はじめに：タイプごとの不織布プランターの魅力
今話題の不織布プランターがすごい
プランターといえばどのような素材でできたものを思い浮かべますか？素焼きなどの焼き物の鉢タイプでしょうか。木製品のプランターもナチュラルな感じでおしゃれなガーデニングができるため人気がありますね。
値段でいうと安くて100均などでもおしゃれなデザインのものもあるプラスチック製のものでしょうか。重さが軽くて持ち運びが楽なのも評判が高いものですね。その中でも不織布でできた軽くておしゃれな布製プランターも近年話題になっています。
不織布プランターのタイプごとの解説と紹介
最近見かけるようになってきた不織布プランターを、まだ使ったことがない方・使ってみたいけれどタイプや使い方・メリットやデメリットを知りたいという方も多いでしょう。
今回は気になる不織布プランターについて詳しく解説するとともに、プランターによって植物の健康も大きく変わることについてもご説明していきます。
ガーデニングに便利な不織布プランターとは
不織布はこれまであった硬いタイプのプランターとはまったく違ったものです。その使い方もよくわからないという方も多いようです。
しかし、まずは不織布プランターとはどのようなものなのかその素材によるタイプの違いなどから見ていきましょう。不織布プランターの基本から知りたいという方必見です。
不織布プランターについて
不織布とその素材
まず不織布についてご説明するとその名の通り織られていない布のことです。通常の布は縦と横に交互に糸を上下させ布を作りますが不織布はその糸を織る代わりに圧力を掛けて布状にしたものが不織布です。
みなさんがよく見かける物で不織布でできているといえば、使い捨てのマスクが有名なので、織られていない不織布はどのような布なのかすぐ想像できるのではないでしょうか。
布製で軽いプランターでガーデニングらくらく
使い捨てのマスクの布のようなものでできたプランターですから、その重さは焼き物や木製よりもずっと軽いです。力には自信がないけれど大きな樹木や野菜などを育てたいという方でも安心な鉢となっています。
形は布で作るという都合上、四角いプランタータイプではなく丸い鉢というかバケツ型のバッグのような形をしているのが一般的。また持ち運びしやすいようにバッグのような持ちてが両側についています。
不織布プランターの特長
不織布でプランターを作るとその通気性と透水性は格段にアップするため、不織布プランターにはほかの鉢類にはほとんどある鉢底穴というものが存在しません。
これは素材そのものが透水性や通気性のよいという性質をもっているため、わざわざ穴を開ける必要がないというわけです。鉢穴はそこから土がこぼれてしまったり、害虫の侵入口ともなってしまうため無ければないに越したことはありません。
不織布プランターの見た目はフェルトのバッグ
布の形状はわかりやすく説明したため使い捨てマスクと例えましたが、プランターになるとそれよりもずっと厚手の不織布となり、他のもので例えればフェルトのバッグを想像してもらえばよいでしょう。
布では重たい土を入れたときの安定性に不安があるという方も、実物の不織布プランターを見て使ってみると、思った以上にしっかりとしていることを実感できます。
不織布プランターのタイプ2つ
タイプ1.生分解性不織布プランター
不織布プランターのタイプは大きく分けてふたつ。時間が経過すると土に還るものと腐ったり溶けたりしないで長期間残るタイプです。土になるものが生分解性と呼ばれるもので、古くなったものを植え替えたり処分する必要がないため庭木の植え付けなどにも使うことができるでしょう。
タイプ1.非分解性不織布プランター
一方非分解性とよばれる不織布プランターは時間がたってもプランターの形が残りやすくなっています。これは地面にプランターごと植え付けても同様で、二重鉢のような使い方も可能となっています。
不織布プランター使用のガーデニングのメリット
不織布プランターはほかの素材で作られたプランターのよいとこ取りのメリットがあります。たとえば素焼きプランターには無かったけれど、プラスチックプランターでは可能というようなものです。どちらにしようか迷っていた方には両方のよいところが手に入るため、とても便利なものと感じるでしょう。
不織布プランターのメリット1.
不織布プランターは軽くて扱いやすい
不織布プランターのメリットは何といっても布製品ならではの軽さです。ガーデニングをされたことがある人は、土だけでも相当な重さがあることをご存知でしょう。サイズが大きくなればなるほど移動も大変になります。
土はどうしても植物栽培には必要なものですから、プランターの重さを軽くしたいと思う方はたくさんいるでしょう。そんな方には特におすすめのプランターとなります。
不織布プランターのメリット2.
手軽にカラフルガーデニングが実現
不織布プランターの布製であることのメリットは、カラフルな色づけが簡単にできるということです。鉢はベージュや黒・木目などどうしても色合いが限られていました。
中にはペンキなどで着色して利用されている方もいらっしゃいますが、その手間を掛けずに簡単にカラフルな鉢を手に入れたい方にはうってつけの商品が不織布プランターという鉢です。
不織布プランターのメリット3.
持ち手を活用すればハンギングもらくらく
他の素材のプランターにはなくて不織布プランターにはある大きな特長が持ち手のありなしです。不織布プランターにはバケツ型のトートバッグタイプのデザインがとても多くてそれがアイデンティティともなっています。
持ち手を持って植物を移動しやすいのはもちろんのこと、その持ち手を使ってフックなどに掛けることで、手軽にハンギングプランターとして利用することも可能です。
不織布プランターのメリット4.
何といってもコスパのよさが魅力！
不織布プランターの基本情報のところでもご紹介しましたが、素材はペットボトルなどのリサイクルがメインです。そのためにおしゃれで目新しいデザインの商品にも関わらず、価格も安くて流通もしやすいため安定した値段の安さが魅力的となっている商品となっています。
まだツール類などが揃っていないガーデニング初心者の方で、他の道具にお金をかけたいという方のプランターにかける金銭的負担を減らしてくれるでしょう。
不織布プランターのメリット5.
植物の健康にも役立つ不織布プランター
布製のプランターの特長として透水性や通気性に優れているというところもメリットとして見逃せないポイントです。植物の育て方には必ずといってよいほど出てくる水はけのよさが簡単に誰でも再現できるのが不織布プランターの特長となっています。
初心者でも健康的なガーデニング環境を実現
これによって病気になりにくい健康的な植物の栽培ができるようになるでしょう。また透水性と通気性が鉢底ネットや鉢底網も使わずに鉢全体でできるためそれらの材料を買う必要もなくなり、さらに手軽に植物の植え付け植え替えが実現可能です。
不織布プランターのメリット6.
病気や害虫対策にも不織布プランターが役立つ
不織布プランターには鉢底穴がありません。害虫は葉に付くものもありますが、土中に存在して根を噛み切ったり夜だけ地表に出てきて葉の食害をするものも少なくありません。
そんな害虫の侵入経路として少なくないのが鉢底穴の存在です。そのため鉢底ネットなどを入れて対策するのですが、もともとこの穴がない不織布プランターではそんな心配は最初から不用となっています。
不織布プランターの便利な使い方
不織布プランターの便利な使い方1.
不織布プランターの軽さを活かしたハンギングの使い方は初心者の方にもおすすめ！こんもりと成長する種類の草花を選べば、プランターを覆い隠すような素敵なハンギングの寄せ植えを簡単に作ることができるでしょう。
冬から春ならビオラやパンジー・夏ならばペチュニア類が一株でこんもり育つ花としておすすめです。このほかにもグリーンネックレスなど垂れるタイプの観葉植物を植え付ければ通年楽しめます。
不織布プランターの便利な使い方2.
不織布プランターはその透水性や通気性のよさも売りのひとつ。鉢のように使うだけでなく地植えをするときにもプランターに植え付けたものをそのまま地中に埋めることで、植物の成長を抑えて実や花付きをよくすることができます。
大きさをセーブしたい草丈の高い植物や、庭木の栽培にも不織布プランターは活躍してくれるでしょう。
不織布プランターの便利な使い方3.
上手にできないと枯らしてしまうことがある難しくて面倒な植え替えを簡単にしてくれる効果も不織布プランターにはあります。
こまめに定期的に植え替えをしなくてはいけない植物には生分解性の不織布プランターを使うことで、そのままワンサイズ大きな不織布プランターにプランターごと埋めてしまいましょう。
大変な植え替えが手軽に終わる使い方
プランターごと埋めてしまうため手もあまり汚れることがありません。狭いベランダなどの作業でも簡単に植え替えが終了するでしょう。
あとは古いプランターが自然に土に返り植え替えが完了する手軽さです。植え替えが苦手でうまくできないという方におすすめの使い方となっています。
不織布プランターの便利な使い方4.
布製のためカラフルなカラーが揃っている不織布プランター。これを使えば簡単に色とりどりのガーデニングが可能となります。葉がメインとなる観葉植物やハーブの園芸でも、色をたくさん使うことでより明るく楽しい気分で植物のお世話がおしゃれにできるようになるでしょう。
サイズやタイプ別のおすすめ不織布プランター
それでは最後になりますがベーシックやバケツ型のコスパのよい不織布プランターからハンギング用のウォールポケットタイプなどいろいろなサイズ・形のおすすめ不織布プランターをご紹介します。
おすすめ不織布プランター1.
定番カラーのバケツ型不織布プランター
不織布プランター
出典:Amazon一般的な丸いバケツ型の不織布プランターです。ちょっとした野菜栽培にも使える直径30センチ深さ30センチほどの大きさがあれば、土もたっぷり入り植物の栄養と健康をそこないません。
価格も安く3枚セットや5枚セットで売られているため、一度にたくさんの不織布プランターを用意したいという場合にコスパがよくおすすめです。
おすすめ不織布プランター2.
珍しいカラフルな四角い不織布プランター
フェルト製 折りたたみプランター角型
出典:Amazon不織布という性質上丸形が多いのですが、内側にしっかりと補強することで四角い形のプランターを実現されている商品です。また赤や青などカラフルな色もそろっているため、花が咲かないハーブや観葉植物など葉のみの植物を栽培するときにでも、鉢で華やかさをプラスすることができるでしょう。
おすすめ不織布プランター3.
ウォールポケットタイプはハンギングにおすすめ
壁掛けプランター
出典:楽天ハンギングに特化した不織布プランター。小物を入れるウォールポケットのような形となっており、ハンギングの寄せ植えを簡単に作ることが可能です。特に垂れるような植物のガーデニングや、ビオラなど株がもりもりと大きくなり鉢を見えなくしてしまうようなものを植え付けるのにも適しています。
まとめ：便利な不織布プランターを使おう
初心者にもおすすめな不織布プランター
今回は話題の新素材プランター不織布の鉢にスポットをあてて、その特長や使う人や植物に対するメリットとおしゃれで便利な使い方まで解説してきました。
透水性や通気性が高く値段も安くこれからガーデニンクをはじめる初心者の方でも扱いやすい素材であるため、通常の焼き物や木製・プラスチックプランターなどと比較してぜひ選んで実際に使い比べてみていただきたい一品です。
プランターが気になる方はこちらもチェック
今回は不織布プランターという目新しい商品についての説明や解説・おすすめのご紹介をしてきましたが、暮らしーのではこのほかにも以前からあるポピュラーな焼き物や木製・プラスチック製のプランターを使った家庭菜園のおすすめ野菜や植え方のコツなどもご紹介しています。こちらも是非合わせて見てくださいね。
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出典：https://photo-ac.com/