効率よくゴルフ上達!おすすめの練習法とは
ゴルフは練習さえ行えば誰でも上達できますが、具体的な練習法が分からない、正しいフォームが定まらない、という理由から挫折するゴルフ初心者の方もいます。それではせっかくゴルフを始めたのに非常にもったいないです。
ゴルフ初心者でも練習のコツさえ理解すれば、一気に中級者までレベルアップできます。この記事ではそんな初心者ゴルファーのおすすめの練習法やフォームをよくするための練習について解説するのでゴルフ初心者の方はぜひ参考にしてください。
基本的なゴルフのスイングフォーム
ゴルフスイングの練習法を解説する前にまずゴルフスイングのやり方を解説します。初心者の方はゴルフのスイングを理解しないと、何を意識しながら練習をしてよいのかわかりませんし、そもそも上達が見込めません。
ここではそんな初心者ゴルファー向けにスイングのフォームの基本を解説します。
ゴルフスイングを時計で表す
スイングフォームの説明が初心者の方でも把握しやすいように、左腕の動作を時計で表します。構えは地面に対して垂直となる6時、左腕が地面と平行なら9時、振り上げる手の高さが一番高いところは10時から11時(柔軟性によって変わります)です。
ゴルフスイングの始動について
ゴルフ初心者の方は腕のみでクラブを振り上げる傾向があります。ゴルフクラブの重量は軽いクラブで300g前後、重いクラブで500g前後と軽量であるため、腕だけでも難なく上げることができるのです。
しかし、スイング時の腕は自由度が高すぎるため、腕だけでスイングを行うとフォームが乱れてしまいます。そのため、初心者の方はクラブを振り上げる時に腕だけではなく体の大きな筋肉を使って振り上げることに注意しましょう。
始動の練習方法
ゴルフスイングの始動の安定させる練習方法に、あえて腕では動きにくい重い物を振り上げる初心者におすすめの練習があります。例えばクラブを2本で素振りしたり、バットで素振りしたりすることです。
また、竹ほうきでスイングを行うことでも身体全身でクラブを上げるイメージがつかめるため、初心者の方にはおすすめですよ。掃除の際などに素振りを行ってみましょう。注意点は重い物を振り上げようとすると頭が右に動くことがあるため頭の動きに注意することです。
クラブを振り上げる動作(バックスイング)
バックスイングは振り上げながら体を右回転する動作です。この時の左腕は7時から9時までの動作となります。
この動作の瞬間、右足の土踏まず全体に圧力がかかりますが、反対に右足の外側に体重が乗ってくると最後にバランスが崩れやすくなるため、初心者の方は注意しましょう。捻転のポイントはなるべく背中をターゲット方向に向ける様に心がけることです。
体の固い人の家での練習
体が固い方はスイングフォームがぎこちなくなることがあります。そんな初心者の方はまず、ストレッチのような感覚で練習してみましょう。まずまっすぐに立って肩を90度に回します。この動作をストレッチのように行いましょう。
肩が動くようになったらゴルフの構えをして、肩を90度回してみてください。前傾姿勢をして回転しようとすると体勢が崩れやすいので初心者の方は鏡を見ながら行うことをおすすめします。
切り返し(トップポジション)方法
いよいよ手の高さが一番高いところ、左腕が10時から11時になる瞬間です。身体の固い初心者は振り上げすぎに注意しましょう。クラブを振り下ろす瞬間に股関節が構えた場所(アドレス)に戻そうとする動作からスタートします。
下半身に引っ張られて、腕が自に振り下ろされる動作となることが重要です。
切り返しの練習方法
肩を90度回してから、身体を構えた位置に戻すのを繰り返してください。出来る限り身体をゆっくり動かすのがコツです。振り下ろす瞬間、先に腕を使うとクラブの軌道が安定しないため、初心者の方は注意が必要となります。
下半身、上体、腕という順番での動作が基本なので、初心者の方はこの動作を意識してみてください。
クラブを振り下ろす動作(ダウンスイング)
切り返しの動作が出来たら、股関節は構えたところに戻します。その瞬間、左腕はまだ8時の地点です。左腕が7時まで下がる時には腰は構えた位置よりも更に左に回転していきます。この時に左足に圧力がかかりますが左足に体重が行き過ぎないように注意しましょう。
体重が左に行き過ぎると、身体のバランスがくずれて思ったところにクラブが通らなくなります。そのため、右足裏の内側でインパクトの最後まで左足へ体重が行き過ぎない様に支えてあげることがダウンスイングのポイントです。
クラブがボールに当たる瞬間(インパクト)
クラブの当たる面がボールに対して垂直になっていれば基本的にボールは狙った方向に向かっていきます。この時の腰は45度位回転しているのが理想です。
身体の動きでクラブの当たる面の向きが変わるため、初心者の方はインパクトの際に体の向きを意識してみてください。
クラブが当たった後(フォロースルー)
クラブが当たった後は、左腕が曲がり右腕はまっすぐになります。腰は完全にターゲットに向いて、肩は更に回転させましょう。徐々に右足がつま先立ちに移行させることがフォロースルーのコツです。
スイングの最後(フィニッシュ)
スイングの最後の動作をフィニッシュといいます。フィニッシュのフォームが綺麗だとスイングフォームがよいといわれているのです。フィニッシュはスイング動作の結果だといえるでしょう。
スイングの最後がよければ悪い動作も修正してくれるため、初心者の方は特に意識しましょう。よいフィニッシュをイメージすることは非常に重要なのでミスショットしてもフィニッシュの姿勢だけはプロのように格好が良くピタリと止めてください。
ゴルフの基本!ショット上達のコツ3選
初心者の方の中にはまっすぐ飛ばない、上手く当たらないといった悩みを抱えている方もいるかと思います。それはそもそも構え方やスイングの方法が間違っていることが多いです。
ここではそんなゴルフ初心者の方が上手く打てるコツについて紹介します。右利き用の表現となっているため、左利きの初心者の方は反転してお考えください。
ゴルフ初心者の上達のコツ①グリップの握り方と構え方
初心者の構え方と上級者の構え方はどこが違うか、それは身体にしまりがあるかどうかです。身体のしまりとは、下半身はどっしりとしつつ、上半身はリラックスしている状態のことをいいます。
このしまりが、スイングするときの基本的な構え方では非常に重要になるのです。そんな構え方とグリップの握る方法を紹介します。
初心者におすすめのグリップの握り方
グリップの握り方は大きく分けて「オーバーラッピンググリップ」・「インターロッキンググリップ」・「ベースボールグリップ」の3種類があります。この中で最も使用者が多いとされている握り方がオーバーラッピンググリップです。
そのため、初心者の方はまずこの握り方で練習することをおすすめします。ここからはそんなオーバーラッピンググリップの握り方について解説するので参考にしてください。
オーバーラッピンググリップの握り方
左手の握り方はクラブを握る先の部分から小指第三関節から人差し指の第一関節に向かって斜めに握ります。この時に親指と人差し指がくっついているしわが左肩に向いていることを確認してみましょう。
右手は小指を左手人差し指の上に置き、中指と薬指をグリップに、右手人差し指はピストルを握るようにして力を入れないのがコツです。初心者の方は自分の握力の限界が100%とすると左手60%、右手30%程度の力で握ってください。
ゴルフ初心者の上達のコツ②構え方
最初にグリップを握ってから、腕をまっすぐ伸ばしましょう。姿勢はまっすぐになるように意識してみてください。そこから肩幅に足を開きます。その状態から前傾姿勢を取りましょう。背骨を曲げたり背中が逆に反りかえったりすると安定しません。
足を軽く曲げれば基本の構え方は完成です。構え方は初心者ゴルファーの中で軽視されやすいですが、ゴルフ初心者の上達のためには必要不可欠な知識なので必ず把握しておきましょう。
構えた時の腕の位置
腕は前傾姿勢からそのまま地面に垂直に下してください。この時に大半の初心者ゴルファーは右肩が前に出てしまいやすくなります。右肩が前に出さないコツは右ひじを少し身体に寄せて少し曲げることです。
こうすることにより、肩がターゲットに対して平行になるため構えやすくなります。手の高さは股関節部分からへその間を意識しましょう。
ターゲットに向かって平行に構える
構え方がターゲットに向かって平行に構えるようにすることは大切です。射撃やビリヤードは目線に対して、まっすぐ向き合いますのでイメージしやすいですがゴルフはターゲットに対して平行に構えなければなりません。
ターゲットに対して平行に構えることは慣れが重要です。そのため、練習場で打った球がどこに向かっているかを確認してみましょう。大体の初心者ゴルファーはターゲットの右に向かって構えて肩は左向きなるため注意してください。
効率的な練習法
ゴルフ初心者の方はおすすめの練習法は友人と一緒に練習場へ行くことです。友人と一緒に行くことで、ターゲットの向かって体が平行になっているのかチェックしてもらうことができます。実は、プロゴルファーも練習の時は必ずチェックしてもらっています。
やむを得ず一人で練習するときはクラブを地面に置いて平行に構えている感覚を身につけていきましょう。
ゴルフ初心者の上達のコツ③スイング全体の練習方法
スイングや構え方の様々なコツや注意点など、すべてを意識することは初心者の方はもちろん、普通の人にはできません。スイングは構えてからフィニッシュまで2秒前後といわれているため、そんな一瞬の間に全てのコツや注意点に対して動作を意識することは不可能に近いでしょう。
そのため、要点を絞って、スイングの練習を行う必要があるのです。ここからはそんな要点を絞って行える初心者におすすめの練習法を紹介します。
初心者ゴルファーおすすめの練習法①小さいスイング
ゴルフ初心者におすすめの練習法は小さいスイングで打つことです。左腕が7時まで振り上げ、そこからボールを打ち左腕が5時までのところで止めます。小さいスイングなのでボールが当てやすく始動とボールを当てるイメージがつかみやすいのです。
そこから徐々に幅を広げていき、上手く打てるようになったら、左腕が9時から3時まで打てるようにしてください。このように徐々にスイング幅を広くしていくことで、スイングフォーム全体の安定につながります。
初心者ゴルファーおすすめの練習法②連続素振り
連続で素振りを行うことも初心者ゴルファーにはおすすめの練習法です。スイングをしてフィニッシュします。そこから構えに戻らずそのまま振りかぶりましょう。これを10回続けます。10回ともクラブが地面にこするように意識してください。
重要な点はリズムよく身体を回すことです。このように連続で素振りを行うとリズム感とスイングスピードが上がる効果もあります。
初心者ゴルファーおすすめの練習法③連続打ち
連続素振りが出来るようになったら今度は連続打ちをしてみましょう。やり方はターゲットから垂直にボールを3個並べます。振り上げる時に左足を上げて振り下ろす時に左足を踏み込み打ちます。
次のスイングでは振り上げ時に右足を上げて振り下ろす時に右足を踏み込んでください。この動作で打ちながら一歩ずつ前に進みます。自信が無かったら小さなスイングからでも練習してみてください。
初心者ゴルファーおすすめの練習法④フィニッシュ後にスイング
自分が一番かっこいい、または憧れのプロのスイングの最後をイメージしてみましょう。イメージができたら次は鏡を見ながら同じようなフィニッシュを行います。そして、さらに続けてスイングからフィニッシュで止まってみましょう。
イメージ通りののフィニッシュを作るためにクラブをどう動かすかを覚えることが重要です。初心者ゴルファーでもフィニッシュが綺麗なら上手に見えますし、上達も早くなります。
スローモーションスイング
通常スイングは1回のスイングで2秒程度ですが、この練習では30秒でゆっくりスイングします。ゴルフスイングを体に覚えさせることが目的ですが、やってみると結構きついです。感覚を体に覚えさせることでスイングフォームが綺麗になります。
スローモーションスイングに慣れたら同じ動作で実際にボールを打ってみましょう。まっすぐ飛ばすのは難しいですが普通に振ると易しく感じられます。初心者ゴルファーにはやや難易度が高いですが、鏡を見ながら格好良いスイングを目指しましょう。
ゴルフ初心者はスイングの練習をしよう
初心者ゴルファーが上手にボールを打てるコツやスイング練習のコツを紹介しました。ゴルフは構え方とグリップの握り方が基本中の基本です。そのため、初心者の方は基本ができていなければ、スイングの練習までは行けません。
一度基本が身についてしまえば、あとは練習を繰り返すだけで、誰でも上達します。最初から上手く打てる人はいません。ゴルフを楽しむためにも基本を理解してスイングの練習を行いましょう。
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