花言葉とは
花言葉って聞いたことありますか?花言葉とは、種々の花に、それぞれふさわしい象徴的な意味を持たせたもののことです。国によって異なり、日本とその他の国では違う意味を持っていたり、1つの花に複数の花言葉があったりもします。今回は、そんな花言葉の中でも未来の『希望』を意味する、前向きになれる花々のご紹介です。
花をプレゼントする際、花言葉をメッセージとして伝えるのも人気なので、参考にしてみて下さい。
希望を意味する花言葉8選(春~夏の花)
1:希望を意味する花言葉「文目(アヤメ)」
まず最初にご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「文目(アヤメ)」です。日本での開花時期は、4月下旬~5月下旬ごろ。文目とは高さ30~60cm、葉はまっすぐに立ち、茎の先端に1~3輪の花を咲かせる多年草です。
名前の由来は、花びらに網目の模様があったことから、文目と呼ばれるようになったといわれています。日本では5月の端午の節句の時期に、特に人気のある花ですね。
文目(アヤメ)の花言葉
文目の花言葉とは、「朗報」「よい便り」「メッセージ」「希望」などです。文目には色別の花言葉もあるので、ご紹介します。紫色の文目の花言葉は「よい便り」という意味があり、白色の文目の花言葉は「純粋」「あなたを大事にします」という意味です。
全般的には「よい便り」「希望」という意味で使われることが多くなっています。相手に良いメッセージを伝いたい時に、ぴったりの花言葉です。
2:希望を意味する花言葉「サンザシ」
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「サンザシ」です。サンザシは成長すると樹高は1.5~3m程になり、花は独特の甘い香りがします。原産国は中国やヨーロッパで、日本での開花時期は5月~6月です。
サンザシの果実は食べることができ、生薬やドライフルーツ、お酒などの用途に使われています。
サンザシの花言葉
サンザシの花言葉とは、「未来の希望」「新しい光」「ただ1つの恋」「厳格」「成功を待つ」「慎重」です。サンザシの咲く5月が、1年の中で最も希望の光がある月であることから、「希望」「新しい光」などの花言葉がつけられました。
新生活の始まりの時に、新しい光や未来への希望が持てるように、という前向きな意味を込めてサンザシを贈るのがおすすめです。
3:希望を意味する花言葉「アイリス」
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「アイリス」です。アイリスとは、先ほどご紹介した文目と似た花で、同じアヤメ科の花となっています。ヨーロッパ原産の華やかな花で、日本での開花時期は4月~5月です。
アイリスの花言葉
アイリスの花言葉とは、「希望」「信じる心」「メッセージ(恋のメッセージ)」「吉報」「良き便り」「知恵」などです。アイリスにも色別の花言葉があります。白色は「あなたを大切にします」「純粋」「思いやり」、青色は「強い希望」「大きな志」「信念」、紫色は「知恵」「雄弁」という意味です。
いずれも前向きな花言葉であり、色別に違う意味を持っているので、さまざまなシーンで贈りものとしても人気があります。
4:希望を意味する花言葉「ガーベラ」
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「ガーベラ」です。ガーベラは花に詳しくない方でも、一度は名前を聞いたことがあったり、見かけたりしたことがあるのではないでしょうか。
日本での開花時期は4月~10月です。育てやすく、冬に一度枯れても、寒冷地以外であれば春になると再び芽が出てきます。いろいろな色のものがあり、万人受けしやすい花の形とアレンジのしやすさで、日本の花の中でも人気の高い花です。
ガーベラの花言葉
ガーベラの花言葉とは、「辛抱強い」「未来の希望」「常に前進」「光に満ちた」などです。このガーベラに託された花言葉は、ガーベラの花姿に由来していると言われています。ブーケや切り花に用いやすい花なので、他の花と組み合わせて未来への前向きなメッセージとして送ってみるのはいかがでしょうか。
5:希望を意味する花言葉「トルコキキョウ」
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「トルコキキョウ」です。トルコキキョウは、名前自体の知名度はあまり高くないのですが、日常から冠婚葬祭などの様々なシーンで幅広く使われている人気の花で、きっと目にしたことがある人も多いはず。
日本での開花時期は5~8月です。大きくて華やかで、日持ちもしやすいので、日本の花の中でも人気があります。
トルコキキョウの花言葉
トルコキキョウの花言葉とは、「優雅」「すがすがしい美しさ」「希望」「永遠の愛」「花嫁の感傷」「感謝」です。トルコキキョウにも色別の花言葉があり、紫色は「希望」、青色は「あなたを想う」、白色は「思いやり」、ピンクは「優美」、緑色は「良い語らい」となっています。
伝えたいメッセージによって、色を選んでみるといいでしょう。
6:希望を意味する花言葉「ペンタス」
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「ペンタス」です。ペンタスの原産は熱帯アフリカ、アラビア半島で、丈は30cm~50cmほど。花は星形で直径1cm未満の小さな花ですが、傘状に30輪程咲くので華やかさがあります。
日本での開花時期は春から秋と長く、夏の暑さにも負けない花なので、花壇に利用されることが多いです。寒さは苦手ですが、5度以上を保つことができれば、冬を越すこともできます。
ペンタスの花言葉
ペンタスの花言葉とは、「希望がかなう」「願い事」です。ペンタスの花びらは星形なので、その姿から、流れ星に願い事をする、という意味でつけられました。未来への希望を持ち、願い事も叶えてくれそうな、素敵な花言葉ですね。
夢の成功に向けて頑張っている人、願い事をしている人への贈りものにおすすめします。
7:希望を意味する花言葉「カルミア」
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「カルミア」です。カルミアのつぼみは金平糖のような形をしていますが、開花すると平べったい五角形の皿のような形になります。
カルミアの原産地は、北ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域で、原産地では樹高10m程になりますが、日本では1~3m程にとどまります。日本での開花時期は5月上旬~6月中旬です。
カルミアの花言葉
カルミアの花言葉とは、「優美な女性」「大きな希望」です。この花言葉は、傘のような形をした花が日傘をさしているように見えることから、つけられました。他にも、「さわやかな笑顔」「にぎやかな家庭」という意味もあります。
8:希望を意味する花言葉「ハナビシソウ」
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「ハナビシソウ」です。ハナビシソウは、アメリカ・カリフォルニアの州花で、日本での開花時期は4月中旬~7月中旬となっています。開花時期が長く、丈夫で手入れもしやすく初心者でも育てやすい花です。
盃状に大きく開く花びらは、日中は開いていますが、夜間や雨が降った時は閉じています。
ハナビシソウの花言葉
ハナビシソウの花言葉とは、「富」「成功」「希望の持てる愛」「私の希望を入れて下さい」「私の願いを聞いて」「私を拒絶しないで」「和解」「希望」です。「私の希望を入れて下さい」「私の願いを聞いて」という意味を持っているので、頼みごとをする時の贈りものとして、ハナビシソウを選んでみてはいかがでしょうか。
希望を意味する花言葉2選(秋~冬の花)
1:希望を意味する花言葉(スノードロップ)
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「スノードロップ」です。スノードロップとは、冬の終わりから春先にかけて花を咲かせ、冬の終わりを告げ春を知らせる花としても知られています。
寒い冬のガーデニングでも大活躍です。直射日光に弱いので、木陰や木の下に植えると花が長持ちすると言われています。
スノードロップの花言葉
スノードロップの花言葉とは、「希望」「慰め」「楽しい予告」です。日本での開花時期は、2~3月ごろ。白くて小さい花ですが、冬の寒さにも負けず前向きに花を咲かせるその姿から、希望の光のようなメッセージ性があると言われています。
寒い季節でも、健気に頑張って咲いている花を見ることで、見ている人が前向きになれたり、夢の成功に向けて努力する力がわいてくるでしょう。
2:希望を意味する花言葉「アネモネ(白)」
続いてご紹介する、希望を意味する花言葉を持つ花は「アネモネ(白)」です。アネモネは、古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場しています。ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域が原生地で、日本での開花時期は2~5月です。
日本では水はけと日当たりのよい場所に植え、肥料を与えすぎなければ、植えっぱなしにしていても何年も花が咲く、管理のしやすい花になっています。
アネモネ(白)の花言葉
アネモネ(白)の花言葉とは、「真実」「期待」「希望」です。アネモネには、他に赤色、紫色があり、赤色の花言葉は「君を愛す」、紫色の花言葉は「あなたを信じて待つ」となっています。アネモネ全般の花言葉としては、「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」です。
外国の花言葉で「希望」の意味を持つ花
ここからは、日本の花言葉以外で「希望」の意味を表す花言葉を持つ花を2種類ご紹介します。花言葉は国によって異なるので、同じ花でも、日本の花言葉とは違った意味を持っていることがあります。花を贈る際の参考にしてみて下さい。
マツ
マツは、インドネシアからロシアやカナダの北極圏が原産地の花で、日本での開花時期は4月~5月となっています。マツの英語の花言葉は「pity(哀れみ、同情)」「hope(希望)」で、日本の花言葉は「不老長寿」「哀れみ」「同情」です。
オーニソガラム
オーニソガラムはヨーロッパ、アジア、南アフリカが原産で、日本での開花時期は4月~8月となっています。オーニソガラムの英語の花言葉は「purity(純粋)」「reconciliation(和解)」「hope(希望)」で、日本の花言葉は「純粋」「才能」です。
「希望」以外の前向きな花言葉
ここからは、「希望」以外の前向きな花言葉を持つ花をご紹介します。「栄光」「願い」「未来」「成功」「夢」「思い出」「元気を出して」「幸せは必ず来る」など、前向きなメッセージを持つ花言葉ばかりなので、花をプレゼントする時の参考にしてみて下さい。
カキツバタ「幸せは必ず来る」
まず最初にご紹介するのは、カキツバタです。カキツバタはアヤメ科の植物で、日本での開花時期は5月~6月となっています。カキツバタの花言葉は「幸せは必ず来る」です。落ち込むことがあって暗い未来しか想像できない、と言う時に、カキツバタを贈ってもらうと希望の光が見えてきそうですね。
月桂樹(ローリエ)「栄光」
続いてご紹介するのは、月桂樹(ローリエ)です。月桂樹は初めて聞くけど、ローリエなら聞いたことがある、と言う方も多いのではないでしょうか。月桂樹の葉は、カレーなどの煮込み料理の香りづけに人気のローリエです。
月桂樹の花言葉は「勝利」「栄光」「栄誉」となっています。古代ギリシアで、月桂冠を勝利や栄光のシンボルとして使用していたことから、「栄光」などの花言葉がつけられたそうです。
アマドコロ「元気を出して」
続いてご紹介するのは、アマドコロです。アマドコロはの花はスズランに似た花で、白い小さな花が下向きに垂れ下がった状態で咲きます。アマドコロの花言葉は「元気を出して」「心の痛みが分かる人」です。
友人や家族を励ましたいけど、なんて言ったらいいのか分からない…そんな時には、明るい未来を願い、アマドコロの花言葉でメッセージを伝えてみるのもいいかもしれません。
グラジオラス「思い出」
続いてご紹介するのは、グラジオラスです。グラジオラスは夏の花壇に人気の球根の花で、花色、花びらの咲き方、花の大きさが種類豊富で、バリエーションに富んでいます。グラジオラスの花言葉は「楽しい思い出」「努力」「誠実」「思い出」などです。
ニゲラ「夢で逢えたら」「未来」
続いてご紹介するのは、ニゲラです。切り花や園芸でも人気のニゲラですが、古代エジプトではスパイスとしても人気があり、料理にも用いられていました。ニゲラの花言葉は「未来」「夢で逢えたら」「夢で逢いましょう」です。
サザンクロス「願いを叶えて」「遠い思い出」
続いてご紹介するのはサザンクロスで、サザンクロスの花言葉は「願いを叶えて」「まだ見ぬ君へ」「光輝」「遠い思い出」です。この花言葉は、サザンクロスの花の形が星のような形をしていることが由来とされています。
まとめ
今回は希望を意味する花言葉、希望以外の前向きな意味を持つ花言葉についてご紹介させていただきました。希望の意味を持つ人気の花や、前向きなメッセージを持つ花がたくさんありましたね。素敵な未来への願いや、夢の成功の願いを込めて、これらの花を贈ってみてはいかがでしょうか?
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