アライ ツアークロス3
Shoei Hornet X2
WINS X-ROAD FREE RIDE
DS-X1 ソリッド
アライ VZ-RAMプラス
LS2 MX436
アライ レプリカ HAYDEN SB
システム YJ-21 ZENITH
OGK KABUTO RYUKI
アドベンチャーバイクのヘルメット
アドベンチャーバイクは、ラリーレイドのイメージをツーリングモデルに昇華したバイクです。オフロードバイクよりも距離を稼げますので、アスファルトメインのオンロードツーリングで人気があります。
しかし、オフロード色のつよい外観と実際のツーリングスタイルにギャップがありますので、ヘルメットの選び方が難しいのが実情です。ここではアドベンチャーバイクに似合うヘルメットを紹介します。
迷ったらデザイン勝負も大いにあり!
アドベンチャーバイクに似合うヘルメットのイメージを明確にできなければ、デザイン勝負をするのもありです。かっこいいと思えるヘルメットは、ツーリングスタイルに合い、あなたのアドベンチャーバイクにも似合います。
では本題!アドベンチャーバイクに似合うヘルメットの選び方を解説したあと、おすすめ商品を紹介しますね。なお、この記事は2023年1月10日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
似合うヘルメットの選び方
アドベンチャーバイクの走行性能
アドベンチャーバイクといっても、ダートでの走行性能を重視した車種もあれば、アスファルトでの性能を重視したオンロードバイクまであります。
注目すべきはホイールです。フロントタイヤが21インチのアドベンチャーバイクならオフロード寄り、19インチ以下のアドベンチャーバイクならオンロード寄りのヘルメットが似合います。
スポークホイールならオフロード寄り、キャストホイールならオンロード寄りと判断してもOKです。
ブーツとの相性でヘルメットを選ぶ
アドベンチャーバイクで着用するヘルメットに服装との統一感を求めるライダーなら、ブーツとの相性を加味した選び方がおすすめです。
アドベンチャーバイクは、車種によってステップの形状が違います。泥の排出を促しやすい形状のステップは、オフロードブーツとの相性がいいですね。ゴムのすべり止めがついたステップは、アスファルトメインのオンロード用ツーリングブーツが似合います。
オフロード寄りのアドベンチャーバイクは?
国内メーカーのアドベンチャーバイクで、オフロード走行を想定した車種は、CRF250ラリー、CRF1100Lアフリカツイン、テネレ700のみです。
「アドベンチャー」は、イメージを表す言葉でしかなく、オフロードでの走行性能とは無関係。現行モデルのアドベンチャーバイクは、多くがアスファルト性能を重視したオンロードバイクです。
ただしフラットダートなら、オンロード寄りのアドベンチャーバイクでも走破可能です。
アメリカンテイストは似合わない
アドベンチャーバイクは、欧州テイストが強いですね。米国イメージの強いオフロードバイクとは、テイストが少し違います。
オフロードバイクでは、ビビッドなカラーリングのヘルメットが似合う一方、アドベンチャーバイクでは、シャープでシックなカラーリングのヘルメットが好まれます
BMWやKTMといった欧州のメーカーに、アドベンチャーバイクの名車が多いからです。
合理的な視点で選ぶのがベスト
アドベンチャーバイクは、合理的なツアラーです。オフロードバイクのコントロール性とオンロードバイクのアスファルト適合性を併せ持っています。
ですので、アドベンチャーバイクは、ヘルメットにも合理性を求めるのがベストです。アドベンチャーバイクのデザインや第3者に与えるイメージよりも、あなたのツーリングスタイルに合わせたヘルメットの選び方が正攻法だといえます。
アドベンチャーバイクのヘルメット:オフ系6選
シールド付きのバイザーが小さいオフロード系ヘルメットは、アドベンチャーバイクによく似合います。かぶり心地はオンロード用のフルフェイスヘルメットに近いですね。多くのヘルメットがリリースされていますので、メーカーや安全性を表す規格を加味しながら厳選できます。
オフロードバイクでのオンロードツーリングで愛用するライダーも多いので、アドベンチャーバイクにもなじみやすく、悪目立ちもしません。
オフロード系:ツアークロス3
アライ ツアークロス3
アライのツアークロス3は、アドベンチャーバイクで人気の王道ヘルメットです。アドベンチャーバイクに合いやすいグラフィックモデルも豊富にあります。
アライはヘルメットの安全性能を追求する国内メーカーです。ツーリングを快適にする機能は最小限に抑えられていますが、シールド付きのヘルメットは、すべてスネル規格を取得しています。
安全性の高さは疲労の軽減に貢献!
シールド付きのオフロードヘルメットでスネル規格を取得しているのは、ツアークロス3のみです。剛性の高いヘルメットは、ツーリングで疲労を軽減してくれます。
オンロード用のフルフェイスヘルメットに近い、かぶり心地もおすすめポイント。見た目はオフロード、ツーリングスタイルはオンロードメイン、そんなアドベンチャーバイクに似合います。
オフロード系:Hornet X2
Shoei Hornet X2
かっこいいオフロード系のヘルメットをお探しの方には、こちらのアイテムがおすすめ。価格は高くなってしまいますが、オンロードでも使用できるのが、魅力ポイントの1つとなっています。
また、カラーバリエーションが非常に豊富なので、購入時はお好みに合わせて選ぶことが可能です。ぜひこの機会に購入してみてください。
機能性抜群
こちらのオフロード系ヘルメットのおすすめポイントは、呼吸をスムーズに行える設計を採用しているという点です。空気を吸引する、換気する性能を向上させているので、どのようなシチュエーションで活躍すること間違いなし。
またバイザー部分は、取り外さなくてもシールド除去を行えます。機能性を求めるという方にもピッタリです。
オフロード系:X-ROAD
WINS X-ROAD FREE RIDE
WINSのX-ROADは、ここ近年で人気が急上昇しているシールド付きのオフロードヘルメットです。すっきりとしたシルエットが、アドベンチャーバイクに似合います。
安全性を表す規格は必要最小限ですが、ヘルメットの内装を交換して、フィット感をカスタマイズできるのがおすすめポイントです。こめかみは合うのに頬がキツイといった場合でも、サイズを微調整できます。
ツーリングのスタイルに合わせて三変化
X-ROADは、バイザーとシールドのフル装備、シールドなしのゴーグルスタイル、バイザーなしのシールド付き、この3つのスタイルを使い分けできます。セカンドバイクとヘルメットを共用するのにもおすすめです。
インナーバイザーを標準装備していますので、夜用のクリアシールドを携行する必要がありません。ツーリングのスタイルを選ばず、柔軟に対応してくれます。
オフロード系:DSX-X1
DS-X1 ソリッド
HJCのDS‐X1は、韓国製のシールド付きオフロードヘルメットです。日本の正規代理店はRSタイチですので、安心感がありますし、安全性を表す規格はJISも取得しています。
国産の高価なヘルメットで予算オーバーというライダーにおすすめです。HJCのヘルメットは、モデルによってフィット感が違います。内装を変更してサイズを微調整できますが、実店舗で試着して購入するのがおすすめです。
日本人の感性に合うフォルム
DS-X1は、アライやショウエイに匹敵するほど美しく、アドベンチャーバイクにもよく似合います。
グラフィックモデルはタクティック、グラビティ、エーウイングの3種類。塗装の品質も高く、アドベンチャーバイクのカラーに合わせやすいですね。
インナーバイザーは装備していませんが、メガネスリットが設けてありますので、サングラスとの併用もできます。
オフロード系:MX436
LS2 MX436
LS2のMX436はグラフィックモデルが、アドベンチャーバイクに似合うシールド付きオフロードヘルメットです。
LS2はスペインのヘルメットメーカー。欧州が鍛えたシャープなフォルムがアドベンチャーバイクに似合います。インナーバイザーの装備もうれしいですね。
MX436のXXLが、国内サイズのLに相当します。サイズ選びは慎重にしましょう。
PSCマークを取得したMX436はこれだけ
LS2の日本正規代理店はセイデンです。しかし、LS2を紹介するHPには、MX436をラインアップしていません。
ここで紹介したアマゾンで販売されているMX436は、PSCマークとSGマークを取得していますが、他店舗で販売されているMX436は、並行輸入でPSCマークを取得していないものがほとんどです。
ちなみにPSCマークは、経済産業省が安全性を認めた乗車用ヘルメットに与える規格です。
オフロード系:レプリカ HAYDEN SB
アライ レプリカ HAYDEN SB
こちらのオフロード系ヘルメットは、アメリカンなデザインが特徴的です。周囲の目を引くような個性的なデザインなので、自分だけのヘルメットを探しているという方に最適。
ゴーグルを固定できるロケーターを搭載しており、ゴーグルとヘルメットが密着しないようになっています。ベンチレーション作用があるため、ヘルメット内が蒸れるのを防止。泥はけのいい角度で作られているという点も特徴的です。
アドベンチャーバイクのヘルメット:ジェット2選
アスファルトオンリーのオンロードツーリングなら、ジェットヘルメットもアドベンチャーバイクに似合います。
大切なのは、見た目よりもツーリングのスタイルです。アドベンチャーバイクとヘルメットのフォルムに相違があっても、ツーリングのスタイルと合致すれば説得力が増します。
ジェットヘルメットは、ツーリングでの利便性が高いですね。装着したままレインウェアを着用できます。
ジェット:CT-Z
アライ CT-Z
アライのCT-Zは、バイザー付きのジェットヘルメットです。アドベンチャーバイクには、バイザー付きのヘルメットが似合います。CT-Zは、アスファルトオンリーのオンロードツーリングを想定したヘルメットですので快適です。
アライは、シールド付きのジェットヘルメットでも、スネル規格を取得しています。安全性はもちろんのこと、剛性がもたらす快適さも高いですね。
オフロード色の強い車種にもOK!
CT-Zは、フルフェイスヘルメット並みの剛性と、ジェットヘルメットの視界の広さを両立したヘルメットです。シールドを確実に保持しますので、走行風による抵抗を少なくしてくれます。
CT-Zは、バイザーが大きめですので、オフロード色の強いアドベンチャーバイクにもおすすめです。バイザーと帽体の間に、空気の通り道を設け、走行風の影響を受けづらい構造になっています。
ジェット:VR-RAMプラス
アライ VZ-RAMプラス
アライのVZ-RAMプラスは、小さなバイザーを備えたジェットヘルメットで、オンロード色の強いアドベンチャーバイクに似合います。キャストホイールのアドベンチャーバイクに合理的なヘルメットを求めるライダーにおすすめです。
乗車姿勢がアップライトならオールOK!オンロードメインのトレーサーGT9、アドベンチャーバイクのすそ野を広げたVストローム250にも似合います。
視界の広さが安全性を高める
VZ-RAMプラスのバイザーは、スモーク色の半透明です。バイザーで視界を狭めることなく、日差しを遮れます。
アドベンチャーバイクで人気のシールド付きオフロードヘルメットは、バイザーが視界を遮り、前方からの情報を見逃しがちです。
信号待ちで少しあごを少し上げなければならないのも、地味に疲れを蓄積します。アスファルトオンリーのオンロードツーリングなら、バイザーは必要ないかもです。
アドベンチャーバイクのヘルメット:システム3選
システムヘルメットは、ジェットヘルメットの利便性とフルフェイスヘルメットの安心感を兼ね備え、人気は年々高まっています。
バイザー付きのヘルメットに抵抗があるなら、システムヘルメットがおすすめです。アドベンチャーバイクで着用すると、フルパニアで大陸横断旅行を楽しむ欧州人っぽくなります。
システムヘルメットは、重量が比較的重いですね。ヘルメットの重量は、道路交通法で2kgまでと定められています。
システム:リュウキ
OGK KABUTO RYUKI
OGKカブトのリュウキは、人気ナンバーワンのシステムヘルメットです。人気モデルだったイブキやカザミのノウハウを活かし、フルフェイスヘルメットに近い着用感を得られます。
アドベンチャーバイクとの相性は良好です。帽体が大きいと感じるのは、SS車でのこと。アドベンチャーバイクに似合うグラフィックモデルの登場に期待したいですね。
軽量なシステムヘルメット
リュウキはフルフェイスヘルメットと比較すれば、重いものの、システムヘルメットとしては軽量です。重量バランスに優れ、アドベンチャーバイクでの長距離ツーリングで、疲労を蓄積を軽減してくれます。
サイズ選びは、慎重にしたいですね。フィット感は、アライやショウエイとも違いますし、イブキやカザミとも違います。実店舗でフィット感を確かめてから購入しましょう。
システム:N70-2X
N70-2X
かっこいいデザインのシステムヘルメットをお探しの方には、こちらのモデルがおすすめです。デザインは、全10パターン取り揃えられているため、お好みに合わせて選んでみてください。
精度の高さがアドベンチャーバイクに似合う
こちらのヘルメットは、雨や寒さに対応するため、曇り止めPINLOCKシート付きとなっています。UV400インナーバイザーもついており、昼だけでなく夜でも対応可能です。
システム:YJ-21 ZENITH
システム YJ-21 ZENITH
こちらのシステム系ヘルメットは、サイズ展開が豊富です。S~XLサイズまで用意されているため、自分に合わせて購入しやすいのがポイント。また、カラーバリエーションは全4色。いずれも落ち着いたカラーで、どのようなバイクコーデにも合わせやすいです。
従来のものよりも、ベンチレーションを大きくすることで、ヘルメット内への空気流入量が増えています。また、左右の手どちらでもシールドの開閉が可能です。
アドベンチャーバイクのヘルメット:まとめ
アドベンチャーバイクは、長距離ツーリングの相棒としてライダーから人気があります。
シールド付きオフロードヘルメットは、アドベンチャーバイクには無難な選択。バイザー付きのジェットヘルメットは、アドベンチャーバイクでの長距離ツーリングを快適にしてくれます。合理性を求めるなら、システムヘルメットもおすすめです。
アドベンチャーバイクはオンロード?オフロード?いえいえ、あなた色に染めてこそアドベンチャーバイクです。
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フルフェイスヘルメット以外は、安全性を確保できないという情報も見かけますが、それは最適解ではありません。ヘルメットは、ツーリングのスタイルに合わせて選ぶのが正攻法です。また、ツーリングの目的に合わせて、ヘルメットを使い分けるライダーもいます。
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