大輪系F1パンジースカーレット
種子 パンジー・F1フリズルシズル
パンジー 種子 ピカソ
はじめに:色によるパンジー花言葉とは
パンジーの色別の花言葉に注目!
パンジーは花色がとても豊富な種類です。色見本ほど色違いの花が存在しているだけでなく、グラデーション・花びらごとの色違い・単色でぼんやりとした色の違いが確認できるものなどそのカラーバリエーションもさまざま。
シンプルな花びらの形からフリルがひらひらとした華やかな花びらの形においても非常に多種多様の姿を見せてくれるので、どのようなお好みの人にプレゼントする場合でもその人に合わせた色形が選びやすいです。
贈り物にもパンジーの花言葉を活用しよう
花をプレゼントする場合、花言葉も合わせて花を決めるという方も多く見られます。パンジーのよいところは豊富な花色に合わせて、代表的な花色には色違いの花言葉がついていること。
今回はこの色ごとの花言葉の違いやプレゼントにおすすめのタイプ・種類とともに、パンジーの花言葉の由来となって少し怖い物語もお話していきましょう。
パンジーとは?花言葉の前に知りたいこと
パンジーを花言葉とともにプレゼントするなら、贈る花のことも知っておいた方がより気持ちが伝えやすくなるでしょう。鉢植えならなおのこと、その花の特徴くらいは聞かれたら説明できるとよいですね。パンジーの基本情報と特徴・花のみごろの時期を解説します。
パンジーとは:基本情報
科・属 | スミレ科スミレ属 |
原産地 | ヨーロッパ(北欧) |
英語名/学名 | Pansy/Viola × wittrockiana |
育て方難易度 | 簡単 |
パンジーの語源はフランス語
パンジーは英語でPansyですが、その花の名前の語源はフランスのパンセ(pensée)で思想や物思いという意味があります。人の顔をイメージさせる花の形をしていることと、花が大きく首を垂れる様子が思いを巡らせている姿に見えることからパンセと名付けられたといわれています。
パンジーとは:特徴
パンジーは草の大きさ的には矮性(背の低い)品種。ひとつの株で次々と花芽があがってきてこんもりと長期に渡りたくさん花が咲く種類の草花となっています。花びらの付き方は中央から放射状ではあるものの、花びらの大きさは咲く場所によって大きさが変わる咲き方をします。
それがライオンや人の顔のように見えることから、笑っていたり考え込んでいたり・怒っているように見えるなど、見る人の感情によって表情豊かです。
パンジーとは:見頃の季節
パンジーは種や苗から栽培される植物で秋植え春咲きの植物。ある程度低い気温でないと発芽しないため、お正月の寄せ植えとして使用する場合は夏から発芽させた苗を購入して植え付けるとよいでしょう。
通常の気温で育てた場合3-4月ころからが開花時期。花期が長いため上手に栽培すれば5-6月ころまで楽しめる植物です。
花の姿に由来する?パンジーの別名は
パンジーは園芸用の花とし鉢植えや地植えなどで非常に人気が高く、ポピュラーな育てやすい植物です。そのため昔から人の近くにあり、親しみを込めて別名で呼ばれることもありました。ここではそんなパンジーの別名をご紹介します。
パンジーの別名1.三色すみれ
パンジーの交配の親品種のひとつに野生の三色すみれがあります。そのため原種に近い昔からあるパンジーの色は青・白・黄色の3つの花びらの色に分かれており、親同様三色すみれと呼ばれていました。
近年パンジーの色も単色・2色のグラデーションなどバラエティに富んだものが人気となり3色のタイプはあまり見かけなくなりましたが、それでもご高齢者などはこの別名で呼ぶことがあります。
パンジーの別名2.遊蝶花
パンジーの花びらは中央左右対称に中くらいなものが2枚、その下に少し小さめな花びらが2枚付いており、後方上に大きめな花びらのアクセントが付きます。
この中央と下の部分が蝶が羽根を広げているような姿をしていることから、遊蝶花という別名もあります。
パンジーの花言葉を色別にご紹介!
パンジーとはという基本的なお話と、別名をご覧いただいたところでお待ちかねの色別の花言葉を紹介していきます。花言葉にはポピュラーで花色が多いものほど、全体の意味・色別の意味が決められておりプレゼントに使いやすくなっているのが特徴です。
青いパンジーの花言葉
青には結婚式に花嫁が身につけると幸せになるサムシングブルーという言い伝えがあります。これは聖母マリアのイメージカラーである青に由来する伝統なので、日本人には少し関係ないと思われるかも知れませんね。
しかしサムシングブルーはキリスト教徒でなくても近年は一般的な習慣として試される方も少なくありません。そんなときにぴったりなのが純愛という花言葉があるパンジーです。
青いパンジーの花言葉は「純愛」
青いパンジーの花言葉は純愛。純愛とは駆け引きや損得ではなくひたすらに相手を思うピュアな気持ちを表します。結婚式のサムシングブルーとも通じるところがあると思われませんか?青いパンジーは贈る相手に対する純愛の気持ちを表すのにぴったりな花言葉です。
紫色のパンジーの花言葉
原種の色で丈夫で育てやすい紫のパンジー
色やフリルがきれいだとパンジーの種を購入して何年か育てていると原種返りというものが起こって、シンプルな形の紫のパンジーばかりになります。花には品種改良によって1世代だけしか特別な形や色が咲かないものも少なくないのです。
パンジーの原種は紫色。これは親の紫色のすみれの遺伝子が強いためです。この紫色のパンジーは原点にして丈夫な花。栽培のときも病気になりにくいなどの利点があります。
紫色のパンジーの花言葉は「誠実」
紫色はパンジーの原種の色ということで、ベーシックな花言葉が付けられています。しかしそれは全体の花言葉としても使えるので、ここでは紫色の固有の意味をご紹介しましょう。
その意味は誠実や律儀というもの。人と人の繋がりを大切にする人にぴったりの花言葉ですね。友人思いな同性や頼りがいのある異性の相手に贈るとよいでしょう。
黄色いパンジーの花言葉
黄色のパンジーは野生種でもあることから、紫色に次いでよく見る花色といえるでしょう。特にイギリスではこの黄色の野生種のパンジーが多く群生している地域もあるほどです。
黄色く色が固定された園芸種もいろいろな色の組み合わせ・花のデザインが豊富で贈る方の趣味やイメージに合わせて選びやすい花色となっています。
黄色のパンジーの花言葉は「田園」
イギリスの片田舎に群生しているものがベースである黄色いパンジーには、田舎やつつましい幸せといった花言葉の意味があります。
華やかでにぎやかな流行を追う都会的な生活よりも、自分らしいしっかりと地に足をつけた暮らしをよしとする方や、グリーンや木目が大好きなナチュラリストなインテリアが好きな方に贈るのに適しているパンジーの花色といえますね。
白いパンジーの花言葉
白いパンジーというと少し色が地味と感じる方もいるかも知れませんが、寄せ植えなどでは使いやすい花色として人気があります。自身が単体で目立つ花ではありませんが、周りを目立たせつつ自分の存在も主張していくそんな役回りがガーデニングでの白いパンジーの立ち位置です。
白いパンジーの花言葉は「温順」
白いパンジーはその性質からも想像できるような温順という花言葉が付けられています。ほかの仲間を押しのけて前に出るタイプではなく、やさしく見守るその姿は温順という花言葉にぴったりではないでしょうか。
贈る人もそのような優しくふところの大きな温順な相手に対して合う花です。温順は白いパンジーのみの意味となっているので、ほかの花と合わせたブーケや寄せ植えを使う場合は花言葉の組み合わせにも気をつけましょう。
オレンジ色のパンジーの花言葉
パンジーのオレンジ色の品種は黄色と比べてすこしくすんだ落ち着いたカラーです。花色もビビッドな1色ではなく同じ花びらでも場所により少しずつニュアンスの違うオレンジ色であるのも特徴的。そのために明るい色合いながらも落ち着いた印象を与えてくれるでしょう。
オレンジのパンジーの花言葉は「天真爛漫」
パンジーの花から受けるイメージは落ち着いていても、オレンジ色のパンジーには天真爛漫という子どものような邪念のない明るさを表す意味が付けられています。
少し暗くなりそうな場面でも、率先して元気づけてくれるようなムードメーカーな明るい性格を持った相手に対してプレゼントすることで、花言葉と自分の気持ちをシンクロさせてうまく伝えられることでしょう。
赤いパンジーの花言葉
花色が豊富なパンジーでは赤とひとくちに言ってもビビッドな赤から落ち着いた赤・ピンクや紫など赤と他の色がまじったようなものまであり多くの選択肢から選ぶことができます。
赤というカラーは人気色なので寄せ植えなどには差し色として使いたい色ですね。ほかの花と合わせたニュアンスカラーを選ぶことが可能となっていて使いやすいのが、特に花色が豊富な赤のパンジーの特徴となっています。
赤いパンジーの花言葉は「思い出」
バラなどでは燃えるような恋心などとされる赤い花の花言葉のイメージ。それとは少し違ってパンジーの場合は異性だけでなく、家族に対してや目上の方に贈る場合でも通用するような意味となっています。
赤い花は使いたいけれど恋愛に関する意味に取られたくないという方は、パンジーを使うとよいでしょう。
少し怖い?パンジーの花言葉の伝説
パンジーを恋愛相手に贈る場合には知っておくと気持ちの伝わり方も変わってきそうな、パンジーの花と花言葉にまつわる伝説・逸話があります。少し怖い話でもありますが、なぜパンジーが恋愛の花といわれているのか、バレンタインデーと関連付けられているのかを知ることができるでしょう。
パンジーはバレンタインデーの花
パンジーは愛の花とも呼ばれて海外ではバレンタインデーに好きな人に贈る花といわれています。それには宗教的な理由で好きな人と結婚できなかった人たちを助けてくれた、ヴァレンティヌス司教にまつわる逸話が関係しています。
パンジーの花言葉とヴァレンティヌス
ヴァレンティヌス司教は実在した人物で名前からも想像できるように、バレンタインデーの元となった方です。当時身分や種族の違いから結婚できなかった愛する者同士に、こっそり式をあげてあげていた救いの人物でした。
しかしそれが偉い人の耳に入ってしまい、結局ヴァレンティヌスは投獄されて最後には処刑されてしまったという怖い伝説があります。
パンジー伝説とバレンタインデー
ヴァレンティヌスが投獄中こっそりと「私をわすれないで」と記して、窓から鳩にくわえさせて放った植物が三色すみれであったこと。ヴァレンティヌスが処刑された日が2月14日であったことから、バレンタインデーとその日に贈る花としてパンジーが決められたという逸話ができました。
贈り物に活用できる!パンジーの種類
最後になりますが園芸店・フラワーショップで手に入りやすい人気のパンジーの種類をご紹介しましょう。ひとつの品種でいろいろな花色のあるものなどは、寄せ植えの鉢植えにも使いやすくておすすめです。それ以外でも大人の方へ向けた贈り物に人気の、落ち着いたカラーのパンジーも要チェックです。
花言葉と共に贈りたいパンジー1.
大輪系F1パンジースカーレット
思い出の花言葉がある赤いパンジーの中で手に入りやすい品種がクリアスカーレットと呼ばれる種類です。
種から栽培する場合、いろいろな花色がある品種は何色が咲くか開花するまでわからないということもありますが、これは確実に赤いパンジーが咲く品種なので赤いパンジーが欲しい方にはおすすめです。
花言葉と共に贈りたいパンジー2.
種子 パンジー・F1フリズルシズル
フリルシズルはフリルのような華やかな花びらをもつパンジーの種類として、単色の花色と落ち着いたニュアンスカラー・手に入りやすいという点でおすすめな品種です。
花の種には単色で入ったものとミックスがあります。熱愛のブルーや温順の白・天真爛漫なオレンジなどが有名です。
花言葉と共に贈りたいパンジー3.
パンジー 種子 ピカソ
ピカソは大輪の花が咲くパンジーの品種で、色は単色や複数の色のグラデーションのものが混じります。花色は今回ご紹介した花言葉のカラーはピカソひとつで揃いますが、種袋の中にその花色が入っているかどうかは運次第となりますので、ミックス袋を購入すると不安なところがあります。
心配な方はカラーがはっきりしている苗を購入して植え付けるか、開花済の鉢植えを選ぶのがよいでしょう。
まとめ:パンジー花言葉を活用しよう
贈る相手に合わせやすいパンジーの花言葉
今回は花色や花びらのスタイルも豊富なパンジーの色別の花言葉や少し怖いパンジーの花の伝説などもご紹介しました。
青い花に恋愛の花言葉が付けられていたり、逆に赤い花には万人向けの広い意味の花言葉があったりと、パンジーは他の花と同じイメージで花言葉を予想するのは難しいです。うっかり意味を間違えたということがないようよに、贈り物にする際は必ず花言葉もチェックしてみてくださいね。
パンジーや花言葉が気になる方はこちらもチェック
暮らしーのではパンジーの花言葉のほかに育て方を解説している記事もあります。自分で育てたパンジーを気持ちをこめて贈りたいという方はこちらの記事もおすすめ!そのほか恋愛系の花言葉を探している人には永遠の愛の花言葉を集めた記事も是非ご覧いただきたいものとなっています。

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