世界が愛するプリムス2245ランタンの歴史
昨今、密集した都会を離れて自然に親しむアウトドアライフが見直されています。アウトドアの活動といえば、断然キャンプが大人気。自然の中の空気や風や草木に触れることでなぜか落ち着けます。
中でも自然があふれるアウトドアで迎えるキャンプの夜は、都会で味わえない楽しさがあり、そんな夜をいっそうロマンティックに演出するのがランタンです。
そのなかでもプリムス2245ランタンは数あるランタンの中で長年愛されている、キャンパーにファンが多い人気ランタンです。
プリムス2245ランタンはスウェーデン生まれ
「プリムス2245ランタン」はスウェーデンのプリムス社が開発したランタンです。豊かな自然があふれる北欧の国・スウェーデンを代表するキャンプギアメーカーのプリムス(PRIMUS)は、100年以上の歴史を誇る名門キャンプギアメーカー。
そのプリムスブランドを代表する製品がプリムス2245ランタンで、世界中に愛好家が多数います。何十年もの間ほぼ同じデザインのまま製造され、キャンプギアのロングセラーヒット商品なのです。
プリムス製品はエベレスト初登頂で使われた
プリムス社は、1982年にスウェーデンで創業しています。当初はストーブなどの燃料機器メーカーだったプリムスは、当時のストーブ燃料のパラフィンに圧力を加えてガス化させ、すすの発生を抑えたコンロを開発しました。
プリムスブランドのコンロはアムンゼンの南極探検やエドモンド・ヒラリー卿とテンジンのエベレスト登頂の時にも携行されています。このように、プリムス社は屋外用燃料機器の専門メーカーとして世界中の多数のユーザーの信頼があるのです。
プリムス2245ランタンの製品特徴
プリムス2245ランタンは、マイナーチェンジは行われていますが、大きなモデルチェンジはなく長年愛され続けているガスランタンです。
吊り下げが簡単に行えるワイヤーサスペンダーが特徴で、発光体のマントルを囲むホヤの部分はスリガラスを使用し、ひと際優しい光を作り出しています。
圧電点火装置が付いていて点火は安全かつ簡単です。本体重量は200g、付属のプラスチックハードケースに収めるとサイズは8.3×8.3×12.7cmになり持ち運びも楽にできます。
プリムス2245ガスランは8時間燃焼可能
プリムス2245ガスランの照度は約370ルクスあります。この値は暗所で気温25℃でIP-250Tガスを使用し、ホヤを取りはずした状態で、マントルから40cm離れた位置で測定した最大値です。キャンプの照明としてテーブルに置いて十分に使用できる照度といえるでしょう。
ガス消費量は1時間で30g、燃焼時間はIP-250タイプガス使用時で約8時間です。ただし、照度や燃焼時間は使用条件で変化することがあるので、標準値として理解してください。
プリムス2245ランタンのおすすめポイント
プリムス2245ランタンは長年にわたり多くの人に愛されているランタンだけに、人気の元となる優れた長所があるのです。そんな、プリムス2245ランタンのおすすめポイントを紹介します。
おすすめ①：温かみを感じる灯り
プリムス2245ランタンの人気の一つが、ほのぼのとした温かみが感じられる輝きです。テーブルに置いてその場にふさわしい光量に調整すると、とてもロマンチックな雰囲気が漂います。
また、ほのぼのとした灯りだけでなく、光量を上げてテント横のハンガーに吊るすと絶好の目印になるランタンです。
おすすめ②：コンパクトでおしゃれなデザイン
プリムス2245ランタンは高さが12.7cmとコンパクトでマンゴーのようなかわいい形が特徴的。また、吊り下げが簡単にできるワイヤーサスペンダーが付いていて、テーブルに置くこともでき、ハンガーに吊るしても使えます。
発光体のマントルを囲むホヤの部分はスリガラスを使用していて、大変優しい光が輝くランタンです。
おすすめ③：優れた機能性で操作が簡単
ホヤの形状が工夫され、テーブルに置いたときにランタンの周辺に影が出来にくいラウンドフォルムです。またコンパクトサイズながら照度は370ルクス相当まであります。
ホヤはワンタッチで取り外しが可能です。また、点火が簡単な圧電点火装置も完備し、衝撃に強い専用のハードケースも付いていて収納も簡単にできます。
プリムス2245ランタンの口コミ
プリムス2245ランタンのよさは実際に使ったユーザーの口コミが参考になります。思わぬところに新たな発見があったりして、より深く、より多面的にプリムス2245ランタンの魅力を知ることも可能です。そんな口コミ4点を紹介します。
口コミ①：ソロキャンプで十分明るい
ユーザーはプリムス2245ランタンの着火が一発でスムーズに燃焼すると感心しています。さらに、可愛いランタンと大変気に入っているのです。
マントルを空焼きし、通常の燃焼を行うと美しく燃焼するようにマントルが丸型に変化するとコメントしています。
ソロなら充分な明るさです。着火が大変スムーズで、ガスをほんの少し開くだけで一発着火します。めちゃめちゃ可愛いです。
マントルはライターの空焼きだとダブついた感がありますが、一度ガス着火すると真ん丸になります。
口コミ②：温かみのある灯り
ユーザーはプリムス2245ランタンの温かみのある灯りが素晴らしいと感じています。ランタンの明りで気分までホッとできると大変お気に入りです。点火後の少しうるさい音も含めて高評価の口コミになっています。
サブランタンとして使ってます。灯りの温かみが素晴らしいです。このランタンを使うとなんとも言えないホッとする雰囲気を出してくれます。
点火後のゴーッという音もありますが、個人的にはそこもそこでまた気に入ってます。
口コミ③：天板が熱くなる
ユーザーはプリムスのバーナーを持っていて、同じメーカーのプリムス2245ランタンを購入し、なかなかいい感じとのコメントです。
ユーザーの私見になりますが、プリムス2245ランタンの特徴でもあるワイヤーの取り外しができない点は残念と口コミしています。
ガスランタンが欲しくて、手持ちバーナーがプリムスなので購入。なかなかいい感じです。
残念なのは吊り下げ用のワイヤーがハンダ付けされて、はずすことができないこと。それで、★１マイナス。あと、天板がかなり熱くなるので注意。
口コミ④：気に入った次回も使用する
ユーザーはテーブルの上にプリムス2245を吊るして使用しています。食事中はユーザーの思いよりも若干暗いようですが、プリムス2245ランタンそのものは気に入って、次回のキャンプにも持参して使う予定の口コミです。
テーブル上に吊るしてキャンプで使用 LEDも何個か持ち込んだがこれが一番良かった ただ少し暗いんで夕食を残した 次回は夕食後に焚火とこれの灯で過ごす予定 気に入りました
プリムス2245ランタンの使い方
プリムス2245ランタンは簡単に使えるように設計されています。ガスカートリッジに2245ランタンの本体をセットするだけで、ポンピング工程もなく、簡単に使用が可能です。そんな、プリムス2245ランタンの使い方を紹介します。
使い方①：マントルをバーナーにセット
プリムス2245ランタンのホヤと天板を取り外します。露出したバーナー部分にマントルを差し込むのですが、この時、マントルの下側の大きい穴をバーナーの凹んだ位置まで下げ、しっかりと固定させることが重要です。
マントルの上側の小さい穴はバーナーの先端にかけ、マントルが偏らないよう縁を引っ張りしっかりとバランスよく取り付けます。
使い方②：マントルに点火
マントルの縁を少し引っ張り調整して周辺の広がりを均等にし、マントルがしっかり取り付られていることを確認します。
点火電極はマントルが突っ張らないように中に入れます。マントルを広げてライターなどの発火装置で着火。なお、一連の作業は安全確保のため屋外で行いましょう。
使い方③：から焼き
バブルのつまみを左側に回してガスを少量出します。マントル全体に火が回り、全体がまんべんなく焼けるようにしましょう。燃焼中は煙が出るので吸わないよう注意が必要です。
マントル全体に火が回るとマントルが白くなり、丸い球体に近くなります。マントルの燃焼を見とどけて、バブルを戻して火を止めましょう。マントルに触れないようにして、ホヤとトッププレートを再び取り付けます。
使い方④：点火・消火・保管
プリムス2245ランタンには専用圧電点火装置がそなわっています。ガスを少し出して、スイッチを操作して点火です。明かりはバブルで調節します。
消火はバブルを戻してガスの噴出を抑制することで火が消え、ランタンの消火が完了です。保管するときはガスカートリッジを外し、ワイヤーを巻き付けて専用のケースに収めて保管します。持ち運びもその状態で行いましょう。
プリムス2245ランタンの使い方を動画で確認
プリムス2245ランタンのマントルの取り付け方からから焼きなどが分かりやすく紹介されています。動画で見ることで使い方がいっそう理解可能です。短くまとめてあるのでYouTubeの視聴をおすすめします。
プリムス2245ランタンの注意点
注意点①：換気が悪い環境で使用しない
プリムス2245ランタンは屋外専用のランタンです。密閉したスペースやテント内での使用は不完全燃焼や酸欠の原因になります。また、密閉度が高い室内での使用も不完全燃焼となることがあるので使用はやめましょう。
注意点②：火傷に注意
プリムス2245ランタンのホヤの部分のガラスの上に乗っているステンレス製の天板は、燃焼時はとても熱く、触ると火傷の怖れがあります。
また、消火直後のステンレス製天板は熱く、触ると火傷の危険があり、消火後の取り扱いも注意しましょう。
注意点③：使用する環境に合わせる
プリムス2245ランタンの光量がほのかな温かみのある光と感じている人は多いのですが、光量を不十分と考える人もいます。
実際に、2人用キャンプまでであれば問題ない明るさですが、それ以上となると灯りがやや心もとないと思う人がいるのも事実です。それだけに、プリムス2245ランタンは使用環境で最適な光量を選ぶ必要があります。
注意点④：専用の消耗品がおすすめ
プリムス2245ランタンのガスカートリッジは別売になりますが、安定した燃焼を確保するために同一ブランドのものを使用することがおすすめです。
プリムス2245ランタンは燃焼部分と、ガスカートリッジが正しく接続されて機能するため、専用ガスカートリッジ以外のものを使用すると、完全に接続されないこともあります。そのような場合は、ガスが完全に供給されず、ガス漏れが発生する怖れがあります。安全のためにも正規品を使用しましょう。
プリムス2245ランタン関連用品3点
注意事項でも紹介しましたが、プリムス2245ランタンにはおすすめの消耗品があります。プリムス2245ランタンに転用可能な部品も市販されていますが、専用の消耗品を使用することでよりいっそう、プリムス2245ランタンの機能をフルに発揮することが可能になるのです。
プリムス2245ランタン用部品①：プリムス IP-8052N マントル
プリムス2245ランタンのマントルは消耗品です。劣化したマントルを使い続けると光量が落ちることがあります。専用の「PRIMUS prms-016マントルマントルA」は2枚入りで、プリムス商品専用だけに、心地よい灯りが確保できるのです。
プリムス2245ランタン用部品②：ハイパワーガス
「プリムスGAS CARTRIDGE ハイパワーガス Tガス オールシーズン用」は成分がブタンガス約75%、プロパンガス約25%の割合で構成されています。
燃料効率がよくない冬季や気温の低い高所でも、スムーズに燃焼するPRIMUSTシリーズのガスカートリッジです。カートリッジ内側にLPガスの気化を促進する特殊素材が施してあり、ガスの気化を促進して安定した燃焼が可能になります。
おすすめのプリムスシリーズ：ウルトラバーナー
専用の消耗品ではありませんが、同じガスカートリッジが使、持っておくと便利な「プリムス)P-153 ウルトラバーナー」は、キャンプ場で簡単にガスバーナーになる優れ物です。シンプルな構造ながらステンレス鋼素材で頑丈にできています。
ガス消費量は1時間で245g、燃焼時間は約55分(IP-250タイプガス使用時)です。ゴトク径は最大148mmあり、鍋やフライパンを乗せて使うことができます。
プリムス「2245ランタン」でキャンプの夜を楽しもう
世界で長く愛され、日本にもファンが多いプリムス2245ランタンについて、明るさやサイズなどのスペックから、機能性やデザインまで採り上げました。
キャンプブームでキャンプの夜をさまざまな形に演出するランタンは人気です。デザインやほのぼのとした明るさが魅力のプリムス2245ランタンを灯して、キャンプを思いっきり楽しみましょう！
プリムス2245ランタンが気になる方はこちらをチェック！
ハンガーに吊るしてもテーブルに置いても美しく輝くプリムスのランタンが気になった方は以下の記事のチェックをおすすめします。
人気のガスランタンのデザインや機能性について情報満載で、役に立つ貴重な発見も期待できる記事が勢ぞろいです。
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