Gios(ジオス)MISTRAL
サカモトテクノCORTEZ(コルテス)
ブリヂストン(BRIDGESTONE)MARKROSA 7S
ビアンキ VIA NIRONE 7・ロードバイク
オオトモCANOVER CAR-011 ZENOS
SAVANE(サヴァーン) Cabon ROAD 700C
cyma primer
FUJI SL1.1 DISC
クロスバイクとロードバイクの違い
颯爽にカッコよく走るクロスバイクやロードバイクは、一度は乗って見たいと憧れる人気の自転車です。しかしクロスバイクとロードバイクの違いがよくわからない人が多いのではないでしょうか。今回はクロスバイクとロードバイクの違いを徹底的に比較して解説します。
クロスバイクとロードバイクの目的と設計の違い
ロードバイクはレースのために開発された自転車なので、より速く走ることを目的に設計されています。そのためボディは軽量でスリム、変速ギアも多彩なので乗りこなすには多少技術が必要な自転車です。
クロスバイクはママチャリとロードバイクの中間的なスポーツ車で、路面の変化が多い街中でもサイクリングでも、気軽にスポーティーに走ることを目的に設計されています。
ハンドルの形状の違い
クロスバイクとロードバイクのどちらも、ママチャリより軽快に速く走行できるカッコいいスポーツ車です。同じスポーツ車でもクロスバイクとロードバイクは目的や用途が違うので形状も大きく異なります。その違いが最も見た目で比較できるのがハンドルです。
クロスバイクのハンドル
クロスバイクはロードバイクのようにレースで速く走ることより、サイクリングや街中で軽快に楽しく走るためのスポーツ車です。そのためハンドルは、適度に体を起こした楽な姿勢(ママチャリよりやや前傾姿勢)で乗れる、握りやすいバー状のフラットハンドルを採用しています。
またハンドル幅も広めなのでスピードを出しても安定のある走行ができ、サイクリングなどの長距離走でも体に負担がかからず疲れが残りません。
ロードバイクのハンドル
ロードバイクはレースなどで速く走ることを目的にしているので、風の抵抗を少なくし前傾姿勢が取れるように、握る場所が湾曲して下についているドロップハンドルを採用しています。
レースで出すロードバイクのスピードは平均で時速40km、最高速度は70kmにもなるのです。その風圧は想像以上で、前傾姿勢を取らなければたちまち失速してしまいます。そのためにロードバイクはドロップハンドルになっているのです。
タイヤの違い
クロスバイクもロードバイクも、タイヤがなければ走ることができません。タイヤの重量やサイズは自転車の乗り心地や走行スピードに大きく影響します。クロスバイクとロードバイクのタイヤの違いと乗り心地の違いを比較して見ましょう。
クロスバイクのタイヤ
クロスバイクのタイヤの幅は30mm前後と太めで、段差が多い街中の路面の衝撃にも耐えられクッション性が高くパンクもしにくいのが特徴です。このタイヤサイズはロードバイクやシティサイクル(ママチャリ)よりも太く安定感があり乗り心地がよくなります。
しかしクロスバイクは太いタイヤを履いているので重量が増し、ロードバイクのようなスピードは出せません。ただクッション性があるので体への負担は少なくなります。
ロードバイクのタイヤ
ロードバイクは速いスピードを出すために、車重は軽量でさらに高速に耐える耐久性が求められます。高速を出すために路面抵抗が少ないクロスバイクより極端に細い23〜28mmタイヤを装着するのが一般的です。
しかし細いタイヤは路面の衝撃をもろに受けるため、乗り心地はクロスバイより悪くなります。その衝撃に耐えるためにフレームやフォーク、スポークの形状や素材で対処しているのがロードバイクです。
フレームの素材と車重の違い
自転車のフレームの素材には「スチール」「アルミ」「カーボン」の3種類があります。クロスバイクはサイクリングや街中で軽快に走行でき乗り心地がよいスポーツ車で、ロードバイクは舗装路で最も速いスピードが出せる自転車です。その性能を最も大きく左右するのがフレームの材質と車重と言われています。
クロスバイクのフレーム
クロスバイクのフレームはアルミ製が主流です。アルミはスチールに比べ軽量で腐食しにくい金属なので非常に自転車に向いている素材と言えます。アルミ製フレームのクロスバイクの車重は15kg前後が一般的で、ママチャリの20kg前後より軽量なので軽快に走ることができるのです。
ロードバイクのフレーム
ロードバイクのフレームは一般仕様からレース仕様まであり素材が違ってきます。一般仕様のエントリーモデルでは、クロスバイク同様にアルミ製が多いのですが、他のパーツの軽量化もあり車重は10kg前後が一般的です。
レース仕様の高級モデルになるとカーボンフレームが使われます。カーボン繊維に樹脂を配合したカーボンは金属と違い大幅な軽量化が可能で、片手で持てる車重6kg台のロードバイクもあります。
付属品の違い
クロスバイクは街中の普段使いでも快適に乗れる自転車で、ロードバイクはレースなどで速く走ることを目的にしている自転車です。そのためクロスバイクとロードバイクでは、機能や性能のほか付属品やアクセサリーが大きく違います。
クロスバイクの付属品
クロスバイクはサイクリングやツーリングだけでなく買い物や通勤通学でも便利に快適に走行できるように、さまざまな付属品が付いているのが特徴です。危険を回避するベルや、夜間の走行を守るライトや反射板、泥除け、前カゴやサイドバッグなどが付いているのが一般的です。
ロードバイクの付属品
ロードバイクはスピードを出すことを最優先にしたレース仕様の自転車です。そのためにクロスバイクのようなカゴや泥除けなどの無駄な付属品やアクセサリーを一切排除し、徹底的な軽量化をはかっています。スタンドもなしで、ペダルもオプションになっているのが一般的です。
クロスバイクとロードバイクの選び方
選び方のコツは目的と乗り方が最も大切
ここまでクロスバイクとロードバイクの特徴や違いを比較解説してきました。しかしクロスバイクとロードバイクはたくさんのモデルがラインナップされており、いざ選ぶ際に迷う方が多いのではないでしょうか。どんな目的・用途でどんな乗り方をしたいかが最も大切です。クロスバイクとロードバイクの選び方のポイントを紹介します。
①自分の体型にフィットする!
どんなにスタイリッシュなバイクでも、気持ちよく快適に乗れなければ意味がありません。クロスバイクでもロードバイクでもまたがって両足がちょうどつくくらいのサイズがベストです。
大きいサイズはスマートでカッコいいのですが、安定性に欠け転倒の危険が増します。逆に小さいサイズはペダルを踏み込んでもクランクに力がうまく伝わらず、無駄な体力を使いストレスたまり快適に走れません。
②通勤や通学で使いたい!
通勤や通学でクロスバイクやロードバイクで走れば、スカッと晴々した気分になれます。うっとうしい満員電車やバスに揺られることなく、しかも運賃がかかりません。距離が10km以内なら気軽に乗れるクロスバイクがおすすめです。
15kmを超える場合は負担の少ないドロップハンドルのロードバイクがよいのですが、途中の路面を考慮する必要があります。また突然の雨や駐輪場での盗難の可能性ではクロスバイクが有利です。
③街中や景色のよい場所を気軽に走りたい!
買い物や散歩がてらの公園、景色がよい川の土手など街中を軽快に走るなら断然クロスバイクをおすすめします。段差の衝撃を受けやすくスピードが出るロードバイクは気軽に走るのには不向きです。ゆっくりと景色や街中の風景を楽しみながら軽快に走るには、安定感があり荷物も積めるクロスバイクを選ぶのがよいでしょう。
④サイクリングやツーリングなど長距離ライドがしたい!
正直言ってこの場合の選び方は選択肢が別れます。長距離ライドといってもサイクリングの距離は50km〜60km以内が通常です。クロスバイクもロードバイクもこの距離をクリアする性能があります。
この距離をどのように楽しむかによって選び方が変わるのです。景色や自然をゆっくり楽しながら走るならクロスバイク、長距離を短時間で制しその達成感と最後に見る景色を楽しむのならロードバイクが適しています。
⑤価格と予算で選びたい!
クロスバイクやロードバイクの価格はまちまちです。予算に妥協して失敗しないために価格の適正を知っておきましょう。
ロードバイクで5万円を切るのは、ルック車と呼ばれロードバイクの気分を味わうだけのママチャリレベルの性能です。クロスバイクはロードバイクの半値くらいからあるので最初はクロスバイクを選び、技術や予算の準備ができてからロードバイクに挑戦するのがベストです。
おすすめのクロスバイク4選
街乗りは荷物を乗せられる乗り心地が優先
買い物や通勤通学などの街乗りでは、荷物を乗せる機会が多くなります。また路面の段差が多いのも街乗りなので、クッション性や安定性が高いクロスバイクがおすすめです。数多く発売されているクロスバイクの中から、街使いの便利性、価格や人気、ファッション性などから2つ紹介します
①サカモトテクノCORTEZ(コルテス)
この商品はクロスバイクの性能に加え、大きな前カゴやLEDオートライト、チェーンカバーや泥除けなど街乗りで便利な装備を備えたシティクロスです。タイヤも700Cの太めでクッション性が、高く段差の多い街中で快適に走れます。通勤通学や買い物などの普段使いでもカッコよく走りたいというわがままな用途に応える人気の一台です。
サカモトテクノCORTEZ(コルテス)
重量 | 16.8kg |
---|---|
適応身長 | 155cm〜 |
タイヤサイズ | 700×35C |
変速 | 外装6段 |
材質 | フレーム:アルミ製 |
付属品 | 前カゴ、LEDオートライト、泥除け、片足スタンド、ペダル |
カラー | ブラック、チタンシルバー |
②ブリヂストン(BRIDGESTONE)MARKROSA 7S
このモデルの最大の特徴は、フレーム部分が下がっていて女性でも乗り降りしやすいスタガードデザインで、カラーバリエーションが豊富にありスポーティーとおしゃれを兼ね備えたクロスバイクです。
もちろん普段使いに便利なLEDオートライト、スタンド、泥除けは標準装備され、前カゴはオプションですが用途に合わせて着脱できます。またハンドルを握ったままでギアチェンジができるグリップシフトが便利です。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)MARKROSA 7S
重量 | 15.9kg |
---|---|
適応身長 | 144cm〜 |
タイヤサイズ | 26×1-3/8 |
変速 | 外装7段 |
材質 | フレーム:アルミ製(スタガードフレーム) |
付属品 | LEDオートライト、泥除け、スタンド、ペダル、(オプション)前カゴ |
カラー | サンドピンク、カーキ(つや消し)、コバルトグリーン、ダークグレー(つや消し)、ティールブルー、ブルーグレー(つや消し)、グレイッシュミント |
サイクリングは長距離でも疲れないことが大切
サイクリングは50km〜60kmくらいの距離を走るのが一般的です。街中と違い、長距離を走り路面の状況の変化やコースの高低差もあるので、車重の軽さに加え体に負担がかからずに疲れにくい機能を持ったクロスバイクが必要になります。
③cyma primer
cyma(サイマ)primerは、サイクリング初心者に人気のクロスバイクで、雨の日でも制動力が落ちない信頼性の高いシマノのVブレーキを搭載しているので安心です。また坂道に強い外装7段変速器で、高低差があるサイクリングコースでも楽に走破できます。
cyma primer
重量 | ー |
---|---|
適応身長 | 157cm〜 |
タイヤサイズ | 700C |
変速 | 外装7段 |
材質 | フレーム:アルミ製 |
付属品 | ペダル |
カラー | アーバンホワイト、ストリートブラック、アイアンブルー |
④Gios(ジオス)MISTRAL・クロスバイク
イタリアのメーカーGios(ジオス)が発売するMISTRAL(ミストラル)は、車重も約10kgと軽量でロードバイクに匹敵する性能がある人気のクロスバイクです。しかも価格も5万円前後と求めやすく、価格・性能・デザインのバランスがよく取れています。
ジオスブルーというカラーが特徴的で、非常に乗りやすく軽量なので女性にも人気があるサイクリングに最適なクロスバイクです。
Gios(ジオス)MISTRAL
重量 | 10.8kg |
---|---|
適応身長 | 400mm(150~160cm) 430mm(155~170cm) 480mm(165~180cm) 520mm(175~185cm) |
タイヤサイズ | ー |
変速 | 外装24段 |
材質 | フレーム:アルミニウム / フォーク:クロモリ |
付属品 | ペダル |
カラー | マットブラック、ネイビー、スカイブルー、ピンク、グリーン |
おすすめのロードバイク4選
サイクリングを超えた長距離ライド
長距離ライドのツーリングやレースに挑戦するなら、なんと言ってもロードバイクです。ロードバイクはクロスバイクより長距離の耐久性やスピードが出ます。だだし性能と値段もピンキリなのがロードバイクです。おすすめのロードバイクを4選して紹介しますので、自分の目的や用途にあったバイクを選ぶ参考にしてください。
①オオトモCANOVER CAR-011 ZENOS・ロードバイク
カテゴリーはロードバイクですが、ペダルとLEDライトがセットで付属していて、しかもリーズナブルな価格、サイクリングから街中利用のクロスバイク機能も備えた万能型ロードバイクです。
デュアルコントロールレバーの搭載により、ブレーキングやシフト操作で素早いギア変速が可能になります。長距離ライドだけでなく街中でも気軽に使いたい人におすすめのモデルです。
オオトモCANOVER CAR-011 ZENOS
重量 | 10.2kg(ペダル等部品を外した状態) |
---|---|
適応身長 | 165cm以上 |
変速 | 16段 |
素材 | フレーム:アルミ製 |
コンポーネント | SHIMANO |
ペダル | 付属 |
カラー | ホワイト、レッド、ブラック |
②ビアンキ VIA NIRONE 7・ロードバイク
世界で最も古い歴史を持つ自転車メーカーの一つで、ツールドフランスのトップ選手にも提供しているビアンキが、リーズナブルな価格で発売した人気のロードバイクです。
3重構造のアルミチューブと内装ケーブルを採用し、負担をかけずに長距離を快適に走れるフレーム設計が特徴になります。またサイズも7種類ありさまざまな身長に対応しているので、ロードバイク初心者にもおすすめできる商品です。
ビアンキ VIA NIRONE 7・ロードバイク
重量 | ー |
---|---|
適応身長 | 41(150~163cm) 44(155~165cm) 47(158~168cm) 50(163~173cm) 53(168~178cm) 55(173~183cm) 57(178~188cm) |
変速 | 18段 |
素材 | フレーム:ALLOY HYDROFORMING TUBING、フォーク:FULL CARBON KVID 1.1/8" |
コンポーネント | メイン:SHIMANO SORA、ブレーキ:SHIMANO BR-R3000 |
ペダル | なし |
カラー | NC - CK16BLACK/NN:BLACK,CK16 |
③SAVANE(サヴァーン) Cabon ROAD 700C SHIMANO SORA・ロードバイク
フレームとフォーク部分の素材にカーボンを使い、車重約9.7kgの軽量を実現したロードバイクです。またメインコンポーネントには信頼性の高いシマノ製を搭載しています。高機能と耐久性、軽やかな乗り心地を叶えるフルカーボン仕様で、しかも10万円を切る価格は魅力です。
SAVANE(サヴァーン) Cabon ROAD 700C
重量 | 9.7kg |
---|---|
適応身長 | 155〜185cm |
変速 | 18段 |
素材 | フレーム:カーボン、フォーク:カーボン |
コンポーネント | SHIMANO SORA |
ペダル | なし |
カラー | マルチ(グレー/レッド,グレー) |
④FUJI(フジ)SL1.1 DISC
世界最軽量の軽量のバイクを作るというコンセプトで開発されたロードバイクで、フレームとフォークを合わせた重量はなんと1.3kgという驚異の超軽量を実現しています。
メイン素材はカーボンで、その他のパーツも細部に至るまで1gの無駄も許さない設計になっています。登坂能力、100kmを超える長距離耐久性、振動吸収性も高く、乗り心地もよく多くのレースライダーから支持を得ている最強マシンです。
FUJI SL1.1 DISC
重量 | 1.3kg(フレーム&フォーク重量) |
---|---|
適応身長 | ー |
変速 | ー |
素材 | フレーム:カーボン、フォーク:カーボン |
コンポーネント | SHIMANO ULTEGRA 6870 Di2、ディスクブレーキ:DURA ACE BR-9000 |
ペダル | なし |
カラー | パールブルー、レッドオレンジ |
選び方に迷ったとき
乗りたい目的や用途を再確認する
クロスバイクやロードバイクには、さまざまなモデルがあり機能やスタイルもまちまちです。迷ったときには自分がカッコよく走っている姿をイメージして見ましょう。そうすると乗りたいシーンや用途・目的が見えてきます。スペックが高くても、快適に楽しく乗れなければ意味がありません。自分のスタイルに最も合うバイクを選ぶことが大切です。
好みのバイクでサイクリングや街乗りを楽しもう!
クロスバイクやロードバイクは軽快に走ることができるカッコいい憧れの自転車です。ここまでクロスバイクとロードバイクの違いや特徴、選び方やおすすめのモデルなどを紹介してきました。ここまでの記事を参考にしてクロスバイクとロードバイクの違いを踏まえ、自分の目的や用途にフィットするバイクで大いに楽しんでください。
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当サイトでは自転車に関する記事をたくさん掲載しております。クロスバイクやロードバイクだけでなく、とにかく自転車が好きという方はぜひ参考にしてください。

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出典:unsplash.com