幻想的なムードのアルコールランタンが人気！
アルコールランタンの魅力
キャンプなどでおしゃれな演出をしてくれると話題のアルコールランタン、多くのメーカーから多彩な商品が販売されています。LEDとは違った優しい灯りが特徴で、癒し効果もあると口コミでも話題です。
ろうそくタイプのランタンと比べて燃えカスが残りにくく、後始末が簡単にできるのもおすすめポイント、燃焼時間も十分で宿泊でのキャンプにも使いやすくなっています。
アルコールランタンの使い方や注意点！
アルコールランタンは大別して非加圧式と加圧式の2種類があります。前者は燃料が染み込んだ芯に点火するシンプルなスタイル、加圧式はオイルをポンピングによっていったん気化してから燃焼させる方式です。
加圧式は点火に少し手間がかかりますが、火力があり明るいのが特徴になります。燃料は製品によって種類が違うので注意が必要、各商品サイトや公式HPなどで詳細をご確認ください。
アルコールランタンの魅力も多彩！
アルコールランタンには外観もさまざまで、ご利用シーンに応じた多彩なラインナップが準備されています。重厚感のある老舗の商品や、人気アニメのキャラクターが刻印されたかわいいもの、ポンピング作業が楽しくなる通向けのアイテムなどバリエーションも豊かです。
そんな魅力的なアルコールランタンを厳選してピックアップしていきます（本記事は2021年7月30日の情報をもとにしました）。
おすすめのアルコールランタン9選！
ここからは具体的なアイテムのご紹介です。サイズや重さなどの基本スペックのほか、使い方や注意点などについてもレビューします。魅力的なアイテムが勢ぞろいですので、楽しみながらお気に入りを探してみてください。
1：ベイビースペシャル276
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
1893年に創業のドイツメーカー・フュアハンド製のアルコールランタンになります。強い風雨にも耐えられるという意味の「ハリケーンランタン」の元祖としても有名です。
カラーはジェットブラックやオリーブマッドシルバーなどの渋い系から、ルビーレッドやコバルトブルー、モスグリーン、シグナルイエローなどのカラフルなものまで7色そろい、アウトドアのシーンに合わせて選べます。幅15ⅽm・高さ26cmで重さは480g、値段は6600円ほどとリーズナブルです。
アルコールランタンの特徴は？
このアルコールランタンに推奨される燃料はパラフィンオイルや灯油になります。燃料タンクの容量は340mlで燃焼時間は約20時間あり、宿泊でのキャンプにも十分です。使い方はシンプルで、レバーを下げてガラスを上げ芯に火をつけるだけ、ガラス部を降ろすと優しい光が点灯します。
シリンダーハンドルがすこし硬めなどの注意点がありますが、燃料の投入もしやすく光量調節も簡単、ガラス部の口が広いため清掃がしやすいのもこの商品のメリットです。
2：デイツ78
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
アメリカ・ニューヨークで1840年に創業したランタンメーカー・デイツが取り扱うアルコールランタンになります。 老舗だけにラインナップも多く、ここで取り上げる「78」タイプは初めての方でも扱いやすい4分芯タイプのスタンダードモデルです。
カラーは赤や青、黒のほかブロンズや真鍮（しんちゅう）などの高級感あふれるタイプも人気です。全幅15cm・高さ26.5cmで重さは約460g、値段は10200円ほどになります。
アルコールランタンの特徴は？
このアルコールランタンは灯油かパラフィンオイルを燃料として使います。容量は340mlで燃焼時間は20時間分ほどです。明るさは7カンデラとろうそく7本分程度、火力は控えめでソロキャンプならメインとしてグループの場合はサブのランタンなどとして使えます。
使い方は簡単、灯油を入れて芯に浸透するまでしばらく待った後、レバーでガラス部を持ち上げ芯に火をつけるスタイルです。ガラス内部のメッキ部に炎が反射し、華やかな雰囲気を楽しめます。
3：CSオイルランタン
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
新潟県に本社をもつアウトドア用品のブランド・キャプテンスタッグが提供するアルコールランタンです。このブランドからは大・中・小の3種がラインナップされていますが、ここでは標準的な中型タイプをご紹介します。
材質は銅メッキされた鉄で、サイズは幅16cm・高さ25cm・奥行12cm、重さは約370gです。ブロンズやブラック、カーキ、レッドといったカラーバリエーションがあり、値段が3050円ほどとリーズナブルなのも人気のポイントになります。
アルコールランタンの特徴は？
このアルコールランタンも灯油やパラフィンを燃料にします。適正容量は200mlほどで燃焼時間は約14時間、1泊でのアウトドアにもちょうどよいアルコールランタンです。
使用方法も上でご紹介したものとほぼ同じで、燃料タンクにオイルを入れ、芯に染み込んだ後にレバーを下げて点火、あとは調整ハンドルで芯の長さや火力を調整するだけです。国内ブランドのため、交換パーツも入手しやすいのもおすすめポイントです。
4：デザイン・ウイズ・ライト・ハリケーンランタン
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
デンマークで1825年創業のガラスブランド・ホルムガードから発売になったアルコールランタンです。デンマーク王室にも製品を納めてきた老舗で、熟練技術のガラス製品は、世界中の美術館で展示されるなど芸術的価値が認められています。
このアルコールランタンもブランド独自の吹きガラス製法で作られたアイテム、デンマークの女性デザイナーと協同し、革とガラスを組み合わせたユニークなランタンです。高さは31ⅽmほどで値段は22000円ほどと高級になります。
アルコールランタンの特徴は？
このアルコールランタンにはリキッドキャンドルやレインボーオイルなどのパラフィン系の炭化水素燃料を使用します。ランタンの芯にはグラスファイバーが使用され、燃焼時間は約5000時間とご紹介する中でも最長です。
アウトドアはもちろん室内でも使えるのも魅力、インテリアから緊急時の備えとしても使えるのもこの商品の魅力になります。オイルランプに近い構造なので点火なども簡単、洗練されたデザインと灯りのコラボを楽しめる大人のランタンです。
5：ムーミン・オイルランプ
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
ポーランドのオイルランプ工房・スタガー社が手がける、人気キャラクター・ムーミンとのコラボしたアルコールランタンになります。物語でも出てくるランプを再現したもので、シルエットが綺麗と評判です。
ランタンは3種類あり、ガラスカバーにはムーミンやスナフキン、ニョロニョロといった人気キャラクタープリントされています。オイルタンクのカラーはそれぞれレッド（ムーミン）やアンバー（ニョロニョロ）、ブルー（スナフキン）、値段は4180円ほどです。
アルコールランタンの特徴は？
アルコールランタンの燃料にはパラフィンオイルなどを用います。燃焼時間は10時間ほどと、1泊程度のアウトドアや室内インテリアにも利用できます。幅6.3ⅽm・高さ14.5ⅽmで220gと小ぶりで持ち運びやすいアイテムです。
このオイルランプは、上の開口部から点火部の長いライターで点火します。火力調整用のノブにはムーミンの線刻があり楽しみながら操作ができるのもこの商品の魅力です。背面には金属製の反射板が付き、幻想的な雰囲気を高めてくれます。
6：ルナックス・オイルランプ
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
オイルランプなどの販売を手がけるムライ商事が独自に開発したアルコールランタンです。本体はガラスが主材料でキャンドルランプ程の小型サイズなのが特徴、キャンドルと違いゴミや黒いススなどが出ないのもおすすめポイントになります。
笠型のほかコップ型、ワイングラス型などおしゃれな形状がそろっているのも魅力、アウトドアから室内まで幅広く活躍するアルコールランタンです。サイズは幅8ⅽm・高さ17.5ⅽm程度（笠型）で、値段は2000円ほどになります。
アルコールランタンの特徴は？
このアルコールランタンの燃料はレインボーオイルというパラフィンオイルです。燃焼時間 は笠型（OLC-55）やコップ型（OLC-53）が約6時間、ワイングラス型（OLC-54）は4時間ほどになります。
点灯時間を延長したい場合は、専用注入器で注入口からオイルを追加すればOKです。火力は芯を出す量で決まるので、事前にピンセットなどで調整しておきます。オイルは100%燃焼するので、後片付けなどの手間が少ないのもこの商品の魅力になります。
7：アンティークオイルランプ
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
ポーランドのオイルランプの老舗・スタガー社が製造する人気のアルコールランタンのシリーズです。職人が手作りする花びらをイメージしたグローブ（ガラスの覆い）がおしゃれと話題になっています。
ランプメーカーのムラエ商事が輸入する商品でデザインも多彩、大型のPOL-106タイプはオイルタンク部がブラウンとグリーンの2種類、小型のPOL-112AMはブラウン、レッド、ブルーの3種類をラインナップ、値段は大型7500円・小型3200円ほどです。
アルコールランタンの特徴は？
大型品は幅8.5ⅽm・高さ22ⅽmで約40時間、小型は幅7ⅽm・高さ14ⅽmで約20時間持続するので1泊程度のアウトドアにもぴったりです。燃料は専用の「ムラエレインボーオイル」の一択となりますのでご注意ください。
オイルを注入したらつまみで火力調整をするだけと使い方も簡単です。金属部は真鍮を使っているので使えば使うほど味がでできます。手作り感のある味のあるシルエットで、室内のインテリアとしても飽きないアルコールランタンです。
8：マイナーズランプ
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
イギリスのウェールズ地方で製造されるアルコールランタンになります。「マイナーズ」とは「鉱夫の」という意味で、炭鉱などの過酷な条件でも使えるように開発された耐久性抜群のアイテムです。
大きな取っ手は実用性だけでなくおしゃれな雰囲気、アニメ「天空の城ラピュタ」に登場するランタンとしても話題になっています。LサイズとMサイズがあり、それぞれカッパーやブラスなどのカラーラインナップ、値段はLが20790円ほど・Mが19690円ほどです。
アルコールランタンの特徴は？
Lサイズは幅8.8ⅽm・高さ22.5cmで1kgほど、Mサイズは幅6.3ⅽm・高さ18ⅽmで500gほどです。燃料はパラフィン系のみが適用可能、ガソリンや灯油の混入は危険なのでご注意ください。
容量は30mlほどあり5時間の燃焼が可能、1泊程度のアウトドアに向いています。他商品とは少し構造が違いますが使い方は簡単、ランプの底蓋を取り外し、口金ごと芯を外して燃料を入れるスタイルです。芯の長さを調整して点火すれば、幻想的な世界が広がります。
9：HK500
おすすめのアルコールランタンはコチラ！
ドイツで1910年に創業したランタンブランド・ペトロマックスが提供するベストセラーのアルコールランタンになります。これまでピックアップしてきたものと違い圧力式というのが特徴、灯油に圧力でガス状に変化させ燃焼させるしくみです。
サイズは幅17ⅽm・高さ40cmで本体重量は2.4kgと重厚感があります。200以上のパーツをくみ上げた繊細なつくりも魅力で、カラーはニッケルとブラスの2種類、値段は39800円ほどとご紹介するなかでも高級です。
アルコールランタンの特徴は？
このアルコールランタンは灯油が燃料になります。タンク容量は1Lでアウトドアにもぴったりの8時間の燃焼時間です。使い方は非加圧式と比べてやや複雑になります。ヘッドカバーをあけマントルという燃える部分を設置、灯油を入れた後に圧力計が赤い線にくるまでポンピング（加圧）するのがこのアルコールランタンの点火方法です。
ポンピングは体力がいる作業ですが、非加圧式のハリケーンランタンと比べると格段の火力があり、明るいなかでのアウトドアを楽しめます。
アルコールランタンの比較表
| 商品 |  |  |  |  |  |  |  |  |  |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | ベイビースペシャル276 | デイツ78 | CSオイルランタン | デザイン・ウイズ・ライト・ハリケーンランタン | ムーミン・オイルランプ | ルナックス・オイルランプ | アンティークオイルランプ | マイナーズランプ | HK500 |
| サイズ | 幅15ⅽm・高さ26cm | 幅15cm・高さ26.5cm（奥行13cm） | 幅16cm・高さ25cm・奥行12cm | 高さ33.1cm | 幅6.3ⅽm・高さ14.5ⅽm | 幅8ⅽm・高さ17.5ⅽm | 幅8.5ⅽm・高さ220ⅽm | 幅8.8ⅽm・高さ22.5cm | 幅17ⅽm・高さ40cm |
| 重さ | 480g | 460g | 370g | 非公開 | 220g | 非公開 | 600g | 1.02kg | 2.4kg |
| 主な素材 | ガルバナイズドスチール | 鋼製 | 鉄（銅めっき） | ソーダガラス | ガラス | ガラス | ガラス | 真鍮（銅メッキ） | 真鍮 |
| 燃料の種類 | 灯油・スターパラフィンオイル | 灯油またはパラフィンオイル | 灯油・パラフィン | パラフィン系炭化水素燃料 | スターパラフィンオイル | レインボーオイル | レインボーオイル | パラフィン系オイル | 灯油 |
| 商品リンク |
ここまで取り上げてきたアルコールランタンを上の表にまとめました。サイズや重さ、素材、燃料といった主要なスペックを比較できるようになっています。金属フレームの重厚さがかっこいいものや、ガラスと皮の斬新な組み合わせの商品など、外観も特徴的です。
値段は数千円から4万円近くまでと幅があるので、シーンや目的などに応じた選び方ができます。気になる商品がありましたら、各商品サイトで詳細をご確認ください。
アルコールランタンでキャンプを満喫！
おすすめのアルコールランタンをピックアップしてきました。「ムーミン・オイルランプ」はさまざまなキャラクターの派生品があるかわいいアイテムになります。「ベイビースペシャル276」はドイツの老舗ブランドが提供する定番のモデルでした。
キャンプ場のメイン照明とするなら「HK500」などの加圧式商品もおすすめ、明るい光でアウトドアを盛り上げてくれます。このような魅力的なアルコールランタンを入手して、おしゃれなレジャーや暮らしを満喫してください。
アルコールランタンが気になる方はこちらもチェック！
アルコールランタンは多くのブランドから発売されていて、ご紹介できなかったモデルもたくさんあります。下にはコールマンのアルコールランタンや小型ランタンの特集をリンクしました。LEDランタンの記事も付記しますので、比較しながら選んでみてください。
灯油ランタン、コールマン「ケロシンランタン」の魅力と使い方を徹底紹介！
キャンプ場で過ごす夜にあると嬉しいランタン。中でもケロシンランタンはコストも安くて人気のアイテムです。 今回はケロシンランタンを選ぶ人が多...
リトルランプノクターンとルミエールランタンを比較解説！選び方はあなた次第！
アウトドアだから味わえるやわらかい炎の明るさを堪能したい人はこのアイテム。リトルランプノクターンとルミエールランタンがソロキャンパーやハイカ...
LEDランタン｜LEDのコスパ&長く使えるおすすめランタン16選
光源に発光ダイオードを使うLEDランタンは、光源に蛍光灯を使う蛍光灯ランタンと比べて、長く使えてコスパがいいのでおすすめです。コールマンなど...