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【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~ 秋の山形でお花見と味覚を堪能~

秋の季節はドライブで山形県を旅してみませんか?豊かな自然に恵まれた山形県には、秋に出かけてみたくなる魅力のスポットがいっぱいです。今週は秋の山形県をドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。観光するのは全部で7ヶ所のスポットです。どうぞご覧ください。
2021年8月31日
iiyudana
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秋の山形の魅力をドライブで満喫

出典:ライター撮影

いい旅してますか?今週は秋の山形県をドライブで巡ります。旅の舞台となるのは山形県川西町と高畠町です。この2つの町は山形県の最南端部の地域である置賜エリアに属していて、小さな町でありながらも魅力的な観光スポットがたくさん集まっています。

ドライブ旅のスタートとなるのは東北中央自動車道「米沢北IC」で、この高速道路の開通によって山形県に隣接する福島県、宮城県との環状ネットワークが出来上がりました。下道で時間をかけてアクセスしていた観光スポットも、今では短時間でアクセスできるようになっています。

ドライブ旅の行程をご紹介

出典:ライター撮影

ここで今週のドライブ旅の行程を簡単にご紹介しておきましょう。まず最初は花の名所で秋に咲くダリアの花を観賞します。お花見を楽しんだ後はグルメスポットまでドライブして少し早めのランチを食して午前の部は終了です。

午後の部は昔町を走っていた鉄道車両と駅舎の展示施設を観光し、そこからミステリアスな公園へとドライブして散策を楽しみます。散策終了後は近くにある観光果樹園に移動して山形県の秋の味覚を味わい、満腹になったならそこから地元のワイナリーにアクセスしてお土産を購入します。最後は天然温泉でドライブ旅の疲れを癒します。

ダリヤの咲く景色を撮影

出典:ライター撮影

川西ダリヤ園

最初に観光するのは米沢北ICから20分ほどドライブした場所にあるお花見スポットです。川西ダリヤ園は国内唯一のダリア専門の花園として昭和35年に開園しました。それまでは別の場所で営業していましたが、平成11年に現在の場所に移転して営業を続けています。

国内のダリア園の中でも有数の規模を誇っていて、約4ヘクタールの広大な敷地に植えられているダリアの花の数は650品種、10万本です。早咲きのダリアは8月から観賞できますが、一番の見頃となるのは9月中旬から10月中旬の秋の季節ですね。

ダリアグルメもお楽しみ!

地元川西町はダリアの花を町の花に指定しているため、町内をドライブをしていると民家の庭先にダリアの花がたくさん咲く景色をあちらこちらで見かけますね。その景色がお花見に訪れる観光客の期待を大いに高めてくれます。園内には人の顔と同じほどの大きさのダリアの花もあるので、撮影スポットに困ることは全くありません。

綺麗な景色を撮影した後はフードコーナーでダリアを使ったグルメを味わってみましょう。おすすめはアイスクリームで何とダリアの葉っぱがアイスに練り込まれています。これはもう食べるしかありません。

この観光スポットは山形のココ!

川西ダリヤ園

  • 住所
    山形県東置賜郡川西町大字上小松5095-11
  • 電話番号
    0238-42-2112
  • アクセス
    東北中央自動車道「米沢北IC」より20分

地元の名物グルメに舌鼓

出典:ライター撮影

あっさり


ダリアの咲く綺麗な景色を楽しんだ後は少々早めのランチタイムといきましょう。お花見スポットから4分ほどドライブした場所にあるグルメスポットに移動します。地元でも人気のお店のため待ち時間を節約するために早めに来店するのがおすすめですね。

ランチタイムは午前11時から始まるため、ちょうどダリヤ園をゆっくりと観光してから立ち寄ると開店と同時に入店することができるに違いありません。地元ではラーメンが美味しいお店として人気ですが、あっさり食堂でぜひ味わってみたい名物グルメがあります。

おすすめグルメはコレ!

あっさり食堂でぜひ食べてみたいのが「牛すじ煮込み定食」ですね。甘辛の出汁でしっかりと煮込まれた牛すじは大変柔らかく、山形米の白いご飯に見事にマッチします。牛すじと一緒に煮込まれた豆腐もいいアクセントとなっていて、すき焼き定食を食べているような贅沢な気分を味わえるのが魅力です。

また、付け合わせの漬物も小茄子など地元の野菜を使ったものとなっているのでおすすめですね。牛すじの煮込みをご飯に乗せた丼ぶりもあるので、ぜひ好みの牛すじ料理をチョイスしてみてください。個室スタイルで食べられるのも魅力的です。

この観光スポットは山形のココ!

あっさり

  • 住所
    山形県東置賜郡川西町大字上小松1644
  • 電話番号
    0238-42-3254
  • アクセス
    東北中央自動車道「米沢北IC」より15分

レトロな列車と駅舎を見学

旧山形交通高畠駅

名物グルメを食したなら午後の部へとまいりましょう。最初に観光するのはランチスポットから20分ほどドライブした場所にあるレトロな鉄道の展示場です。地元高畠町は明治時代に地場産業である製糸業が盛んになり、製品を輸送する手段として鉄道が開業しました。それが高畠鉄道です。

製糸だけでなく果物や木炭、石材などの貨物の運搬、さらには人の移動手段として高畠鉄道は大いに活躍しました。特徴的なのが人が乗っていた客車で、可愛らしい小さな客車は「マッチ箱」などとも呼ばれて地元の人々に親しまれていました。

レトロ感溢れる駅舎が見どころ

高畠鉄道は昭和の時代になってから「山形交通高畠線」という地方鉄道として運航が継続され、昭和49年に廃線となるまで活躍しました。こちらの施設には木造であった駅舎を立て直しした昭和9年当時の石づくりの駅舎が当時のまま保存されています。

建物に使用されている石は地元高畠で産出された「高畠石」ですね。貴重な建物をバックにぜひ記念写真を撮影してみてはいかがでしょうか。もちろん駅舎だけでなく、鉄道のホームや当時走っていた電車と機関車も見どころとなっています。懐かしさを感じながら観光をエンジョイしましょう。

この観光スポットは山形のココ!

旧山形交通高畠駅

  • 住所
    山形県東置賜郡高畠町高畠1568
  • 電話番号
    0238-52-1111
  • アクセス
    東北中央自動車道「南陽高畠IC」より6分

切り立つ岩場の景色がダイナミック

出典:ライター撮影

瓜割石庭公園

昔懐かしいスポットを楽しんだなら今度は一風変わったミステリアスな景色を堪能しましょう。旧高畠駅から瓜割石庭公園まではドライブで6分ほどです。この公園は前述の旧高畠駅の駅舎に使われていたのと同じ高畠石の石切り場の跡地で、誰でも無料で見学することが可能です。

高畠石は黄色みがかった凝灰岩で、大昔の古墳時代には石室の材料として、江戸時代には民家の石塀の材料として活用されていました。公園内には石を切り出した跡に現れる独特の岩肌の断崖がそのまま残されていて、それが不思議な空間をつくり出しています。


トンネルを抜けると不思議な景色が!

専用の駐車場に車をとめてから公園内に入場すると切り立った断崖が姿を現します。石を削り取っているため断崖は独特の肌の色をしていますね。断崖の中に空いている小さなトンネルをくぐると、そこには周りを断崖に囲まれた不思議な空間が広がっています。

大きな声を出すとそれが壁にぶつかって独特の響きとなって聞こえてくるのが楽しいですね。もし誰もいなかったならぜひ大きな声で歌を歌ってみましょう。秋の季節にはこのスペースで名物の芋煮会なども行われて盛り上がります。ぜひこの穴場のスポットに立ち寄ってみてください。

この観光スポットは山形のココ!

瓜割石庭公園

  • 住所
    山形県東置賜郡高畠町安久津
  • 電話番号
    0238-52-5433
  • アクセス
    東北中央自動車道「南陽高畠IC」より10分

山形の秋の味覚を味わおう!

出典:ライター撮影

まほろば観光果樹園

不思議な公園を散策した後は観光果樹園で山形県の秋の味覚を堪能しましょう。瓜割石庭公園から3分ほどドライブすると秋の収穫体験ができる観光果樹園に到着します。こちらで秋の季節に体験できるのはぶどう狩りで、料金を支払うと指定されたぶどう園の中で自分でぶどうを収穫して食べることが可能です。

頭の上にはたくさんのぶどうがなっていて、現場で渡されるはさみを使ってぶどうの房を切り取ります。ぶどう園の中には洗うための水道と食べるための椅子とテーブルが置いてあるので、思い思いに収穫したぶどうを味わえるのが魅力です。

時間無制限なのが嬉しい!

まほろば観光果樹園の大きな魅力は時間無制限でぶどうが食べられることです。特に子連れのファミリーなど手のかかる子供のいる場合には、ゆっくりと食べることができるこの果樹園のメリットは大きいに違いありません。

ぶどう園の中には他の品種のぶどうが盛られたザルが置いてあるので、ぶどうの味比べも楽しむことができます。ぶどうの品種は時期によって異なっていますが、概ね10月中旬頃までは収穫体験を楽しむことができるに違いありません。お持ち帰り用もリーズナブルなのでぶどうをお土産にしてみてはいかがでしょうか。

この観光スポットは山形のココ!

まほろば観光果樹園

  • 住所
    山形県東置賜郡高畠町二井宿132-4
  • 電話番号
    0238-52-4366
  • アクセス
    東北中央自動車道「南陽高畠IC」より10分

グルメなワインをお土産に!

出典:ライター撮影

高畠ワイナリー

秋の味覚を堪能したなら今度はそれを使ったドリンクグルメを購入してみましょう。向かうのは観光果樹園から15分ほどドライブした場所にあるワイナリーです。ぶどう栽培が盛んな地域には必ずといっていいほどワイナリーがありますね。

高畠町のぶどう農園では有機農法でぶどうを栽培していて、デラウウェア品種やシャルドネ品種については市町村単位で全国一の出荷量を誇っています。高畠ワイナリーはぶどう園に囲まれた恵まれた環境にあり、風光明媚で訪れるだけでも気分爽快です。ワインの購入以外にもお楽しみがたくさんあります。

景色を眺めながらスイーツグルメを食べよう!

ワイナリーはワインやお土産を販売するショップと、高畠ワインの歴史やワインの製造工程などを学べる展示コーナーという構成です。ショップではさまざまな種類のワインが販売されていて、中には数年に一度だけワイン職人が最高級のぶどうのみを使ってつくる特製のワインも含まれています。

建物の外にはソフトクリームコーナーがありワインを使ったソフトクリームを食べることが可能です。残念ながらドライバーはワインの試飲は不可能ですが、ぶどうの香りが引き立つソフトクリームならきっと安心して食べられるに違いありません。


この観光スポットは山形のココ!

高畠ワイナリー

  • 住所
    山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1
  • 電話番号
    0238-40-1804
  • アクセス
    東北中央自動車道「南陽高畠IC」より10分
  • 営業時間
    10:00~17:00

ドライブ旅のシメはやっぱり温泉

高畠町太陽館

秋の山形県の魅力を思う存分満喫した後は温泉でドライブ旅の一日を振り返りましょう。温泉を堪能するのはワイナリーから4分ほどドライブした場所にある日帰り温泉施設です。山形県は全市町村に温泉地があるというまさに温泉天国といえる県ですが、高畠町にもしっかりと温泉が楽しめる施設がつくられています。

高畠町太陽館があるのは何とJR高畠駅の駅舎の中です。男女別の広々とした内風呂があり、アルカリ性単純泉のお湯が湯船にたっぷりと満たされています。大人ひとり300円という銭湯より安い入浴料が大変魅力的です。

一泊旅行もおすすめ!

IR高畠駅にはJRが運営するホテル「フォルクローロ高畠」が併設されていて、太陽館の日帰り温泉施設と通路でつながっています。ホテルに宿泊すると温泉施設が無料で利用できるので、一泊してドライブ旅の疲れをほぐしてみるのもいいですね。

宿泊者には無料の朝食がプレゼントされるシステムとなっていて、山形県産の食材を使った料理をビュッフェスタイルでいただくことができます。山形県ならではの郷土料理なども味わえて最高のモーニングタイムとなるに違いありません。駐車場も無料なのでドライブ旅には最適です。

この観光スポットは山形県のココ!

高畠町太陽館

  • 住所
    山形県東置賜郡高畠町大字山崎200-1
  • 電話番号
    0238-57-4177
  • アクセス
    東北中央自動車道「南陽高畠IC」より7分

秋の旅行は山形に決めよう!

出典:ライター撮影

今週は秋の山形県の魅力を満喫するドライブ旅をお届けしましたがいかがでしたか?花、グルメ、温泉と山形県の秋は見どころがいっぱいです。ぜひ本記事を活用して山形県で素敵な秋の旅を楽しんでみてください。