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苗から始めて、たくさん収穫しよう!ナスのプランター栽培の方法を解説!

ナスは、初心者でも比較的簡単に育てられる野菜です。家庭菜園の中でも人気が高く、ベランダでのプランター栽培が可能な点も魅力。当記事では、苗から栽培を楽しみ、たくさん収穫するための、プランターでの育て方をご紹介します。自宅でナスをたくさん収穫しましょう!
2021年8月26日
さくらドッグ
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ナスを家庭菜園でたくさん収穫しよう!

ナスには品種ごとの魅力が満載!

ナスは品種が豊富です。日本だけでも、180種類以上あると言われています。一般的な中長ナスや小ナス。また、大阪の水ナスや京都の賀茂ナスなど地方の特産も多数存在します。

ナスの多くは油なじみがよく、揚げナスや煮物が抜群の美味しさ!皮が柔らかい品種は漬物にも最適です。スーパーで見かけるナスですが、実は初心者でも栽培可能。当記事では、ナスのプランターでの育て方やコツをご紹介しますので、参考にしてみてください。

ナスプランター栽培の準備はコレ!

ナスのプランター栽培に最適な栽培条件!

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ナスのプランター栽培に重要なのは、適切な栽培環境です。ナスは日当たりのよい環境を好むので、プランターの置き場所に注意しましょう。

また、ナスには連作障害が起きやすいという特徴があります。連作障害は対策をすれば防げますので、理解しておきましょう。ナスに最適な栽培環境をつくるために「日当たり」「ナス科植物を連作しない」に分けてそれぞれ解説します。

日当たり

ナスは日当たりを非常に好む性質の野菜です。生育温度は25℃〜30℃と高温なので、プランターはよく日のあたる場所に置きましょう。

ナスは日照不足を起こすと、花つきや実の生育に悪影響を及ぼします。また、葉同士が重なり一部が日照不足に陥ると、色付きも悪くなる可能性が。栽培期間中はよく観察し、重なり合った葉はこまめに取り除きましょう。

ナス科の植物を連作しない

ナスを含むナス科の植物は、連作障害を起こしやすい性質があります。連絡障害とは、同じ科に属する植物を続けて栽培すると起こる現象です。同じ土を使用することで、栄養不足や病気にかかりやすくなります。ナス科の植物を栽培した土は使いまわさず、新しい用土を準備しましょう。

ナスプランター栽培に必要なもの1:用土・肥料

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2つめのナスプランター栽培に必要なものは、用土と肥料です。ナスは水はけのよい用土を好みます。市販の培養土もしくは手作りの用土を準備しましょう。

また、ナスは肥料をとても好む野菜です。肥料切れを起こすと、生育が衰るまたは実の質が悪くなるので注意してください。ナスに最適な用土と肥料について詳しく解説します。簡単に手に入るものばかりなので、ぜひ参考にしてください。

プランターの場合は培養土が手軽!

ナスは水はけのよい用土を好みます。一方、保水性に優れた面も必要。そのため、プランター栽培には腐葉土やバーミキュライトを混ぜた用土が最適です。

もちろん、市販の野菜用培養土を使用しても問題ありません。また、用土を手作りする場合は、赤玉土:腐葉土:バーミキュライト=7:2:1の割合がおすすめです。

プランター栽培には化成肥料がおすすめ

ナスは、肥料を非常に好む野菜です。肥料切れを起こすと、株の生育が衰え花や実が成らなくなります。植え付け時には元肥を。栽培期間中は定期的に追肥を行うのがコツです。

植え付け時には、手作り用土の場合は元肥を施しますが、培養土を使用する際は必要ありません。追肥を行う際は、2週間に1回のペースを目安にし、追肥に必要な化成肥料の量は土1ℓにつき1gです。プランターのサイズ・用土の量に合わせて調整しましょう。

ナスプランター栽培に必要なもの2:プランター

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最適な大きさのプランターも、ナスの栽培に必要なものの1つです。ナス栽培には、直径と高さがともに30cm以上ある、家庭菜園用のプランターが適しています。

小さいプランターで育てると、株や根が十分に成長できずに失敗する可能性が。必ず購入前にサイズをチェックしましょう。おしゃれでかわいいプランターも多数販売されていますので、好みのデザインを選んでみてくださいね。

ナスプランター栽培に必要なもの3:支柱

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ナスをプランターで栽培する際も支柱が必要です。150cm程度の支柱を3本と、誘引した枝を固定するために使用するビニールタイや麻ひもを揃えておきましょう。ナスの仕立て方は2本仕立て、3本仕立ての2種類がありますが、3本仕立てが一般的です。

ナスのプランター栽培の育て方

ナスプランター栽培手順1:植え付け

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ナスプランター栽培の植え付け時期は、4月中旬〜5月中旬ごろが適しています。ナスを植え付けする前に、プランターはきれいに洗っておきましょう。鉢底石を敷き、用土をプランター上部3cmほど残して入れたら準備完了です。

苗より少し大きな穴を掘り、植え付けます。上から土をかぶせたら指で軽く押し、たっぷりの水を与えましょう。苗は深めに植えるのではなく、浅めに植えるのが最適です。

植え付け時期

ナスプランター栽培の植え付け時期は、4月中旬〜5月中旬ごろが適しています。ナスの生育温度は25℃〜30℃と比較的高温なので、暖かくなるこの時期に植え付けをしましょう。

またナスは収穫が落ち着いた7月下旬になると、株や実つきの生育が悪くなります。その際、株を2分の1程度になるよう剪定することで、秋にも収穫が可能になります。ぜひ試してみてください。

水やり

ナスは植え付けが完了したら、たっぷりの水を与えましょう。水やりのコツは、土にしっかりと吸水させること。苗を植える前に、掘った穴に水やりするのもよいでしょう。新しい用土にしっかりと根が張るまでは、乾燥させないことが大切です。

たっぷりの水をやり、プランターの鉢底から流れ出す程度で問題ありません。水切れに注意しながら、しばらくは毎日の水やりを欠かさないようにしてください。

ナスプランター栽培手順2:支柱立て・誘引

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ナスのプランター栽培では、支柱立てと誘引も必要です。支柱は、はじめのうちに1本と生育後に2本の合計3本用意しておきましょう。

長さは150cm以上あると安心です。伸縮可能なスライドタイプも販売しているので、使い勝手のよいものを選びましょう。

また、誘引作業は必ず行ってください。ナスが風などで倒れてしまわないようにするために必要な手順です。「支柱立て」と「誘引」について詳しく解説します。

支柱立て

ナスの苗を植え付けたら、10cmほど離れた位置に支柱を立てましょう。このときの支柱立ては、縦に1本で問題ありません。長さはさほど必要ないので、店頭やネット通販で購入しておきましょう。

そして、株が成長し茎が伸びたら、支柱を2本足します。3本の支柱の頂点をクロスさせ、円錐を描くようなイメージです。頂点はしっかりと固定しておきましょう。

誘引

支柱を立てたら、次は誘引です。誘引とは、茎が強風に負けないように、支柱と茎・葉を紐で縛っておく手法を指します。麻ひもを使用し、優しく結びましょう。

結ぶ際のコツは、麻ひもを茎と支柱の間で数回ねじり、支柱にくくりつけること。ねじっておくことでズレにくくなり、しっかりと固定できます。誘引時は茎の生育を予想し、少しゆとりをもって結びましょう。

ナスプランター栽培手順3:追肥


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ナスは肥料を非常に好む野菜なので、プランターへ植え付け後2週間経ったら追肥をはじめましょう。化成肥料を施す場合は、2週間に1回を目安に。液肥を使う場合は、1週間に1回のペースがよいでしょう。

また追肥を施す際は、株元ではなく5cm〜10cmほど離した位置に撒きます。葉が広がった先に根があるので、効率よく吸収してくれるでしょう。与える肥料の分量は守ってくださいね。

ナスプランター栽培手順4:収穫

Photo byCouleur

ナスは、6月頃から収穫が可能になります。収穫の目安は、ナスの花が開花してから20日~25日ほど経過した時期。「少し早いかな?」と思う小さいうちに収穫するのがおすすめ。なぜなら、小さいサイズのうちに収穫すると、株の疲労を抑える効果があるからです。

株の疲労を抑え生育が長く続くと、秋頃まで家庭菜園での収穫を楽しめます。ナスの皮に、つやと張りがあるうちに収穫しましょう。サイズは品種ごとに確認してください。

ナスプランター栽培の日常管理のポイント

ナスプランター栽培のポイント1:水やり

Photo byRyanMcGuire

ナスのプランターでの育て方は、水やりが重要なポイントです。ナスは水を好む野菜なので、水切れに注意しながら行いましょう。

植え付けから1週間ほどは、毎日2回の水やりを。根が張ったら、午前中に1回たっぷりの水を与えましょう。夏場は土が乾燥しやすく、水切れすると生育が衰えます。この時期は、水やりを2回にしましょう。ただし水のやりすぎは根腐れの原因になりますので、土の様子を観察しながら行ってください。

ナスプランター栽培のポイント2:剪定

ナスは夏頃に収穫すると、株が消耗してしまい実付きが悪くなります。しかし、生育が鈍ったときに更新剪定を施しておけば、秋にもナスを収穫可能です。

剪定のコツは、7月下旬〜8月頃に株全体の高さが2分の1程度になるよう、枝を切り落とすこと。このとき、葉が生えているすぐ上の部分から切り取るのが最適です。加えて、茎から30cmほど伸びた根を切り取っておくと、根の生育が促進されます。同時に追肥も施しておきましょう。

ナスプランター栽培のポイント3:わき芽・摘果

ナスのプランターでの育て方では、わき芽かきと摘果も都度行ってください。わき芽とは、茎と葉の生え際から伸びる芽のこと。1番目の花が咲いたら、枝とその下部2本のわき芽を残して摘み取りましょう。

また、摘果は小さな苗に花が咲いてしまった際に、生育衰退予防を目的として花を摘み取っておくことです。残念ですが、もったいないと思わず処分しましょう。わき芽と摘果についてそれぞれ解説します。

わき芽

わき芽とは、前述した通り茎と葉の付け根から出てくる芽のことです。わき芽は放置しておくと、枝が伸び放題になり栄養分が分散されます。その結果、充実した実が収穫できなくなるのです。

栄養を集めるためにも、植え付けから1週間ほど経ち1番目の花が咲いたら、不要なわき芽を取り除きましょう。つまり、上部3本の茎・枝のみを残して仕立てるのです。上部3本以外の茎・枝をハサミでカットしてください。

摘果

摘果もわき芽を取り除くのと同様に、ナスの生育を促すために必要な作業です。ナスの植え付け後には、苗が小さいうちに花(1番果)が咲きます。花が咲くのは嬉しいことですが、苗が小さいうちに咲くと、株の成長に必要な栄養が分散されます。

そのため、もったいないですが1番果は摘み取っておきましょう。摘果することで、栄養が株全体の生育のために使われ、株が元気に成長し、たくさんのナスを実らせてくれます。

ナスプランター栽培の注意点


ナスプランター栽培注意点1:苗の選び方

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ナス栽培において、苗の選び方は重要です。購入時にしっかりと苗の状態を確認しましょう。選ぶ際は、葉の色が濃く、厚みのあるものがおすすめです。また本葉が7~9枚ほどで、一番下に双葉。さらに1番果のついているものが最適でしょう。

害虫や病気に侵されていないかも要チェック。また、ナスにはさまざまな品種がありますので、使いたい料理に合わせて選んでみるのも楽しいですね。

ナスプランター栽培注意点2:ナスの花をチェック

Photo by timsackton

ナスの花を観察することで、健康状態を把握できます。ナスの花は日頃から、よくチェックしておきましょう。観察すべきポイントは、花の色や雄しべ・雌しべです。

花の色は、紫の濃い色合い。そして、雌しべが雄しべより長くなっていれば健康な証です。雌しべが雄しべよりも長いのは、受粉しやすくナスがなりやすい状態と言えます。要チェックしましょう。

ナスプランター栽培注意点3:病気と害虫

Photo bygamagapix

ナスには、ハダニやアブラムシなどがつく場合があります。害虫はナスの生育を衰えるまたは枯れる原因になるので、注意しましょう。見つけたら、すぐに駆除してください。ハダニは、葉の裏に水やりすることで予防できます。

そして、多湿な環境は病気の原因に。風通しのよい環境を維持し、病気を防ぎましょう。ナスはうどんこ病や褐色腐敗病にかかりやすいので、見つけたら早めに処理しましょう。薬剤を撒いておくのも効果的です。

ナスをプランター栽培してたくさん収穫しよう!

まとめ

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ナスのプランター栽培は、家庭菜園の1つとして非常に人気です。初心者でもベランダで簡単に育てられるので、ぜひチャレンジしてみてください。

自分で育てた野菜の味は格別です!育て方やコツを把握すれば、失敗せず栽培できますよ。たくさん収穫し、美味しい食卓を囲みましょう!

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