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甘くて美味しい、いちごのプランター栽培の方法を解説!苗の植え方や水やりのコツも!

いちごはプランターや鉢植えで栽培できるのをご存知ですか。比較的初心者でも育てやすいいちごの品種を選べば初心者でもいちごのプランター栽培が可能です。この記事ではいちごの苗のプランターでの植え方や育て方、いちごの苗の手入れの方法、収穫時期などをご紹介します。
2021年8月31日
NakamuraUK
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いちごをプランターで育てる方法!

Photo byPezibear

いちごが大好きだけど、スーパーで購入するとちょっと高い。いちごを家庭菜園で育てて食べられたらいいのに…そんな風に思ったことはありませんか。

実はいちごはプランターで育てることができるんです。植え方や育て方に少しコツがいりますが、比較的病気に強い品種のいちごを選び、注意点をよく守ればプランター栽培でもおいしいいちごを家で育てることができますよ。

いちごは「一季なり」と「四季なり」の2種類

いちごは春に収穫できる「一季なり」と季節を問わず収穫できる「四季なり」の2種類があります。初めていちごを育てる方は、秋に植え付けて春に収穫時期を迎える「一季なり」がよいでしょう。

なぜなら「四季なり」は育て方が難しく、追肥をきちんとしないと味が落ちてしまうからです。四季なりのいちごは、多くが寒冷地で栽培されており、夏のショートケーキ用のいちごなど主に業務用として使用されています。

いちごの苗をプランターに植え付ける時期

一季なりのいちごは、10月から11月に植え付けします。春に収穫できるようにするためには、10月頃プランターに植え付けるのがよいでしょう。

いちごは地植えでもプランターや鉢植えでも栽培することができます。1つにプランターに苗をいくつか植えるときには、20センチ以上の間隔を取って植えれば栽培可能です。

プランターでのいちごの育て方~準備編~

プランターといちごの苗のほかに野菜用培養土、鉢底ネット、鉢底石(はちぞこいし)が必要になります。いちご専用の培養土も販売されているので、もちろんそちらでも栽培できますが一般的な野菜用培養土でも充分です。

いちごを栽培するためのプランターは20センチ以上深さがあるものを選びましょう。1つのプランターに2株以上植えたいなら横長のプランターを選び、苗は20センチ以上の間隔を取って植えてください。

いちご栽培専用のプランター

これからいちご栽培のためのプランターを購入する場合は「ストロベリーポット」といういちご栽培専用のプランターを購入してみてはいかがでしょうか。

ストロベリーポットは、1つのプランターに植え込み口が数ヶ所あり、いくつかの苗を同時に植えることができるプランターです。いちごのランナー(つる)が伸びてきても、いちごが地面に付きにくいという特徴があります。

プランターの底には鉢底ネットと鉢底石も必要!

出典:https://www.photo-ac.com/

プランターの底に敷くための鉢底ネットと鉢底石も必ず用意しましょう。いちごは水はけがよい場所でないと根腐れを起こしてしまうかも可能性があるからです。

鉢底ネットは、鉢植えやプランターの一番下に敷くネットのことで、根腐れ予防効果のほかに虫がプランター内に入るのを防いだり、土が流れ出てしまうのを防いでくれます。

プランターでいちごを栽培するためには水はけが重要

鉢底ネットをプランターの穴をふさぐように乗せ、鉢底ネットの上に鉢底石を敷いて行きます。鉢底石は、プランターの5分の1の高さまで敷きましょう。鉢底石はプランターの水はけを良くし、根が腐らないようにするためにしてくれるので必ず用意してください。


いちごの苗やプランター、培養土などはどこで買う?

いちごの栽培に必要な苗やプランターなどの道具は、主にホームセンターや園芸店で買うことが可能です。いちごの苗は9月中旬から10月下旬までの秋または春に出回りますが、一季なりの苗は秋に、四季なりの苗は春に販売されることが多いです。

培養土や鉢底石、鉢底ネット、肥料などはホームセンターまたは園芸店でももちろん購入できますが、最近では百円ショップでも販売されており、手軽に購入できます。

道具を揃えるのが面倒なら「いちご栽培キット」

いちご栽培キット

出典:Amazon
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いちごを育ててみたいけど、培養土やプランターなどを揃えるのが面倒…という方は「いちご栽培キット」はいかがでしょうか。このキットにはいちごのプランターはもちろん、培養土などいちご栽培に必要なセットがすべてそろっています。

ペットボトルでいちごを水耕栽培できるものもありますよ。プランター不要で、室内でいちごを栽培できるので、手入れもとても楽です。

プランターでも育つ!おすすめの苺の品種

家庭菜園専門の品種【宝交早生】

【イチゴ苗 宝交早生】3号ポット 苺苗 1株 【予約販売】

出典:楽天

現在スーパーなどで「宝交早生(ほうこうわせ)」という品種のいちごが売られているのを見かけることはあまりありません。宝交早生は昔からあるいちごの品種の1つですが、現在はほぼ家庭菜園でのみ栽培されるいちごの品種です。

小さないちごの実をつける品種ですが、病気に強いため比較的育て方が簡単で、初めていちごを育てる方に適しています。果実が小さいので早く収穫できる宝交早生は、甘酸っぱくておいしいいちごを楽しめる品種です。

味がよいのに初心者向けの品種【カレンベリー】

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出典:楽天

「カレンベリー」も主に家庭菜園で育てられている品種のいちごです。名前の由来は「枯れにくい」ことからだそうで、その名の通り丈夫な品種のいちごです。うどんこ病や炭疽病といった病気に強いので初心者に適してします。

育て方はそれほど難しくありませんが、宝交早生などと比べると大きな実をつける品種で、スーパーなどで販売されているいちごに近い味わいを楽しめる品種です。

かつてのブランドいちごをプランター栽培【女峰】

国華園 いちご苗 女峰 5株 /21年秋商品

出典:Amazon

かつて「女峰(にょほう)」は市場に出回るいちごとしては代表的な品種でした。現在は他の品種のいちごに押されてあまりスーパーなどには出回りませんが、女峰は病気に強い一季なりの品種で実がたくさんなりやすいので、比較的育てやすいいちごと言えます。少し実が固く、甘酸っぱい味が特徴の品種です。

実がなりやすくおいしい品種【密香】

「密香」も一季なりの品種のいちごで、強い香りが特徴です。サントリーが開発した家庭菜園用のいちごで、香りだけでなく味が濃く甘みも強いのに、実ができやすいため家庭菜園初心者に人気があります。ジューシーなおいしさのいちごをプランターで育ててみませんか。


プランターや鉢植えへのいちごの苗の植え方

いちごの苗やプランターなど必要なものを購入したら、いよいよプランナーにいちごを植え付けていきます。ここで重要となるのがいちごを植える深さです。

いちごの苗の株元にクラウンという少し膨らんだ部分(新芽)があります。いちごの植え方で最も重要になるのが、このクラウンが土に埋もれてしまわないように植えることです。またいちごの苗を購入する際にはこのクラウンがなるべく大きくてしっかりしているものを選びましょう。クラウンから葉が伸びて生長するからです。

苗の植え方でもっとも重要なのは植える深さ

苗をあまり浅く植えすぎても生長できないので、根はしっかり埋まるように植えます。またいちごには、親株から伸びる「ランナー(走出枝)」というツルのようなものがありますが、この親株から伸びているランナーは北側を向くようにプランターを向けます。

いちご花や実はランナーの反対側になるため、いちごがなる方を南に向け、たくさん光を当ててあげるためです。

いちごのプランターは日当たりがよい場所に!

プランターへの植え付けが終わったら水をたっぷりと与えて日光がよく当たる場所に置きます。いちごが甘くなるためには、養分と日光がとても重要になるからです。

いちごのプランターは冬の間も外に出します。いちごを栽培する上で寒さも重要な要素となるからです。冬はいちごにとって休眠期間となるので、特に水やりしすぎないように注意します。プランターの土の表面が乾いてから水やりするようにしてください。

プランターいちごの手入れの方法

いちごをプランターで育てていると、ランナー(つる)が伸びてくるかもしれません。12月から3月にかけてランナーが出てきたら、抜いておきましょう。

ランナーを取らないと、苗がランナーを伸ばすのに栄養を使ってしまい、果実に栄養が行かなくなってしまいます。同様の理由で、苗の脇から出てくる脇芽も取りましょう。

プランター栽培のいちごの病気を予防する方法

いちごを栽培する上で注意すべき病気には、うどんこ病、炭そ病、灰色かび病などがあります。風通しが悪いとこれらの病気になりやすくなるので、枯れた葉を見つけたら必ず取り除いておきましょう。

枯れた葉には病気がついていることもあるため、葉を取り除くことによって病原菌を取り除き、苗を清潔に保つためです。病気が進行してくると農薬が必要になってしまうので、なるべく毎日いちごのプランターを観察して枯れた葉を取り除き、病気予防に努めましょう。

いちごをプランター栽培する時の病気を予防する際の注意点

葉を取りすぎると光合成ができなくなってしまうので、8枚くらいは残すようにしてください。またヨトウムシやナメクジなどの病害虫を見つけた場合にも速やかに取り除きます。

いちごの苗はランナーや葉の裏が病気になりやすいので、しっかりと観察するようにしてください。

いちごをプランター栽培するときの追肥

いちごの苗をプランターに植え付けてから1ヶ月ほど経過したら追肥します。肥料はいちご専用の肥料でもよいですし、野菜用の肥料でも使用可能です。

2回目の追肥は花が咲き始めたら行ってください。追肥は収穫時期まで間に2回ほどするとよいでしょう。必ず分量を守って追肥します。いちごは追肥しすぎると苗を弱らせてしまったり、虫がつく原因になるのでご注意ください。

追肥するのにどんな肥料がいいか迷ったら


どんな肥料を追肥すればよいか迷ったら、いちご用の肥料を使うとよいでしょう。いちご専用の肥料には、いちごを甘くするために必要な成分が含まれています。

いちごを甘くしたいなら、リン酸や発酵油かす、骨粉、魚粉などがよいでしょう。追肥する際には用量をしっかり守ってください。肥料が多すぎると、いちごの酸味が強くなるだけでなく、苗が弱る原因にもなります。

プランター栽培のいちごの水やりについて

いちごの苗を植えたら、その後で注意しなくてはいけないのは水やりです。基本的にいちごには風通しのよい環境が適していますが、乾燥しすぎはよくないので、プランターの土の表面が乾燥してきたらしっかり水やりをします。

ただし、水やりしすぎると根腐れを起こすことがあるので、毎日水やりする必要はありません。水やりは土の表面が乾いてきたら行うようにします。

いちごの花が咲いたら人工授粉を忘れずに

いちごの花が咲いたら、人工授粉を忘れずに行いましょう。蜂などが受粉を手伝ってくれることもありますが、基本的には人間が受粉を手伝わないと実がつきません。

人工授粉を行うために用意するのは、先が柔らかい筆や綿棒です。その筆または綿棒でいちごの花の中心をぐるりと優しくなでます。花の中心にあるめしべに花粉をまんべんなくつけてあげましょう。きちんと人工授粉しないと、いちごの果実が小さくなったり、形が悪くなったりします。

プランター栽培のいちごの収穫時期は?

夏に収穫時期を迎えるいちごの品種もありますが、一季なりのいちごは基本的に春から6月頃までが収穫時期となります。花が咲いてから30から40日ほど経ってから収穫時期を迎えます。

多くの品種のいちごはへたの方までしっかりと赤くなったら熟した証拠です。いちごは実が赤くなったらどんどん収穫します。そうしないと苗が病気になってしまうこともあります。

プランターでのいちごの栽培方法まとめ

Photo bycocoparisienne

いちごはプランターで栽培できるので、アパートやマンションにお住まいの方も栽培できます。いちごをプランターで栽培する場合、追肥しすぎないこと、水やりしすぎないこと、風通しのよい場所に置くことなどさまざまな注意点があります。

注意点をよく守り、病気になりにくい品種のいちごを選べば初心者でも育てることが可能です。夏でも収穫できるいちごもありますが、いちご栽培の初心者の方は、まずは一季なりのいちごを育ててみるのがおすすめですよ。

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