますので、まずは一番薄い500-1000倍濃度で散布をはじめ様子を見ながら濃度調整が必要となるでしょう。

竹酢液の園芸での使い方2.

出典:https://photo-ac.com/

もうひとつの園芸での竹酢液の使い方は直接希釈した液を吹きかけて病気や害虫を忌避するもの。農薬ではないので殺虫効果はありません。それではなぜ病気と害虫に効くのか?というと次のような効果があります。

竹酢液の消毒成分と匂いがどちらにも効く理由

まずは竹酢液の殺菌効果でカビ系の菌を消毒し病気を防ぎます。さらに竹酢液には焚き火のような匂いがあるため火があると感じさせ、火を苦手とする虫がその植物に寄り付かなくなるというものです。病気にも害虫にも使える園芸用品として用意しておくとよいでしょう。

吹きかける際の竹酢液の希釈濃度目安

出典:https://photo-ac.com/

竹酢液の植物と対応害虫・病気による濃度・回数にはいろいろと細かな効果的な数字が出ていますが、一例としてうどんこ病には300倍希釈液を散布・アブラムシ忌避には5-10倍希釈で葉に散布・カイガラムシに対しては200倍に薄めたものを2-3回散布すると効果が出るといわれています。

詳しい希釈濃度は製品パッケージを重視する

このほか竹酢液の種類によっては蒸留の回数などにより、植物に対する影響の出方も変わってくるものです。園芸用に限らず入浴用など生活で使用する場合でも、希釈濃度についてはパッケージをよく読んでその濃度を1番に従ってください。

入浴剤や消臭など!竹酢液を生活に活用する方法

竹酢液は園芸よりも生活する上でもいろいろな使い道があります。ここでは園芸以外の竹酢液の使い方をご紹介していきましょう。前述でも触れましたが肌に直接付くような形で使う場合は、アレルギーが出る場合がありますのでパッチテストをおこなってから使用するようにしてください。

竹酢液パッチテストのやり方


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肌に触れるものは精製を数度された透明度の高いものを使用します。まずはパッケージに合わせて希釈が必要なものはその濃度に薄めてからパッチテストに使用してください。コイン程度の大きさに塗り拡げ、試し塗りとしましょう。

パッチテスト用のフィルムがあればそれに塗布し腕の内側の皮膚に貼り付け48時間そのままで様子を見ます。赤みやかゆみなど異常が現れたらすぐに使用をやめて医師に相談してください。

竹酢液を入れて入浴する

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お湯を張った湯船に竹酢液を適量入れて入浴する方法です。乾燥肌の緩和・アトピー・肌荒れに効果があるといわれますが、何といっても多くの方が体験できる実感として保温効果の持続があります。

何も入れていないお湯と比べて同じ水温・同じ時間の入浴でも、風呂上がりのほかほかする時間が長く感じる方が多いといわれているのが、竹酢液入浴の嬉しい特徴です。

竹酢液の水虫やイボ改善への期待

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使用する人により効果はまちまちですが、殺菌効果で水虫やイボ部分に竹酢液を塗り改善を促す使い方もあります。こちらは綿棒に竹酢液を付け幹部にのみ1日2-3回塗布するようにしてください。

竹酢液で生ゴミなどの消臭をする

竹酢液の成分である酢酸には、生ゴミのくさい匂いの元である発酵臭を消す効果があります。生ゴミのほかにはペットのふんや尿にも同様の原理で消臭することが可能です。

使い方は竹酢液を50-100倍に薄めたものをスプレー容器に入れ噴霧するだけ。またゴミ収集場で野良猫・野良犬・カラスにゴミを荒らされるという場合も、この竹酢液スプレーを吹きかけておくことで被害が減ります。

竹酢液で口の中の健康も管理

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竹酢液を希釈してうがいをすることで、口内炎・歯周病・のどの殺菌や口臭予防もできます。コップに水またはぬるま湯を入れ、竹酢液を数滴垂らすだけなのでとても手軽でコスパよく口腔内を清潔に保つことができるでしょう。

竹酢液で水槽の水が腐りにくい

金魚鉢や水槽といった室内の水の匂いが気になる人にも竹酢液が役に立ちます。水槽の中の水の浄化にも数滴の竹酢液を入れてみましょう。

水が活性化されることで匂いが発生しづらくなるため、清掃や交換の手間が減ることにもなるからです。なかなか水槽のお世話をする時間が頻繁に取れないという方にも竹酢液は便利な液体となってくれるでしょう。

竹酢液で庭に入ってくる動物も忌避できる

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近所の放し飼いの猫や野良犬などが庭に入ってきて花壇などを荒らす・糞尿被害があるという方にも竹酢液はおすすめです!竹酢液の匂いは動物には苦手と感じるので、そこを避けようとします。

庭だけでなく道などにまくことでも同様で、例えばコンクリートを打って足跡を付けられたくないという場合にも利用できおすすめです。

匂い目的で使用する場合は量や季節にも気をつけて

ただし木酢液は火を燃やした後のような、独特の匂いがあるものですので、ご近所へも考慮して大量にまく・匂いが気になる暑い時期には控えるなどの考慮をしてお使いください。

竹酢液で室内への虫の侵入を防ぐ

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植物の害虫だけでなく家の中に侵入する人に被害を与える害虫を防ぐのにも竹酢液は使えます。網戸やベランダなど外に面した場所で虫が入ってきそうなところにスプレーしましょう。

室内への虫除けの効果は園芸用よりも薄めの500-1000倍希釈程度が適量。猫や犬よけと同様匂いが生活を侵害しないように配慮して使う必要があります。

用途に合わせたおすすめの竹酢液紹介!

おすすめ竹酢液1.

竹酢液ビギナーにおすすめお試しサイズ

【お試しサイズ】竹酢液150ml

出典:楽天

竹酢液の効果を知りたいけれどいきなり容量の大きいボトルを買ってしまうのは少し躊躇してしまうという方に、お試し用の竹酢液をおすすめします。こちらは入浴用に使う場合4回分となる150mlのペットボトル入り竹酢液。

園芸の土壌活性化にももちろん使えますし、希釈して虫除けスプレーを作ったりと余らせずいろいろな用途に使うのにぴったりサイズとなっているのが特徴です。

おすすめ竹酢液2.

主にスキンケアに!何度も精製した透明の竹酢液

肌の健康のために竹酢液の効果を実感したいという方は、たとえ薄くても茶色い液体でパッティングするのには抵抗を感じるでしょう。

主にスキンケアのために竹酢液を使いたいという方におすすめなのが、何度も精製して透明に近づけたこちらの竹酢液です。精製をしているだけなので消臭や虫よけなどのほかの用途にも活用できます。

まとめ:竹酢液を園芸や生活に活用しよう

竹酢液は状況に合わせて希釈も必要

出典:https://photo-ac.com/

竹酢液とは竹を炭にする時にできる液体なので、純粋な自然由来の液です。いろいろな成分を含みますが消臭や消毒などの効果に優れており、透明度の高いものほど肌に使うことが可能となっています。

しかし中にはアレルギーが出て赤み・かゆみなどが出ることもありますので注意して使用することが大切。園芸などに使う際もより効果を実感するには、パッケージの希釈濃度や使用回数に注意して自己判断で使用しないようにしましょう。

竹酢液が気になる方はこちらもチェック

今回は無農薬園芸にも役立つ竹酢液の使い方・そのほかの効果のご紹介でしたが、暮らしーのではこのほかにも無農薬栽培についての記事をたくさん発信しています。無農薬園芸が気になる方はこちらもの記事も是非見てみてくださいね。