ダイワジグキャスターとは
ダイワジグキャスターとは、重いジグと呼ばれるルアーを付け海岸から沖合に遠投し、沖合を泳いでいるシーバスやシイラなどの回遊魚などを釣る目的で作られたロッドのことです。ジグの重さは60ｇ以上のものが多く、軽量のロッドでは遠投できません。
ダイワジグキャスターは、この荷重に耐えるパワーと張りの性能を備えています。また回遊している大型サイズの魚などがヒットした時に、魚とのファイトに耐えられる強さが求まられ、同時に竿から伝わる感度が大変重要となります。
ダイワジグキャスターの種類と対象魚
ダイワジグキャスターの種類は３種類あり、重さ60g以上のジグを使う「ショアジギング」、重さが20g～60g前後が「ライトショアジギング」、重さ20g以下の「スーパーライトショアジギング」です。一般的に「ライトショアジギング」を「ショアジギング」と呼びます。
ダイワジグキャスターの対象魚の青物類、キハダ、カツオ、シイラなどは流れの速い場所や深場で活動します。「ライトショアジギング」は青物、さわら、タチウオで、堤防などで使われる「スーパーライトショアジギング」は小型青物、アジ、サバ、根魚が対象魚なのです。
ダイワジグキャスターで釣りが楽しめる時期
ショアジギングの時期は春～秋にかけてですが、時期によって対象の魚に変化が生じます。春は冬の間低下していた海水温も徐々に上がりはじめ、魚の活性が上がり始める時期で、マダイやブリなどの魚が産卵前後とあって、活発な動きを見せる食いの良い時期といえます。
海水温の上昇がみられる初夏が本格的なショアジギング到来です。この時期はベイトフィッシュが岸に近づき、青物の動きが活発になりジグキャスター活躍する時期といえるでしょう。青物やマダイにヒラメ、タチウオ、シーバスやハタまでもが対象魚となるのです。
ダイワジグキャスター小型青物用3選
①ダイワジグキャスターライト 93L
このダイワジグキャスターは自重が160g・全長は2.85mと軽く、ジグもプラグも使いやすく、価格もお求めやすいライトショアジギングの入門モデルです。特に93Lは大型魚ではなく、小型の青物が対象で、カサゴやタチウオ狙いに対応できる軽量サイズと言えます。
ダイワジグキャスタ―の中でも最も柔らかく軽いモデルで、設計そのものが「食い込みと粘り」を両立させました。魚の食いが渋い場合は、ワームなどの動きのダートアクションも行える軽量サイズロッドが、ダイワジグキャスターにラインナップしました。
ダイワジグキャスター 93Lの釣れるポイント！
ルアーの操作性のとことん追求し、シーバスやエギングロッドでは対応できなかった所を解消。穂先側のブランクの曲がりが早く戻るように設計されたり、同時に手元側は粘りが強くなるように設計されました。
曲がりやすい穂先のため、ジグをしゃくった時、力がかかるポイントが手元に来るため、ジグを跳ねさせる強い力が不要に。また脇に挟みやすいように設計された、リアグリップの相乗効果により軽快にファイトができます。
②ダイワジグキャスターライト100ML
自重が195gと大変軽いダイワジグキャスター、全長3.05mの丁度いいサイズのロッドがラインナップしました。ラインのガイドもトップSiCガイドで、安心してお使いいただけるライトショアジギングロッド入門モデルで、おすすめできる新型製品です。
100MLの対象魚は小型青物が中心で、フラットフィッシュ、ショアスロー（根魚）が対象で、遠投用に作られたトングレングスモデルの登場になります。使用場面は足場が高い堤防やサーフからの遠投に向いた、フラットフィッシュなどにも対応可能な新型モデルといえます。
ダイワジグキャスター100MLの釣れるポイント！
100MLは遠投用に造られ、長さ3.05m、重さ195gで、シーバスロッドをベースとして設計され細身のロッドですが、ブランクが肉厚となったことで、大物がかかった時も安心してファイトに集中できるロッドです。
またリールシートの位置を高くし、リアグリップのEVAは長めにした結果、脇ばさみの部分が長く作られました。この結果、魚とのファイトやキャストの時も力がかかる部分が手元にあるため、負担がかかりにくくなっているのです。
③ダイワジグキャスターライト MX 89L
ショアジギングで大切なシャクリの操作はキャスト後に、何度も行うと意外と疲れるものです。ダイワのジグキャスターは自重が145gと軽量なこと、ロッド自身の細身で粘る特徴のおかげで、魚とのファイトを十二分に楽しませてくれる新型ロッドと言えます。
堤防や波打ち際から、アクセスが手軽にできるフィールドにおいて、引きが強く、食べても美味しい魚釣りを、簡単にできるのがダイワジグキャスター。１日操作しても疲れにくい、操作性と遠投性を追求した新型モデルの登場です。
ダイワジグキャスターMX 89Lの釣れるポイント！
40gのルアーが対象となったため、1日中キャストしても疲れにくくなっており、しかも穂先は曲がりやすく、かつ戻りは速くなる設計と、粘り強くなるよう設計された元側が合わさった結果、ロッドのシャクリ操作が楽々できます。
穂先が曲がりやすいため、ヒット時にシャクった時も、ポイントが手元になって、ジグを跳ねさせる力も軽くて済みます。この結果、ロッドの反撥を利用したショアスロー釣法や、ジグヘッドリグをダートさせるワインド釣法も楽にできるのです。
ダイワジグキャスター中型青物用3選
①ダイワジグキャスターN96MH
全長2.9m自重230gのダイワジグキャスター、対象はシーバスなどの青物です。このサイズの竿で重いルアーを、海岸より遠くまでキャストでき、ヒット後に暴れるターゲットとのファイトを、対応可能にした新しいラインナップの新型ロッドになります。
軽い竿なので体にフィットした使い方ができ、同時に操作しやすいのが特徴。ショアジギングに求められる要素を網羅したモデルで、トップガイドにはラインに優しいSiC仕様となっており、ライン切れを心配しないで釣りが楽しめるでしょう。
ダイワジグキャスターN96MHの釣れるポイント！
60gの前後のジグメタルを遠投できること、中型青物を狙う最適なパワーを秘めたスタンダードモデルです。パワフルなブランクは、最大65gのプラグと、最大80gのジグメタルに対応可能となり、中型青物と充分に対応できます。
パワフルなブランクは、ヒットした青物の引き寄せや引き上げにも対応できます。軽いセパレートグリップの採用と、リールシートが長めで遠投しやす設計となっていて、グリップが長めなので脇ばさみしてのロッド操作が、簡単にできる事も特徴です。
②ダイワジグキャスターMX96M
出典:Amazon| ロッドタイプ | ショアジギング/スピニング |
|---|---|
| 主な用途 | ショアジギング |
| 全長 | 2.90m |
|---|---|
| 仕舞寸法 | 150cm |
| 継数 | 2本 |
| 標準自重 | 205g |
| 先径 | 2.0mm |
| 元径 | 13.9mm |
| ルアー重量 | 10～60g |
| 対応ライン(PE) | 1.0～2.0号 |
| 対象魚 | イナダ・ワラサ |
はるかな沖合を群れなして遊弋する魚の群れに、岸からダイワジグキャスターでキャストし、魚とのファイトを楽しむには、優れた遠投性能が求められます。次いで求められる性能といえば、操作性つまりしゃくりやすさである事は間違いないでしょう。
２つの性能を実現するため、ダイワのジグキャスターMX96Mは、全長2.9m自重205g。肉厚で丈夫な作りと、元径13.9mmと握りやすいグリップで、高い操作性を実現しました。ガイドも強度十分な、PタイプフレームKガイド採用した製品です。
ダイワジグキャスターMX96Mの釣れるポイント！
このロッドの強みは、60g前後のジグメタルが遠投可能な点です。沖合を泳ぐ中型の青物回遊魚も自在に出来るパワーを秘めたロッドで、ロッド特有のパワフルにして強靭なブランクは、ヒットした時に暴れる青物の引き寄せにも十分対応可能なとなっています。
③ダイワジグキャスター90MH
ダイワショアジギングロッドジグキャスター・N
出典:Amazon| 全長(m) | 2.74 |
|---|---|
| 継数(本) | 2 |
| 仕舞(cm) | 142 |
|---|---|
| 自重(g) | 225 |
| 先径/元径(mm) | 2.2/15.4 |
| 対応ルアー重量(g) | 15～65 |
| 対応ジグ重量(g) | 20～80 |
| 適合ライン PE(号) | 1.5～3 |
| カーボン含有率(％) | 96 |
全長2.74m自重が225gと大変軽量に作られながら、肉厚十分なブランクを採用したダイワジグキャスター。動きの激しい青物もしっかり引き寄せる事が可能で、海面からの抜き上げることも安心できる、強さをもっているダイワのジグキャスターと評判です。
グリップは軽くてデザイン性に優れており、同時にリールシートの長さを少し長めに設定して、腕力の弱い方でも遠投しやすいダイワのジグキャスターです。シャクリが行い易い特徴で、グリップを長めに設計し、脇挟みして行う事ができるので疲れが軽減されます。
ダイワジグキャスター90MHの釣れるポイント！
沖合の群れを目指してルアーが投げられる、ヒットした瞬間をしっかり受け止め魚をホールド、更には右に左にと、素早く動く魚をコントロールできる操作性などがポイントです。これらの３つの機能を持ち合わせた、新型ロッドといえるでしょう。
ダイワジグキャスター大型青物用3選
①ダイワジグキャスターMX 106MH
全長3.2m重量はわずか280gなのに肉厚構造・さらに細身設定で作られたダイワのジグキャスターです。細身で軽量なのに遠投性能と操作性を兼ね備えたロッドで、磯から離れた遠くの外海を群れなして回遊する魚も、優れた遠投性能を発揮してゲットできます。
投げるジグの重さは100gでもOKで、しかも繰り返し行えます。また優れた遠投性のみならず、シャクリ安さも実現した製品で、魚とのファイトの最中もリールが緩む事が無いよう、ダブルナット構造を採用しており安心して釣りに集中できるのです。
ダイワジグキャスターMX106MHの釣れるポイント！
普通の竿では届きそうにない沖合を悠々と回遊するナブラに向かって、大きいサイズのルアーを軽々と届け、ヒットした後の暴れまわる魚を制御する力など、カーボン素材で作られ、粘り強く秘められた力を発揮する事ができる点が強みと言えます。
②ダイワジグキャスターMX96MH
ダイワジグキャスターMX96Mと同様のダイワのショアジギングシリーズの商品です。MX96Mと同様、遠投性能やじゃくりやすさも有しています。違う部分はMX96Mより少し径が太くなっているため、やや握り安く作られている竿だと言えるでしょう。
対象魚も同じで、ワラサやブリを対象としております。もちろん糸がらみ防止と大型魚とのラフなファイトに耐えられる強度をもっているPタイプフレームKガイドの搭載と、リールの緩みを出来る限り無くすダブルナット構造で万全の装備といえます。
ダイワジグキャスターMX96MHの釣れるポイント！
大型のルアーを遠くまで運ぶ能力と、釣り人の体力を考慮した軽量設計がポイントです。ヒットした魚と体力を消耗せず獲りこみまでの時間を短くする点を踏まえ、HVFカーボンを素材にし、高弾性化は無論、軽量、高密度を高める事が出来ました。
③ダイワジグキャスター21・N100H
ダイワショアジギングロッド 21 ジグキャスター・N100H
出典:Amazon| 全長(m) | 3.05 |
|---|---|
| 継数(本) | 2 |
| 仕舞(cm) | 157 |
|---|---|
| 自重(g) | 271 |
| 先径/元径(mm) | 2.4/17.8 |
| 対応ルアー重量(g) | 20～80 |
| 対応ジグ重量(g) | 30～100 |
| 対応ライン | PE(号)2～4 |
シーバスを対象魚としてのモデルのダイワジグキャスターです。仕様からも判断できるように「重いルアーを遠投できる」を目的に作られているロッドといえます。ヒットした魚とのファイトも、しっかり受け止める強さを持っています。
また重要なポイントは「体にフィット」し「操作が容易」である事を実現し完成されたショアジギングの入門モデルです。トップにはラインに優しいSiC仕様が採用されており、ファイト中にラインが切れることも軽減されたので安心できます。
ダイワジグキャスターN100Hの釣れるポイント！
中型青物狙いに最適なモデルとして登場したダイワのパワフルモデルです。60g前後の重めのジグをも遠投できるよう、リールシート長を少し長めに設計し、力の弱い釣り人でも遠くまでジグを運ぶことが可能になっています。
ダイワジグキャスターのまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。陸地から沖合に向かい、遠投用の竿で思いっきりキャストし、リールを巻きながら、しかもジグがあたかも生きている小魚かのように、アクションさせるシャクリの操作がダイワジグキャスターの真骨頂です。
こんな楽しい釣りができる「ダイワジグキャスター」の釣りは、これからピッタリな釣りと言えましょう。黒潮が流れている地域では、沖合を回遊する”なぶら”に向かいジグキャスターをキャストして大型の青物回遊魚をヒットさせてみましょう。
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