はじめに:ツワブキの花言葉や名前の由来紹介
品種で葉に個性があるツワブキの和名や英名は
ツワブキとはふきとよく似た形をしていますが、実は別の種類の植物です。一見似たような葉に見えますが斑入りのものやフリルが寄っていたりと実は葉にとても個性があるのがツワブキの特徴となっています。
ツワブキという名前のほかの和名・英語の名前の由来も知ると、この植物の見方やあなたとの距離も変わってくるでしょう。
ツワブキの原産地など花図鑑と花言葉解説
今回はツワブキの花言葉をメインテーマとしてご紹介しますが、それいがいでもツワブキという植物の名前や原産地といった花図鑑と花言葉と由来・誕生花を合わせてご紹介していきましょう。
ツワブキの花を贈る場合、その植物の性質や育て方のコツを一言添えることができより贈った花をより長く楽しんでいただけます。また切り花の場合でも、なぜこの花を贈ったのかという意味がより深く感じてもらえるでしょう。
花言葉の由来にもつながるツワブキの花図鑑
それではまずはツワブキの花図鑑からご覧いただきます。つわぶきという名前、いったいどのような経緯や由来があって付いたものなのでしょうか。また、英名の名前の由来や開花時期・この植物の性質や特徴解説からお楽しみください。
ツワブキの和名や英名・原産地など
科・属 | キク科ツワブキ |
原産地 | 日本・中国などアジア |
和名/英名 | ツワ・イシブキ/Leopard plant |
植物分類 | 常緑多年草 |
和名英名の由来
ツワブキの名前の由来はつやはぶき(艶のあるふき)やあつはぶき(葉の厚いふき)から来たといわれているのが有力説です。また英名のLeopard plantもこのように見た目から付けられた名前で、斑入りのツワブキが動物の豹の柄に見えたというのが由来となっています。
ツワブキという植物の特徴
先程も名前の由来で出たように艶のある厚い葉を持っています。葉の形はふきととても似ており1本の葉茎の上に1枚だけ丸い葉を付けるのが大きな特徴。
つわぶきの花はキク科の花によく見られる中央から放射状に規則正しく並んで咲く花。色は黄色となっています。日陰に強い植物なので、よく山野の木陰で見られるほか、海岸近くにも自生している植物です。
ツワブキの花の見ごろは
ツワブキの開花時期は10月~12月と少し長め。秋から冬に咲く花として観賞用としても重宝されます。常緑であること・日陰でも育つ・開花時期から特に寒い季節に楽しめる庭に植える植物として人気が高く、日本はもちろんのこと台湾でも観葉用の園芸種のツワブキの栽培がさかんにおこなわれている植物です。
ツワブキの花言葉は「困難に打ち勝つ」
それでは早速ツワブキの花言葉をご紹介しましょう。花言葉には由来があるものも多いですが、ツワブキの花言葉にはどんな意味があるか気になりますね。タイトル以外の花言葉とその意味や由来についても御覧ください。
ツワブキの困難に打ち勝つという花言葉の由来
代表的な花言葉のひとつである困難に打ち勝つという前向きな花言葉の由来は、ツワブキの咲く場所に深く関係があります。通常ツワブキは日かげなどでも元気に育つ草花です。ほかの植物が咲かないようなところでも花を咲かせるこの様子から、この花言葉が付けられました。
そのほかのツワブキの花言葉は
ツワブキは花言葉が比較的多い草花です。このほかにも愛よ甦れ・謙譲や謙遜・先を見通す能力などがあり、どれもポジティブまたは日本人にはよいとされる性格で花言葉を付けた人がツワブキに対して優秀な植物であると感じていることをあらわしています。
そのほかのツワブキの花言葉の由来
愛よ甦れとは日かげでも咲くツワブキの生命力から、謙譲や謙遜は見た目の慎ましやかで日本的な様子、先を見通す能力とはほかの花が咲かないまだ寒い時期に花を咲かせることが、それぞれの花言葉の由来となっています。
ツワブキの誕生花は11月20日
花には花言葉のほかに誕生花もあります。誕生花とは植物に付けられた日に誕生日の人に贈るときに使うもの。贈る相手の幸せを祈る気持ちが花言葉だけよりより込められていると感じられるでしょう。花言葉や誕生花が好きな方に贈るときには、誕生花も気にかけておくと喜んでいただけます。
そのほかのツワブキの誕生花は
11月20日のほかに11月30日と12月28日です。ツワブキの開花時期と重なることから、使いやすいタイミングとなっていますね。この誕生日の人に何か花を贈りたいとお考えであれば、是非ツワブキも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
誕生花の意味も伝えよう
花言葉は知っていても誕生花という意味を知らない人もまだまだ多いようです。花をプレゼントに贈る場合あまり詳しく知らなそうな方であれば、誕生花の意味であるその日の誕生日の人に幸せを呼ぶラッキーフラワーであることも一緒に伝えるとよいでしょう。
もしツワブキがあなたの好きな花であるならば、その相手の方もツワブキを特別な花として見てくれて共通の話題や好みとなる可能性もあり距離も縮まります。
葉に特徴が出るツワブキの品種の違いを紹介
ひとくちにツワブキといっても種類はいろいろあります。その特徴の多くは葉に出やすいのですが、中にはツワブキにしてはとても大きく成長する種類もあってとても興味深いものです。日本に多いツワブキの品種の中から園芸用として人気の高い種類をご紹介しましょう。
ツワブキの品種1.竜頭
困難に負けないという花言葉が似合う品種
ツワブキの龍虎。竜頭の斑入りです。 https://t.co/ubSZX0p1MZ pic.twitter.com/4Izv06r58v
— 中越植物園 chuetsu-plants (@chuetsuplants) August 16, 2019
まずはこちらの竜頭というツワブキから。ツワブキは日本語の漢字の名前が付いているものが多いです。この竜頭もそうで龍の頭のようなごつごつとしたちりんめん状の葉が特徴的。
はじめてみると驚くほどフリルが入っていますね。またこちらの画像の竜頭は斑入りのものでより見栄えがよく価値があるものです。
ツワブキが好きな人に贈るのにおすすめ
もうすでにツワブキの鉢や庭植えを持っている方に贈るツワブキとしては珍しいものを贈った方が喜ばれるでしょう。
どこにでも出回っているものではなく、機会を逃すと手に入りにくい場合もありますので、頂いた時のその嬉しさはひとしおです。変わり種のツワブキはある程度園芸に興味のある人への贈り物におすすめ!
ツワブキの品種2.浮雲錦
愛よ甦れの花言葉を添えて贈りたい
衝動買い←
— 社畜ザメねーさん𝙫𝙖𝙧.未詳.𝙫𝙖𝙧𝙞𝙚𝙜𝙖𝙩𝙚 (@z_a_n_p_a) February 16, 2019
ツワブキ浮雲錦 pic.twitter.com/IJ2da6fMm2
こちらも漢字の名前がついたツワブキの品種です。つやつやとした葉のまわりに黄色い斑がとても映えますね。こちらは古くからあるツワブキで日かげだけでなく日光の下でも平気なので、植え付ける場所もいろいろと選べて庭のよいアクセントとなってくれるでしょう。
浮雲錦は鉢植えで贈るのがおすすめ
浮雲錦の特徴は日光の下でも丈夫というところだけでなく、冬になると葉の縁が虹のように七色に変化するところ。
長く栽培してその変化を楽しみたいツワブキの種類ですので、花言葉だけを贈るのではなくツワブキそのものも楽しんでいただくために、是非長く栽培できる鉢植えで贈り園芸にチャレンジしてみてもらってください。
ツワブキの品種3.オオツワブキ
謙虚という花言葉とは異なる品種だが
写真じゃあんま伝わらないけど、新宿御苑のツワブキでかっ!と思ったらオオツワブキという種類でした pic.twitter.com/zfcCUXu9wb
— あさかわ (@mizin_77) December 16, 2018
オオツワブキは名前のとおりツワブキにしては大きな草丈となる成長のよい品種です。謙虚という花言葉は使いにくくなってしまいますが、つやつやとした葉や日かげに強いという性質はそのまま。それ以外の花言葉を添えて贈るのがよいでしょう。
オオツワブキの特徴
オオツワブキは四国や九州地方に自生している品種です。開花時期がほかのツワブキよりも少し遅くて11月ころからが見ごろとなっています。ツワブキには日本列島でも南の方に独特の品種が集まっており、変わったものが見られることが多いです。
ツワブキの品種4.リュウキュウツワブキ
沖縄に生える珍しいツワブキの種類
ツワブキ(リュウキュウツワブキ)、日陰っぽい所とかに生えてたり、勝連城跡とかのが有名だけど、方言で、『ちーぱっぱ』って言うんだって、初めて知ったよ。 pic.twitter.com/4ABm8pllsO
— 赤犬子のふぐり (@akainkunohuguri) June 3, 2016
リュウキュウとは沖縄の古い呼び名です。リュウキュウツワブキは沖縄のツワブキの種類で写真では少しわかりにくいかもしれませんが、こちらも葉に特徴が出ます。
丸い葉の形や茎1本に対して葉が1枚付くところは変わりないですが、葉のまわりがぎざぎざと尖って基部がくさびの形になるのが特徴です。
葉の特徴の出にくいものもある
リュウキュウツワブキはどれも葉の特徴が顕著というわけではなくて、中には通常のツワブキと変わりない姿で生えるものもあります。これは斑入りの株に緑の葉が生えるようにそのときの気候や栄養状態でも変わるのと同じです。
花は沖縄で12月ころに咲くので本州で栽培する場合は通常のツワブキとそう変わりない開花時期となる場合も。しかし冬はあまり得意ではなく、最低気温5度以下にならないようにしましょう。
ツワブキの品種5.カンツワブキ
地域が限定される珍しいツワブキの品種
さっき近所の山で見つけたカンツワブキ(寒石蕗)。この地球上で屋久島と種子島にしか生息しないらしい。ツワブキの葉をギザギザにした感じ。屋久島は固有種の宝庫。 pic.twitter.com/tVtDzQbZt5
— 国本真治/ Kilty BOOKS / SAUNTER Magazine (@sauntermag) March 3, 2021
ご覧のように葉の厚みも薄めで色も黄緑色がかっているツワブキが屋久島に限って自生するカンツワブキの特徴です。また葉も光沢よりも凹凸が目立つため一見ツワブキの仲間だとはわかりにくいでしょう。
こちらはリュウキュウツワブキよりもさらに珍しい品種ですので、是非屋久島旅行に行かれた際などは写真に撮影してお花好きな方に送ってみてはいかがですか?
まとめ:ツワブキの花言葉を知り活用しよう
ツワブキは前向きな花言葉ばかり
花言葉にはプレゼントする相手に合ったもの・そうあって欲しいと祈る気持ちを込めるほかにも、自分の人生を明るいものとするお守り的な意味で近くに置くということにも使えます。
その意味や由来も花の性質や花から受けるイメージであることも多いため、好みの花ならその花言葉が気にいることもよくあることです。花言葉の意味や由来を知り、明るい毎日のために活用していきましょう。
花言葉が気になる方はこちらもチェック
暮らしーのではツワブキのほかにも黄色い可憐な花の花言葉もたくさん解説・ご紹介しています。中には花言葉に怖い意味を持つ花もあったりするので、そういう由来に興味がある方にはきっと楽しんでいただけるでしょう。こちらも合わせて御覧くださいね。
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出典:https://photo-ac.com/