WAQのコットがアツイ
WAQ(ワック) 2WAYフォールディングコット
さまざまなアウトドアブランドから発売されているコット、その中でもコスパ最強勢の一角と言われるのがWAQの「2WAYフォールディングコット」となります。
コットとはアウトドア用の簡易ベッドのことで、寝袋とマットの組み合わせに負けないぐらい支持者の多いスリーピングギアです。ですがコットは高額なものが多くなかなか手が出ない人も多数。
そんな中で高性能かつそれに見合わない低価格さが売りのWAQのコットはキャンパーから大注目されています。
アウトドアブランド「WAQ」
「WAQ」とは大阪に居を構えるWAQ株式会社が、2017年から展開している日本発のアウトドアブランドのことです。高機能製品の数々が並びますが、驚くべきなのはその値段でコストパフォーマンスの高さを感じずにはいられません。
またカラーラインナップも特徴的でミリタリーを連想させる人気色が多く、ほかのギアの色と組み合わせることでモードっぽい雰囲気からカジュアル感までさまざまな印象を与えます。
主なスペック
WAQのコットの主なスペックを紹介しますとサイズは(約)190×67cm、高さは2段階で調整できます。ベッドシートの素材は300Dナイロン、300Dとは簡単にいうと使われている糸の丈夫さを示すもの。イメージがわきにくいですが、水の中で着る作業着が400Dぐらいとなります。
本体の簡単な組み立て方法と積載性を考えた収納形態は使う人のことを考えた設計となっており、誰にでも使いやすいというWAQのコンセプトに沿ったアイテムと言えるでしょう。
カラーラインナップ
ベッドシート生地のカラーはタン、オリーブ、ブラックの3種類です。どれもアウトドアシーンにマッチした人気色で、どんなキャンプサイトにもなじみます。
単純に見た目で好きなカラーを選んでもよいし、自分のテントや周りのギアのカラーに合わした選び方でもよいでしょう。
シンプルで飽きがこないWAQのコットカラーは道具をなるべく長く使いたいキャンパーにとって、絶対に必要な条件といっても過言ではないです。
WAQのコットがおすすめな理由6選
1:キャンプスタイルを選ばない2WEY仕様
WAQのコットはローとハイの2WEY仕様です。付属のレッグポールを使うことによりすぐにハイスタイルに変更できます。
普通はハイかローか自分のキャンプスタイルに合わせたギアを選択する必要があります。ですがWAQのコットならそんな心配もせずに済みますし、冬場の底冷え対策として応急的にスタイルを変えることも可能です。
またハイコットにすると起き上がるときの負担も軽くなるので、腰に違和感を感じたりしたら変えてみるというのもおすすめです。
2:おぼえやすく簡単な組み立て方
WAQのコットの組み立て方はとても簡単です。まずサイドフレームを組み立てベッドシーツのスリーブに通し、あらかじめ組み立てておいたレッグフレームを真ん中、両サイドの順で取り付けて完成となります。
スリーブの端は袋状なので、この部分にサイドフレームがきっちり収まるようにしてください。レッグフレームを真ん中から取り付けるのはベッドシートの張り具合を均一にするためです。
コツがわかれば
WAQのコットのレッグフレームを初めて取り付けるときに少し戸惑う人もいます。手のひらでグリップをしっかり握り体重をかけてロックする必要があり、この工程を難しいと感じる人が少なからずいるようです。
しかし何度か経験しコツさえつかめば誰にでもできる作業となりますので不安に思うことはありません。動画を参考にすれば問題なくできますよ。
ハイコットにするには
WAQのコットをハイコットにするには取り付けたレッグフレームに付属のハイスタイル用ポールを差し込むだけです。12本あるのでそれなりに時間はかかりますが、差し込むだけの簡単仕様なのでストレスを感じることはないでしょう。
スタイルチェンジに時間がかかると変えることに億劫になり、そのままの状態で使ってしまいそうです。ですがWAQのコットならスタイルチェンジも短時間で終わるので思い立ったときにすぐ行動できますね。
しまい方はこちら
しまい方もとても簡単でレッグフレームを取り外す場合は横に付いているボタンを押してロック解除するだけでOKです。
ただしそのまま外すとグリップ部分が勢いよく外れてしまうことがあるので、取り付けるときと同じように体重をかけながらロック解除してください。
あと外したレッグフレームとサイドフレームをたたんで、ベッドシートと一緒に収納したら完了です。
3:収納性
WAQのコットを専用の収納袋に入れるとサイズは(約)18×60×18(高さ)cmに。ゆとりある収納袋のおかげで、撤収のときにうまく入らなくて焦るということもありません。
運搬もやりやすくなる工夫が施されているので、駐車場での荷物おろしが必要な場合でも安心です。さらにレッグフレームについては収納時に接続部分がプラプラならないようにマジックテープで止める仕組みがあります。
重量は
WAQのコットの重量は約3.2kgとコット全体の中では中間くらいの重さです。しかしハイコットの中で見れば軽い部類に入りますし、ツーリングキャンプように積載量に制限がない限りは問題ないレベルとなります。
WAQのコットは付属のショルダーストラップで肩にかけて運べるので、多少の重さがあったとしても楽に持ち運ぶことが可能です。
実は利用価値の高い収納袋
WAQのコットはパーツすべてを収納しても袋に余裕があります。そこで提案したいのが、使っているマットや寝袋を一緒に収納してしまおうというアイデアです。
もちろん収納するギアのサイズによるところが大きいですが、うまく利用することでキャンプのときに持って行けるものを増やせます。
また収納袋には汎用性のあるループがついており、こことカラビナを併用することでさらに利便性を上げることも可能です。
4:安心の耐荷重
WAQのコットは耐荷重150Kg、通常の使い方なら問題ない仕様となります。万が一破損したとしてもスペアシートが公式サイトで購入できるので安心です。サイズが大きくなればなるほど耐荷重も増しそうですが、WAQのコットサイズで150kgは驚きですよね。そんな耐荷重の秘密は後述するフレームの素材と設計にあります。
フレームについて
WAQのコットに使われているフレームの素材は超々ジュラルミン製といい、古くは日本海軍戦闘機に使用されていました。現在は強い強度と軽量さが求められる工業製品に広く使用されている素材です。
優秀な引っ張り強度と高い耐圧性を持つ超々ジュラルミンと、パイプ直径など細かく計算された設計によって耐荷重150kgという数字を実現しています。
5:気持ちよい寝心地
コットの性能で最も大事な性能は寝心地です。WAQのコット開発陣はベッドシートの張り具合にこだわり、誰もが満足できる寝心地を実現しました。
柔らかい質感を維持しつつも沈み過ぎないシートの張り具合は、ぐっすり眠れる最高の朝を約束してくれます。
またWAQのコットならテントの高さが低く圧迫感があるときはローコット、地面からの冷気が厳しいならハイコットと就寝時の状況に合わしてスタイルを選択することが可能です。
6:価格設定
高さが変更できるコットの中で、WAQのコットの価格はかなりリーズナブルな設定となります。
ハイスタイルへの切り替え時に差し込むポールが別売りというパターンも多いのですが、WAQのコットは最初から付属しているのがポイントです。同サイズ帯で見ても高いという感じはしません。
逆にライトコット(軽量のコット)になると価格は下がってきますが、その分少し性能に差が生じます。
おまけ:ベンチとしても使えます
推奨された使い方ではないのでおまけとしていますが、WAQのコットはハイスタイルにすることでベンチとしても使えます。
テントの外にWAQのコットを置いてくつろぐのもひとつの楽しみ方でしょう。注意してほしいのはスペックに表記してある耐荷重は分散荷重であるということです。
体重のかけ方によってはWAQのコットが破損することも考えられますので、ベンチとして使うときは頭の片隅に置いといてください。
子どもに注意
体重が軽い子どもなら少し無茶しても大丈夫だろうと考えがちですが、それは間違いです。いくらWAQのコットが耐荷重150kgでも前述したとおり、荷重のバランスが悪ければ本来の性能は発揮できません。子どもがWAQのコットの上ではしゃがないよう見守ってあげましょう。
WAQのコットはコスパ最高
WAQのコットがコスパ最高と言われる理由は、最強コットとの評判のHelinox(ヘリノックス)コット「コンバーチブル」と比較されるからです。
WAQのコットはヘリノックスのコットと比べても基本性能の面で遜色ないことからコスパがよいと評価されています。
もちろん単体で見てもWAQブランドゆえにコスパがよいのは変わりないのですが、比べることでコスパ度合がさらに引き立つのです。
ヘリノックス コットワン コンバーチブルのスペック
使用時のサイズで言うと長さは同じ、横幅に関してはWAQのコットと比べて約3cm大きく、重量は逆に約1kg軽いです。
カラーは人気色のコヨーテタンほか3色をラインナップ、収納時のサイズはこちらが若干小さくなります。耐荷重は少し劣って145kg、寝心地も個人差はあるでしょうが、かなりよいとの評判です。
肝心のお値段は2021年7月現在で約39000円前後、ハイスタイル用のパイプが約10450円となり、合わせて50000円近くにもなります。
細部まで観察すると違う
スペックにあまり違いがないのに、ここまで値段に差があるのはそれなりに理由があります。細かい部分のていねいな縫製や独自のレッグフレームによる快適な寝心地はWAQのコットにはないのものです。
もちろん寝心地なんて使ってみないとわかりませんが口コミなどは個人差レベルだという意見も見られます。
なのでそういう部分を気にしない基本の能力で比較するとWAQのコットのコストパフォーマンスが半端ないという評価になるのです。
WAQのコットってどうなの?口コミ紹介
最後にWAQのコットを実際に使っている人の口コミ紹介となります。口コミはカタログ上の数字だけじゃわからない、隠れた部分の評価を示す指針です。なるべく多くの口コミを見るべきですが、ここでは性能面の評価、ヘリノックスとの比較意見についてピックアップしています。
マットの貼り具合も垂れることなくピンと張り寝心地は良し。しかも足を取り外し可能で高さ調整2段階。そしてこの値段。文句なく5つ星としました。
最初に紹介する口コミは基本的なスペックについてです。この方はWAQのコットに十分満足されてる印象ですね。やはり大事なのは寝心地ですし、値段がハイコット用のパイプ含めてヘリノックスの3分の1以下というのもうれしい点と言えます。あくまで個人の感想ではありますが寝心地、使い勝手、値段と3拍子そろっているとの高評価です。
ヘリノックスのコットワンとの比較ですが、布地のデニール値が異なるのか脚のしなり具合によるのか解りませんが、ヘリノックスは「ピンと固め」でWAQは「適度な緩さがある」といった印象を感じました。
次はヘリノックスのコットと寝心地を比較した口コミとなります。一部の意見というわけでなく、どの口コミを見てもWAQのコットが若干沈み込む(柔らかい)との感想が多いです。これをどう捉えるかは個人の判断となります。
【まとめ】WAQのコットはかなりおすすめ
WAQのコットはアウトドアシーンにマッチした高機能コットで紛れもないコスパ最高アイテムでした。キャンプギアはテントをはじめ高額商品が多いもの、そんな中WAQのコットはキャンパーにとっても最高にありがたいアイテムなのです。
今までコットを使ったことのない人にもおすすめですが、「ヘリノックスのコットが欲しいけどちょっと手がでないな」と思っている人にかなり自信を持っておすすめできるアイテムとなりますので、よければ検討してみてください。
コットが気になる方はこちらをチェック!
当サイトでは「【コスパ最高】WAQのコットがおすすめ!テントで熟睡して最高の朝を迎える!」以外にもおすすめのコットを紹介した記事をたくさん掲載しています。
コットには多くの種類があり自分の使い方によって求めるものも変わってくるでしょう。当サイトの記事を参考にすれば、自分にぴったり合うコットを見つける手がかりになるはずなのでぜひチェックしてみてください。
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