おすすめの250ccネイキッド:はじめに
250ccのネイキッドバイクはカジュアルなスタイルでツーリングを楽しめるのがおすすめポイントです。バータイプのハンドルは初心者にも扱いやすいですし、自然な乗車姿勢は交通の流れを容易に把握できます。車種が多いのも250ccネイキッドの魅力です。
ここでは、初心者にも扱いやすい250ccのネイキッドバイクを紹介します。なお、この記事は2021年7月13日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
メーカーの傾向も参考に!
ここでは、国内メーカーの現行モデルから中古車在庫まで幅広く調査し、初心者向けの250ccのネイキッドを紹介します。ストリート向けの軽量な車種からスポーツタイプまで幅広く挙げ、初心者へのおすすめポイントを記載しました。
250ccネイキッドは人気のカテゴリーですので、メーカーの威信をかけて開発されることも多いですね。メーカーの特徴もまとめましたので、バイク選びの参考にしてください。
250ccネイキッド:ホンダ3選
ホンダはバイクの使用用途を限定せず、汎用性を重んじるバイクメーカーです。誰がみてもかっこいいと思えるデザイン、扱いやすさを重視したスペック、素直なハンドリングなどが特徴。初心者からベテランまで幅広く楽しめる要素が詰め込まれ、道具的な美しさも光ります。
車種は国内メーカーで最多です。万人から愛される方向性は刺激が少ないといわれることもありますが、バイク選びで失敗しにくいメーカーともいえます。
ホンダ1:VTR250
ホンダのVTR250は1998年の1月に販売が開始され、2017年モデルまで生産された250ccのネイキッドです。2009年には燃料供給装置をインジェクション化するフルモデルチェンジを受けました。
250㏄水冷DOHC4バルブの90°Vツインエンジンは均一にトルクを発生させ、スムーズで振動も少ないですね。剛性の高いフレームによく動くサスペンションを組み合わせた足回りが秀逸!乗り心地も良好です。
バランスに優れた250ccネイキッド
VTR250はバランスに優れたタイプの250ccのネイキッドです。ユーザーの使い方に寄り添ってくれるキャラクターはまさにホンダ!初心者の上達に合わせて楽しさを提供してくれます。車体がスリムですので、ストリートでも手ごわさを感じさせません。
現行モデルの250㏄ネイキッドではありませんが、中古車在庫は豊富です。派手にカスタムされた個体は少ないですし、コンディションに見合った価格で販売されています。
ホンダ2:CB250R
ホンダのCB250Rは2018年の5月に販売が開始された現行モデルの250ccネイキッドです。2019年の4月には足つき性を改善するマイナーモデルチェンジが施されました。クラシカルでありながら洗練されたデザインがかっこいいですね。
250㏄水冷DOHC4バルブの単気筒エンジンはオールラウンダーで、初心者でも扱いやすいですね。スポーツ性の高いハンドリングにも定評があります。
平均値に近い250ccネイキッド
CB250Rは250ccネイキッドのベンチマーク。スペックは現行モデルの250ccバイクの平均値にもっとも近いですね。これからツーリングのスタイルを確立していく初心者にとって頼もしい250ccネイキッドだといえます。
車両重量は144kgと250ccロードスポーツで最軽量。シート高はやや高いものの、ローダウンキットもあります。ローダウンはフロントヘビーなハンドリングを最適化するのにも有効です。
ホンダ3:CB250F
ホンダのCB250Fは2014年の8月に販売が開始され、モデルチェンジされることなく絶版となった250ccネイキッドです。CBR250R(MC41)とは兄弟車に当たり、250㏄水冷DOHC4バルブの単気筒エンジンは後発の人気車種に継承されました。
生産年数が少なかったこともあり、中古車在庫数は多くありません。しかし、走行距離が少ないコンディションの良好な個体が多く、コスパ重視の初心者におすすめです。
挙動が緩やかな250ccネイキッド
CB250Fは大らかなハンドリングがおすすめポイント。挙動が緩やかで神経質な印象がなく、初心者でも安心感も得られる250ccネイキッドです。
車体サイズや車両重量が平均値に近い車両重量以上に軽く感じられ、容易に取りまわせます。
ストリートファイター風ですが、乗車姿勢はスポーツネイキッド。ハンドル幅は広くなく、やや前傾する乗車姿勢ですので、長距離ツーリングで腕が疲れにくいですね。
250ccネイキッド:ヤマハ2選
ヤマハは流麗なデザインと接地感の高いハンドリングに定評のあるバイクメーカーです。その一方で、トヨタ2000GTのDOHCエンジンを開発・生産したり、フォーミュラ1へエンジンの供給をしたりなど、職人気質な性格もあります。
ネイキッドという言葉を初めてバイクに冠したメーカーなのですが、250ccネイキッドの車種は少なめです。しかし、海外モデルの輸入ネイキッドも注目されています。
ヤマハ1:MT-25
ヤマハのMT-25は2015年の10月に販売が開始された現行モデルの250ccのネイキッドです。2020年の3月にはフロントフォークを倒立化するマイナーモデルチェンジが施され、ハンドル位置も少し上げられました。
現行モデルはライバル車種を睨むような顔つきがかっこいいですね。お買い得感の高い旧型もおすすめ!旧型の中古車在庫は豊富ですし、基本スペックは現行モデルからほぼ変更されていません。
万能タイプの250ccネイキッド
MT-25はスポーツ性の高いエンジンを搭載しているものの、思いのほか万能タイプの250ccネイキッドで、ストリートでの扱いやすさも優秀です。
250㏄水冷DOHC4バルブの高性能な直列2気筒エンジンを搭載し、高速道路走行でも余裕があります。高回転型の面白いエンジンであるものの、神経質な雰囲気はありません。余裕のあるエンジンパワーが初心者のツーリングを快適にしてくれる250ccネイキッドだといえます。
ヤマハ2:XSR155
ヤマハのXSR155はタイヤマハで生産されている軽量でコンパクトな輸入ネイキッドバイクです。排気量は155ccで250ccではないものの、可変バルブ機構(VVA)を備え、低回転での扱いやすさと高回転での伸びを両立しています。
理論上の最高速度は6速10,000回転で135.1km/h、100km/hでのエンジン回転数は6速で6496回転です。高速道路走行でも余裕のあるネイキッドバイクだといえます。
デザインがかっこいい150ccネイキッド
XSR155はストリート系のスポーツレトロな雰囲気がかっこいいですね。初心者のバイク選びでもっとも重要なのはデザイン。かっこいいと思えるバイクは乗りたくなり、乗る回数が増え、自ずと上達します。
往年のヤマハ車を思わせるシルエット、軽量な車体、高性能なエンジン、ヤマハファン垂涎の要素を備えながらも、価格は50万円以下です。ストリートからツーリングまで卒なくこなしますので、コスパも優れています。
250ccネイキッド:スズキ4選
スズキはコンセプトが明確なバイクを開発するメーカーです。必要なものはてんこ盛り、不必要なものはバッサリ切り捨てます。使用目的に合ったバイクに出会うとスズキ車しか愛せなくなるほどです。
マニアックなイメージを持たれがちですが、個性の強いバイクが多いので、初心者でもバイクのタイプを判断しやすいですね。すき間産業も得意。他メーカーにはないタイプのバイクを開発し、人気車種を数多く生み出してきました。
スズキ1:GSR250
スズキのGSR250は2012年の7月に販売が開始され、2017年モデルまで生産された250ccネイキッドバイクです。車体サイズが大きく、車両重量も軽量ではありません。また、海外市場向けのデザインは賛否両論です。
しかし、ツアラーとしての資質は250ccネイキッドで最強!250㏄水冷SOHC2バルブのロングストロークエンジンは、人気車種となったGSX250RやVストローム250に引き継がれました。
安定感の高い250ccネイキッド
GSR250は低中回転域の豊かなトルク感と大らかなハンドリングに定評のある250ccネイキッドバイクです。スポーツ性やトップエンドのパワーは低いものの、法定速度内でラグジュアリーな走りを楽しめます。
大柄な250ccネイキッドですが、重心が低く、安定感がありますので、初心者でも扱いやすいですね。ツーリングメインの250ccネイキッドならイチオシでおすすめ!中古車在庫数は多く、価格もお手頃です。
スズキ2:ジクサー250
スズキのジクサー250は2020年の6月に販売が開始された現行モデルの250ccネイキッドバイクです。開発と生産はインド。国内で正規販売される前から人気が高まり、インド仕様も多く流通しています。
グラマラスでセクシーなデザインはスズキならではです。実車は画像より迫力があります。オイルジャケットをまとった250㏄油冷SOHC4バルブエンジンを搭載し、スペックは250ccバイクの平均値に近いですね。
上達した後も楽しめる250ccネイキッド
ジクサー250はスタンダートを目指して開発された250ccネイキッドです。高い基本性能やスムーズで振動の少ないエンジンが特徴。上達したあとも楽しめるスポーツ性を秘めています。
質感ではライバル車種のCB250Rに及ばないものの、コスパはジクサー250が優秀です。インドはバイクの燃費に厳しいお国柄ですので、燃費性能にも優れています。最低でも40km/L、上手に走れば48km/Lまで伸びるとのことです。
スズキ3:ジクサー150
スズキのジクサー150は2017年の1月に販売された現行モデルのネイキッドバイクです。2020年の3月には外装変更を中心としたフルモデルチェンジが施されました。現行モデルにはABSが装備されているものの、基本的なスペックはほぼ変わっていません。
搭載されているエンジンは250ccではなく154cc。空冷SOHC2バルブのシンプルな構造は車両重量の軽量化に貢献し、軽二輪ロードスポーツで最軽量です。
コスパ最強の150ccネイキッド
ジクサー150はトップエンドでのパワーが低く、高速道路での余裕も少なめです。しかし、極低速が苦手な初心者におすすめ!シート高はやや高いものの、搭載されているロングストロークエンジンは低中回転域で粘ります。
これで税抜き32万円はコスパ最強150ccネイキッド!インド仕様なら23万円から販売されています。ただし、インド仕様はスズキのサービスを受けられませんので、信頼できるショップで購入しましょう。
スズキ4:GSX150バンディット
スズキのGSX150バンディットはインドネシアで生産されているネイキッドで、国内で正規販売されていない輸入バイクです。
250ccではなく150ccであるものの、スポーツ性の高い水冷DOHC4バルブ単気筒の高回転型エンジンを搭載しています。
最高出力は19.2馬力/10500回転、理論上の最高速度は6速10500回転で133.1km/h、時速100km/hでのエンジン回転数は7889回転です。
高性能エンジンの150ccネイキッド
GSX150バンディットのスポーツ性が高い高回転型エンジンは初心者にとって手強いかもです。エンジンを回してトルクを稼ぐ乗り方をする必要があります。
しかし、ツーリング寄りのかっこいいスポーツネイキッドを求めるならおすすめです。高速道路での余裕もありますし、軽量でハンドル幅が短めの車体はストリートでも扱いやすいですね。
価格帯はジクサー150の輸入車と同等で、コスパにも優れています。
250ccネイキッド:カワサキ3選
カワサキに武骨なイメージを持つ初心者ライダーは多いことでしょう。エンジンフィーリングを重視するチューニングには定評があります。独自路線を好む傾向にあり、他メーカーの動向を相手にしない雰囲気から、漢カワサキのイメージは強いですね。
しかし、漢カワサキのフレーズ以上に、ツーリングバイクを開発するのが得意なバイクメーカー。ハイスペックなバイクであっても、荷物の積載性を重視する傾向にあります。
カワサキ1:現行Z250
カワサキのZ250は2019年に販売が開始された現行モデルの250ccネイキッドです。ハンドル幅の広いストリートファイターですが、デザインのまとまりはスポーツネイキッドに近いといえます。
高く盛り上がった燃料タンクの形状がかっこいいですね。ライトの位置が低く感じられ、疾走感のあるシャープなネイキッドに仕上がっています。しかし、過激な印象は少ないですね。初心者にも気負わずツーリングを楽しめます。
250ccネイキッド最速!
カワサキのZ250は250ccネイキッド最速!理論上の最高速度は6速12500回転で175.8km/hに達します。250㏄水冷DOHC4バルブの並列2気筒エンジンは37馬力と、250ccネイキッドで最強です。高速道路を利用したツーリングも楽々とこなします。
シート高はやや高いものの、250ccネイキッドにしては全長が短く(1900mm)、2気筒モデルとしては車両重量も軽量です(164kg)。
カワサキ2:旧型Z250
旧型Z250は2013年の4月に販売が開始され、2017年モデルまで生産された250ccネイキッドです。現行モデルにバトンを渡した今も人気があります。
旧型Z250の車両重量は軽量ではありません。また、理論上の最高速度は6速11000回転で150.3km/hで、2気筒モデルとしては標準的だといえます。しかし、現行モデルのZ250よりハンドル幅が短く、乗車姿勢は自然です。
扱いやすい250ccネイキッド
Z250の現行モデルと旧型は別物だと捉えましょう。しかし、新しいから優れていると捉えるのは早合点です。デザインの新鮮さでは現行モデルの250ccネイキッドに敵わないものの、実用性の高さや自然な乗車姿勢を踏まえて考えると、旧型Z250には今も価値があります。
しかも、旧型Z250は中古車在庫数が豊富です。手荒く扱われた個体は少ないので、250ccネイキッドを予算に合わせて選ぶのにもおすすめできます。
カワサキ3:Z250SL
カワサキのZ250SLは2016年の3月に販売が開始され、2017年モデルまで生産された250ccネイキッドです。
ライトウェイトスポーツのお手本のような250ccネイキッドで、スポーツ性ではZ250を上回るポテンシャルを秘めています。
250㏄水冷DOHC4バルブの単気筒エンジンを搭載し、最高出力は29馬力。理論上の最高速度は6速9700回転で144.7km/hとなかなかのものです。
ホットな走りが面白い250ccネイキッド
Z250SLは250ccネイキッドにスパルタンな走りを期待したいバイク乗りにおすすめです。Z250がツーリングタイプならZ250SLはファンライドタイプ。短いハンドル幅やスリムな車体がワインディングロードを面白いものにしてくれます。
単気筒エンジンは爆発間隔が広いので、滑りやすい路面でもグリップを確保しやすいですね。初心者がバイクの操る楽しさを学ぶには最高の仕上がりだといえます。
おすすめの250ccネイキッド:まとめ
250ccのネイキッドは車種が多く、タイプも千差万別です。ストリートでの扱いやすさを重視した車種から、高速道路で距離を稼げる車種まであります。初心者にとってバイク選びがもっとも難しいカテゴリーです。
でも大丈夫!バイクはデザイン重視で選びましょう。初心者のうちは慣れない操作に疲れます。そんなときに気持ちを励ましてくれるのはデザインです。かっこいいと思えるバイクはあなたらしさを引き出してくれます。
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