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苗から始める、玉ねぎのプランターでの育て方講座!植え付けるだけで初心者も簡単!

日々の食事に欠かせない野菜である「玉ねぎ」。さまざまな調理ができ、常に自宅へストックしている人も多いのではないでしょうか?スーパーで買うのが一般的な玉ねぎですが、実は自宅のプランターで栽培可能です。当記事では、玉ねぎのプランターでの育て方をご紹介します。
2021年8月21日
さくらドッグ
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玉ねぎをプランターで栽培しよう!

玉ねぎのプランターでの育て方は初心者も簡単!

Photo byMabelAmber

玉ねぎは、畑やお庭で育てるイメージが強い野菜です。しかし、実は自宅のプランターでも育てられます。さらに苗を利用すれば、植え付けるだけで初心者も簡単に野菜を栽培できるのです。

家庭菜園かつプランターで、気軽に玉ねぎ栽培を楽しみませんか?植え方は簡単。日常管理も難しくないので、楽しく育てられますよ。当記事では、玉ねぎをプランターで育てるコツを解説します。家庭菜園の1つに、玉ねぎを加えてみてください。

玉ねぎをプランターで育てる際の事前準備

玉ねぎのプランター栽培1:栽培環境

Photo by nubobo

玉ねぎは地植えやプランターでの栽培方法に関わらず、ほどよい日当たりと風通しのよい環境を好む野菜です。生育適温は15℃と低め。玉ねぎは耐寒性に優れているものの、耐暑性には弱く、温度が25℃を超えると生育が衰えます。

そのため、玉ねぎをプランターで栽培する際には、日当たりや風通しに加えて温度にも気をつけましょう。最適な栽培環境に関わる、日当たりと置き場所の視点から解説します。

日当たり

玉ねぎをプランターで栽培する際には、日当たりのよい環境で育てましょう。特に、玉ねぎは3月頃から肥大しますが、大きくなるためには日光が必要です。

玉ねぎ栽培は真夏に行わないので、よく日のあたるベランダや庭が最適でしょう。風通しのよい環境も好むので、意識してみてください。玉ねぎは耐暑性にあまり強くありませんので、暑い地域では気をつけましょう。

プランターの置き場所

玉ねぎを育てる際には、プランターの置き場に気をつけます。日当たりがよい場所を選ぶのはもちろんのこと、風通しがよく、直射日光に当たらない置き場が最適です。

また、玉ねぎは長い栽培期間を必要とします。そのため、ベランダに置く場合は、邪魔にならない場所がおすすめです。間引きの際、質のよいものなら別のプランターでも栽培可能。プランターを2つ並べて栽培できる場所があればよいですね。

玉ねぎのプランター栽培2:必要資材

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玉ねぎのプランター栽培には、主に「プランター」と「用土・肥料」が必要です。玉ねぎは苗同士の間隔をあけて育てるので、ある程度横幅のあるプランターがよいでしょう。また、深さも必要です。

玉ねぎは、水はけがよいかつ保水性のある用土を好みます。肥料切れにも注意が必要なので、詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

プランター

玉ねぎ栽培で使用するプランターは、家庭菜園・草花栽培用で問題ありません。そもそも、玉ねぎは多くの土を必要としないので、通常サイズ(600〜650)のプランターでもよいでしょう。

ただし、プランターの深さには注目してください。深さ18.5cm~20cm程度のものがおすすめです。通常サイズのプランターなら、ベランダに置いても邪魔になりません。日当たりの良い場所に設置してください。

用土・肥料

玉ねぎは、水はけがよいかつ保水性に優れた用土を好みます。手作りの際は、赤玉土:腐葉土:バーミキュラ=7:2:1の配合がおすすめ。さらに、玉ねぎは酸性土壌を嫌うので、場合によっては苦土石灰を少量混ぜておくと最適です。

また用土を準備する際には、同時に緩効性肥料も混ぜておきましょう。加えて、玉ねぎの栽培期間はとても長いため、追肥が必要です。コツは植え付け後、苗が伸びる3月頃に追肥をするようにしましょう。

玉ねぎのプランター栽培3:種・苗


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玉ねぎをプランターで育てる場合、「種からの植え方」「苗からの植え方」どちらかを選べます。育て方に大きな違いはありませんが、初心者には苗からの植え方がおすすめです。

なぜなら苗は、種で育てるよりも手間が少なく、植え付けた後の工程が簡単だからです。もちろん、種・苗は店頭やネット通販サイトから購入可能。詳細をご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

種の場合

玉ねぎ栽培を種からはじめる場合、種まきは9月ごろが適しています。玉ねぎの発芽温度は15℃〜20℃程度なので、夏が過ぎ涼しくなったタイミングで種まきを行いましょう。

種まきの際には、雨で流れてしまわないように土をかぶせ、指で軽く押しておきます。2ヶ月ほどで草丈が25cmくらいに伸びたら、株間を揃えるために間引きを行いましょう。間引きは、茎を丁寧に引き抜くと簡単にできます。

苗の場合

玉ねぎプランター栽培を苗から行う場合は、9月〜10月頃が適期です。苗は店頭やネット通販でも購入できますが、質が大切なので注意して選びましょう。

市販培養土もしくは手作りの用土を準備し、株間を10cm程度にして植え付けます。植え付け後の水やりはたっぷり与え、定期的に間引きや追肥を行ってください。苗は、種まきよりも2,3ヶ月ほど栽培期間を短縮できます。植え方は、初心者でも簡単なのでおすすめです。

玉ねぎのプランターでの育て方講座!

玉ねぎのプランター栽培1:植え付け

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玉ねぎのプランター栽培は、9月〜10月頃の植え付けが適しています。ただし、品種や収穫時期によって差が生じますので、植え付け前に確認しておきましょう。

植え方は簡単。プランターは清潔なものを使用し、鉢底石・用土を敷き詰めます。このとき、用土はプランターいっぱいに入れず、上3cmほど空けた状態にしましょう。苗の場合には、植え付け後に肥料を施し、株元に土を寄せておきます。たっぷりの水を与えれば完了です。

玉ねぎのプランター栽培2:水やり

Photo byRyanMcGuire

玉ねぎは、乾燥に弱い植物です。そのため、適度な水やりが必要になります。プランターの土表面が乾いたら、たっぷりの水を与えましょう。鉢底から水が溢れ出す程度が水やりの目安です。

ただし、水のやりすぎは枯れる原因になります。冬場や雨、湿気が多い日などは観察しながら施しましょう。反対に、玉ねぎが大きくなる4月以降は。水切れに注意が必要です。

玉ねぎのプランター栽培3:追肥

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玉ねぎ栽培は、長い期間が必要となるので、定期的に追肥するのが栽培のコツです。一般的には、植え付け前後と苗が伸びる頃が適期とされています。

肥料切れは生育を衰えさせますが、玉ねぎの場合病気の原因にもなります。そのため、化成肥料なら2週間に1度、緩効性肥料なら月に1度のペースで追肥を施すのがおすすめです。ただし、3月以降の追肥は株の質が落ち、腐りやすくなります。追肥は3月までに終えるのがコツですよ。

玉ねぎのプランター栽培4:間引き

Photo by is_kyoto_jp

玉ねぎプランター栽培では、草丈が伸びる度に間引きを行いましょう。間引きとは、質の悪い苗を取り除き、苗の密集状態を回避するための手法です。

丁寧に引き抜ぬくのがコツ。質のよい苗であれば、別のプランターに移し替えて栽培を続けられます。また間引きは、玉ねぎの成長に合わせてその都度行いましょう。最終的には株間10cm程度まで間引きしてください。

玉ねぎのプランター栽培5:収穫

Photo byklimkin

玉ねぎはプランター栽培でも、立派に育てることが可能です。収穫時期は品種によりますが、一般的には5月〜6月頃が多くなります。葉が黄色く、7割ほど倒れていたら収穫の合図と考えましょう。

また、土から玉ねぎが顔を出しているのも収穫時期のポイントです。玉ねぎは収穫時期が遅れると、品種によっては味が悪くなり腐ってしまいます。取り忘れに注意しましょう。丁寧に引き抜くのがコツ。収穫したらそのままの状態で数日乾燥させれば完了です。

玉ねぎのプランター栽培6:保存

Photo bymatthiasboeckel

玉ねぎの葉や茎が乾燥したら、4球ごとに縛って吊るしておきましょう。風通しがよく、雨に当たらない場所が最適です。また、直射日光にも注意してください。

保存方法を守ることで、長期間の保存が可能です。近日中に使いたい場合は、葉と根を切り取って冷暗所に保管しましょう。収穫してすぐに食べる玉ねぎの味は絶品ですよ。

玉ねぎをプランターで育てる際の注意点!

玉ねぎのプランター栽培注意点1:苗の質

Photo byskorchanov

元気な玉ねぎを育てるために、苗を購入する際は「質」に注目しましょう。可能な限り、苗は青(緑)くて、根元や根が綺麗な白いものを選びます。

また、株元が太くなっていないものがおすすめです。理想は鉛筆の芯くらいの太さ。株元が太すぎると、収穫時の食感が悪くなります。反対に株元が細すぎると、寒さに弱く枯れる可能性があるので注意しましょう。苗選びの際の参考にしてみてください。

玉ねぎのプランター栽培注意点2:雑草

Photo by ivva

玉ねぎ栽培を行う際には、プランター内に生える雑草に注意しましょう。雑草を放置すると玉ねぎの栄養を吸ってしまい、生育が衰え枯れる原因になるのです。

また、雑草には害虫がつきやすく、春先頃から危険性が高まります。雑草を見つけたらこまめに引き抜き、都度対処しましょう。マルチシートの活用もおすすめです。

玉ねぎのプランター栽培注意点3:水切れ

Photo byulleo

玉ねぎのプランター栽培において、水切れも注意すべき点です。玉ねぎは乾燥に弱い野菜なので、水やりはこまめに行いましょう。

また、冬場も空気が乾燥しやすいので注意が必要。特に玉ねぎが肥大する3月以降は、水切れを起こさないようよく観察してください。ただし水のやりすぎはよくないため、土の表面が乾いていたらたっぷりの水を与えましょう。加えて、耐寒性の弱い品種は寒い時期にビニールトンネルを施しておくと安心です。

玉ねぎのプランター栽培注意点4:病気

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玉ねぎのプランター栽培は、地植えと比べると病気や害虫のリスクが下がります。しかし、水はけの悪い環境や肥料切れ、害虫による要因で病気になる可能性もあるので注意しましょう。

玉ねぎはベト病が発生しやすく、発症すると葉が淡い黄緑色に変色。さらに葉が倒れてきます。多湿な環境で発生しやすいので、水のやりすぎに注意し、排水性に優れた用土を心がけましょう。また病気を発見したら、すぐに抜き取って処分してください。

玉ねぎのプランター栽培注意点5:害虫

Photo byMabelAmber

玉ねぎのプランター栽培では、害虫の危険性が少ないというメリットがあります。ただし暖かくなる季節には、アブラムシやアザミウマなどの害虫がつきやすいので注意しましょう。

アブラムシは、葉の栄養を吸い取るだけでなく病気の媒体にもなります。害虫を見つけた場合は、すぐに駆除しましょう。アブラムシには、殺虫剤もしくは牛乳のスプレーが効果を期待できます。

プランターで育てる玉ねぎおすすめ品種


玉ねぎ品種1:中生アトン

中生アトン

出典:楽天
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中生アトンは、普通栽培で1球平均が350g、追肥を施す大玉栽培では600g程度にもなる大玉品種です。病気に強く、プランターで育てる家庭菜園にぴったりという魅力があります。

また、中生アトンは形がよく、歯切れのよい肉質で辛味が少ない玉ねぎです。育苗日数は約55日。大玉栽培の場合は、追肥を早春から2~3割ほど増量して施しましょう。追肥の最後は3月上旬に行うのがポイントです。

玉ねぎ品種2:極早生マッハ

極早生マッハ

出典:楽天
出典:楽天
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超早生マッハは名前の通り、早く育つ・収穫できると家庭菜園で人気の品種です。一般的な玉ねぎの収穫時期は5月中旬〜6月下旬頃ですが、超早生マッハは4月頃から収穫できます。低温肥大性に優れ病気にも強いので、初心者でも安心です。

1球平均は230g。切って調理するのに適しており、オニオンスライスは絶品です。3月頃から追肥を行うことが、早く収穫できるコツとなります。

玉ねぎ品種3:早生赤タマネギ 猩々赤

早生赤タマネギ 猩々赤

出典:楽天
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早生赤タマネギ猩々赤は、外皮の美しい赤紫色が特徴的な生食用レッドオニオンです。1球約320gと大玉で、良質・美味しいと人気があります。生育が旺盛なので、プランターでもよく育つでしょう。

栽培時には、肥料の与え方に注意しましょう。早生赤タマネギ猩々赤は、吸肥力が強い品種です。一般的な玉ねぎと比べ、施す肥料の量は通常の3割程少なめで育てましょう。追肥は必要ないので、与えないようにしてください。

玉ねぎをプランターで育ててみよう!

まとめ

Photo byCouleur

玉ねぎはどんな料理にも活躍する野菜です。家庭菜園で育てた玉ねぎは、格別な味になるでしょう。自宅のプランターで、気軽に玉ねぎ栽培をはじめてみませんか?

玉ねぎは育てる期間が長いので根気が必要ですが、その分長期にわたって栽培を楽しめます。植え方や育て方は簡単なので、今年の家庭菜園にぜひ玉ねぎを加えてみてください!

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