モクレン 苗木
アカシア 苗木
常緑 アジサイ
ジューンベリー
ハイビスカス 苗木
サルスベリ 苗木
キンモクセイ 苗木
花木とは
花を楽しむ庭木のこと
花木(かぼく)とは、果樹とは異なり花を愛でる庭木を意味します。また、果樹でも花も楽しめる樹種を花木としてガーデニングで取り入れることもあり実も楽しめる種類も多いです。
チューリップやコスモス、ひまわりなどの草花に対し、花木は木にきれいな花、香りがいい花をつけるものとなり草花と比べれると大きくなることから非常によく目立ち見ごたえのある花をたくさんつけてくれるためガーデニングでは人気があります。
花木の広義的な意味とは
花木は草花に対し花をつける木と紹介しましたが、厳密にいうと少し異なり花木を広義的に解釈するとガーデニングや庭園のために植えられた木という意味になります。
花だけを楽しむのではなく、観葉植物のように庭木として葉を楽しむものも含まれるため針葉樹なども含まれます。そのため松、もみじ、コニファーなども花木として扱われることもあるため花木の種類は非常に多く庭にあるシンボルツリーなら針葉樹でも花木です。
本記事では主に花の咲く種類を紹介
花木とはガーデニングや庭園のために育てられる木となりますが、今回は松やコニファーなどの葉を楽しむものではなく花が楽しめる花木を紹介しますね。また、草花と同じで花が咲く季節は種類によって違うことから、図鑑のように季節別に紹介します。
また、さまざまな種類の花木があるため、今回紹介する樹種の一覧は代表的な種類だけとなるため自分に合った好きな花木を探してみるのもおすすめです。
花木のメリット・注意点
魅力を紹介
庭に花木を植えるだけでもさまざまなメリットや魅力があります。注意点もありますが、まずは木を植えることでどんなメリットが得られるのか紹介しますね。ガーデニング初心者でも花木は取り入れやすいです。
庭に高さが生まれる
花木を植えることで平坦な庭に高さが生まれ、よりきれいな庭に見えます。草花だけでは高さを演出できないためきれいな庭にするには花木が必要です。低木なら花壇に植えることで変化を作ることもでき、高木なら庭のシンボルツリーとして活用できます。
高さが生まれることで平坦な庭ではなく立体的にな奥行きも生まれ見ていて美しく感じられる庭になるため花木は大切な要素として庭造りに欠かせません。
枯れにくい
草花は1年で枯れるものが多いですが、花木は生命力が高く寿命も長いため1年で枯れることはなく何年、何十年と楽しめるものが多いです。また、庭に一度植えると雨でけで育ちやすく水やりの手間がかからないため忙しい人でも枯らすことは少なく花をきちんと楽しめるものが多く初心者でも育てられます。
木は根を張ると大きいため雨だけでも水分がまかなえるものが多くプランター栽培以外は不要になりやすいです。
目隠し・日陰に
木の高さ、剪定にもよりますが道路や近所からの視線を遮る目隠しとしても使えるところも大きな魅力です。また、木が大きいと日よけにもなりガーデニングの憩いの場としても活用できます。目隠しとしても使う場合は落葉樹は避けたほうがいいでしょう。冬に葉が落ちると目隠しとしての効果は半減してしまいます。
花木でも生け垣に利用する種類もあり花を楽しみつつ視線を遮ってくれるため便利です。
収穫もできる
庭やガーデニングの木として植えられる人気の木はバラ科の物が多いです。例えば桜に梅はバラ科の木で種類にもよりますが、果樹としても利用されさくらんぼや梅が収穫できます。美しい花、香り、そして収穫まで楽しめるため人気です。
また果物だけではなくアーモンドは美しい花と共にナッツ(アーモンド)が収穫できるため近年植えられることが多くなってきました。
花木の注意点
メリットも多いですが、草花ではなく木を植えることで発生する注意点もあります。メリットと同じように簡単に注意点を紹介しますね。特に収穫も楽しみたいさくらんぼなどの樹種は注意点が多くなりやすいです。簡単にですが注意点一覧を紹介しますね。
樹高に注意
草花と比べ木なので高くなるものは2m以上になり、適切に剪定しないと高くなりすぎてトラブルの原因になる可能性もあります。図鑑などで調べると選定方法は記載されていますが、高くなりすぎた木の剪定は技術も必要になり初心者には難しい場合も多いです。樹高を制限した場合はこまめな手入れが欠かせん。
広義的ないみでの花木となる針葉樹の場合は樹形の維持としての剪定も大切になってきます。
落ち葉・花がらの掃除
草花と比べると低木でも葉が多く落葉樹だと冬に葉が落ちてくるため庭の掃除が必須になります。ガーデニング初心者でも掃除は簡単にできる手入れのため実践しましょう。また、花が咲き終わったあとの花がら、花びらも庭を汚す原因になるため掃除が必須になります。草花と比べ花木は大きいため花の数が多いです。
木の下に花壇などがある場合は落ち葉が病気の発生源になることもあるためきちんと掃除しましょう。
害虫に注意
花木の中で実も食べられる木は害虫が発生しやすいです。毛虫類が多く大量発生してしまうこともあるので様子を見ながら発生していないか注意しながら育てるといいでしょう。毛虫類は毒を持つものも多く大量発生すると健康被害をうける可能性もあり放置して大量発生すると危険です。
特にさくらや花桃などのバラ科の木はアメリカシロヒトリ、イラガがなどの害虫が発生しやすいです。
春に咲くガーデニングにおすすめ花木5選
1:桜
桜 苗木
言わずともしれた春を代表する木の桜は花木として植えられることもある人気の木です。ソメイヨシノとは桜の中でも抜群の知名度があり全国の公園や緑地などで植えられているスタンダードな種類となる桜の代表的な種類になります。
ソメイヨシノの他にも枝がやなぎのように垂れている枝垂れ桜、花が大きく幾重にも重なってる牡丹桜などさまざまな種類があり花の色も大きさも花の付け方も異なるため見ごたえも十分あるおすすめ庭木です。
さくらんぼを収穫するには
花だけではなく実を楽しむ場合は桜として売られているものではなくさくらんぼの木として売られているものを選びましょう。西洋の桜だと食用に向きソメイヨシノなどの日本の桜では収穫できません。さくらんぼの木として代表的な種類は暖地さくらんぼ、ナポレオン、佐藤錦などです。
2:モクレン
モクレン 苗木
春の訪れを知らせてくれる花として定番の木です。非常に種類が多く白と紫、ピンクなどの色があり4月頃に咲きますが、花の形状が桜と大きく異なり桜の中に埋もれることなく存在感があります。桜の数十倍はある大きな花をしていて上方向に花をつけるため春に花が咲く他の花木とは大きく異なる性質があり見分けやすいです。
白い花をつけるハクモクレンは、モクレンの仲間のコブシの花とよく似ていますが花の付き方で区別できます。
種類が多い
モクレン科の植物は種類が多いです。また、開花時期は種類により異なりモクレン、ハクモクレンの他に黄色い花をつけるキモクレン、薄紫(ピンク)のように見えるサラサモクレンなどがります。それぞれ色が異なりましがモクレンらしい見ごたえのある大きな花をつけるため庭木としておすすめです。
3:アカシア
アカシア 苗木
アカシアのハチミツ、かぐや木工の木として有名なアカシアの木ですが春にきれいな黄色の花を咲かすことからガーデニングの花木として人気です。ミモザアカシアは銀葉アカシアとも呼ばれていて葉の雰囲気も楽しめるお得な庭木となります。
庭に植えると大きくなりやすいため剪定をこまめにする必要があり、初心者の方には少し樹形の維持が難しい木です。しかし、非常にきれいな花木のためシンボルツリーとしてもおすすめのなります。
手入れが大切
ミモザ(銀葉アカシア)は大きなっても幹の硬度が発達せず葉の重量に負けて曲がることもあるため支えを必要とする場合もあります。また前述したように背が高くなりやすいため手入れが重要になります。少し大変ですが、葉と花が楽しめることから人気も高くシンボルツリー、庭木としておすすめの花木です。
4:フジ
藤 苗木
フジは紫の小さな花をぶどうのようにつける花木で、マメ科のつる性の植物のため棚が必要になります。棚が必要になりますが、きれいな花が楽しめるため庭木に用いることもあり、開花時期は桜が咲き終わる4月後半頃からとなり晩春の花、初夏の花です。
花の色は藤色と例えられる紫色が一般的ですが、白やピンク、赤(濃いピンク)など多彩な色がありフジの花だけでグラデーションが作れるほどさまざまな色があり楽しましてくれる花木になります。
クマバチが寄り付きやすい
非常にきれいなフジの花ですが、クマバチが寄り付きやすい点は注意しましょう。クマバチとフジはセットで考えていいぐらいです。クマバチ自体は非常に臆病なハチで姿が大きく羽音も大きいため恐怖心を掻き立てられますが、基本的に攻撃的で刺すということはありません。
視力が悪く人間をメスのクマバチと思い追いかけてくることも多々ありますが、害はないので無視しておくといいでしょう。
5:ジューンベリー(アメリカザイフリボク)
ジューンベリー
ジューンベリーの開花時期は3~4月頃となり6月頃に赤いブルーベリーのような実をつける花木です。花は白色で細長い花びらが5枚の可憐な花が咲きます。また、落葉性で秋には鮮やかな紅葉も楽しめる木として庭のシンボルツリーとして活用することが多くなった人気の花木です。
アメリカでは街路樹として用いられていることが多く、花は白いものが多いですが、珍しい品種では薄いピンク色になるものもありきれいな花が咲きます。
実は食用に
ジューンベリーの実は観賞用ではなく食用になります。そのままでも食べられますが、ジャムなどに加工して食べることが多く花と紅葉が楽しめ、実までも収穫できる利用価値の高い花木です。街路樹に植えられる樹種のため放任することは避けましょう。
夏に咲くガーデニングにおすすめ花木3選
1:あじさい
常緑 アジサイ
あじさいは5月から夏真っ盛りの7月後半、8月ぐらいまでと開花時期が非常に長い低木の花木です。花に見える部分は花ではなく、あじさいの花自体は非常に小さく地味なのですが花に見る部分が多彩で見応えがあります。
あじさいは土の酸度のバランスにより色が変化し、赤系統と青系統の2色が有名です。また、種類が多い花木で緑の花をつけるものや白い花をつけるものなど色味も豊富で低木のため管理しやすくガーデニング初心者でも育てれます。
ユニークな品種も
一般的にあじさいは実ができない花木ですが、近年は実のなる種類もあります。例えば上記で紹介しているあじさいは実ができるタイプとなり花自体は小ぶりですが青い実ができ観賞用として楽しめるあじさいです。図鑑でも書ききれないほど品種がありそれぞれ花が違う花木となるため庭に合うものを探してみるといいでしょう。
2:ハイビスカス
ハイビスカス 苗木
南国の花木として有名なハイビスカスは6月頃から咲き始める夏の花です。ハイビスカスといえば赤い花をイメージする方も多いのではないでしょうか?実はいろいろな色があり、形も品種によって大きく異なります。
名前は誰でもしっている花木ですが、亜熱帯地方の植物のため庭木として植えられるのは温かい地方だけです。しかし、越冬を目的としない場合は地植えで問題なく育てられ、種類が多く網羅するのは難しい花木になります。
越冬可能
庭上ではなく植木鉢で育てた場合は寒さが厳しい地域でも越冬できる可能性があります。ハイビスカスの越冬は10℃以上を目安にして冬は温かい室内で管理するといいでしょう。誰もが名前をきいたことがあるような夏を代表する花木となるため寒さには弱めです。多彩な色があるため複数株そろえてもおしゃれな庭にできますよ。
3:サルスベリ
サルスベリ 苗木
サルスベリは名前だけはしっているという方も多いのではないでしょうか?夏に花を咲かせる花木ですが、同時に花をつけるのではなく枝ごとに開花時期がことなり長く咲き続ける特徴があります。そのためサルスベリは漢字で書くと百日紅となり100日間咲き続けるような赤い花というような意味です。
花木の色は赤はピンクや白もあり季節としては夏の花ですが、開会時期が長く7~8月頃から咲き始め10月頃まで楽しめる花木になります。
樹高が高くなる
サルスベリは注意しないと樹高が高くなりやすく5mを超えるものもあります。樹高を抑えるには適切に選定するようにして放任しないように注意しながら育てるといいでしょう。枝にたくさん花芽をつけるため枝の切りすぎには注意して手入れをします。
近年は大きくならない矮性の種類もあり、ガーデニング初心者は世話しやすい品種を選ぶといいでしょう。
秋に咲くガーデニングにおすすめ花木2選
1:キンモクセイ
キンモクセイ 苗木
キンモクセイは秋という季節を代表する花木で非常に香り高いオレンジ色の小さな花をたくさん咲かせる花木です。数メートル先でも香るため近所にキンモクセイがあると庭先まで香りが届いてくることも多く、上品な香りは香水などに使われることもあります。
花が小さいため派手さはありませんが、庭に植えると香りと花が楽しめる大人気の樹種になります。コンパクトに仕立てることもでき生け垣のように仕立てることもでき植えやすいです。
意外と高くなる
キンモクセイは手入れされているものが多く、あまり高くない木に思えるかもしれませんがキンモクセイ自体は5mほどに成長するため剪定は重要です。また、放任していても5mぐらいにしかならないためスペースがたくさんあるという方はきちんと手入れしなくても良いでしょう。気になるという方は手入れするという形になります。
2:ギンモクセイ
ギンモクセイ
キンモクセイと同じように小さな花を咲かせますが、ギンモクセイは白色でキンモクセイと比べると少し香りが弱くなっている花木です。白色になっているため雰囲気が異なり優しく香るため強すぎない香りが魅力になります。
大きさはキンモクセイのように放任すると5mほどになりますが、低いものだと3m程度しかなくガーデニング初心者でも取り入れやすい花木です。基本的にはギンモクセイも変わらず生け垣やシンボルツリーに利用できます。
冬に咲くガーデニングにおすすめ花木2選
1:ロウバイ
ロウバイ
冬に咲く花木として有名な梅に似た花木です。名前も梅という文字が入っていますが梅とは無関係でバラ科の木でもないロウバイ科の木になります。花びらに蝋が塗られている方のような独自の光沢があり透明感もある非常にきれいな花で観賞用としての価値が非常に高い花木です。
八重咲きで花びらが幾重に重なっていてきれいですが花だけではなく、花の香りも非常に人気があり香水にも利用されることもある寒い時期に咲く花木になります。
黄色い花が多い
ロウバイは黄色いものが多いです。しかし珍しい品種では紫系の品種もあり同じロウバイでも印象が大きく異なります。庭の雰囲気に合わせたロウバイを購入するといいでしょう。冬に咲く人気の花木ということでさまざまな場所で苗木が購入できますが、紫の品種は取り扱いしていないこともあります。
ガーデニング初心者でも扱いやすい花木で樹高は4m程度の低木に分類されていて栽培しやすいです。
2:ツバキ
ツバキ 苗木
ツバキは冬に咲く花木の代表的な種類です。種から椿油が絞れますが花も大きく美しいものが多く生け垣に使うと非常に美しくなります。また、花のバリエーションも非常に多彩で真紅のツバキだけではなく白の班入りや八重咲き、筋状に色が入るような吹きかけ絞りなど種類が多いです。
そのため樹種が非常に多い花木となり庭の雰囲気に合った種類を選ぶようにしましょう。色だけで赤以外に白やピンクのものもありカラフルな生け垣も作れます。
管理は重要
ツバキは管理が重要な樹種になります。植えて栽培するのは簡単ですがツバキは放置すると大きくなりやすい植物です。放任すると5m近く大きくなってしまいます。また成長次第では10m超えることもありきちんと管理して育てていきましょう。剪定して行くことで小さく仕立てられます。
花木のまとめ
手入れをしながら庭木を育てる
花木はいろいろな種類があり、春夏秋冬さまざまな花をつける木がたくさんあります。花木の高さも樹種によって高木や低木などさまざまなタイプがあるため庭に合うものを選ぶといいでしょう。
実が食べられるさくらんぼやジューンベリーは害虫が発生する可能性もあるので注意してくださいね。高木は手入れをしないと背が高くなりやすいため定期的な剪定が必要です。
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