ダイワセットアッパー97S
ダイワセットアッパー95F
ダイワセットアッパー125SDR
ダイワセットアッパー125SDR青物
ダイワセットアッパーのインプレを徹底解説
多くの方から釣れる、と称賛される程高い評価を誇るシーバス用ミノー、ダイワセットアッパー。堤防ではもちろん、磯や外洋など幅広いポイントで使用できるセットアッパーですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
この記事ではそんなダイワ製のセットアッパーのインプレや基本的な使い方などを徹底解説していきます。ダイワのセットアッパーに興味がある方、これから使ってみたいと思う方はぜひ参考にしてください。
ダイワセットアッパーとは
職業シーバス釣り師「小沼正弥」氏監修のミノー
ダイワからセットアッパーシリーズは、釣り具メーカー「ピックアップ」の代表を務め、職業シーバス釣り師としても有名な小沼正弥氏が監修したシーバス用のミノーです。
釣具屋の代表監修のもと製作されたということもあり、その性能と釣果は折り紙付き。そしてセットアッパーを使用した多くの方が、その釣果に高い評価をしている程です。
場所を選ばず使用可能
ルアーでのシーバス、青物釣りをするとき、海面から足場までの高さがあり、しかも水深がある釣り場だと、どうしても使うルアーが制限されてしまうことがあります。ダイワセットアッパーはそんな不安要素を全て解消してくれるのです。
リップがガードしてくれるため、磯釣りでも根掛かりしにくく、安心して釣りに集中することができます。
ダイワセットアッパーの特徴とメリット
ダイワセットアッパーのサイズは4種類あり、いずれも場所や魚種を問わず使えるサイズがそろっているので、どの種類を選んでも安定した釣果を得られることでしょう。ここでは釣れると話題のダイワセットアッパーの大きな特徴について解説します。
また、種類ごとの具体的な特徴については後記にて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ダイワセットアッパーのメリット①ルアーが少なくて済む
ダイワセットアッパーの大きいメリットのひとつとして、持っていくルアーの選択肢を少なくできることです。というのも、ルアーの選定を絞れない場合は、水深のあるところ用に1本、浅いところ用にさらに1本と、計2本用意する必要があります。
しかし、セットアッパーが1つあれば、浅い用と深い用に分ける必要がないため、用意しなければならないルアーの数が減るのです。
ダイワセットアッパーのメリット②扱いやすい
2つ目は、ミノーではわりと必要なロッド操作もとくに必要とせず、使い方もシンプルだということです。ただ巻きで充分釣れるようになっていて、流れによってできるイレギュラーな動きも釣れる要素になっています。
インプレとしてはスローでもしっかり、早いリトリーブでもバランスを崩さず、よく動いてくれるのがダイワセットアッパーの特徴です。そのため、初心者の方でもただ巻くだけでよいので、高い釣果が期待できます。
ダイワセットアッパーのメリット③抜群の飛距離
ダイワセットアッパーの一番のメリットはやはりその飛距離でしょう。ダイワセットアッパーは他のミノーにはないような圧倒的な飛距離を持っています。そんな圧倒的な飛距離の秘密はルアー内のオモリがキャストの際に動き、重心が移動するため。
また、大きいリップでもキャスト時はボディの幅に収まるので空気抵抗が少ないことも理由の1つです。公式には平均飛距離が77mとのことですからミノーとしてはトップクラスといえます。
ダイワセットアッパーのメリット④狙ったレンジをキープできる
リップが長く大きいため、ただ巻きするだけでよく潜り、狙いの深さで使うことができます。サラシのある時など、シーバスはその下にいることが多いですが、波の影響でルアーが浮いてしまいます。
しかしセットアッパーは水噛みよく潜るので狙いのレンジをキープしたまま使うことができるのです。最大の潜行深度が約2mとのことなので、狙えるレンジ帯が大きく、その分高い釣果にもつながることでしょう。
ダイワセットアッパーのメリット⑤巻きの安定性
ダイワセットアッパーは巻きが非常に軽いことも人気の理由です。他のミノーと比較すると、巻きが非常に軽いため、巻きによる疲労がたまりません。また、巻きが軽いにもかかわらず、特殊な形状のリップが程よく水の流れをキャッチし抵抗を生み出すことで水中で振動。
この特徴により、早巻きでもスローでも速さにかかわらずしっかりと安定した巻きが行えることが、釣れる理由の1つでもあります。
ダイワセットアッパーの注意点
キャスト後の手間
前記のメリットにてダイワセットアッパーの抜群の飛距離は、ミノー内のオモリが重心を移動させることによるものと説明しました。飛距離を出すためには非常に便利な機能ですが、着水後はこの機能が裏目に出ることになります。
というのもオモリの位置を治す必要があるのです。着水後、そのままにしておくと、重心はミノーの後ろにある状態のため、水中で尻下がりになってしまいます。そのため、重心を戻すために軽く引っ張る必要があるのです。
水深が浅いと使えない
さまざまな場所で使用できるセットアッパーですが、水深には注意する必要があります。というのも、前記でも紹介しましたが、セットアッパーは約2m程度潜るのです。そのため、水深が浅い場所では適さないこともあります。
もちろん、適切な場所で使用すれば高い釣果が期待できますが、水深が浅い場所では使えないことも把握しておきましょう。中には、ほとんど潜らない、Sシリーズもあるため、水深が浅い場所でバス釣りなどを行う際にはSシリーズを選ぶことをおすすめします。
青物釣りの際はフック交換
ダイワセットアッパーはバス釣り用のミノーなので、青物釣りにはフックに物足りなさを感じることでしょう。そのため、青物を狙う際にはフックを交換することをおすすめします。フックを交換することにより、狙い通りの青物の釣果を上げることができるでしょう。
強風時は控えるべき
ダイワセットアッパーはミノーとしては確かに飛距離がでますが、サイズに対しての比重は軽く、風があまりに強すぎると影響を受けてしまいます。面積が大きいぶん、とくに横からの風の抵抗には弱いのでそういった場所では避けるべきです。
とはいえ、ちょっとやそっとの向かい風ならば、問題なく十分な飛距離を稼ぐことができるでしょう。
ダイワセットアッパーの基本的な使い方
ここからはダイワセットアッパーの基本的な使い方について解説します。初心者でも簡単に使えるセットアッパーですが、基本的な使い方を把握しておかなければ、その性能を発揮させることはできません。
ダイワセットアッパーの使い方を把握して、高い釣果を上げましょう。
基本はただ巻き
基本的にただ巻きするだけで釣れます。ハンドルの巻くスピードをゆっくりにしたり速めてみるだけでいい変化になるので、特別なアクションは必要ありません。
波の影響での揺れや、ルアー内のオモリがよい動きの変化になってくれるので、キャストしたあとは根がかりや障害物に注意するだけで釣りを楽しめます。このあたりの動きの設定はさすがダイワといったところです。
昼夜問わず使用可能
ダイワセットアッパーは昼はもちろん、夜釣りでも高い釣果が期待できます。実際に多くの方が昼以外にも辺りが真っ暗な夜釣りで高い釣果を出しているのです。バス釣り熟練者の方は夜釣りも頻繁に行っているかと思いますが、初心者の方は昼釣には無いような危険がたくさんあるので注意しましょう。
ダイワセットアッパーに適している場所
場所をえらばずに使えるダイワセットアッパーですが、よく潜るという特性上、その性能を十分に発揮できる場所もあります。ここではそんなダイワセットアッパーの性能を十分に活かすことができる場所について紹介するのでぜひ参考にしてください。
青物が回遊してくるような防波堤や港
青物が回ってくるような大きい港や足場が高くなってしまう防波堤は、ルアーのピックアップが速くなってしまい、アピールタイムが短くなりがちです。
ダイワセットアッパーは水噛みがよいながらも、かるい抵抗で足元まできっちり泳いでくれるのでルアー回収の距離ロスを短くできます。アピールタイムが長いと釣れる確率ももちろん上がるため、堤防や港はうってつけといえるでしょう。
波が高い時やサラシが多いとき
サーフで波が高いときは、ラインが波自体に引っ張られてルアーが浮いてきてしまうことがあります。サラシが多いとき、風の強い抵抗をうけるときも同様ですがダイワセットアッパーは水嚙みがよいためラインが引かれてもルアーが海中から離れづらく、特別な技術も必要ありません。
余計なストレスも少なく釣りに集中することができるため、波が高い日などはまさにうってつけです。
魚が遠くて飛距離が必要なとき
言わずもがなですがこのダイワ製セットアッパーは飛距離がでるので、ふだん使っているミノーでは届かないようなポイントでも狙える場合が多くなってきます。ダイワセットアッパーは、ルアーの種類の中でもボリューム感あるミノーということもあり、魚へのアピールは大きくよい釣果につながるでしょう。
表層やトップで反応がないとき
レンジの浅いルアーだとキャスト後何秒かカウントダウン、そのあとねらったレンジを意識しながらルアーを操作しなければなりません。ダイワセットアッパーはただ巻きだけで所定のレンジを泳いでくれるので、表層やトップで反応しないシーバスや青物も、特別な技術やカウントダウンも必要なくねらうことができます。
ダイワセットアッパーの種類
ここからはダイワセットアッパーの種類について解説します。ダイワのセットアッパーは大きく4種類あり、それぞれに特徴があるのです。そこにラトルINバージョンと呼ばれる特殊な機能が加わっている種類も含めて5種類。
ここからはそんなダイワセットアッパーの種類ごとの特徴を具体的に解説するので、ぜひ参考にしてください。
75S/97S/125S
ダイワセットアッパー97S
数字はサイズで㎜単位。その後ろのアルファベットのSはシャローという表記で、あまり深くは潜らないという意味です。ダイワのHPでは潜行レンジが最大約1mとなっているのでシーバスを釣るには能力は充分。
特におすすめしたいのは75Sで重量も12gと軽量。潜りも浅いため、引き抵抗も軽く扱えます。活性の低いときは小さいルアーが効くので持っておくと安心です。短いロッドで夜メバルを狙うのもたのしいですよ。
95F
ダイワセットアッパー95F
Sシリーズはシンキングといって放っておいたら沈んでしまうタイプですが、こちらはフローティングといって着水後も沈みません。シンキングと比べると動きがキビキビしていてキレのある動きです。操作性が良くサイズも95mmと小さめなので、近い障害物まわりを攻める時に使います。
97SDR/110SDR/125SDR/145SDR
ダイワセットアッパー125SDR
125SDRを含む種類。Sの後のDRはディープランナーという意味で、Sシリーズよりもさらに深く潜るという意味です。このシリーズがサイズ、重量もバランスよく、シーバスをねらうには一般的で青物をねらうにもよいサイズとなります。
潜行レンジは最大約2mあり、場所や条件を選ばず使うことが可能です。初心者におすすめのサイズはやはり125SDR。125mmで扱いやすい上、キャストも非常に行いやすいため、遠投が苦手な方でも遠くまでキャストできるでしょう。
125SDR青物SP
ダイワセットアッパー125SDR青物
125SDRをモデルにした青魚用のセットアッパーです。サイズの大きい青物をかけたとき、またはかけた後など、従来のセットアッパーでは青魚を狙うにはフックが軟弱。この種類はフックを青魚用のものに変えてあるため、フックが開く心配がありません。
フックは自分で取り換えることは可能ですが、あらかじめ青物をメインに狙う、という方はぜひこちらの125SDR青物を選んでみてはいかがでしょうか。
ラトルINバージョン
ダイワセットアッパーにはラトルINバージョンがあり、水中で泳いでいるときに音を出して魚にアピールできる仕様もあります。ノーマルのセットアッパーでは反応がない時や、反応はあっても食いが渋い時は、ラトル入りを使うと状況を変える変化になります。このラトル入りはラトリンカラーだけとなります。
ダイワセットアッパーはハイスペックミノー
ダイワセットアッパーのインプレについて紹介しました。ダイワセットアッパーはシーバスを対象につくられたルアーですが、その適用範囲は大きく、様々な魚を狙える有能なルアーです。
ダイワセットアッパーは使っているだけで釣りの幅を拡げてくれる上、今までできなかった釣り方ができるようになるし、いままで釣ったことのない魚にも出会えるかもしれません。そんなダイワ製セットアッパーが気になった方はぜひ使ってみてください。
ダイワの商品に興味がある方はこちらの記事もチェック
今回の記事ではダイワのセットアッパーを紹介しましたが、ダイワの魅力はセットアッパーだけではありません。他にも魅力的な釣り具が豊富にラインナップされているのです。そんなダイワの釣り具について興味がある方はこちらの記事もチェックしてみてください。
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