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日本全国でグングン育つ、黒松盆栽の作り方を解説!作業時期&やり方も!

更新: 2021年9月30日
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黒松の盆栽は、葉すかし剪定や芽摘み、芽切り作業をすると美しい樹形を保てます。黒松の盆栽の基本の作り方、灌水や日当たりの注意点、詳しい剪定手順など育て方を一挙紹介!その他、肥料のあげ方や種類、植え替え時期や方法などすべて解説します。
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黒松を盆栽に仕立てたい!

黒松は日本原産?

Photo byzdenet

黒松は盆栽だけではなく、日本の名のある庭園で見かけることが多いですね。世界の中で自生樹が鑑賞できるのは日本と韓国が挙げられ、数量としては日本が断然多いと言われています。

日本の有名な黒松としては、京都府の天橋立・福井県の気比の松原・佐賀県の虹の松原です。日本の三大松として、外国からの評価も非常に高い黒松と言えます。盆栽ではない黒松は、幹表面の模様や松ぼっくりがなる様も鑑賞するポイントです。

黒松盆栽の作り方・育て方を知ろう

盆栽に仕立てられる松は数種あり、黒松の他に赤松や五葉松といったタイプもあります。赤松と五葉松は黒松よりも葉がしなるのが特徴で、五葉松は黒松よりも幹がずっしりしている点が異なるのです。

黒松は3種の中で最も葉が鋭角で、盆栽に仕立てると古風な雰囲気を醸し出します。作り方も難しくなく、初心者でも安心です。育て方を確認して、立派な黒松の盆栽を造りましょう。

黒松盆栽の作り方【仕立て材料】

<作り方1>黒松の選び方

Photo by activelylazy

黒松の盆栽を造るには、黒松苗を購入しましょう。初心者が失敗しづらい方法としては、盆栽のみを専門とする造園店で購入するのがおすすめです。盆栽家が一定のレベルまで剪定をした黒松が手に入ります。

園芸店で購入する場合は、幹元がずしっと重みのある苗を選びましょう。また、枝や葉に優しく触れてみて、張りがあるものが望ましいです。まれに根元部分が腐りかけていたりするものもあるので注意して下さい。

<作り方2>用土

購入時の用土をそのまま利用してもよいのですが、養分をしっかり回すためには自分で用土を作るのがおすすめです。黒松の盆栽には、赤玉土を主として利用します。

赤玉土の他、桐生砂や矢作沙を少量混ぜ合わせても構いません。もしくは園芸店で盆栽用と表記された用土でもよいでしょう。いずれにしても、黒松の盆栽の用土は水のはけがよくなるタイプの用土を選んで下さい。

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<作り方3>苔

Photo byioa8320

黒松の盆栽には表面張りに使う苔も必要です。盆栽に使われる苔は、すな苔やおきな苔、すぎ苔、はい苔が人気と言えます。すな苔はヒトデのような形が目印で、おきな苔はやま苔とも呼ばれ、長さが短くふんわりとした感触が魅力です。

すぎ苔は黒松の葉とどことなく似た形をしており、長さがあります。はい苔は道端に自生していることもあり、強さが特徴です。器が小さい場合は短く張りやすい苔など、器や好みに応じて選んでみましょう。

<作り方4>植樹作業

実際に植樹の作業をしていきます。黒松を植える器に底石とネットを置き、根をピンセットでとかした黒松をセットしましょう。その後、用土をそっと押さえるように入れていきます。用土を入れる際は、強く押さえると根が弱るので注意して下さい。

次に裏面を湿らせた苔を用土表面に張ります。苔は水分をはじく特性が多少あるので、はじめは用土の半分程度に苔を張るのがおすすめです。苔を張り器底から水が流れ出るくらい散水したら完成となります。

黒松盆栽の作り方【日常手入れ】

<作り方1>育成手入れ場所

黒松の盆栽は日当たりがよいところが適所です。黒松の盆栽に限らず、松柏類の盆栽は日当たりがない場所では思うように生長促進されません。日当たり場所を探し、基本は外で育成・作業をするようにしましょう。

また、お正月や慶事の際など部屋の中に黒松の盆栽を置きたい時は、短時間をおすすめします。日当たりがない場所に長期間置くと、葉がへたるので注意して下さい。

<作り方2>散水手入れ

一般的に盆栽は水分が多いほうがよいというイメージですが、黒松の盆栽は別です。日当たりに注意した上で、少しからっとする程度の用土を目安としましょう。散水手入れは、表面がからからに乾いてから作業して下さい。

具体的な頻度としては、春から夏時期は1日2回ほど、秋時期は1日1回程度、冬時期は3日に1回程度でよいでしょう。また、1週間に1回ほど霧吹きで葉に散水してあげることで、葉に張りがでます。

<作り方3>時期別手入れ注意点

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黒松の盆栽は1年中育てやすく、適宜手入れしていれば枯れる心配はあまりありません。ただし、夏の時期は紫外線量も多いので、葉がやけてしまう可能性もあります。風がよく通り、なおかつ日当たりも確保できる場所で作業しましょう。

黒松の盆栽は、冬のつめたさにも堅固です。むろで管理しなくても、枯れることはないでしょう。購入したばかりで黒松自体が小さい場合や、枝が弱っている時は軒下や玄関内に入れてあげて下さい。

黒松盆栽の育て方【基本剪定手入れ作業】

<育て方1>基本剪定とは

黒松の盆栽の剪定にはいくつか種類があるのですが、基本剪定とはいたる場所から長く伸びた枝(徒長枝)を落とす作業を指します。徒長枝の剪定をすると、樹形を保つだけではなく、他の枝葉に均等に養分・水分が行き渡りやすくなります。葉の鋭角さも鑑賞点である黒松は、徒長枝の剪定で見た目を美しく維持するのが大切と言えるでしょう。

<育て方2>剪定時期・期間

黒松の盆栽の基本的な剪定時期は、新しい葉芽が出始める直前の期間となります。黒松の盆栽は、12月から2月下旬頃の冷えが強い時期の剪定は厳禁です。この期間に剪定すると、枝や葉が枯れる可能性があるので注意しましょう。

具体的な時期は3月から4月上旬あたりがちょうどよいです。仮に太い枝を落としても、新しい芽が準備している時期なので、過度な心配はいりません。適期までは育成期と考え、散水や日当たり・風通しのみ気を付けてあげましょう。

<育て方3>剪定の手入れステップ

基本的な剪定ステップは、特別な技は不要です。黒松の盆栽の樹形全体を見て、過度に伸びた枝を根元から落としましょう。内側に入った枝や、葉が下向きに伸びている枝なども合わせて確認して下さい。

黒松の盆栽の基本剪定は、不要と思われる枝がなければ無理に作業しなくて構いません。無理に行うと、反対に枯れることもあります。樹形を見て理想と異なる形の場合、混み合って風の通りが悪そうな時のみ手入れして下さい。

剪定した後の注意ポイント


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黒松の盆栽に基本の剪定をした後は、癒合剤を利用して切り口を保護してあげましょう。癒合剤とは、盆栽や鉢植えに使う傷口剤です。癒合剤を活用すると、剪定はさみによる傷の治りを助けるとともに、害虫や雑菌から守る機能もあります。

いくつか種類はありますが、黒松盆栽にはペーストタイプのものが使い勝手がよいでしょう。剪定を終えたら、適量を塗って下さい。また、剪定後は日常手入れと同様に散水や日当たりに注意しましょう。

黒松盆栽の育て方【芽の剪定手入れ作業】

<育て方1>芽摘みと芽切りを知ろう

黒松の盆栽を美しく育成する中で、芽摘みと芽切りというステップが大切になります。芽摘みとは、黒松の葉の頂部分から出る芽を摘む作業です。芽摘みをすると枝の出を調整できるので、理想の型を造形しやすくなります。

一方の芽切りとは、当年の新しい芽を落とすことです。芽切りをすると落とした箇所から新たに芽(2番芽)が出るのですが、育成期間がないので魅力的な短い葉をつけます。

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