クラウドアップ1
クラウドアップウィング
クラウドアップ コヨーテ
ネイチャーハイクとは
日本で本格始動し始めた中国のブランド
ネイチャーハイクは、日本でいうキャプテンスタッグやモンベルと同じくアウトドア用品を広く手掛けている中国の総合アウトドアブランドになります。
2010年頃にはAmazonなどでも見かけるようになり、2020年からはネイチャーハイクジャパンとして現地法人による本格的な日本での発売が開始されました。現地法人ができたのは最近ですが、製品の発売は2010年頃からで愛用している方も多いです。
製品が豊富
中国の総合アウトドアメーカーということでアイテムが多いです。例えば主に登山で使われているウルトラライトと呼ばれる軽量なテントからキャンプ用のテントまで揃っていてタープやコット、シュラフからアパレルまであります。アパレルに関してはネイチャーハイクジャパンのみの日本限定製品です。
テントも同じテントを何年も発売していますが、生地や構造を見直すマイナーチェンジをしてより使いやすく進化しているテントもあります。
ネイチャーハイクの運営元について
ネイチャーハイクジャパンは株式会社カンパネラが手掛けているブランドです。カンパネラはネイチャーハイクの日本総輸入元、総販売代理店の伊藤忠商事株式会社と正式に契約しているメーカーになります。
カンパネラは、アウトドア人口を増やすことを理念にECサイトやリアル店舗などを手掛けている日本の会社となり信頼性が高いです。また、キャンプやアウトドアに関するイベントのプロデュースや運営も手掛けています。
ネイチャーハイクのテントの特徴・魅力
ネイチャーハイクのテントは軽い
ネイチャーハイクのテントはさまざまなモデルがありますが、登山で使えるウルトラライトモデルのテントなど軽量なモデルが多いです。キャンプでも使いやすいテントもありますが、キャンプで使えるテントも軽量なものが多めになっています。
また、ネイチャーハイクは軽さを優先したアイテムが多いブランドのためポリエステルではなく薄手のナイロンを使ったテントが多いです。ナイロン素材は登山用テントで使われやすい素材になります。
ネイチャーハイクのテントはコンパクト
ウルトラライトや軽量なテントが多いためテントの収納サイズがコンパクトなものも多いです。登山で使えるテントも多く自転車でのキャンプでも使いやすいテントが多めになります。薄手のナイロン素材のためかさばりにくいです。
ネイチャーハイクのテントは前室がきちんとある
ネイチャーハイクのテントは軽量かつコンパクトなものが多いですが、荷物置き場や作業スペースにもなる前室がきちんとあるテントが多いです。テントの種類によっては前室が広めになっていてキャンプも使いやすくなっています。
今回紹介するウルトラライトモデルの軽量なテントでもきちんと前室があり、靴やバックパックも置いて置けるスペースがきちんとあり使いやすいです。
ネイチャーハイクは耐水性が高い
防水性に関するスペックが高いところもネイチャーハイクのテントの魅力です。テントの耐水圧は1500mmがあると大丈夫と言われていますが、ネイチャーハイクのテントは2000~3000mmのものが多く耐水圧が高めになっています。
キャンプ用のテントでも2000mmの耐水圧があり全体的に雨に強いところもネイチャーハイクのテントの特徴です。今回紹介するウルトラライトモデルや軽いテントは3000mmのモデルもあります。
人気のクラウドアップテントを紹介
ネイチャーハイクの人気ウルトラライトテント
クラウドアップ1
クラウドアップシリーズはネイチャーハイクの人気ウルトラライトテントです。新作モデルはアップグレードされていて通気性が改善され過ごしやすくなっています。
サイズは1~3人まで対応し一番軽いソロ用のクラウドアップ1は(65+230)×110×高さ100cmのソロ用としてはゆとりのある広さで収納サイズ45×12cmです。重量はソロ用の軽量モデルで1.52kgになり、大きい3人用でも2.12kgしかありません。
日本仕様の特別モデルも
クラウドアップ コヨーテ
クラウドアップ1と2には日本仕様の特殊なモデルが存在します。特別仕様のコヨーテは通常のクラウドアップにはない特殊な色となりかっこよさを追求したテントです。大きさや重さは変わらず、テントの色が変わるだけとなりますがコヨーテになったことでキャンプでも登山でもマッチするおしゃれな雰囲気になっています。
通常のクラウドアップはネイチャーハイクの他のウルトラライトテントでも多い白やオレンジ、緑のカラーバリエーションです。
クラウドアップテントの魅力を紹介
ネイチャーハイクの人気テント「クラウドアップ」のアップグレードモデル(現行品)の魅力を紹介しますね。日本仕様のコヨーテ柄もデザイン性が異なるだけのため魅力となる部分は通常のテント同じように考えて大丈夫です。形状などがことなる新作の派生については後述しますね。
1:バリエーションが豊富
本品は登山用のウルトラライトテントですが、バリエーションが豊富です。人数については前述したようにソロ用から2人用、そして3人用まであり登山からキャンプでも使いやすくなっています。
また、ネイチャーハイクのクラウドアップはテント自体にもバリエーションがあり秋冬、雪上でも使いやすいスカート付きのモデル、生地が薄い分軽量な20Dのシリコン加工されたナイロンを使ったモデルなどもあり種類が多いです。
20Dシルナイロンと210Tポリエステル
ネイチャーハイクのテントは、同じテントでも素材が異なる場合もあります。本品の場合は20Dシルナイロン、210Tポリエステルの2種類がありスペックは20Dモデルのほうが軽量で耐水圧が高いです。そのぶん価格差もあり210Tのほうが安くなっていて、素材が選べるところもネイチャーハイクの魅力になります。
ネイチャーハイクのテントは素材ごとに色で分かれていることが多く、本品の場合は白が20D、その他の色がポリエステルです。
2:スペックが高い
スペックが高いところもネイチャーハイクのテントの魅力と紹介したように、本品は軽量で登山でもキャンプでも使いやすいサイズ感に加え強度のある7001高強度アルミニウムです。
7000番台のアルミは超々ジュラルミンと呼ばれていて、航空機や車両など軽さと強度が必要になる場所で使われているアルミ合金のことになります。ネイチャーハイクのテントはアルミポールよりも強度が優れているポールを採用していて強度が高いです。
異なる耐水圧
前述したようにネイチャーハイクのテントはシルナイロンとポリエステルで少しスペックが異なります。ナイロンを使ったモデルは耐水圧が4000mmと高めです。
ポリエステルは3000mmとなり一般的なテントと比べるとポリエステルモデルでも高いですがシルナイロンより1000mm低い違いがあります。どちらも高い耐水圧があり、雨に強いテントです。
ネイチャーハイクのテントのレビュー
ネイチャーハイクのクラウドアップシリーズはコスパの高いテントになっていてスペックが高いです。山岳という厳しい環境でも使えるようになっていて耐水圧が高く信頼できます。
注意点としてはスカート付き、ベンチレーション付きの現行モデル(アップグレード版)やシルナイロン、ポリエステル版などバリエーションが多いため種類をよく確認してみましょう。種類の多さはネイチャーハイクのテントのメリットにも注意点にもなります。
ネイチャーハイクの新型の10Dテントの紹介
クラウドアップ2 ウルトラライトテント 10D
ネイチャーハイクのウルトラライトテントとして有名なクラウドアップシリーズですが、通常のモデルよりもさらに軽量なテントが10Dの新作テントです。最新素材を採用することで2人用の自立式テントですが930gしなく非常に軽くなっています。
構造はベンチレーション付きの最新モデルのクラウドアップ2と同じですが、少しだけテントサイズが大きく(210+60)×130×105cmです。インナーなど他の部分は同じです。
10Dモデルだけのカラー
ネイチャーハイクの人気テント「クラウドアップ」にはオレンジやグリーン、ホワイトと赤のカラーバリエーションがありますが10Dモデルはクラウドアップシリーズの派生作品となり、10Dモデルの色は黄色いインナーに白いフライシートになっていて10Dモデルだけのカラーバリエーションになっています。
通常モデルよりも5cmほど大きくなっていいますが、外見は変わらないためカラーバリエーションで区別すると分かりやすいでしょう。
10Dモデルの魅力を紹介
基本的な魅力は20Dや210Tのモデルと変わりませんが、カラーバリエーションは黄色のインナーに白のフライシートだけとなりスカート付きのバリエーションがないなど通常モデルと異なる部分もあり魅力も少し異なります。
1:最軽量クラスの2人用
ネイチャーハイクには軽量なテントが多いですが、本品はフライシートが10Dと非常に薄い素材になっていてより軽量化された新しいテントになります。薄いため風に飛ばされないように注意しながら設営する必要がありますが、登山でのテント泊など徒歩でテントを持ち歩くときに非常に使いやすいです。
重量は付属品を除くテント本体の重量はわずか930gとなりグランドシートやペグ、ロープを用意しても1.2~1.3kg程度に収まります。
収納サイズについて
210Tや20Dのモデルの収納サイズは直径13×40cmです。10Dの本品は生地が薄いためかさばらずよりコンパクトになりそうですが、収納サイズは直径14×46に変わっています。大きな差ではないですが、少し長めになっているため登山で使う方は注意しましょう。
2:フロアは20D
全体的に薄く軽量化されたネイチャーハイクの新型のテントですが、耐久性も必要になるフロア(インナーの底)の厚みは20Dモデルと同じように20Dシルナイロンになっていてフライシートよりも厚みがあります。フロアまで極薄になっていないため使いやすいです。
ただし、キャンプ用の一般的なテント比べるとネイチャーハイクのテントはウルトラライト思考のため20Dしかなく薄いため必ずグランドシートを使いましょう。
グランドシートについて
クラウドアップシリーズの魅力でもあるのですが、本品にはグランドシートが標準で付属します。しかし、市販されているグランドシートと比べるとフライシートと同じような素材の薄手です。
そのため軽さを優先にしたい場合は付属するグランドシートを使い、軽さよりも強度を優先したい方は別途グランドシートを用意するといいでしょう。グランドシートを使い分けすることで登山でもキャンプでも使いやすいです。
ネイチャーハイクのテントのレビュー
ネイチャーハイクの中でも非常に軽量なテントです。ネイチャーハイクにはシングルウォールテントもあります。シングルウォールはフライシートない分、ダブルウォールよりも軽量なものが多めですが、10Dの本品はネイチャーハイクのシングルウォールテントと同じ重さになっていて非常に軽いです。
レビューでも軽い部分、かさばらない部分が高く評価されていて非常に人気があります。
ネイチャーハイクの新作軽量テントを紹介
クラウドアップウィング2
クラウドアップウィング
クラウドアップシリーズですが形状が従来モデルと大きく異るネイチャーハイクの新作テントです。ネイチャーハイクのウルトラライトテントと言えば前述したクラウドアップシリーズが有名ですが、本品はクラウドアップシリーズと同様に軽量かつコンパクトになります。
最新の素材を導入し居住性と軽さを両立したテントになっていて(60+215)×132×90cmもの大きさがありながら重量は、1.52kgと軽く持ち運びやすいままです。
ソロキャンプにおすすめテント
ネイチャーハイクのクラウドアップウィング2テントは2人用のテントです。前室の広さを考えるとインナーの中に荷物を入れるためソロキャンプでちょうどいいサイズ感になります。コンパクトに収納できバイクツーリングでも使いやすいところがクラウドアップ系統と同じです。
製品名にクラウドアップウィング2とありますが、2021年10月時点では2人用しか発売されていません。
クラウドアップウィングの魅力を紹介
ネイチャーハイクの新作テントの魅力を紹介しますね。従来のクラウドアップと比べると使いやすくなっている点もありますが、構造が少し特殊なテントになっているため注意点もあります。
1:通気性が高い
ネイチャーハイクの新作のテントは従来のモデルよりも通気性が高いモデルになっています。正面は通常のテントと同じですフライシートがとインナーのダブルウォールですが、本品はインナーの後部フライシートがはみ出る斬新な構造でフライシートとインナーの間の隙間が大きいテントのため風通しがいいです。
また、ネイチャーハイクのテントはハーフメッシュインナーのため熱がこもりにくい構造になっていて本品は風通しが高めになります。
ベンチレーション付き
フライシートと地面が離れているためベンチレーションがなくても通気性は一般的なダブルウォールテントよりも高めになっていますが、フロントの上部にベンチレーションがありフルクローズしていても風が吹き抜けるようになっています。
また、ネイチャーハイク以外のメーカーと同じようにインナーをフルクローズして、フライシートの開口部を開けておくと風が吹き抜けるようになっていて風通しがいいテントです。
2:設営しやすい
インナーの後方がフライシートよりもはみ出しているデザインになっていて少し変わった構造をしていますが設営はしやすいです。各フレームは中央部分で連結されていて複数あるように見えますが、実際は1本のようにつながっているためフレームを組み立てるだけになります。
また、フライシートの上にフレームがくるアウトフレーム式で吊り下げ式タイプのため、1本ごとにスリーブに通す必要がなく初心者でも比較的簡単に設営できる構造です。
雨の日でも濡れにくい
アウトフレームの魅力はフライシートが先に立ち上がるため雨の日の設営でもインナーが濡れにくい点です。ネイチャーハイクの新作テント本品は、後方がフライシートから飛び出しているため、後方は濡れてしまいますが、メッシュになっている部分は濡れないためきちんとメリットはあります。
また、あらかじめインナーをフライシートに取り付けたまま設営、収納できる構造になっていて時短で設営できるところもアウトフレームの魅力です。
防水性について
風通しがよく熱がこもりにくいというメリットがありますが、注意点としてはフライシートと地面の間に隙間があるため雨の跳ね返りでインナーが汚れたり、中に侵入する可能性があります。また、後部はインナーがフライシートよりも飛び出ているため雨に弱めというレビューもあり防水性が弱いです。
そのため晴れた日のテントとして考えたほうがいいでしょう。また、通気性が高いため晩秋からは冷気が中に入り込みやすい構造になっています。
3:天井が広い
フレームは一体化されていて設営がしやすい部分もネイチャーハイクの人気テントのクラウドアップと同じです。本品は、ウィングが追加されていて天井部分に短いフレームを追加することでドーム状にならず天井が広くなっています。
天井が広いと座って過ごしているときや寝ているときに圧迫感を感じにくく、快適に過ごせるようになっていて居住性が高いです。近年は登山用テントでも天井に短いフレームを使うものが多くなっています。
ネイチャーハイクのテントのレビュー
通気性の高いネイチャーハイクの新作テントのため結露が発生しにくい部分などが評価されています。ハーフメッシュのためインナーの半分より下は風を感じにくい構造になっていて、軽さと通気性や居住性の高いテントです。クラウドアップにはカラーバリエーションが豊富にありましたが、クラウドアップウィングにはカラーバリエーションはありません。
寝てしまえば、サイドウォールの下がメッシュではないので、全く風は感じません。
そして、これだけ風が抜けそうな形状なので、結露は皆無かと思いましたが、外気が氷点下に下がり、フライに多少の結露がありました。
どんなテントでも氷点下まで下がれば結露はできます。
ネイチャーハイクのテントのまとめ
ネイチャーハイクは軽量なテントが豊富
ネイチャーハイクは軽量なテントが多いブランドです。その中でも今回は軽量で登山でも使いやすい人気のクラウドアップシリーズからモデル別にウルトラライトなテントを紹介しましたが、どのモデルもネイチャーハイクらしい軽量で高スペックに仕上がっています。
今回紹介したネイチャーハイクの3つのテントは、軽くて居住性も高いテントが多いため登山でも徒歩や自転車でのキャンプにおすすめです。
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出典:amazon