ゴルフをより楽しくプレーするために!
ゴルフは年齢にあまり関係なく老若男女が楽しめるスポーツですが、ゴルフを始める初心者にとって必要なものや道具として何を揃えればよいのか迷うこともあると思います。
またゴルフのルールやマナーなどに関しても気になるところです。今回は初心者がラウンドする時に必要なものや道具についてご紹介していき、さらにスコアのつけ方やゴルフでよく使う用語などの基礎知識、雑学などについてもご説明していきます。
ゴルフに必要なもの8選!
道具の基礎知識①:ゴルフクラブ
ゴルフ道具の基礎知識1番目はゴルフクラブです。ゴルフクラブは大きく機能や形態に分けてウッド、アイアン、パターの3種類になります。それぞれの用途としてウッドは「遠くへ飛ばす」、アイアンは「運んで止める」、パターは「ホールに入れる」となります。
クラブは最大14本まで使用することができ、この14本をフルセットと呼びますが初心者の場合はゴルフに慣れるまでウッドが2本、アイアンが5本、パター1本などのハーフセットも持ち運びも手軽でおすすめです。
道具の基礎知識②:キャディーバッグ
ゴルフに必要な道具の基礎知識2番目はキャディーバッグです。ゴルフクラブを持ち運びする際にクラブを収めるバッグが必要となり14本が入るフルセット用は仕切りがありクラブが絡みにくくなっていて電動カートや手押しのカートに乗せて運びます。
またハーフセット用もあり、素材は布製など軽量に出来ていて手軽に担いでコースをラウンドできるようになっています。またスタンドが2本付いており地面に置くとスタンドが開き斜めに置けるようになっているので便利です。
道具の基礎知識③:ゴルフボール
ゴルフに必要な道具の基礎知識3番目はゴルフボールです。ゴルフメーカーからさまざまなタイプのボールが提供されていており、飛びを重視したボールや打感が柔らかくスピンがよくかかりグリーン上で止まるボールなど種類も豊富です。
またコースをラウンド中には池に入ったり、ブッシュに入って見失ったり木の枝に引っかかってロストボールになるケースが多いので、ボールは多めに1ダース以上持っていくと安心です。また初心者の間はコスパのよいボールを選びましょう。
道具の基礎知識④:ゴルフシューズ
ゴルフに必要な道具の基礎知識4番目はゴルフシューズで、ゴルフの重要なアイテムの一つになっています。靴底にスパイクが付いていて地面にフィットするスパイクタイプや底がラバーの粗いデザインになっていて滑りにくいスニーカータイプも人気です。
また従来の紐で縛るタイプから最近ではシューズにダイヤルが付いておりそれを廻すとワイヤーの紐が締まり足にフィットし、真ん中のボタンを押すとワイヤーが緩み靴を履いたり脱いだりするのが簡単なタイプも評判です。
道具の基礎知識⑤:ゴルフグローブ
ゴルフに必要な道具の基礎知識4番目はゴルフグローブです。クラブを握る時にグローブをしているとグリップにフィットしスイングする時にグリップが緩まず最適なショットができます。
グローブはグリップをしっかり握る左手にはめるのが一般的で、手の保護のために両手にはめる女子も多いです。グローブの大きさは使っていると多少伸びてくることやグリップとフィットさせるためにも最初はタイトなのものを選びましょう。
道具の基礎知識⑥:ティー
ゴルフに必要な道具の基礎知識6番目はボールをのせるティーです。ティーグランドでドライバーショットやショートホールでアイアンショットを打つ時にボールをのせるティーを使いますが、ドライバー用の高いティーとアイアン用の低いティーがあります。
素材も木や合成樹脂などがあり丈夫な合成樹脂がおすすめで、高低2つのティーを細い紐などで結んでおくと見失わないでしょう。またグリーン上にできたボールの落下跡もティーなどを使って直すのがマナーとなっています。
道具の基礎知識⑦:ボールマーカー
ゴルフに必要な道具の基礎知識7番目はボールマーカーです。グリーン上にあるボールを拾い上げる時にカップとボールを結んだすぐ後ろ置くのがボールマーカーです。マーカーはポケットの中のコインやティーでもよいのですがラウンド中はよく使うのでキャップのツバに磁石で付けるマーカーが便利でしょう。
マーカーが他のプレイヤーのパティングライン上にある時はマナーとして左右どちらかに動かすか聞いて確認し、相手のパティング後に元の位置に戻します。
道具の基礎知識⑧:ゴルフウェア
道具の基礎知識⑧はゴルフウェアです。初めてコースをラウンドする場合に何を着ればよいのか迷うこともあると思います。ウェアは高価なもの着る必要はありませんがマナーとして襟のないTシャツやジーパンは禁じているコースが多いでので基礎知識として覚えておきましょう。
基本的に清潔感のあるさっぱりとしたウェアであればOKでしょう。また最近では夏にハーフパンツを履くケースが人気となっていますが、ソックスを履くのがマナーとして基本となっているコースが多いようです。
スコアのつけ方やルールの基礎知識11選!
基礎知識①:ゴルフのスコアとは?
ゴルフの基礎知識1番目はスコアカードです。通常カードはゴルフ場の受付などに置いてあり、縦書きか横書きの形式がありますが中味は基本的には同じです。ゴルフは1ラウンド・18ホールを72ストロークで廻ると設定されています。
一般的に競技ゴルフの場合には審判委員が居ますが、審判が一緒にラウンドを回ることはありません。さらにプライベートなゴルフでは完全に審判はいません。何故ならゴルフは不正をする人はいないという前提に立っているからです。
基礎知識②:ゴルフのスコアのつけ方
基礎知識の2番目はスコアのつけ方です。ゴルフでは自分でスコアをつけることになりスコアのつけ方を基礎知識としてしっかり覚えておき正しいスコアを付けましょう。通常4人でプレーする時は2人ずつ組みスコアのパートナーを決めて記入し合うと間違いが少ないつけ方となります。
そして各ホール終了時に自分の打数をパートナーに告げ、またパートナーの打数を聞いてスコアカードに両方のスコアを書いていき、18ホール終了後に合計ストローク数を確認し合います。
基礎知識③:ゴルフコースのセッティング
基礎知識の3番目はコースのセッティングです。18ホールの中でホール毎にパー3、4、5のどれかの規定打数が決まっており、一般的に18ホールのなかでパー3が4ホール、パー5が4ホール、パー4が10ホールと設定されているコースが多く合計Par72となります。
また前半の9ホールをアウトコース、後半の9ホールをインコースと呼びそれぞれ36ストロークとなっているコースが多いです。ゴルフは1ラウンド・18ホールをプレーして総打数を競うスポーツとなります。
基礎知識④:ゴルフのスキル
基礎知識の4番目はスキルです。よいスコアでプレーするためには各ホールでいかにして決められたパーの打数でカップインさせることができるかが重要になります。総打数が少ないほどゴルフの技術が高いゴルファーということになります。
大体ストローク100以下でプレーできれば中級者と呼ばれ、初心者の場合は120や130を超えることもあります。そして上級者やプロは競技会で限りなく72に近いストロークかそれ以下のマイナススコアでプレーし競い合うのです。
基礎知識⑤:スコアの呼び方
基礎知識の5番目はスコアの呼び方です。ゴルフでパー(Par)というのはホールごとの規定の打数のことです。例えば「Par3」のホールではティーシットからカップインまでの基準が3打となっており、3打で終わった時は同伴者に「パー」と告げスコア上に3と書きます。
パー(Par)という呼び名は「同じ」とか「額面通り」という意味があり、規定打数と同じという意味に由来しています。同様にパー4のホールが4打、パー5は5打でカップに入れるとパーです。
各ホールの呼び名の基礎知識
ラウンド中のパー3やパー4、パー5の各ホールでカップインし終わった打数の呼び名の基礎知識として以下のような一覧表となります。
スコア | パー3 打数 |
パー4 打数 |
パー5 打数 |
スコアの呼び方 |
-4 | - | - | 1 | トリプルイーグル |
-3 | - | 1 | 2 | ダブルイーグル |
-2 | 1 | 2 | 3 | イーグル |
-1 | 2 | 3 | 4 | バーディー |
+-0 | 3 | 4 | 5 | パー |
+1 | 4 | 5 | 6 | ボギー |
+2 | 5 | 6 | 7 | ダブルボギー |
+3 | 6 | 7 | 8 | トリプルボギー |
+4 | 7 | 8 | 9 | クァドラプルボギー |
+5 | 8 | 9 | 10 | クィンテュープルボギー |
基礎知識⑥:規定より多い打数の呼び方
基礎知識の6番目は規定より多い打数の呼び方です。規定打数のパーよりも1打多くカップインした場合は「ボギー(bogey)」と呼び、打数が増えるごとにボギーの前につく名称が変わっていきます。パーよりも2打多くカップインした時は「ダブルボギー」といい、3打多い時は「トリプルボギー」と言います。
4打多い場合はクァドラプルボギー、5打多い場合はクィンテュープルボギーと呼びますが、言いにくいので7や8と打数自体をパートナーに告げればよいでしょう。
基礎知識⑦:規定より少ない打数の呼び方
基礎知識の7番目は規定より少ない打数の呼びかたで、1打少なくカップインした時はバーディーと呼び、このバーディーは「小鳥」の意味で打球が鳥のように飛んでピンそばに寄り次打でカップインしたことに由来している説が多く雑学とし覚えておきましょう。
2打少ない場合はイーグルとなります。そして3打少ないのがダブルイーグルまたはアルバトロス、4打少ない(パー5のホールインワン)の場合はトリプルイーグルと言います。
バーディー以上を目指して!
イーグルは鷲、アルバトロスはアホウドリという意味がありますが、このスコアはバーディー・小鳥に比べ、さらにほとんど見かけない鳥ということでプロのトーナメントでも中々見ないスコアとなります。
2010年に石川遼プロが中日クラウンズ・トーナメントで記録した1ラウンド「58」というスコアは、バーディの数が12という驚きのスコアでした。また初心者ゴルファーがホールインワンしたという話もよくあり「だからゴルフは止められない!」ということでしょうか。
基礎知識⑧:ゴルフのペナルティー
基礎知識の8番目はゴルフのペナルティーです。ゴルフは屋外の自然の中で1ラウンド大体4~5時間かかる長丁場のスポーツです。そのためラウンド中にはショットしたボールが木の枝に引っかかってしまったなどいろいろなハプニングが起こります。
また打った球が大きくそれてコース外のOB(Out of Bounds)エリアに飛んで行ってしまうケースや間違えて自分以外のボールを打ってしまったなどのケースもよく発生します。
打ったボールがOB!
このようにゴルフ中に起こるハプニングは、あらかじめ規定された「ペナルティー」が定められています。下の表はラウンド中に発生しがちなペナルティーの行為のリストの一部ですので、ゴルフの基礎知識として覚えておきましょう。
ペナルティーに該当する行為には、そのレベルに対応してスコアに打罰が加算されるルールになっています。例えばティ―ショットが白いOB杭の外に出た場合は最初の1打 + OBのペナルティー1打が加算され打ち直しは3打目からになります。
ゴルフペナルティー基礎知識表
ペナルティの行為 | 打罰 |
OBによる打ち直し | 1打罰 |
ボールの紛失(ロストボール) | 1打罰 |
ボールがペナルティエリアに入った | 1打罰 |
アンプレヤブルを宣言した | 1打罰 |
誤って球を動かし正しい処置をせずにプレー続行 | 2打罰 |
コースをクラブや靴で変えて打ちやすくした(ライの改善) | 2打罰 |
他のプレーヤーのボールをプレーした(誤球) | 2打罰 |
プレーに関わるアドバイスを受けた | 2打罰 |
コース上で練習ストロークを打った | 2打罰 |
スイングの邪魔になる枝を折った(スイング区域の改善) | 2打罰 |
基礎知識⑨:間違ったスコアを申告した場合は?
基礎知識の9番目は間違ったスコアを申告した場合です。ゴルフは基本的に審判がいてプレーヤーのスコアをカウントすることはなく、あくまでフェアプレーの精神の基にゴルファー自身がカウントしたスコアを事実のままに自己申告することがゴルフのラウンドスコアの大前提となっています。
ただ勘違いや意図せずに間違ったスコアを申告してしまった場合にはどのようなことになるのか基礎知識として覚えておきましょう。
実際より少なくスコアを申告した場合の基礎知識
実際よりも少なくスコアを申告した際の基礎知識としては「スコアの誤記」によるルールのペナルティーが加算されることになりますのでしっかり覚えておきましょう。
この場合は各ホールに+2の打罰が加えられることになりかなり重いペナルティとなります。これはあくまでミスや過失による「誤申告」の場合で、ゴルフ競技会などで故意に過少の「偽申告」をした場合は「競技失格」となります。ただ過失か故意か判断が難しいので「失格」が適用されるケースが多いようです。
実際より多いスコアを申告した場合の基礎知識
また逆に実際よりも打数が多い悪いスコアを申告し提出した場合はどうなるのでしょうか?このケースとしては特にペナルティなどは規定されていません。
ゴルフは基本的に少ない総打数を競うスポーツなので、実際より打数が多いスコアを提出したところでそのプレヤーにとって何の得にもならないということになります。
基礎知識⑩:ゴルフのハンディキャップとは?
基礎知識の10番目はゴルフのハンディキャップです。ゴルフも他のスポーツと同じように年齢や経験によってスキルが違ってきます。また個人的なスキルにも大きな差があり、ゴルフ競技会などではいろいろなゴルフスキルを持った人が一緒にプレーすることになります。
そしてレベルの異なるゴルファーが一緒にコース上をラウンドして楽しむためにハンディキャップがあり、スキルの異なるゴルファーでも等しくプレーが楽しめるようになっています。
ハンディキャップにより等しくゴルフが楽しめる!
これはスコア上の実際にショットした打数(グロススコア)からその人のハンディキャップを引いた打数(ネットスコア)で競技する方法で、これにより老若男女のいろいろなゴルファーが一緒にコース上でプレーできるようになりました。
このハンディキャップの取得はJGA(JAPAN GOLF ASSOCIATION)に所属のゴルフ場などにスコアカードを提出するか、JGAの個人会員になってスコアカードを10枚以上提出するとオフィシャルハンデが取得できます。
基礎知識⑪:ハンディ毎の呼び名
基礎知識の11番目としてハンディ毎の呼び名ですが、一般的にハンディキャップが10以下のゴルファーを「シングル」などと呼び、ハンディが「 0」ではスクラッチゴルファーと呼んでいますので基礎知識や雑学として覚えておきましょう。
さらにスクラッチを上回る技量であればプラス・ハンデェキャップとなり、グロスから引くのではなく逆にハンディを加算したスコアがネットスコアとなります。PGAのトップのツアープロレベレになると+5以上のプレーヤーも少なくありません。
基礎知識を覚えてゴルフをさらに満喫しよう!
「【永久保存版】必要な道具やルール・スコアのつけ方など、ゴルフの基礎知識まとめ!」のご紹介はいかがでしたでしょうか?ゴルフを始める初心者にとってスコアのつけ方やルール、マナーさらにゴルフ雑学など覚えておきたい基礎知識が多いですね。
そしてこのルールやマナー、基礎知識などを身に付けてゴルフコースをフェアプレーの精神でラウンドし、友人やグループまた競技会などでも楽しくプレーしましょう。
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