キクラゲとはどんな食材?
キクラゲとは、コリコリとした食べ方が特徴のきのこの一種です。漢字で書くと木耳と書き、木に張り付くような形で成長していきます。キクラゲと言う名前を聞くと、コリコリとした食感からクラゲの仲間だと思い、海鮮だと思っている人もいるかと思いますが、木に生えるクラゲが名前の由来です。
主に中華料理やとんこつラーメンのトッピングとした食べ方がキクラゲの使われ方として多いですが、炒め物からサラダまで幅広く使うことができる食材として注目されています。
キクラゲは2種類販売されている
キクラゲは主に中国産を乾燥させたものが販売されており、使う際は、湯通した食べ方が多いです。しかし最近では、国産の天然のキクラゲも販売されるようになり、生キクラゲとして販売されていることもあります。
乾燥キクラゲと比べて、天然の生キクラゲは、プリプリとした食感を楽しむ食べ方ができるのが特徴で、生のキクラゲはフグのような食感だとも言われているのです。食べ方によって、まるできのこ類とは思えないような食感や食べ方ができます。
キクラゲは栄養も豊富
キクラゲはその栄養素にも注目されています。特に他の食材と比べて、食物繊維が豊富です。食べ方によって、便秘改善の効果も期待できます。
他にもビタミンDや鉄分、カリウムも含まれており、さまざまな健康効果も期待でいるのです。キクラゲはヘルシーなきのこの一種で、栄養も豊富なので炒め物やサラダなどさまざまなレシピとしての食べ方にぴったりの材料になっています。食感だけではなく、栄養素も期待できるキクラゲの食べ方をチェックしてみて下さい。
生キクラゲの下処理方法
生キクラゲは下処理をしてから、さまざまな料理にする食べ方が基本です。まず、キクラゲの石づきをカットします。ハサミを使うと簡単に石づきを取り除くことができます。その後、しっかり水洗いをしてザルで水気を切りましょう。
煮物や炒め物などの火を通すレシピの食べ方の場合は、この状態で下処理は終わりです。しかしサラダにした食べ方の場合は、湯通しをしておく必要があります。沸騰したお湯にサッと30秒ほど湯通して水気をきりましょう。
キクラゲの元気がない場合
冷蔵庫に入れておいた、生キクラゲを使おうと思ったら元気がなくなっていることがあります。これは、冷蔵庫の中で乾燥してしまったことが原因でしょう。そんな時は、生のキクラゲを水を入れたボウルに入れてみて下さい。
さらにボウルに入れたまま冷蔵庫で保存すると、元気がなくなった生キクラゲの元気が戻ってきます。キクラゲの元気がない場合は、まずボウルに入れた水に浸してみて下さい。キクラゲの状態がよくなってから、調理するのがいいでしょう。
キクラゲが白っぽい場合
生キクラゲの下処理をしていると、表面が白っぽくなることがあります。一見、カビなどと思ってしまう人もいますが、これはキクラゲの胞子です。特に取り除く必要はなく、そのままいろいろな料理に使って大丈夫でしょう。
キクラゲを下処理して、水洗いをしてから水気を切っても白い場合は、この場合があるので安心して調理してみて下さい。
下処理したキクラゲの保存方法
下処理した生キクラゲは、冷蔵や冷凍で保存することができます。まず、湯通しした生キクラゲの水気を切り、しっかりとクッキングペーパーなどで水気を拭き取っておきましょう。後は、保存袋に入れて空気を抜きます。この時、キクラゲを食べやすい大きさや調理しやすい大きさにカットしておくといいでしょう。
保存袋に入れたキクラゲは、冷蔵で約7日、冷凍で1カ月ほど保存が可能です。生キクラゲがたくさんある場合は、下処理をして正しく保存してみましょう。
冷凍したキクラゲの調理法
冷凍した生キクラゲの調理法は、料理前に10秒ほど湯通ししてザルで水気を切る食べ方がいいでしょう。そうすることで、冷凍したキクラゲの食感がもとのプリプリの食感に戻ります。
炒め物やスープにする食べ方の場合は、解凍せずそのまま料理に加えて使うこともできますので、レシピによって冷凍のキクラゲの調理法を変えてみて下さい。冷凍しておくことで、保存期間も長くなるので、使いたい時にキクラゲを使うことができるでしょう。
生キクラゲの食べ方
生キクラゲは和え物やサラダから、炒め物などさまざまな食べ方が楽しめます。食べ方によって、食感の違いが楽しめるので、自分好みのレシピにして生キクラゲを楽しんでみて下さい。さまざまな材料とも合わせやすいので、料理に使いやすいです。
生キクラゲは調理法もさまざまなで、手軽に作れるレシピも多いので、日々の食材として使いやすいでしょう。いろいろな生キクラゲの食べ方を紹介するので、気になる調理法を実践してみて下さい。
刺身としての食べ方
材料 生キクラゲ、生姜、すだち、醤油
天然の肉厚のキクラゲが手に入ったら、シンプルな調理法として刺身にする食べ方がおすすめです。生キクラゲをサッと湯通しした後、ザルで水気を切って冷蔵庫で冷やす調理法になります。
後は、すだちや醤油をつける食べ方です。シンプルな食べ方だからこそ、他のきのことは違う天然キクラゲならではの食感が楽しめます。ポイントは、ザルに入れた時に水にさらさないことです。さらすとキクラゲの風味が落ちてしまいます。
アレンジレシピの作り方はクックパッドで
すだちと醤油の他にも生姜をつける食べ方もおすすめです。定番のわさび醤油やポン酢などを使う食べ方も美味しいので、お好みの味付けで味わってみて下さい。
スープとしての食べ方
材料 キクラゲ、卵、水、鶏がらスープの素、醤油、片栗粉、ごま油、九条ネギ、いりごま
生キクラゲはスープに入れる食べ方も美味しいです。コリコリとした他のきのことは違う食感は、スープとしての食べ方もいいでしょう。調理法は、下処理をしてから湯通しして水気を切る必要もないので、使いやすいでしょう。定番の調理法は、鶏がらスープの素を使った中華風のスープにする食べ方です。
一緒にネギや溶き卵を入れると、あっさりとした優しい味わいのきくらげスープとした食べ方が楽しめます。いつもの卵スープにきくらげをプラスしてみて下さい。
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仕上げにいりごまをトッピングするとより、風味がよく仕上がります。お好みで具材にチンゲン菜や豆苗を入れてみるのもおすすめです。
和え物にする食べ方
材料 生キクラゲ、きゅうり、えのき丈、塩、めんつゆ、お酢、ごま油
キクラゲは好みの材料と味付けで和え物にする食べ方もおすすめです。食べ方は簡単で、湯通ししたキクラゲをザルで水気を切って、きゅうりなどと一緒に和えます。味付けの定番はお酢やめんつゆ、ごま油を使う方法になります。
しっかりとボウルの中で調味料を合わせることで、美味しい食べ方ができるでしょう。きくらげは食感を楽しむために手でちぎっていれるのがおすすめです。
アレンジレシピの作り方はクックパッドで
アレンジとして生姜や唐辛子を入れると、ピリ辛で大人味の和え物になります。お酒との相性もいいので、おつまみにも最適です。
炒め物にする食べ方
材料 キクラゲ、玉ねぎ、ニラ、豚肉、卵、醤油、みりん、砂糖、オイスターソース、酒、鶏がらスープの素、水、片栗粉、ごま油、紅ショウガ、サラダ油
キクラゲを炒め物にする食べ方もいいでしょう。定番はいろいろな材料と合わせて中華炒めにする調理法です。玉ねぎやニラ、豚肉、卵などを加えると栄養バランスもよく、メインのおかずとしてご飯も進むたべ方になります。
片栗粉を使って、とろみをつければより中華風の味わいです。キクラゲの食感がクセになる味わいが楽しめることでしょう。
アレンジレシピの作り方はクックパッドで
冷蔵庫の残り物など他の野菜を加えて作るのもおすすめです。仕上げに紅ショウガを加えると相性がよく、より食欲が進みます。
煮物にする食べ方
材料 人参、豚肉、大豆、キクラゲ、ひじき、みりん、酒、醤油、砂糖
天然のキクラゲは煮物に入れる食べ方も美味しいです。煮物にする場合は、事前に湯通しして水気を切る必要もなく、下処理だけしたら他の材料と一緒に煮込みます。キクラゲは食感がいいので、ひじきや人参、豚肉などと合わせて、食べ応えと栄養満点のひじきの煮物にするのがおすすめです。
たくさん作って、作り置きにしておいたりお弁当のおかずに入れるのもいいでしょう。キクラゲは細切りにすると、他の材料と相性がよくなります。
アレンジレシピの作り方はクックパッドで
いろいろな具材と合わせることで、さまざまな味わいが合わさった食べ方ができます。大豆やひじきと言った栄養満点な食材と合わせることで、健康的な一品が完成することでしょう。
キクラゲを使った作り置きレシピ
きのこを使った作り置きメニューは多いですが、キクラゲもきのこと同じく作り置きメニューに使える材料です。下処理をして水気をザルで切ったキクラゲはお好みの味付けにして、作り置きメニュ―としての食べ方もおすすめになります。
天然のキクラゲは時間が経っても食感がよく、食べ応えもあるので、作り置きメニューとしても最適な材料です。天然のキクラゲが手に入ったら、手軽な作り置きメニューに挑戦してみてはいかがでしょうか?
キクラゲのきんぴら
材料 生キクラゲ、刻み生姜、ごま油、砂糖、酒、みりん、醤油、白ごま
作り置きレシピの定番、きんぴらにもキクラゲは材料として使えます。下処理したキクラゲをごま油と生姜で炒めて、醤油や砂糖、酒などを加えながら、炒めたら、最後にゴマを加えましょう。
コリコリとした天然キクラゲの食感としっかりとした味わいは、ふりかけやもう一品欲しい時に重宝する食べ方です。噛み応えがあるきのこの仲間のキクラゲはダイエットの味方でもあります。いつものきんぴらとは違った食べ方をキクラゲで味わってみて下さい。
アレンジレシピの作り方はクックパッドで
作ったら、冷蔵庫で冷やすとより味が染み込んで美味しくなります。まさに冷蔵庫に入っていると便利な作り置きメニューの1つになることでしょう。
キクラゲのナムル
材料 小松菜、生キクラゲ、金針菜、顆粒だし、ごま油、塩、醤油、白ごま
キクラゲをナムルにする、作り置きのおかずとしてやおつまみとして使えるレシピです。キクラゲは湯通しして細く切っておきます。後は同じく湯通しした小松菜と共に水気を切っておきましょう。ボウルにキクラゲと小松菜を入れたら、顆粒だしや、ごま油、醤油などとボウルの中で和えたら完成です。
仕上げに白ごまを振りかけると、香ばしい風味が加わり美味しく仕上がります。ごま油はオリーブオイルに変えても美味しく作ることができるでしょう。
アレンジレシピの作り方はクックパッドで
小松菜以外のも他の葉物と合わせて、作るのもおすすめです。コリコリとした天然キクラゲの食感はまさにナムルにピッタリの味わいになるでしょう。箸休めやおつまみとしても最高です。
キクラゲのマリネ
材料 生キクラゲ、人参、エリンギ、オリーブオイル、赤唐辛子、にんにく、塩こしょう、鶏がらスープの素、酢、醤油
キクラゲを人参やエリンギと合わせてさっぱりマリネ風にした食べ方もおすすめです。作り置きしておけば、ササッと食べることもできるので重宝します。
キクラゲなどの材料はすべて食べやすい大きさに切っておきましょう。後はオリーブオイルを熱したフライパンで赤唐辛子とにんにくを炒めてから、材料を加えます。味付けは鶏がらスープの素や酢を入れてさっぱりした食べ方にして下さい。
アレンジレシピの作り方はクックパッドで
いろいろな具材を入れることで、さまざまな栄養を一気に摂れるのも魅力のレシピです。さっぱりとした味わいなので、どんな料理にも合わせやすいでしょう。
キクラゲの佃煮
材料 生キクラゲ、醤油、酒、みりん、砂糖、水
キクラゲは一口大にカットして佃煮にしておく食べ方もおすすめです。醤油やみりんなどで甘辛く味付けしておけば、お手製のキクラゲの佃煮が出来上がります。冷蔵庫で冷やすと味が染み込みやすいです。
ご飯に乗せて食べるのはもちろん、おにぎりに入れたり、お弁当に入れたりすれば、ご飯が進む最高の食べ方になるでしょう。作り置きして冷蔵庫に入れておけば、忙しい時でも手軽な食べ方ができるメニューになります。
アレンジレシピの作り方はクックパッドで
キクラゲは栄養も満点なので、佃煮にして作り置きしておくのがおすすめです。冷めても美味しいので、まさにお弁当のおかずや副菜にピッタリの調理法でしょう。
まとめ
天然のキクラゲはなかなか手に入りませんが、見つけたらぜひ使ってもらいたい食材の1つです。天然ならではの食感の良さは乾燥キクラゲや他のきのこと一味違います。
天然のキクラゲは下処理をして湯通しして保存しておくことも可能なので、賢く料理に活用してみましょう。キクラゲは炒め物から和え物などさまざまな料理や作り置きメニューに使えます。キクラゲはいろいろな材料とも相性がいいので、自分好みの調理法でキクラゲを存分に味わってみて下さい。
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キクラゲ以外にもさまざまなきのこがあります。それぞれに合った食べ方などを知ることで、よりきのこを好きなることでしょう。

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