上高地の環境やどんな場所なのかご紹介!
長野県にある上高地の気温と天気、どんな場所なのかについてご紹介した項目です。上高地にトレッキングや軽い散策によって、服装や装備の準備が異なります。ですが、天気や気温も視野に入れて服装や装備品の準備もしなければなりません。
自然と触れ合いながらの楽しいトレッキングになるように、上高地の気温と天気に沿った服装と装備品を準備しましょう。
上高地の場所
上高地は長野県の松本市にあり、飛騨山脈に属しています。特別名勝・特別天然記念物という名目で国の文化財に指定されたことでも有名です。上高地の自然豊かな環境は、ツアーも設けられているほどの絶景の観光スポットにふさわしい場所となっています。
山や川、さまざまな種類の動物や蝶や魚もいるので、自然の雄大さにも触れることができるスポットです。登山家だけでなく、旅行や写真を撮るのが好きな方、海外の方まで魅了しています。
天気が変わりやすいため服装などに注意!
きれいな山と川が織りなす絶景が有名な上高地は、長野県にある山岳景勝地となっています。山の天気はかなり不安定で、晴れ予報でも雨が突然降ってくることがありますが、まさに上高地も同じことが言えるのです。
上高地で散歩やトレッキングをする際は、天気が突然変わっても対応できるような服装と装備の準備をしなければなりません。暑さや寒さ、雨に対応できる服装を心がけましょう。
服装で体温調整する配慮が必要な気温
上高地は標高1500mあるため、夏でも地上より涼しい気温です。平均気温は8月でも23℃ほどととても涼しいですが、季節や天気によって体感気温が変わります。なので涼しいと言っても、きちんと水分補給や服装による体温調節は必要です。
日中Tシャツの服装で歩いていると汗ばむ程度に暑く感じますし、春と秋は特に、朝晩の気温は寒いくらいで日中は25℃を超えるといった具合に、寒暖差が激しい特徴があります。
上高地の季節ごとの気候や特徴
上高地の季節ごとの気候や特徴について月ごとに大きく分けて、上高地の季節ごとにみられる気候や特徴、自然の移ろいゆく姿について解説していきます。月ごとの季節や気候を知ることで、準備すべき服装のヒントも得ることが可能でしょう。
準備しなければならない服装のイメージが持てるようになるので、是非参考にしてください。
4~5月の上高地と服装
4~5月は春や初夏の季節ですが、上高地にはまだ雪が残っています。5月に近づくにつれ葉の色は新緑の春らしさも感じることができるので、リフレッシュできること間違いなしです。
ただ雪が残っているときは特に寒さも厳しいため、防寒着や寒さに対応できる服装の準備はしっかりしましょう。また、滑らないように雪靴を用意しておくとより安心です。
6~7月の上高地と服装
6~7月中旬は、トレッキングやハイキングに訪れる方がほとんどいない梅雨の時期です。葉の色も夏の色になってくるので、清々しい気分でトレッキングやハイキングが楽しめます。
晴れたときは気温の上昇や日差しも厳しくなるので、日差し・暑さ対策ができる服装の準備が欠かせません。ほとんど雨なので服装は雨具を身に着けてのトレッキングになりますが、雨が好きな方や静かなひとときを過ごしたい方におすすめの時期です。
7~8月の上高地と服装
7~8月の真夏の時期は、トレッキングやハイキングに訪れる方がとても多く賑わっています。透明度が高くきれいな雪解け水の川、朝早い時間帯では朝霧に包まれた上高地はとても幻想的です。
朝から夕方の時間帯までとどまる場合は、寒暖差が日中と比べると激しいので服装の準備に工夫がいります。また日差しもかなりきつくなるので、紫外線対策や帽子など紫外線対策ができる服装の準備があるとよいです。
9~10月の上高地と服装
9月中旬辺りから気温が急に下がり始めて寒くなってきます。この時期は、気温が下がると一気に紅葉が始まるので、黄色に染まった上高地の姿を観賞しながらトレッキングやハイキングができるため人気です。
移ろいゆく姿を見たい方は9月中旬、紅葉のピークを楽しみたい方は10月をおすすめします。気温は10℃いかないくらいの寒さになるので、防寒対策がしっかりできる服装の準備を必ずしましょう。
閉山は毎年11月15日
毎年11月15日は、山の中のトレッキングやハイキングが終了する上高地の閉山日です。閉山祭りが開催される日でもあり、訪れる人たちの無事や上高地やその周りの自然への感謝を伝え、来シーズンの安全などの祈祷をする日となっています。
寒さが厳しいので服装はしっかりと防寒できるものにし、雪による日差しの反射で眩しく感じるので、サングラスもあるとよいです。
11月15日~4月中旬の上高地と服装
閉山は4月中旬まで続きます。場合によっては変動することもあるので、確認してからトレッキングやハイキングをしましょう。冬の時期は雪が積もっているためかなり危険です。もし冬に上高地を訪れたい方は、ガイドさんがいるツアーを利用してください。
そして、少しでも危険と思ったら引き返して無理しないようにしましょう。服装は分厚い靴下やフリースなど、寒さに強い服装の準備が欠かせません。
【季節別】上高地のトレッキングにおすすめ服装
上高地のトレッキングにおすすめの服装を、春夏秋冬の季節別でご紹介します。上高地の天気や気温は不安定なので体温調節が難しいです。上高地に行くのであれば、時間によって変化する気温や天気にも対応できるように準備を進めなければなりません。
準備の参考になるように、上高地の天気や気温の特徴に沿ったおすすめの服装をご紹介します。是非ご覧ください。
過ごし方によってはNGの服装もある
上高地で軽い散策、または本格的にトレッキングをするのかによって、上高地での過ごし方によってはNGの服装があります。スニーカーやジーンズで行っても大丈夫なのか気になる方も多いでしょう。
結論をいうと、軽い散策で傾斜が緩やかなエリアで道が整備されていれば、スニーカーやジーンズでも大丈夫。NGになるのはトレッキングをする時で、動きにくいジーンズや足を守れないスニーカーはかなり危険です。
春・秋の季節におすすめの服装
上高地の春と秋の季節は、朝晩が少し寒く感じる気温になりますが、昼の時間は汗ばみやすいです。なので、上高地に春・秋に訪れる予定の方におすすめの服装は、半袖Tシャツまたは薄手のシャツ+ウインドブレーカーなどの軽い防寒着となっています。
プラスアルファで、インナーはきちんと汗を吸って速乾性があるものを選ぶと、昼の時間に汗をかいてもべたつくことなく快適です。もしウインドブレーカーがない方は、長袖のシャツでも構いません。
夏の季節におすすめの服装
夏の季節におすすめの服装といっても、初夏と真夏の時期では用意すべき服装が変わります。初夏であれば、半袖のTシャツに冷え込んだ時のフリースの準備をしておくのがおすすめです。
真夏は半袖のTシャツだけの準備を考える人が多いのですが、冷え込む時間帯に備えて薄手の長袖シャツか、ウインドブレーカーの服装準備をおすすめします。真夏といっても山の中なので、気温が下がると寒く感じて体が冷えるほどです。
冬の季節におすすめの服装
冬の山の登山経験者であることが前提になりますが、ー20℃の世界になるので、分厚い靴下やトレッキングシューズ、保温性が高い防寒着の服装準備をしましょう。他にもアイゼンなど雪の対策ができる服装や装備品も必要です。
※冬の山を登ったことがない素人の方は、上高地に登らないようにお願いします。
日帰りツアー時におすすめの服装
日帰りツアーで上高地を訪れる際のおすすめの服装は、季節別の服装とあまり変わりません。気温や天候の変動が激しいので、重ね着の服装で体温を調節できるような服装がおすすめです。
半袖のインナー、長袖のシャツ、防寒着、パンツは動きやすい服装のもの、トレッキングシューズの準備をしましょう。
上高地のトレッキングに必要な装備品を紹介!
上高地のトレッキングに必要な装備品について詳しくご紹介した項目です。持っていくべきか迷いやすいヘルメットや帽子などの服装についてや、雨具、食べ物や飲み物、日帰り・宿泊するときに準備するものについてご紹介しているので、是非ご覧ください。
ヘルメットや帽子は必要?
結論を言うと、ヘルメットと帽子どちらも必要です。上高地は紫外線や日差しが強いため、熱中症予防や紫外線対策として帽子は必要アイテムに入ります。ヘルメットに関しては、トレッキング中に注意すべき落石対策です。
特に「涸沢」に向かう予定の方は、途中で転落危険ポイントもあるため、身を守るためにもヘルメットは必須。トレッキング中は何が起こるかわからないので、きちんと身を守る服装の準備をしましょう。
雨具はカッパのみで十分!
トレッキングに関わらず、散策も含めて上高地を訪れる際の雨具はカッパのみで十分です。山は天気が不安定なので、晴れていたのに急に雨ということもよくあります。そのため雨具は必須ですが、折りたたみ傘は危険なのでカッパのみの準備で十分です。
カッパでもワンピースのように上下にセパレートしていないものはおすすめしません。山の中は安全のためにも動きやすさが大切。上下セパレートタイプのカッパを準備しましょう。
傘が危険な理由
雨具に傘をおすすめしない理由は、手がふさがることと雷の2つがあります。手がふさがると、足を滑らせたときなど身を守る体勢がとっさにできません。そして傘をさしていると雷が鳴っているときに落ちてくる危険があります。
動きにくいために身を守れない、また雷が落ちる危険から避けるためにも傘は危険なので、カッパを準備しましょう。
食べ物・飲み物
食べ物や飲み物は、疲れの回復や熱中症にならないためにも、しっかり準備することが大切です。糖分と塩分が摂れる食べ物や飲み物を必ず準備しましょう。疲れの回復や水分の吸収を促してくれます。
ただ食べ物の用意で気をつけて欲しいのが、生物や熱によって痛みやすくなるものです。食中毒を起こす危険があるので、暑くても傷まないものを準備しましょう。飲み物は上高地でも買うことができるので、もし忘れてたとしても大丈夫です。
薬やケガの手当てができるものを準備!
トレッキングをしていると、虫によるケガや転倒などによるケガを負うことは十分に考えられます。そのため、消毒液や包帯!絆創膏は持っていった方が安心です。また、普段薬を飲んでいる方は忘れないように準備しましょう。
また、蜂に刺された場合は流水で毒を洗い流す処置になるので、多めに水を持っていくことをおすすめします。
日焼け止めで紫外線対策を!
日の高さや標高が高くなるにつれ、紫外線を浴びる量が増えていきます。紫外線の浴びすぎは体にも毒です。しっかりと紫外線対策のために日焼け止めを準備しましょう。
因みに最近スプレータイプの日焼け止めがありますが、持っていくのはおすすめしません。3時間ごとに塗り直すのがベストなので、持っていってリュックの中で暑くなると、最悪爆発する可能性があるからです。必ず乳液タイプにしましょう。
タオルがあるとかなり便利!
タオルといえば、汗を拭くために持っていくイメージですが、実は使い道は他にもあり非常に便利です。タオルはケガをしたときの止血にも使えますし、寒いと思ったときの防寒対策や暑さ対策にも使えます。
寒さ対策ができる服装でも寒いと感じることもあるので、防寒などのためにもタオルは2枚ほど用意するのがおすすめです。
ゴミ袋は用途が広い!
ゴミ袋はゴミを入れる以外の用途があることをご存知でしょうか。実は、寒さをしのいだり、雨水から守ることにも役立ちます。カッパを持ってくるのを忘れた、バッグなど雨に濡れたくないものがあるときにゴミ袋が使えるので、是非3枚は準備しておきましょう。
保険証や身分証があると安心!
トレッキングやハイキングは、事故がおきたりケガをする場合もあります。上高地も例外ではありません。一部の場所では滑落や転落をする可能性があるポイントもあるので、100%安全とは言えないのです。
もし病院に運ばれるようなことがあったとき、保険証や身分証などがあれば、治療の負担が軽くなったり、家族や友達などに迎えに来てもらえる可能性があります。自分のためにもぜひ保険証や身分証は身に着けてください。
100円玉や10円玉などの硬貨
上高地のトイレは硬貨を入れて使用するものなので、多めに硬貨を持っていくことをおすすめします。飲み物を買ってお金がなくなったということがないように、小さい袋にトイレ用の硬貨を分けて入れておくと安心です。
必要に応じて準備を
紹介したもの以外にも、例えばカメラやガイドブックなどを持参してもよいです。季節によって変わる上高地の姿を写真におさめて思い出にするのもおすすめです。またガイドさんがいない場合は、ガイドブックを見ながらトレッキングやハイキングが楽しめる方法の1つになります。
宿泊する場合の装備品や衣類
上高地に宿泊する場合は、下着類やアメニティグッズ、シャンプーなどのお風呂セットの準備が必要です。また、上高地の星空が見たい方はポイントまで歩くと思うので、ライトも持参しましょう。
フェイスタオルや浴衣、歯ブラシは宿泊施設に準備されているので、持参するかしないかは各自判断で大丈夫です。
上高地の天気と季節に備えた服装で安全に
今回は、上高地におすすめの服装や天気、装備品などの準備物についてご紹介しました。上高地は寒暖差があるので、暑さと寒さに耐えられる服装の準備をしましょう。天気も不安定なので、雨具や日焼け止め、帽子なども必須です。
上高地のおすすめの服装を参考に、楽しいトレッキングや宿泊の時間を過ごしましょう。
他にも上高地について気になる方はチェック!
上高地の宿泊施設11個や人気のハイキングコース、上高地のキャンプ場といった、上高地に関する記事が他にもあるので、一緒にご紹介させていただきます。ぜひこちらもご覧ください。楽しい上高地での時間を過ごす助けになれれば幸いです。
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