ダイワ バトルゲームOK ヤエン M
ダイワ 18 アオリトライアル 2500BR
ダイワ リバティクラブアオリ 2-51
ヤマシタ アオリヤエン M
アジ6匹入り [釣り餌(えさ) あじ サシエサ 冷凍エサ]
ヤエンの釣り方と一連の流れをチェックしよう!
初心者向けに釣りの流れと釣り方のコツを紹介
ヤエン初心者向け!初めてのヤエン釣りを成功させる、釣り方イメージと釣り方のコツをまとめてご紹介します。
いつアワセればいいのか、どのぐらい待てばいいのか、難しさを感じる釣りですが、一連の流れを予習しておけば当日はバッチリ!アオリイカがどんな行動をとっているのか、水中で起きることを事前に知っておけば急に走り出してもアタフタしません。アオリイカ釣り初心者の方は、ぜひ参考にしていてみてください。
ヤエンとは
アオリイカ狙いの泳がせ釣り!
ダイワ バトルゲームOK ヤエン M
今回ご紹介するヤエン釣りは、アオリイカを狙ったアジの泳がせ釣りです。
この釣り最大の特徴は仕掛けに掛け針がついていないことで、アオリイカがアジに食いついてから、掛け針の役割を果たす「ヤエン」を道糸に引っ掛けてイカまで送り込みます。
泳がせ釣り最大の強みである生き餌の動きを最大限引き出しつつ、違和感なくアオリイカに抱き込ませるこの釣法は、スレイカが増える春の大物狙いで非常に実績が高いです。
何が起きてどう釣れるのかを知っておくのがポイント!
釣り針にエサを付けてある程度オートマチックに魚が針掛かりする、という釣りではないので、釣れるまでの流れと海の中で何が起きているのかを頭の中でリンクさせておくことが、この釣りを成功させるための最大のポイントです。
アジを操作せず自由に泳がせるスタイルであれば、釣りの動作自体は難しくありませんが、アワセの早すぎ、遅すぎでイカがアジを離してしまったり、アタリ自体に気が付かなかったり、どこで何をしていいのかわかりにくい釣りでもあります。事前に釣りの流れを予習して、初めてのヤエン釣りを成功させましょう!
失敗も多い釣り
アオリイカがアジを食べるスピード、ヤエンの到達具合、大型アオリの走りなど、ヤエン釣りには不確定な要素があり、他の釣りと比べて仕方がない失敗が起きやすいです。何度か経験を積んでミスを減らすことはできますが、アタったアオリイカを100%キャッチすることはできません。
うまくいかなくても落ち込む必要はナシ!めげずに楽しく釣りをしましょう。アオリイカ狙い最強釣法と呼ばれるヤエン釣り、アタリの数は非常に多いです!
ヤエン釣りの流れを5つのステップで紹介!
一連の流れをチェック!
ここからは、ヤエン釣り一連の流れを5つに分けてご紹介します。
仕掛けを投入してからどんな反応があるのか、気を付けることや、水中で起きていることのイメージをチェックしてみましょう。事前に流れを掴んでおけば、初心者の方でも楽しく遊べます!
1.ヤエン釣りの流れ:エサの確認
アジは潜るかどうかがポイント
元気のいいエサを使うのが泳がせ釣りのポイント!ヤエン釣りも仕掛け投入前にアジの状態をしっかり確認しておきたい釣りです。
ポイントになるのはアジが潜るかどうかで、弱っているアジは潜らず浮いてしまいます。アオリイカにアジを見つけてもらうところからがヤエン釣りなので、アジが潜らない場合はお腹を押して空気を抜いたり、オモリを付けた針を刺して沈むように調整をしましょう。
アジが浮いている状態でずっと待っている、という状態はなるべく避けるのが釣り方のコツです。気になるときは見えるところで一度泳がせてみましょう。
仕掛け投入後の確認方法について
仕掛けを投入してからアジの状態を確認する方法は、ラインの張り具合を調整するのが簡単です。ラインにある程度張りがあれば、アジが泳ぐ動きが竿先に伝わって、ブルブル震えたり、グングンと動いたりします。
分かりにくい時は竿を少し立てながらリールをゆっくり巻いて、どの程度の負荷がかかっているかを確認してみましょう。浮いてしまっている時は水面をすべるように寄ってくるので、抵抗感が非常に小さいです。
自由に泳ぐアジは手前に向かって泳いでいることもあります。マメにラインの張り具合を確認すること、緩みすぎていればリールを少しだけ巻いて調整するというのも、ヤエン釣りの大きなコツのひとつです。
2.ヤエン釣りの流れ:アタリを待つ
アジの動きに注目!
ダイワ 18 アオリトライアル 2500BR
アタリを待っている間は、先ほどご紹介したようにマメにラインの張り具合を調整するのがコツ。アジの動きはずっと竿先に出続けるわけではありませんが、5分ほど全く動きが無いという時は竿で軽く引っ張って確認してみるべきです。
アタリを待つ間、アジはときどき竿先に出るような動きをしながら移動して、底付近で落ち着きます。
急に動きが鋭くなったら竿先に注目!
急に竿先がバタバタ揺れたり、グングンと引くような動きが出たら、アジが何かに襲われている合図です。
この状態はまだアジが逃げ回っている段階なので、竿先に注目しながら次のステップに移るのを待ちましょう。アジを襲っているのがイカなのか魚なのかはわかりませんが、多くの場合、アジが捕食されると動きが一旦穏やかになります。
3.ヤエン釣りの流れ:アオリイカのアタリ
ピタっと止まってグーンと引き出すのがアオリイカ
ダイワ リバティクラブアオリ 2-51
バタバタ暴れていた竿先がピタっと止まったら、アジが捕まって捕食された合図です。この後グーン、グーンと引いたら、アオリイカがアジを抱いています。魚は尻尾で泳ぎますが、アオリイカはジェット噴射で移動するので、引き方が非常に独特です。
ここで強く引っ張ったり、ドラグを絞めるとアオリイカは違和感を感じてアジを離してしまうので、しばらく待って自然に捕食される流れを演出しましょう。
アジが逃げる動きが竿先に出て、捕食されてピタっと止まってからアオリイカのアタリが出るというのが、ヤエン釣りの基本的なアタリの出方になります。
アオリイカの居食いに注意
多くのアオリイカはアジを抱いたまま移動してから捕食に入りますが、アタリ直後にその場で食べ始めるイカもいます。この場合は竿先にアジが逃げる動きが出て止まった後、竿先には何も動きが出ないので、イカがついているか釣り人側での確認が必要です。
そっと竿先が軽く曲がる程度に引っ張って、根掛かりに近いような重さを感じたらアオリイカがついている可能性大!アジが変な動きをしたら、しばらく待ってから竿でゆっくり軽く引っ張って確認、この動作も事前に覚えておきましょう。入れっぱなしにしてラインが緩んでいると、アジの逃げる動きを見逃してかじられっぱなしになってしまいます。
4.ヤエン釣りの流れ:じっくり待って食い込ませ
アジをかじりだすまで我慢!
アオリイカの捕食はいくつかのステップに分かれていて、最終段階に到達するまでじっくり待つのがヤエン釣りのコツです。魚のようにいきなり丸飲みにしないので、どんな風に捕食を行うのかもチェックしておきましょう。
①エサを見つけて捕獲
アオリイカは、アジを見つけると2本の長い触腕で捕獲を行います。エギングでは追いかけつつも手を出さない、このステップでは様子を見るような行動をとる時間が長いですが、泳がせ釣りのヤエンなら、違和感を与えることはほとんどありません。
②抱き込みと持ち替え
次の段階に移ると、アオリイカはアジを10本の腕でホールドし、頭と背中の間をかじれるように持ち替えを行います。アオリイカは必ずこの位置をかじろうとするのが特徴で、停止せずグーングーンと引いている時は、まだ頭の付け根をかじるところまで進んでいません。止まるまでじっくり待ちましょう。
③頭を落としてかじる
走りが止まったら、アジの頭を落とす段階に進んでいることが多いです。この段階まで進むと、アオリイカは捕まえたアジを食べることに強く執着するので、軽く引っ張る程度ではアジを離さなくなります。アジの頭を落として、食べ終わるまでに掛かる時間はアオリイカのサイズ次第です。
エサをかじりだしてから寄せてヤエンを入れるまで、アジを食べるのに夢中で離さなくなる時間は10分~20分程度とイメージしておきましょう。
止まって少し待ったら引っ張ってもOK!
捕食行動の前半、抱き込むところまでは違和感を感じるとエサを離し、かじりだしてからは執着して離さないというのがアオリイカの大きな特徴です。
アタリがあって動きが止まったら、かじる段階に進んだと判断してOK!余裕を持つために少し待ってから、寄せのステップに進みましょう。待つ時間は止まってから1分程度で十分。かじるまではプレッシャーをかけない、かじりだしたらプレッシャーをかける、初めてのヤエンを成功させるコツは、この独特な捕食動作を知っておくことにあります。
待ちすぎに注意
できるだけ待って食い込ませる方が離さないような気がしてしまいますが、待ちすぎにもリスクがあります。特に大型が多い春は要注意で、3kgなど超大型がヒットしていた場合は、一口が大きく捕食行動トータルの時間が短いです。
アオリイカは1年で1.5kg、2kgと成長する生き物。捕食行動に貪欲です。アジを掴んで縦向きに抱き込むところまで行けばなかなか離さないので、寄せの最中に食べ終わらないように思い切って勝負を掛けましょう!
5.ヤエン釣りの流れ:寄せとヤエンの投入
引っ張ってアオリイカを寄せよう!
ヤマシタ アオリヤエン M
アオリイカがアジをかじるところまで進んだら、ヤエンの醍醐味である寄せのステップに進みます。針が掛かっていない状態でアオリイカを引っ張りますが、ゆっくりやれば離すことはあまりありません!
走れば出る程度にドラグを絞めて、竿の柔らかさを使いながらジワジワ寄せましょう。もし途中でイカがエサを離してしまっても、死にアジの状態で同じ方向に投げ直すともう一度抱いてくるケースがあります。アオリイカから見て、逃げられたアジをもう一度見つけたという流れになるように演出しましょう!
ヤエンの投入はドキドキ!
アオリイカを寄せてからヤエンを投入し、アワセを入れてキャッチするというのがこのステップの基本的な流れです。どの程度寄せるのか、いつヤエンを入れるのかというのは、この釣りで一番難しいところ!根掛かりする場所があるかどうか、イカの活性など、上級者は経験則から投入のタイミングを決定しています。
今回は初心者向けなので、目安になるタイミングを一例としてご紹介します。まずは初心者向けのセオリーから、ヤエン釣りに慣れてきたら、釣り場や当日の状況に合ったタイミングを探してみてください!
寄せの目安は15m程度!
まずはアオリイカをどの程度まで寄せるのかについてです。投入距離は長ければ長いほどヤエンの送り込み、到達の認識が難しくなり、寄せすぎるとアオリイカにプレッシャーを与えすぎてしまいます。
目安と言われている距離は10m~20mで、おすすめは中間的な15m程度。ヤエンは道糸にアジを結ぶ釣りなので、糸の先端から15mのところにペンなどで色を付けておくとわかりやすくなります。
ヤエン投入時は竿の立てすぎに注意
道糸にヤエンを付けての送り込み、このステップで注意したいのは、竿の立てすぎと勢いのつけすぎです。
進みが悪く勢いをつけて送り込みたくなりますが、ヤエンがドスンとアオリイカに向かってくのはバラしの原因になります。竿は寝かせ気味に、ラインを張ったり緩めたりして、焦らず送り込みを行いましょう。
ヤエンがアオリイカに到達すると、ヤエンを見たアオリイカが警戒してグーンと数回走ります。これを到達の目安にして、余裕を持つために数回だけ送り込みを行ってからアワセてみてください!
ヤエンで死にアジを使う時は
死にアジでもチャンスアリ
アジ6匹入り [釣り餌(えさ) あじ サシエサ 冷凍エサ]
生きたアジの入手が難しかったり、用意した元気なアジを使いきってしまったときは、死にアジでのヤエンにチャレンジしてみましょう!
泳がない死にアジはアピール力に欠けるので、ルアーのように投げてから沈めて巻く、投げ直すと繰り返して動きを出していく釣り方がおすすめです。高速で巻く必要はないので、底付近でアジがヒラヒラ舞う程度をイメージしながら操作してみてください。アオリイカに見つけてもらうことができれば、チャンスは十分です。
アタリが多くて乗りが悪い日、粘って長時間遊びたい日は、かじられた死にアジを取っておく釣り方も検討しておきましょう。
死にアジの時も仕掛けは同じ
死にアジを使う時も、仕掛けやタックルはそのままでOKです。生きたアジと違って泳がず、底まで沈んで止まるという点だけチェックしておけば、あとは生きアジと同じ要領で遊べます。
死にアジでもにおいや味はしっかりあるので、抱かせてからのやり取りも同じイメージでOKです!
ヤエンでアオリイカをゲット!
釣り初心者にもおすすめの泳がせ釣り
生きアジの準備にハードルの高さを感じる釣りですが、ヤエン釣りは初心者の方でも意外に遊びやすい釣りです。アタリが多く、アオリイカの中には食べるのが遅い個体や、足元まで寄せてもアジを離さないような個体もいます。
コツはマメにラインのたるみを取ってアタリを見逃さないことと、アオリイカが今捕食行動のどのステップなのかを想像すること!アジをかじっていればなかなか離さないので、怪しい時は竿でそっとテンションを掛けてみてください!
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