ロープウェイで気軽に満喫、六甲山の紅葉情報を紹介！有馬温泉駅チカの名所も！

六甲山には紅葉スポットが満載！

兵庫県神戸市にある六甲山地は標高931mの六甲山や702mの摩耶山（まやさん）などを中心とするエリアで、原生林が多く残る場所です。

日本三大夜景としても有名な神戸の街を一望できる場所としても人気で、秋になると紅葉スポットとしてもにぎわいます。

手軽に紅葉が楽しめる六甲山！

六甲山周辺では公共交通でも気軽に紅葉を見にいけるのが魅力です。六甲山頂から有馬温泉にはロープウェーが運行し、摩耶山頂にはケーブルカーとロープウェーの利用が便利で、それぞれの乗り物からの景色もここでしか見られない絶景になります。

また、六甲山には紅葉を満喫できる観光地も満載、有馬温泉の駅チカにも見逃せない紅葉スポットが満載です。そんな魅力的な六甲山の紅葉スポットを厳選してご紹介します（本記事は2021年8月19日の情報をもとにしました）。

六甲山には紅葉の時期は？

名所をご紹介する前にまずは六甲山の紅葉時期について簡単にご紹介します。山頂付近では10月中旬に色づき始め、山頂やロープウェー付近は例年、11月初旬が見頃の時期です。11月中旬になると有馬温泉周辺がピークになり、観光客で最もにぎわう時期になります。

紅葉とクリスマスイルミネーションのコラボも！

11月後半から12月には六甲山のふもとに紅葉が広がり、神戸の街中でもカラフルな景色が楽しめます。六甲山の各観光地ではクリスマスイルミネーションなども始まり、さまざまな観光の仕方が楽しめる季節です。

六甲山の乗り物からの紅葉2選！

ここからは具体的に六甲山の紅葉名所を取り上げます。最初は絶景を満喫できる乗り物です。ここでは六甲山頂と摩耶山頂の2つの名所に向かうロープウェーなどをピックアップします。全面ガラス張りの最新ゴンドラもあり、スリルも楽しめるのもおすすめポイントです。

1：六甲有馬ロープウェー

六甲山の名所といえばコチラ！

有馬温泉駅と六甲山頂駅を所要時間12分でつなぐロープウェーです。有馬温泉駅までの交通は、神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩で約15分、有馬温泉街から徒歩10分ほどになります。

乗車定員は42名で20分間隔にて運行、10月・11月の紅葉時期には9時30分からの営業で平日は17時10分までです（土曜は20時30分、日祝日は18時10分など）。料金は片道大人1030円・子供520円、往復大人1850円・子供930円ほどになります。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

この乗り物からは時期に応じて違う紅葉が楽しめるのも魅力です。10月中旬からロープウェーの山頂駅周辺で紅葉が開始し、ドウダンツツジなどが真っ赤に染まる絶景を堪能できます。11月には紅葉は六甲山を下り、ゴンドラの大きな車窓からはブナの黄色やカエデの赤色の錦絵のような景色が見られる時期です。

特に令和2年に導入された新ゴンドラは、ガラス面が大きくスリリングな体験ができるのも人気のポイント、神戸港や播磨灘から晴れた日には小豆島までを見渡せます。

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2：まやビューライン

六甲山の名所といえばコチラ！

まやビューラインとは、摩耶山（まやさん）の山上とふもとを結ぶケーブルカーとロープウェーの総称です。摩耶山は六甲山地の中央にある標高702mの山で、11月上旬から下旬にかけての紅葉時期には登山客でもにぎわいます。　

ふもとの摩耶ケーブル駅から5分ほどで大正時代に建てられた虹の駅にアクセス、ロープウェーに乗りかえ5分ほどすると山上にある星の駅に到着です。11月の営業時間は月水木が10時から17時40分、金土日祝が10時から20時までになります。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

このケーブルカーやロープウェーからは、秋には紅葉や1000万ドルの夜景の両方が見られることでも人気です。ロープウェー下には原生林が広がり、常緑樹の緑色にブナの黄色やカエデの赤などがパッチワークのような絶景を見せます。

山頂に到着したら摩耶ビューテラス702に立ち寄るのもおすすめ、カレーやスイーツ、ドリンク類などメニューも豊富でおしゃれな休憩スポットです。温かい室内で大きな窓からゆったりと紅葉を眺められるおすすめポイントになります。

基本情報

六甲山の紅葉名所5選！

ここからは六甲山の紅葉スポットを取り上げます。観光スポットが多数点在するエリアで、紅葉で人気の場所も目白押しです。高山植物の紅葉が見られるところや、海外の珍しい樹木の紅葉が楽しめるスポットなどバリエーションがあります。

1：六甲高山植物園

六甲山の名所といえばコチラ！

神戸市灘区六甲山町にある観光地で、公共交通の場合はケーブルカーの六甲山上駅からバスを利用します。六甲山頂付近にあり平均気温9度という涼しい気候を利用し、高山植物を含めた1500種もの植物を栽培する施設です。

「エーデルワイス」というログハウス風のレストランではハヤシライスやケーキセットが定番、お土産店の「アルピコラ」にはかわいい雑貨も並び、終日ゆっくり過ごせます。営業は10時から17時までで、料金は大人700円・子供350円ほどです。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

この公園の紅葉時期は10月中旬から11月中旬です。イロハモミジなどのカエデ類やブナ、シロモジ、カラマツなどがカラフルに敷地内を彩ります。また、高山植物のチングルマの紅葉が見られるのも六甲山ならではです。

このスポットでは例年、紅葉時期になると「夜の紅葉散策」を開催ししています。今年（2021年）はアート作品のライトアップなどがある「ザ・ナイトミュージアム」も併設予定で、開催は10月16日から11月23日までです。

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2：神戸市立森林植物園

六甲山の名所といえばコチラ！

兵庫県神戸市北区山田町にある公園で、神戸電鉄の北鈴蘭台駅から無料送迎バスがあります。約1200種の世界の樹木を北アメリカ産やヨーロッパ産、アジア産など地区別に分けているのが特徴です。

初夏には国内でも最大規模のアジサイ園としてもにぎわいます。多目的芝生広場やスポーツ広場などもあり、散歩や休憩をしながら終日過ごせるスポットです。毎週水曜日が定休日で営業時間は9時から17時まで、料金は大人300円・子供150円ほどになります。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

この公園の紅葉は10月下旬から11月下旬までです。長谷池の周辺にはイロハモミジなどの植生があり、池に映り込む姿は絶景になります。また、「シアトルの森」にはアメリカ原産のモミジバフウの紅葉が見られるなど世界の紅葉巡りができることでも有名です。

公園では11月になるとライトアップも実施、併せてコンサートや散策会などのイベントも行われます。特にメタセコイア並木付近の紅葉ライトアップは他では見られないダイナミックな景色です。

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3：神戸布引ハーブ園

六甲山の名所といえばコチラ！

神戸市北野町にあるハーブを中心にした公園です。公共交通ならハーブ園山麓駅から神戸布引ロープウェイに乗りかえ、10分ほどで最寄りの山頂駅にアクセスできます。ゴンドラは全面ガラス張りで六甲山から神戸港の遠景までを一望できるのが売りです。

山頂に降り立つとドイツの古城をイメージした建物がお出迎え、ハーブ料理が人気のレストランやおしゃれなカフェラウンジなどもあります。料金は大人1500円・子供750円ほど、営業時間は10時から17時までです。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

公園の紅葉見頃は11月上旬から12月上旬までになります。こちらには約500本のカエデを中心にハゼやヤマザクラ、ウルシなどが植えられ、カラフルな紅葉が見られるのが特徴です。特に絶景スポットとして人気なのは山頂近くにある展望プラザになります。

敷地内にはほかにも名所が目白押し、ハーブの足湯は六甲山や神戸港の景色を眺めながら散歩の疲れを癒せるところです。また、風の丘芝生広場周辺にも紅葉樹が多く、お弁当を食べながらゆったりと過ごせます。

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4：摩耶山天上寺

六甲山の名所といえばコチラ！

神戸市摩耶山町にある646年に創建された古刹です。まやロープウェーの星の駅から徒歩で約10分のアクセスで、階段を登りきった六甲山地の摩耶山の山上にあります。弘法大師が唐から持ち帰ったお釈迦様の生母・摩耶夫人の像を奉納したのが、この山の名前の由来です。

安産と子授にご利益があるパワースポットとしても話題のお寺で、境内には枯山水の庭園などの見どころもあります。拝観は無料で9時から17時までです。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

このお寺で人気のあるのは「天空の大舞台」なるスポットからの景色です。条件があえば明石海峡大橋や淡路島まで望める場所で、六甲山の紅葉と合わせて満喫できます。また、ロープウェー駅までの参道脇にもカエデやイチョウなどの植生があり、散策も楽しいところです。

摩耶ロープウェー山上駅脇にある展望広場は掬星台（きくせいだい）と呼ばれ、神戸夜景観賞のメインスポットとして有名、ミシュラングリーンガイドにも選ばれる見逃せない観光スポットになります。

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5：神戸市立須磨離宮公園

六甲山の名所といえばコチラ！

神戸市東須磨にある皇室の別荘地を整備した公園になります。六甲山のふもとにある自然豊かなスポットで、アスレチックや芝生広場もあり家族で楽しめる場所です。

園内は大きく本園と植物園の2つに分かれています。本園には花しょうぶ園やバラ園のほか平安貴族の在原行平が月見をしたとされる「月見台休憩所」などがあり、植物園には三段の滝や梅園、あじさい園など多彩です。開園時間は9時から17時で、料金は大人400円・子供200円ほどになります。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

この公園では例年11月中旬から下旬が紅葉のピークです。園内には約600本のイロハモミジが植樹され、植物園にある花の広場やもみじ道などで綺麗な紅葉を満喫できます。また、和庭園では落ち着いた木造建築と紅葉とのコラボが人気です。

例年、紅葉期間の土日には20時までライトアップイベントが開催され、昼とは違った幻想的な景色も楽しめます。JR駅近で300台分の駐車場も完備、六甲山エリアでも手軽に楽しめる紅葉名所です。

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六甲山の紅葉名所【有馬温泉駅近】3選！

ここからは有馬温泉駅周辺の紅葉名所になります。戦国大名が一日中紅葉を眺めたとのエピソードのある公園や、日帰り温泉の敷地からつながる有馬温泉唯一のライトアップスポットなど多彩、駅から徒歩圏内なのですべてを見てまわることも可能です。

1：瑞宝寺公園

六甲山の名所といえばコチラ！

神戸市有馬町にあり有馬温泉駅から徒歩20分ほどの立地です。廃寺になった境内を昭和26年に神戸市が公園として整備しました。戦国時代に豊臣秀吉公が有馬温泉に滞在時に、千利休などと茶会を催した場所です。

伏見桃山城から移築された山門や落差10mの太鼓滝などがあり、30分から1時間ほどの散歩コースが整っています。例年、11月2日・3日に開催される「有馬大茶会」や11月上旬の「紅葉茶会」の会場としても有名です。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

この六甲山の紅葉名所では毎年11月上旬から中旬が見頃になります。公園内には約2000本のモミジやカエデが植えられ緑から赤までのグラデーションが綺麗なのがセールスポイント、かつて秀吉公が時の経つのも忘れたという紅葉の絶景は健在です。

紅葉シーズンなると「もみじ茶屋」がオープンし、散策の休憩スポットとしてにぎわいます。真っ赤な番傘が並ぶ姿はおしゃれな雰囲気で、そばやうどん、ホットコーヒーなどのほか、石窯でつくる本格ピザも人気です。

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2：太閤の湯・紅葉の棚田

六甲山の名所といえばコチラ！

この紅葉スポットの中心にある「太閤の湯」は、神戸電鉄の有馬温泉駅から徒歩7分ほどの日帰り入浴施設です。2019年にリニューアルされたばかりで、名物の金泉と銀泉を同時に満喫できるほか、炭酸泉や岩盤浴など合わせて26種類ほどの浴槽があります。

営業時間は10時から22時までで、料金は大人2640円・子供1239円ほどです。食事処やリラクゼーションなども完備で終日過ごすのもおすすめ、敷地内には「有馬きらり」なる宿泊施設もあります。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

施設内の太閤四季彩園から官兵衛古道までは「紅葉の棚田」という散策路が整備されています。快適に森林浴ができるところとして四季を通じて人気で、途中には有馬温泉で体を癒した黒田官兵衛の一生がパネルになっているなど、楽しみながら散歩ができる場所です。

道沿いには約80本の紅葉樹があり、夜になると大型照明で燃えるような風景を演出してくれます。紅葉鑑賞で冷えた体を温泉で温めるのもおすすめ、有馬温泉でも唯一ライトアップを満喫できる貴重なスポットです。

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3：善福寺

六甲山の名所といえばコチラ！

有馬温泉駅から徒歩5分ほどのお寺で、奈良時代に行基上人が創建したとされます。太閤通りというお土産屋さんの並ぶ大通り沿いにあるので、観光の立ち寄りにも便利です。紅葉だけでなく春には桜の名所としてもにぎわう場所で、樹齢300年近いしだれ桜で知られています。

この古刹には国の重要文化財で鎌倉時代に造られた聖徳太子像を所蔵、秋の有馬大茶会には献茶式が行われる場所です。千利休ゆかりの地で供養塔も置かれています。

六甲山ならではの見どころをレビュー！

このお寺周辺には桜だけでなくカエデなどの紅葉樹の植生も豊富です。特に山門までの参道付近は緑から赤のグラデーションが立体的に彩る姿が評判になっています。また、境内の落ち着いた建築物との2ショットも絵になると評判のスポットです。

こちらで紅葉を堪能したら近くにある「ねね橋」まで散策するのが定番、秀吉公の正室・ねねの像がたもとにたたずむ朱色のかわいい橋で、真っ赤なカエデを背景にした写真はインスタ映えと話題になっています。

基本情報

六甲山で紅葉を満喫！

六甲山の紅葉の時期やおすすめのスポット・イベントなどをご紹介してきました。世界の紅葉が見られる「神戸市立森林植物園」は標高のある六甲山ならではのユニークなスポットです。

幻想的な夜の紅葉が楽しめる「六甲高山植物園」はデートにもぴったり、「瑞宝寺公園」でじっくり紅葉鑑賞した後には、有馬温泉でリフレッシュするのも定番の過ごし方になります。そんな魅力的な六甲山に絶景を求めてお出かけになってはいかがでしょうか。

六甲山の紅葉が気になる方はこちらもチェック！！

六甲山のある兵庫県や関西エリアにはほかにも紅葉の名所がたくさんあります。下には六甲山の登山コースの特集のほか、関西や京都の紅葉情報の記事をリンクしました。合わせてお楽しみいただけるとうれしいです。

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