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【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~岩手の夏はお花見と絶景で決まり!~

夏の岩手にドライブしてみませんか?お花見を楽しんだり、絶景を眺めたり、温泉を満喫したりとお楽しみが盛りだくさんです。今週は夏の岩手をドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。立ち寄るのは全部で7ヶ所の観光スポットです。どうぞご覧ください。
2021年7月10日
iiyudana
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夏の岩手をドライブで巡ろう!

出典:ライター撮影

いい旅してますか?今週は夏の岩手県を観光するドライブ旅をお届けします。旅の舞台となるのは岩手県一関市です。一関市は岩手県の最も南に位置する市で、豊かな自然と文化が共存するまちとして知られています。世界遺産登録の平泉の玄関口にもなっているため、県内外からたくさんの観光客が訪れますね。

今回のドライブ旅のスタートとなるのは東北自動車道「一関IC」です。仙台方面からのアクセスも良好で、一関市内にある観光スポットを訪れるには欠かせないICとなっています。平泉までも15分かからずにアクセスできるので世界遺産観光にも最適なICですね。

ドライブ旅の行程をご紹介

ここで今週のドライブ旅の行程を簡単にご紹介しておきましょう。最初に岩手県を代表するお花見スポットにアクセスして夏の花である紫陽花を観賞します。次に舟下りで有名な渓谷に移動してのんびりと舟の上から絶景を眺めます。午前の部の最後は渓谷近くのレストハウスで絶品グルメに舌鼓を打ちます。

午後の部は貴重な化石や鍾乳石が見学できる洞窟散策からスタートし、人気の道の駅に移動してお土産探しと博物館の見学を楽しみます。続いて道の駅のすぐ近くにある本日2ヶ所目の渓谷で絶景を満喫し、最後は旅館の日帰り温泉でドライブ旅の疲れを癒します。

綺麗な紫陽花の花に感動

出典:ライター撮影

みちのくあじさい園

まず最初に訪れるのは一関ICから20分ほどドライブした場所にあるみちのくあじさい園です。この観光スポットは岩手県きっての紫陽花の名所で、東京ドーム4個分という日本有数の敷地面積を誇ります。約400種類40,000株という紫陽花の花の数も際立っていますが、それ以上に魅力的なのが紫陽花の花の咲くシチュエーションです。

花は普通の花壇に咲くのではなく、たくさんの杉の木が並ぶ杉林の中に咲きます。他の紫陽花のスポットとはひと味違った絶景が楽しめるとあって、開花期間中はたくさんのお花見客で園内は大賑わいです。

見ごろ後半のイベントに注目!

紫陽花の花のシーズンは6月下旬から7月下旬で、花の種類が多いためシーズン中に訪れれば何かしらの紫陽花の花を楽しめるに違いありません。3つある散策路はいずれも未舗装の山道となっているため、ぜひ歩きやすい靴を持参して出かけましょう。

シーズンの最後には園内にある池に紫陽花の花を浮かべるイベントが行われます。SNS映えする絶景が撮影できるのでぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。有料にはなりますがガイド付きの電動カートも用意されています。予約優先となっているので歩くのが苦手ならぜひ予約してみましょう。

観光スポットは岩手のココ!

みちのくあじさい園

  • 住所
    岩手県一関市舞川字原沢111
  • 電話番号
    0191-28-2349
  • 営業時間
    8:00~17:00
  • アクセス
    東北自動車道「一関IC」より20分

舟に乗り換えて渓谷美を満喫

猊鼻渓


綺麗な紫陽花の花に癒された後は「日本百景」にも数えられている絶景名所に移動しましょう。お花見スポットから10分ほどドライブした場所にある猊鼻渓です。岩手県内を流れる砂鉄川が石灰岩を侵食してつくり上げた自然の渓谷でその長さは約2キロメートルにも及びます。

川の両岸には高さ100メートルを超す険しい断崖がそびえたっていてその景観は迫力満点ですね。断崖に生える木々が季節によって色を変化させるため、四季折々に素晴らしい絶景を堪能することができます。この絶景を眺めるのに利用するのが船頭の操る舟下りです。

大人数なら貸切船もおすすめ!

舟下りのお楽しみは船頭の歌う「げいび追分」ですね。船頭は竿一本のみで巧みに舟を操りながら、自慢の喉を披露してくれます。げいび追分を聞きながらゆっくりと渓谷に広がる絶景を眺める時間はまさに至福の時となりますね。

通常の舟下りは他の観光客と一緒に乗船しますが、貸切舟をチャーターすると自分たちだけのプライベートな空間で舟下りを楽しむことができます。家族同士や友達同士で舟下りをするならぜひ利用してみてはいかがでしょうか。リードを付ければ犬や猫も一緒に乗船できるのでぜひ一緒に連れていきましょう。

観光スポットは岩手のココ!

猊鼻渓

  • 住所
    岩手県一関市東山町長坂字町467
  • アクセス
    東北自動車道「一関IC」より25分

絶品グルメでランチ

げいびレストハウス

舟から絶景を満喫した後はランチタイムといきましょう。げいびレストハウスは猊鼻渓の玄関口にある食事処で、砂鉄川の流れを眺めながら美味しいランチが味わえるのが特長です。観光を楽しんでからほとんど移動せずに食べられるので大変便利ですね。広い駐車場が完備されているのでドライブ旅には最適です。

店内は純和風のつくりとなっていて、広いフロアーにはたくさんのテーブル席がセッティングされています。店の壁には舟下りの船頭が身に着ける笠が吊るされていてなかなかいい雰囲気ですね。船着場へは歩いても行けます。

おすすめグルメはコレ!

このお店の自慢はそばです。大きな椀に盛られた「げいびそば」は、そばの実の部分をすべて使った十割の南部そばが味わえるグルメですね。とにかく具沢山なのが特長で山菜やワカメ、生卵や刺身など海の幸と山の幸両方がたっぷりとトッピングされています。温かいグルメですが夏でも美味しくいただけますね。

また、来店客のほとんどがオーダーするアユの塩焼きもおすすめで、炭火で焼かれているため香ばしい風味がたまりません。営業時間が午前11時から午後2時までと短めなので、この時間に入店できるようにスケジュールを組み立てましょう。

観光スポットは岩手のココ!

げいびレストハウス

  • 住所
    岩手県一関市東山町長坂字町376
  • 電話番号
    0191-47-3355
  • 営業時間
    11:00~14:00
  • アクセス
    東北自動車道「一関IC」より25分

洞窟探検を楽しもう!

自然洞窟博物館 幽玄洞

美味しいランチをいただいた後は午後の部のスタートです。最初に観光するのはランチスポットから3分ほどドライブした場所にある洞窟です。幽玄洞は今から約3億5000万年前からの地歴を見ることのできるスポットで、日本有数の化石の発掘場所としても知られています。

古生代中期の地層の中からはウミユリの化石や三葉虫の化石、古代サンゴの化石などがいくつも発掘されていて、そのどれもが生物学上貴重なものです。洞窟の全長は500メートルほどで、夏でも気温は13度と快適な環境となっています。


神秘的な鍾乳石が見どころ

化石だけがこの洞窟の魅力ではありません。洞窟内を歩くとそこには石筍や石柱、つらら石やフローストーンなどの綺麗な鍾乳石がたくさん見られます。散策路の途中にはライトアップされた場所もあり、そうした場所は鍾乳石が神秘的な光を放っていますね。

この洞窟には地底湖もあり神秘的なエメラルドグリーンの水をたたえています。こちらも見どころとなっているのでぜひ写真撮影などを楽しんでみてください。洞窟探検をした後は洞窟に隣接している「幽玄洞展示館」もあわせて見学することをおすすめします。

観光スポットは岩手のココ!

幽玄洞

  • 住所
    岩手県一関市東山町長坂字東本町154-1
  • 電話番号
    0191-47-3303
  • アクセス
    東北自動車道「一関IC」より30分
  • 営業時間
    8:30~18:00

道の駅で観光土産をゲット!

出典:ライター撮影

道の駅 厳美渓

神秘的なスポットで夏の暑さから解放されたなら今度は人気の道の駅へと移動しましょう。道の駅まではドライブで35分ほどです。秋田方面へと続く国道342号線沿いにあるため、ドライブやツーリングの際の休憩に大変便利な施設となっていますね。

施設内には農産物の直売所があり、地元の採れたての新鮮野菜が販売されています。お値段もリーズナブルでついあれもこれもと手が伸びてしまいますね。一関といえば伊達藩から伝わったとされる餅の食文化が有名で、施設内のレストランではその餅をつかったグルメをいただくことができます。

隣の博物館ものぞいてみよう!

道の駅に隣接する「一関市博物館」にもぜひ立ち寄ってみましょう。この施設では一関地方の歴史や文化を紹介していて、5つのテーマに分けられた常設の展示室でそれらを学ぶことができます。特に注目なのが日本刀の展示コーナーで、公立の博物館の中では最も日本刀の展示にこだわっている施設のひとつです。

定期的に企画展なども開催されているのでリピートしても楽しめますね。一関市ゆかりのアーティストの作品なども展示されていて見ごたえ十分です。小学生と中学生は無料で入館できるのでリーズナブルに楽しめるでしょう。

観光スポットは岩手のココ!

道の駅 厳美渓

  • 住所
    岩手県一関市厳美町字沖野々220-1
  • 電話番号
    0191-29-2000
  • アクセス
    東北自動車道「一関IC」より7分

天然記念物の渓谷美を堪能しよう!

出典:ライター撮影

厳美渓

道の駅で休憩したなら本日2ヶ所目の渓谷にアクセスしてみましょう。道の駅から2分ほどドライブすると厳美渓に到着します。厳美渓は岩手県と秋田県、宮城県にまたがる栗駒山から流れる磐井川にある渓谷で、磐井川の流れが周辺の岩場を侵食して美しい渓谷をつくり出しました。

約2キロメートルにわたって渓谷が続いていて、甌穴や滝、淵などがあり渓相は変化に富んでいますね。岩場に生える木々が季節によって色を変化させるため、春夏秋冬それぞれの季節に絶景を堪能できます。夏は鮮やかな緑が渓谷一帯を覆いますね。

名物のお団子を召し上がれ!

厳美渓でぜひ味わいたいのが「かっこうだんご」と呼ばれるお団子です。川を挟んで反対側にはお団子専門店があり、川沿いにある東屋とロープでつながっています。ロープには籠がぶら下がっていて、籠の中にお団子の注文数を書いた紙と料金を入れて木の板を叩くと、籠がお店まで移動してお団子を乗せて再び戻ってきます。なかなかユニークですね。

人数分のお茶も付いてきて東屋の下でお団子と一緒にいただくことができます。絶景を眺めながらのグルメは最高の味ですね。非常に美味しいお団子なのでぜひオーダーしてみてはいかがでしょうか。


観光スポットは岩手のココ!

厳美渓

  • 住所
    岩手県一関市厳美町字滝の上地内
  • アクセス
    東北自動車道「一関IC」より8分

ドライブ旅の最後はやっぱり温泉!

かんぽの宿 一関

ドライブ旅の最後は温泉で締めくくりましょう。日帰り温泉を楽しむのは厳美渓から5分ほどドライブした場所にあるかんぽの宿です。かんぽの宿といえば比較的リーズナブルな料金で宿泊できる宿として有名ですね。このかんぽの宿は厳美渓のすぐ近くにあるため、この温泉宿をベースにして観光を楽しむ人も多くいます。

宿泊ももちろんおすすめですが日帰り温泉も大変魅力的です。体がよく温まるナトリウム-塩化物泉の天然温泉を大人800円というリーズナブルな入浴料で堪能できます。地元市民の多くもこの日帰り温泉を楽しんでいますね。

貸切家族風呂も人気!

お風呂は内風呂と露天風呂があり、どちらのお風呂からも栗駒山の素晴らしい景色が眺められます。特に岩風呂風の露天風呂は解放感いっぱいで最高の気分ですね。洗い場もたくさんあるので入浴客が多い日でも快適に過ごすことができます。

別料金を支払うとプライベートに温泉を満喫できる貸切家族風呂が利用できるので予約してみてはいかがでしょうか。バリアフリー仕様となっていて身障者でも温泉に入ることが可能です。ただ、貸切風呂は人気のためお出かけの予定が決まったならできるだけ早めに予約しましょう。

観光スポットは岩手のココ!

かんぽの宿 一関

  • 住所
    岩手県一関市厳美町字宝竜147-5
  • 電話番号
    0191-29-2132
  • 営業時間
    10:00~21:00
  • アクセス
    東北自動車道「一関IC」より7分

ドライブ旅で岩手の夏をエンジョイしよう!

出典:ライター撮影

今週は夏の岩手県を巡るドライブ旅をご覧いただきましたがいかがでしたか?自然豊かな岩手県には夏をエンジョイできる魅力の観光スポットが目白押しです。次のお休みは家族やカップルで岩手県にお出かけしてみてはいかがでしょうか。