キャンライト
EPS211 オイルランプ芯
オイルランタンは自作できる!
アウトドアの定番アイテムとして知られる、オイルを使ったランタン。火の揺らめきが優しい雰囲気を演出し、見ているだけで癒されると人気を集めています。市販品を購入するイメージの強いランタンですが、オイルタイプなら自作することも可能です。
オイルランタンの自作に挑戦しよう
本記事では、簡単にできるオイル系ランタンの自作方法についてご紹介します。ホヤや芯などのランタンに必要な箇所は、身近な材料で代用可能。好みに合わせて材料をカスタマイズすることで、オリジナリティのあるアウトドアアイテムを自作できるようになります。
自作したアイテムは、市販品より愛着が湧くのもポイント。バーベキューやキャンプなど、屋外で優雅な時間を過ごしたい時は、オイルを使ってランタンを自作してみませんか?
コルクオイルランタンの自作方法
最初に、コルクとオイルを使用したランタンの自作方法をご紹介します。コルクの部分に穴を開けて、芯を通すのが作り方のポイントです。意外と簡単な自作方法でオリジナルランタンが完成するので、ぜひチャレンジしてみましょう。
必要な道具
100円均一ショップやホームセンターなどで、自作に必要な道具を手に入れられます。最初に、どのような道具が必要なのかチェックしていきましょう。リーズナブルな価格で購入できるものばかりなため、コストをかけたくない時にも自作が役立ちます。
ランタン用のオイル
キャンライト
まず準備しておきたいのが、ランタン用のオイルです。専用のオイルを準備しておけば、なくなった時にすぐ充填できて便利。こちらのオイルは、ニオイや煙が出ない成分で製造されているのが魅力です。たっぷり2Lの容量があるため、コスパもよいことからアウトドア愛好家から人気を集めています。
オイルそのものは燃えない一方で、芯を入れるとよく燃えるのも特徴です。オイル単体に引火性がないため、初心者でも安心して使えます。ぜひ、活用してみてください。
燃料は灯油でも代用可能
専用のオイルを使用するのがベストですが、どうしても手に入らない場合は灯油でも代用できます。灯油は、専用オイルと比べて安価で購入できるのが魅力です。なるべくコストを抑えてランタンを自作したい、という時に役立ちます。
ただし、使い方に慣れていないとススが出やすいのが注意点です。また、灯油以外なら調理用のオイルでも代用可能です。好みに合わせた燃料用のオイルを選び、ランタンに活用してください。
空き瓶
オイルを充填するための瓶も準備しましょう。使用する瓶は、ホームセンターや100円均一ショップなどで販売されているもので大丈夫です。また、使用済みの空き瓶を活用すると、自作コストを抑えられます。身の回りにあるものを活用して、ランタン作りを楽しみましょう。
コルク
次に、芯を通すために必要となるコルクを用意しましょう。コルクを選ぶときのポイントとなるのが、空き瓶の口にフィットすること。最終的に空き瓶の口に差し込んで使うため、サイズが合わないとランタンが作れなくなります。
100円均一ショップなどでは、コルク付きの空き瓶も販売されているので、ぜひ役立ててみてください。最初から瓶にフィットするサイズのコルクが付いていれば、後からサイズ違いに悩まされる事態を防げます。
替え芯
EPS211 オイルランプ芯
オイルに浸して火をつけるための芯も必要な道具として挙げられます。ランタンを使い続けるごとに芯は短くなり、最終的にはなくなってしまうため、定期的な交換が必要です。
中には紙紐などで代用する場合もありますが、しっかりと火をつけたい時は市販されている芯を準備するのがおすすめ。こちらの芯はコットンを使用し、火がつきやすいのが魅力として挙げられます。オイルに浸しておけば、初心者でも簡単に火をつけられるので、役立ててみてください。
アルミ缶
ドリンクを飲んだ後のアルミ缶を活用しましょう。オイルに不純物が混ざらないように、事前に洗っておくことが大切です。洗い方が不十分だったり、水分が残ったりしていると火がつきにくくなるため、注意してください。
缶にはスチール製もありますが、基本的にはアルミがおすすめです。スチールだとハサミなどでカットしにくく、作業が難しくなります。柔らかくてカットしやすいアルミを活用して、簡単にランタンを自作できるようにしましょう
ホヤ
手作りしたランタンに火が灯った後、周囲を囲むために必要な道具です。ホヤがないと、他のものに火が燃え移ってしまうこともあるので、気をつけてください。ホヤは市販品もありますが、コストを抑えるなら使用済みのガラス瓶を活用するのがおすすめです。
ハサミなどの工具
ここまで準備できたら、あとは工具を用意していきましょう。ハサミやカッター、千枚通しといった工具を揃えておきます。これらの工具は他のDIYにも役立つので、ランタン以外にも自作したいものがある場合は、ひと揃えしておくとよいのではないでしょうか。
自作方法①:アルミ缶をカットする
最初に、準備しておいた空き缶をカットします。ハサミやカッターなど、使いやすい刃物を活用してください。最初に口の部分をカットしたら、下の部分もカットします。残った胴体の部分にハサミを入れ、縦方向に半分に切りましょう。
続いてコルクと同じ幅になるように、缶を横方向にカットします。これで、1枚目の帯の完成です。次に、コルクよりも5〜6mm大きめのサイズに缶を切ったら、2枚目の帯のできあがり。2つの帯は、後で芯に巻きつけるために使用します。
怪我をしないように
作業をする際に気をつけておきたいのが、切り口で怪我をしないようにすることです。カットした断面は意外と鋭利なため、少し触れただけでも怪我をしてしまう可能性があります。
特に子供と一緒に作業をする場合は、うっかり子供が切り口に触れないように気をつけましょう。きちんと気をつけていれば、怪我をする心配をせずに済みます。
自作方法②:芯にアルミ缶を巻きつける
カットした缶は、芯と組み合わせていきます。まずは、コルクと同じ幅にカットした方を芯に巻き付けましょう。2重に巻いた後、余った場合はハサミなどで切ります。続いて、コルクよりも大きめにカットした方を上から巻きつけてください。同様に、余計な部分は切り落とします。
缶の硬さによっては、なかなか巻きつけられずに苦労することもあるでしょう。そんな時は、ペンチなどの工具が活躍します。無理に手で作業すると怪我をする場合があるため、注意が必要です。
自作方法③:コルクに穴を開ける
次に、千枚通しを使ってコルクに穴を開けます。この穴には、後で芯を入れ込むので、芯が入るくらいのサイズに穴を開けるのがポイントです。穴のサイズが小さすぎると、芯を入れ込む作業の時に苦労するので気をつけてください。
また、大きすぎる穴でも芯の安定感がなくなるので注意が必要です。千枚通しを使いながら、時々芯を通して確かめるようにしてください。逐一チェックしておけば、ぴったりなサイズに仕上げられます。
ゴミが散らばらないようにしよう
千枚通しを使っていると、想像以上にコルクの削りカスが出てくることがあります。構わないでいると、いつの間にかゴミが散らばっていることもあるため、作業の際には削りカスにも意識を向けてください。
後で片付けしやすいように、ビニールシートの上などで作業をするのがおすすめです。後片付けのことも考えながら作業をするのが、自作のポイントです。
自作方法④:芯をコルクに差し込む
穴を開けたコルクに、芯を入れ込みます。缶の帯が巻きついているため、穴に入れ込むのが難しいことも。そんな時は、ペンチを使って引っ張るとスムーズに作業しやすくなります。
穴が小さいと巻きつけた缶の帯が取れてしまうこともあるので、注意しましょう。穴のサイズが合わない時は入れ込むのをいったんやめて、千枚通しで調整するようにしてください。芯が穴に入り、巻きつけた缶の帯がコルクにフィットしたら作業の完了です。
自作方法⑤:コルクを瓶に取り付ける
空き瓶にオイルを充填したら、芯を入れ込んだコルクを口に差し込みます。芯がオイルにしっかりと浸るようにしましょう。オイルに浸して20〜30分ほど経過したタイミングで、燃焼の準備が整います。
ライターなどで芯の先端に火をつけてください。お好みでホヤをかぶせて、ランタンの完成です。できあがったランタンは、市販品にはない愛着を感じられるのではないでしょうか。
ボルトを使ったオイルランタンの自作方法
次は、コルクではなくボルトに芯を通すタイプの自作方法をご紹介します。ボルトとコルクどちらを使っても簡単に自作できるので、好みの道具を活用するようにしましょう。ぜひ、自作したランタンで素敵なひと時を楽しんでください。
必要な道具
必要となる道具は、替え芯や燃料用のオイルといったようにコルクタイプとほとんど変わりません。また、ホヤを作るために食用オイル、ボウル、水、カッター、バーナーが必要となります。ホームセンターなどで手に入れましょう。
ボルト
他には、ボルトを準備しましょう。ボルトの穴に芯を通して、ランタンに使用します。「コルクに穴を開けるのは面倒」という場合は、ボルトを活用するとよいのではないでしょうか。ホームセンターの工具売り場などで手に入れられます。
円柱のボトル&インクボトル
燃焼中の火をカバーするためのホヤとして、円柱のボトルを準備します。また、オイルを充填するための容器として、インクボトルを手に入れておきましょう。いずれも100円均一ショップなどで購入できるので、チェックしてみてください。
自作方法①:円柱ボトルの下部をカットする
まずは、円柱ボトルをカットしたい高さまで、ボウルに水を入れます。円柱ボトルをボウルに入れたら、ボウル内の水と同じ水位になるように、内部に水を注いでください。次に、食用のオイルを満遍なくボウル内に垂らします。
バーナーなどでカッターを熱したら、オイルを張ったボウルの中に入れましょう。この時、オイルが飛び跳ねる危険性があるので、ゴーグルをするのがおすすめです。しばらく待つと、自然にボトルが切れます。断面にやすりをかけ、滑らかにしたら完了です。
自作方法②:インク瓶の蓋に穴を開ける
インク瓶の蓋にボルトを通すための穴を開けます。蓋にボルト用の穴を開ける時は、ドライバーを活用すると初心者でも簡単に開けられるので、取り入れてみてください。開いた穴にボルトを入れたら、芯を差し込みましょう。
自作方法③:インク瓶にオイルを充填して組み立てる
インク瓶にオイルを充填したら、芯を差し込んだ蓋を取り付けます。しばらくオイルに浸した後、ボルトから出た芯の部分に火をつけて燃焼させ、円柱ボトルをかぶせたら完成です。こちらも簡単なステップを踏むだけで気軽に自作できるので、チャレンジしてみましょう。
オイルランタンの自作動画もチェック
ランタンは、他にもいろいろな自作方法があります。ここからは、自作方法を解説しているおすすめの動画をご紹介。初心者でも簡単にランタン作りに挑戦できる動画が揃っているので、参考にしながら自作してみてください。
オイルランタンの自作動画①:吊り下げ式
こちらは、吊り下げ式のランタンの自作方法を紹介している動画です。木の枝などに吊り下げられるランタンを自作したい場合におすすめ。灰皿やインク瓶など、100円均一ショップで手に入る道具を中心に使っており、自作のコストを抑えられるのも嬉しいポイントです。
オイルランタンの自作動画②:取手付き瓶
100円均一ショップで販売されている取手付きの瓶やボルトを使う、おしゃれなランタンの自作方法です。瓶のデザインにこだわることで、低コストでも素敵なランタンを自作できます。好みの瓶を使って、ランタン作りを楽しみましょう。
オイルランタンの自作動画③:キャンドル風
アルミ缶のキャップに芯を入れ込み、オイルを充填した瓶の中に設置した、キャンドル風のランタンです。キャンドルのように優しい光が瓶の中で灯ります。
キャンドルランタンをオイルで作りたい、という場合におすすめです。キャンドル風ランタンを複数個作って飾るだけで、おしゃれな雰囲気になります。
自作オイルランタンの注意点
できあがった自作ランタンは、扱い方に注意する必要があります。間違った使い方をすると事故の原因となるため、気をつけましょう。燃焼中の火を使っているからこそ、細心の注意が必要です。ここからは、自作ランタンを使用する際の注意点についてご紹介します。
注意点①:安全なオイルを使う
まず気をつけておきたいのが、安全なオイルを使う、ということです。不純物が混ざったオイルだと、燃焼中に煙やススなどが出やすくなります。純度が高く、安全に使えるランタン専用のオイルを使うと安心です。
注意点②:安定感のある場所に設置する
グラグラと揺れるような場所にランタンを置くと、使用中に倒れて火が燃え移る危険性があります。自作したランタンを使用する際は、必ず安定感のある場所に設置してください。使用中は、揺らさないように意識しましょう。
注意点③:燃料のオイル漏れに気を付ける
自作しているからこそ、燃料のオイル漏れには十分に注意してください。オイルを充填する瓶などにヒビが入っていると、燃料漏れの原因になります。自作でボトルを加工する際には、ヒビが入っていなかなどの確認をしてから、燃料を入れるようにしましょう。
注意点④:水を用意しておく
どんなに気をつけていても、思わぬトラブルが起きてしまうことがあります。火が燃え移るのを防ぐために、ランタンを使用する際には必ず水を用意してください。万が一のことを考えて、火を扱うのが大切なポイントです。
注意点⑤:火を消し忘れないように
思う存分に自作したランタンを楽しんだ後は、火の消し忘れに気をつけてください。火は、息を吹きかけると簡単に消えます。自作ホヤを使用している場合は、ホヤの隙間から息を吹きかけるのが基本です。ただしホヤは熱くなっているので、耐熱性の手袋をしてから触れましょう。
自作オイルランタンを使ってみよう!
一見すると難しそうに見える自作ランタンですが、オイルを使った方法なら気軽に作れます。100円均一ショップなど、身近にある道具を使って自作できるのも嬉しいポイントです。
ランタンを作る際には、オイルを厳選することが大切。初めて自作する場合は、ランタン専用のオイルを使うのがおすすめです。きちんと道具を準備しておけば、後は簡単に自作できます。作り方によってはキャンドル風にもできるので、ぜひ好みの自作方法を選んでチャレンジしてみてください。
オイルランタンが気になる方はこちらもチェック!
オイルランタンを自作した後に「もっと本格的なランタンが欲しい」と思ったら、おすすめ商品をチェックしましょう。関連記事ではおすすめのランタンを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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