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【フィッシング入門】ホビーカヤックとは?おすすめモデルの価格や車載方法もご紹介!

カヤックはパドルを使い両手で漕いで前進する方式のほかにも、ホビー社により開発された足で漕ぐホビーカヤックがウォタースポーツや釣りなどで人気となっています。今回は、このホビーカヤックの仕組みや特徴、車載方法、おすすめのモデルなどをご紹介していきます。
2022年1月10日
fumiyama
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この記事で紹介しているアイテム

HAIGE ハイガー エレキモーター

ホンデックス(HONDEX) 魚群探知機 PS-611CN

ホビーカヤックとは?

カヤックの歴史

カヤックは、元々はグリーランドやアラスカ、エスキモーが住むカナダ北部などの寒冷地域で、主に狩猟や移動の手段として使われていた小舟を指して呼んでいました。

また同じ小舟でも、ポリネシア地域で発展してきたカヌーがありますが、こちらはオープンデッキスタイルとなっています。一方、カヤックは高い波の中でも沈没せず機動性を保ち、また乗っている人が冷たい水に晒されることを避けるために、クローズドデッキスタイルとして進化してきました。

カヤックはウオータースポーツとして発展!

近年になってカヤックは、パドルと呼ばれる櫂やエレキモーターよる簡易船外機を使い川や海、湖へ漕ぎ出し自然を楽しむ釣りや水上アクティビティが盛んとなってきました。さらにオリンピックの第11回ベルリン大会からは正式種目になったという歴史があります。

最近では手漕ぎやエレキモーターで動くカヤックに加えて、ホビー社によって足で漕ぐカヤックが開発され「ホビーカヤック」と呼ばれ、ウオタースポーツや釣りに大いに使われるようになり人気となっています。

足漕ぎカヤックの出現!

今回は、このホビーカヤックの仕組みや特徴、車載方法、おすすめのモデルなどを解説していきますので、今後のホビーカヤック購入などの際の参考としてください。(なお、当記事は2022年1月9日現在の情報を元にしています)

ホビーカヤックの開発経緯や仕組み

1950年の夏休みのある日、若き日のホビー・アルターは米国カルフォルニア、ラグーナビーチ近くの自宅のガレージで、バルサ材を使った9フィートの美しいサーフボードを友人のために作りました。

その後、このサーフボードはスムーズな波乗りができると評判となり、また口コミでも広がりホビーの元にこのサーフボードの製造依頼が殺到し、ここからホビーのサーフボードのホビー(HOBBY:趣味)がビジネスとして成り立つようになっていきました。

足漕ぎホビーカヤックの開発

さらに1958年に、友人と一緒に世界初となるフォームとファイバークロスを使ったサーフボードを開発し大変人気となり、ホビーはサーフボードをメインとしたマリンスポーツのホビー社を立ち上げました。

時は移り、1997年にホビー社はそれまでパドルを使って漕ぎ進むカヤックに替わり、世界で初めてのペダルを漕いで進むカヤックを開発・製造し「ホビーカヤック」と名付け売り出し評判となりました。

ホビーカヤックはフィンを使って前進!

この「ホビーカヤック」の開発にあたり、ホビー社の開発スタッフはペンギンの泳ぎに注目し、ペンギンがどのように泳ぐかを注意深く徹底的に観察し、試行錯誤を繰り返した結果、開発されたのが「ミラージュドライブ」という水中推進機でした。

この推進機はペンギンのような2枚のフィンとペダルの付いている形状となっており、これをカヤックの前方にある穴からフィンの方を水中に下ろし固定します。

ホビーカヤックの推進力は強力!

そして左右のペダルを前後に動かすとフィンが水中でペンギンのフィンのように動き、効率的にカヤックを前に進めるという画期的な仕組みとなっています。

このミラージュドライブの推進力はとても強力で、2人乗りのパドルで漕ぐカヤックと船尾をつないで引っ張り合いをしても、2人乗りのカヤックを引っ張るほどの推進力を持つと言われています。


ホビーカヤックの特徴

①スピードが速く、疲れない!

ホビーの足漕ぎカヤックの特徴としては、シートが付いており座りながら足で漕いで、移動できるので体力を消耗することが少なく楽に釣りなどが楽しめます。またパドルを使う手漕ぎカヤックに比べ、圧倒的にスピードが速く、音も静かでパワーがある点です。

さらに足で漕ぎながら手がフリーの状態で釣りができるので、ポイントを攻めやすく、多少の向かい風でも魚の群れを追いながらポイントに向かいぐいぐい進めるので断然有利です。

②カヤックのシートは快適

ホビーカヤックに装備されているシートは大きめのサイズとなっており、漕ぎ手に合った体勢に調整できますので長時間ペダルを漕いでいても疲れることがなく安定性もあり快適です。

またシートはメッシュ状になった素材を使っていますので、長い間シートに座っていてもムレることが少なく快適です。

③方向転換はラダーを使用

ホビーの足漕ぎカヤックの動力となるミラージュドライブは直進しかできないので、カヤックの船尾にはラダーが着いており、左舷にあるラダーハンドルを操作して左右に舵をとります。足で漕ぎながら左手で方向を調整して前進し、右手でロッド操作ができるので効率的なフィシングができると評判です。

さらにオプションでカヤックから両サイドのせり出しているサイドフロートを着けることもできますので、多少波がある時でもカヤックの安定性が向上し安心です。

④ターボフィンでさらにパワーアップ

足漕ぎカヤックでは、動力となるミラージュドライブをカヤック前方に開いている穴に上からガチャッとさし込むとセット完了です。陸上や浅い所ではフィンが下にぶつかるので、ある程度水深のある場所まで行って装着することになり、出発時には付属のパドルが必需品となります。

また別売りのターボフィンを装着することにより、推進力が大きくアップしますので、ある程度ホビーカヤックに慣れてきたら、このターボフィンを装着することをおすすめします。

ホビーカヤックの車載方法

①車載のために準備する物

カヤックを車にのせる際には、まず土台となる「ベースキャリア」を車の屋根に取り付けます。ベースキャリアは通常2本のバーと車に固定して取り付ける部品のシンプルな構造です。

またカヤックをベースキャリアに固定するロープ「タイダウンベルト」も必要となります。これらはカヤックをキャリアに固定させる重要なベルトなので、長さは4m以上のものがおすすめです。ベースキャリアなどはカー用品販売店などに種類もたくさん揃っていますので、直接見て選びましょう。

②カヤックの車載方法

まず車の後ろの地面にカヤックに傷を付けないように柔らかいマットのようなものを敷きます。カヤックの船尾をその上に置き、車に一度立て掛けて、船尾を持ち上げてキャリアーに載せ、その後タイダウンベルトでしっかり固定しましょう。

また車にカヤックを立て掛け、載せる際には車に傷がつかないように、古毛布やシートなどで覆うとよいでしょう。

③その他の運搬方法

ホビーカヤックを車の屋根に載せて運ぶ方法の他に、専用のキャリアーを用意しその上にカヤックを載せ、車で引っ張って行く方法があります。この方法ですと、地面からの高さもさほどありませんので、カヤックを楽に載せたり降ろしたりすることができ便利です。

またカヤックを海や川の水辺まで楽に運べるカヤックカート(下画像)もありますので、販売店などでチェックしてみてください。


ホビーカヤックのオプショナル装備

エレキモーター

HAIGE ハイガー エレキモーター

出典:楽天
電圧12V
出力500W
変速ギア前進5速、バック3速
シャフトの長さ915mm
本体重量7.1kg

ホビーカヤックに別売のエレキモーターを搭載することにより、推進力を増すことができ釣りの範囲を拡げることができます。またペダルで漕ぐ負担を減らすことができますので、その分フィッシングに集中できると人気です。

こちらのハイガー(HAIGE)のエレキモーターは海水にも対応していますので、カヤックに取り付けて海釣りも楽しめます。12Vの外付けバッテリーに接続し、前進5速、バック3速の性能があり、小回りも効きますのでフィッシングの魅力が倍増です。

魚群探知機

最近、ホビーカヤックに魚群探知機を装備している釣り人が多く人気となっています。これは魚のいる場所を表示してくれる機能はもちろんですが、その他に水深も表示されるので、水深の浅い場所でカヤックの座礁やミラージュドライブの損傷を防げるので便利です。

またエレキモータ―のバッテリーと併用している場合はバッテリー残量も表示され、さらにGPS機能により常に現在地が分かるので、特に潮の流れが速い海でフィッシングする場合などに有効で安全性も向上します。

ホンデックス(HONDEX) 魚群探知機 PS-611CN

出典:楽天
タイプ5型ワイドカラー液晶
本体寸法(mm)W173×D191×H173
本体質量約0.7kg
消費電力0.3A/12V

ホビーカヤックのおすすめモデル3選

①ホビーカヤック「ミラージュ パスポート12(MIRAGE Passport 12)」

「ミラージュ パスポート12」は、カヤックの長さが12フィートとなったモデルで、長くなった分最大積載尾量も181kgまで増えています。

デザインはシンプルですが以前のモデルと同様に、フィッシング用のロッドホルダーが2ヶ所標準装備されており、ミラージュドライブは2021年新モデルのキックアップフィンに仕様変更されています。

フィッシングに最適!

また座席は軽量で大きめのメッシュ素材を使っており座り心地もよく安定性もあり、長時間の水上移動でもまたムレることが少なく、釣りなどの ウォータースポーツが楽しめます。

また「Mirage Drive MD18」へのレベルアップもできるようになっており、快適な足漕ぎカヤック性能とフィッシング用に配慮されたデザインが評判です。

【ホビーカヤック・ミラージュ パスポート12の仕様】

ホビーカヤック仕様
長さ 3.66メートル
0.86メートル
重量 31kg
最大積載量 181kg
価格 286,000円

②ホビーカヤック「ミラージュ リンクス(MIRAGE Lynx)」

「ミラージュ リンクス」は、ホビーの足漕ぎカヤックの中でも長さが3.35メートル、重さが約20kgという軽量、スモールサイズ設計となっていて持ち運びや車載が楽な点が特徴です。また軽量ながらも船体幅が少し広めのもデザインとなっていて安定性も増して、操作性も抜群のカヤックとなっています。

キックアップフィンは前進と後進が可能な「MirageDrive180」を搭載しており、リンクスの滑らかな船体がスピード感のある最高の乗り心地を実現しています。

【ホビーカヤック・ミラージュ リンクスの仕様】

ホビーカヤック仕様
長さ 3.35メートル
0.91メートル
重量 約20kg
最大積載量 158kg
価格 458,700円


③ホビーカヤック「ミラージュ アイテレック9(MIRAGE ITREK9)」

「ミラージュ アイテレック9」は、ホビーのカヤックシリーズの中でも9kgという最軽量で長さも2.87mというコンパクトサイズのモデルです。またカヤック本体は折りたたみができる画期的なデザインとなっています。

運搬は車輪付きの箱型トラベルケースが標準装備なので、車載も楽でカヤックの置き場も小スペースで済みます。

折りたたみで車載も楽!

使用する際には、ハンドポンプによりエアーを充填する方式となっており、シートは快適なリクライニング式で座面の高さも調整でき、長時間のフィシングも快適に楽しめます。車のトランクにも収納できるので、旅行やキャンプなどどこにでも持っていきたいカヤックです。

【ホビーカヤック・ミラージュ アイテレック9の仕様】

ホビーカヤック仕様
長さ 2.8メートル
1.0メートル
重量 9kg
最大積載量 約158kg
価格 374,000円

ホビーカヤックのレンタルも視野に!

ホビーの足漕ぎカヤックを使ってフィッシングしたいけど、安い買い物ではないので何となく躊躇する方もいらっしゃると思います。このようなケースではレンタルで試してみるという方法もおすすめです。

レンタルですと価格も安く、いろいろなタイプの足漕ぎカヤックを実際に使うことができ、自分に合ったカヤックを見つけることができます。また操作方法や身に着けるものなども教えてくれますので、初心者の方はチェックしてみてください。

ホビーカヤックで釣りを楽しもう!

「【フィッシング入門】ホビーカヤックとは?おすすめモデルの価格や車載方法もご紹介!」の記事はいかがでしたでしょうか?カヤックはパドルを使って漕ぐ方法やエレキモーターによりスクリューを回して前進する方式に加え、足で漕ぐホビーカヤックも評判ですね。

このホビーカヤックは種類もたくさんありますので販売店などでチェックし、釣りやウオータースポーツなどを楽しんでください。

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