ツーリングドームST+
ツーリングドームST+とは
ツーリングドームSTについて
ツーリングドームSTはコールマンの人気ソロ向けのドームテントです。ツーリング向きのテントとして発売されていますが、前室が広く、シンプルなドームテントで設営しやすい部分がキャンパーの間でも評価されています。
また、ツーリング向きのためコールマンが発売するテント中ではコンパクトになり、ソロキャンプにも向いているテントです。2021年8月現在は新モデルとしてアースカラーになりより自然にマッチするテントになっています。
ツーリングドームST+は上位モデル
コールマンの人気ツーリング向きドームテントの上位モデルが今回紹介するツーリングST+になります。ツーリングドームST+はサイズや形状などは変わりませんが、フライシートのスペックが大きく変わり炎天下のキャンプ場でも快適に過ごせるようになったモデルがツーリングドームST+です。
今回はツーリングドームST+の魅力や下位モデルとの違いなどを含め評価やレビューを紹介します。なお本記事の情報は2021年8月のものです。
ツーリングドームST+の基本情報
ツーリングドームST+
ツーリングドームST+は1~2人用のソロキャンプにおすすめの小型ドームテントになります。フライシートは265×210×高さ110cm、インナーは210×120×高さ100cmと少人数向きですが、前室が広いためフライシートが大きいです。
ソロキャンプ向けの小さなテントですが前後に出入り口があり、ベンチレーション、インナーの下部にはメッシュ小窓もあり通気性が高い作りになっていて夏季でも快適に過ごせます。
ツーリングドームST+の収納サイズと重量
ツーリングドームST+の収納サイズは直径19×49cmになり、重量は4.3kgになります。収納サイズ、重量ともに一般的なツーリングテントと比べると少し大きく重たいですが、その分簡単な作業がテント内でできるほどの前室が広く雨の日でも快適です。
また、正面の出入り口は跳ね上げれタープのようリビングを延長して使えます。跳ね上げには別途ポールが必要になりますがバイクツーリングでタープを持ち運ばなくていいのは魅力的です。
設営には工具が必要
ツーリングドームST+の付属品はスチールペグ、ロープ、収納ケースだけです。ハンマーは付いていないため必要におじて自分でハンマーを用意するといいでしょう。工具が必要になる部分は他のテントと変わりません。バイクツーリングでもテントサイトが固い場合に備えハンマーなどを用意しておくと設営しやすいです。
人気テントのため販売個数制限商品
アウトドアブームということもあり非常に人気のあるテントです。そのためコールマンの公式オンラインストアではツーリングドームST+は販売個数制限商品になっています。ツーリングドームST+は複数個購入できなくなっているため注意してください。
サイズ違いについて
ツーリングドームST+は1~2人用ですがサイズ違いにツーリングドームツーリングドーム/LX+というものもあります。ツーリングドーム/LX+は2021年の新作モデルでインナーサイズが210×180×高さ110cmになった少し大きいモデルです。
二人でゆったり使いたいという方はツーリングドームST+よりもLXのほうがおすすめになります。
ツーリングドームSTとの違い
違いは遮光性
通常モデルのツーリングドームSTと上位モデルになるツーリングドームST+の一番の違いはダークルームテクノロジーの有無です。
通常モデルはただのポリエステル生地ですが、ツーリングドームST+は75D ポリエステルタフタに遮光性に優れた素材を生地に使っているため光を9割以上透過しないようにカットする特別な仕様になっています。そのためツーリングドームSTはテント内が明るく、ツーリングドームST+は日中でも暗いです。
フライシートの構造
遮光率が高くなっているためフライシートも少し構造が違いがあり、通常モデルの場合はフライシートに窓は付いていませんが遮光性が9割以上にもなるツーリングドームST+は後ろ側の上部に採光用のクリアルーフウィンドウがあります。
また、ダークルームテクノロジーにより通常モデルはアースカラーの緑色のフライシートですが、ツーリングドームST+はシルバーやグレーのような色合いになっている違いがあり見た目の違いも大きいです。
重量
テントのサイズは変わりませんがフライシートの仕様が変わったことで重量が300gほど重たくなっています。僅かですが通常モデルのツーリングドームと異なる部分です。収納サイズには違いはなくツーリングドームST+は、バイクツーリングでもきちんと持ち運べます。
ツーリングドームST+の魅力
1:ダークルームテクノロジー採用
ツーリングドームST+の目玉機能といえるダークルームテクノロジーは非常に大きな魅力です。遮光性が高いとどうなるかというと夏は日が昇る時間が早いですが、ダークルームテクノロジーなら朝日が眩しくて早く目覚めるということはなくなります。
また、中からの光が外に漏れるということもなくテント内で作業していても周囲に迷惑をかけることなく過ごせるようになるなど非常に魅力的です。
プライバシーを完全に保護
ダークルームテクノロジーは外からも中からも光がもれないようになっているため、暗くなったときのプライバシーの保護にも役立ちます。通常のテントだと夜はランタンの光により明るく照らされ、生地が薄めだと人のシルエットがはっきり浮かび上がるものが多いです。
しかし、ダークルームテクノロジーを採用しているツーリングドームST+はテントが光ることもシルエットが浮かび上がることもなく完全にプライバシーを保護できます。
快適なテント内
日光を遮ることでテント内の温度は上昇せず、炎天下でも涼しいテントになる部分も魅力的です。タープで日陰を作らなくても温度が上昇しにくいため非常に快適で過ごしやすいテントとして評価されています。
コールマンが行った実験ではダークルームテクノロジーのないテントと比べ最大13.5度もの温度差が生まれたと言われていて、ツーリングドームST+は気温が高い時期に真価を発揮するツーリングテントです。
紫外線カット機能
光が通らないだけではなく紫外線もブロックする機能があり、ダークルームテクノロジーを採用したツーリングドームST+は非常に快適なテントです。紫外線の遮蔽率は99%以上となりキャンプをやりやすい初夏から秋まで非常に使いやすい構造をしています。
非常に便利なダークルームテクノロジーですが、日中でもテント内は暗いためLEDランタンがないと過ごしにくい点は注意してください。通常のテントより長時間ランタンが必要になります。
2:設営が簡単
ツーリングドームST+はフレームが3本しかなく初心者でも直感的に組み立てられそうなぐらいシンプルな構成になっています。3本のフレームの内訳はテントを設営するメインようが2本、前室用が1本になっていて色分けされているため非常にわかりやすいです。
また、バイクでのツーリング、ソロキャンプを意識した作りになっていてハンマー以外の小物はきちんと付属していて1人で簡単に設営できるような構造になっています。
ツーリングドームST+の設営のポイント
ツーリングドームST+の設営のポイントはインナーテントのロゴが付いている方が正面になるという部分だけ覚えておくと大丈夫です。メインフレームはブラック、前室用のフロント用フレームはグレーに色分けされているため前後だけ把握しておくと簡単に設営できます。
ツーリングドームST+にはロープやペグなどの小物は付属しているため買い足さなくても問題ありません。
3:小物ポケットなどが充実したインナー
ツーリングドームST+のインナーは快適に過ごせるように小物入れ用のポケットなどが充実した作りになっていて荷物の整理がきちんとできます。ただし1~2人用のため小物入れとなるメッシュポケットは1箇所しか付いていません。二人で使う場合はポケットがないため別途小物入れを用意しておいたほうがいいでしょう。
インナー上部にはランタンフックがきちんとあり、快適に過ごせるように細かいところまできちんと作り込まれています。
メッシュ小窓
ツーリングドームST+のインナーは上部に開閉式のベンチレーションがありますが、下部にも開閉式のベンチレーション(メッシュ小窓)タイプのベンチレーションがあります。ソロ用のドームテントに上下のベンチレーション、前後の出入り口があるテントは比較的珍しく簡単に通気性が確保できるため暑い時期でも快適に過ごせるテントです。
上部のベンチレーションは最高用のパネルも兼ねていて光がほしいときは開けるようにしましょう。
4:コールマンの中ではコンパクト
ツーリングドームST+はコールマンのツーリング用テントのため収納サイズの長辺が50cm未満のコンパクトな作りです。コールマンのテントはファミリーキャンプ向け、オートキャンプ向けのものが多くバイクツーリングで使えるサイズ感のテントは本品を除くとワンポールテントしかなく貴重になります。
ツーリングドームST+は少し重たいですがオートキャンプ以外のキャンプスタイルの方でも扱いやすいサイズ感です。
ツーリングドームST+は持ち運びやすい
通常モデルと収納サイズが変わらないところもポイントです。特殊な生地が採用されていますが収納サイズがコンパクトなためバイクツーリングでも使いやすくなっています。
重量は4.3kgですが、フレームが繊維強化プラスチックを採用しているためアルミ製フレームに交換することで少しだけ軽量化できると言われていて改良する方も多いです。交換用の金属フレームは通販などで発売されているので改良も意外と簡単にできます。
5:広い前室と使いやすい性能
広い前室があるため非常に使いやすいタイプのドームテントです。また、ただの前室ではなく光を9割以上カットする特殊な前室になっていてコンパクトチェアとコンパクトテーブルを置いても少し余裕があるサイズ感になっていてタープがない状態でも快適に過ごせるようになっています。
また、フライシートは正面を跳ね上げられるだけではなくサイドを出入り口にすることも可能で少しだけですがレイアウトのアレンジもでき便利です。
ツーリングドームST+は雨でも大丈夫
ツーリングドームST+はダークルームテクノロジーという特殊な仕様のテントですが、耐水圧も3000mmと大雨でも耐えられるような高めの数値になっています。また、通常モデルのツーリングドームSTと比べると耐水圧が高くなっているため、本品のほうが扱いやすくなったモデルとなり雨の日でも快適です。
一般的に耐水圧は1500mm以上が一つの目安になり、2000~3000mmだと強めの雨でも安心できる数値になります。
開き具合を調整できる
フライシートはフロント部分をロールアップできるようになっていますが、途中で留められるようになっているため少しだけ開いて通気性とプライバシーの確保をすることも可能です。全開かフルクローズだけではないため非常に扱いやすく機能的な出入り口になっています。
6:お手頃な価格
ダークルームや通気性よさ、高い耐水圧、コンパクトな収納サイズなどさまざまな魅力があるツーリングドームST+ですが、価格面ではリーズナブルなままです。通常のツーリングドームSTより少しだけ高くなっている程度にとどまり初心者が初めて購入するテントとしておすすめできる価格設定です。
つまりツーリングドームST+は、性能に対して低価格なコスパの高いツーリング向き、ソロキャンプ向きテントになります。
ツーリングドームST+のレビュー
ツーリングドームST+は涼しい
こんにちは!
— めだゆん@キャンプと写真 (@medayoonblog) July 14, 2021
もうすぐ近畿地方も梅雨明けですね!(早くキャンプ行きたい!)
暑くなる時期はコールマンのダークルームテクノロジーがオススメ!
インナー超涼しいですよ😆✨
で、ツーリングドームST+を見ていたら前室に何やら物体が………
写真だけでも幸せをお裾分け……😘#ケサランパサラン pic.twitter.com/CXFmHQ16Ki
ツーリングドームST+の目玉機能のダークルームテクノロジーがレビューで高く評価されています。テント内は真昼でもランタンが必要になるほど真っ暗ですが、その分テント内の温度が上昇せず涼しく快適に過ごせ朝日で目が覚めることなもなく夏に使いやすいです。
また、紫外線も99%ブロックしてくれるため太陽光が強い夏季と相性がいいテントになります。通気性も高く熱がこもらないような工夫も多彩にあり初心者でも使いやすいです。
ツーリングドームST+は設営が簡単
ツーリングドームST+は1人で設営できるシンプルなドームテントということで設営のしやすさもレビューで評価されています。ツーリングドームST+の設営に必要なフレームは3本、メインが2本となり1本は前執拗です。フックもフレームも共に色分けされ迷うことなく直感的に設営できる構造になっています。
また、インナーはフックに引っ掛ける吊り下げ式で短時間で設営でき、フライシートとインナーの間の隙間が大きいため結露にも強いです。
ツーリングST+のまとめ
ツーリングドームST+はおすすめ
ツーリングドームST+は通常モデルと比べると少し値段が高くなっていますが、ツーリングドームST+にしかないダークルーム仕様で暑い日でも快適に過ごせるようになったモデルです。またコールマンの中ではツーリングドームST+のような小型テントは珍しく、ソロキャンプ向きテントを探している方にはおすすめのテントとなります。
前述したようにツーリングドームST+には少し大きいモデルもあり選択肢が多いところも魅力的です。
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出典:https://www.amazon.co.jp