GoPro・HERO8
GoPro・HERO9
GoPro・HERO10
GoPro・MAX
アウトドアで話題のカメラの画角を説明!
GoProとは
GoProはマリンスポーツや登山、マウンテンバイクなどのハードなアウトドアで活躍する人気ツールの一つです。小型・軽量ながら4K画質以上を高速で撮れるだけでなく、アクセサリ類が豊富なのも特徴で、他社製品と比較しても高評価の製品になります。
GoProにはラインナップが豊富!
2005年に第1弾が発売されて以来、GoProには多彩なラインナップが登場しています。現在でも入手しやすのはHERO8・BLACKからHERO10・BLACKまでの3種とGoPro・MAXの合計4種類です。
HERO10は今年の9月に発売された最新製品で、MAXは2つのレンズで360度を網羅できるのが特徴になります。そんなGoProの製品ごとの画角について、比較をしながら説明します(本記事は2021年12月9日の情報をもとにしました)。
GoProの画角の選択肢や大きさを解説!
ここではGoPro・HEROの画角に関してまとめてご紹介します。GoPro・MAXについては、「GoPro・MAXの画角を解説!」の章で個別に説明しますので、そちらをご参照ください。
HEROシリーズ共通の画角のラインナップ!
GoProは通常より画角が広い魚眼レンズを搭載し、デジタルレンズという電子的な機構で画角を設定する仕組みです。主なHEROモデルには最大5種の画角があり、ディスプレイで簡単に設定ができます。
「SuperView」は超広角で、「広角」は全モード対応の通常画角、「リニア+水平維持」や「狭角」は魚眼の歪みを補正しているのが違いです。ちなみに、視野範囲についてGoProが公開しているのは焦点距離のみで、小さいほど画角が大きい傾向があります。
画角の種類 | 焦点距離 | 備考 |
SuperView | 16mm | GoPro・HEROの最大画角 |
広角 | 16~34mm | 全モード対応の通常画角 |
リニア | 19~39mm | 歪みが少ない |
リニア+水平維持 | 19~39mm | 傾きも補正(HERO8には無し) |
狭角 | 27mm | 最も狭い |
GoProの画角の大きさについて
下でご紹介するようにGoProの画角の種類は、画像サイズやフレームレート(1秒間に撮る静止画数)、画像の縦横比によって制限される仕組みです。
また、具体的な画角の値は、手ブレ補正のモードによっても多少異なります。日本総代理店のタジマモーターコーポレーションの公式サイトによると、SuperViewの横方向の画角は約120度、広角が90度から120度、リニア(リニア+水平維持)が70度から90度の範囲、狭角は70度程度が目安です。
GoPro・HEROの画角を解説!
GoPro・HERO8の画角は?
GoPro・HERO8
GoProのHERO8・Blackは2019年10月に発売になった製品で、最新のイメージセンサにより、1200万画素の静止画と、最大で4Kの画像を60フレーム/秒で撮影できます。
水深10mまでの防水機能があり、手のひらサイズですが、直接自撮りスティックやクリップなどに固定できる、フレームを標準装備するのも魅力です。「HyperSmooth2.0」という高性能の手ブレ補正機能により、スムーズな映像が楽しめます。
セッティングごとに選べる画角を解説!
このGoProを使って静止画を撮る場合、選べる画角は広角・リニア・狭角の3種類です。動画については下の表のように解像度やフレームレート、縦横比により、設定できる画角が違います。
例えばSuperViewにできるのは最大画質が4Kで、フレームレートは30以下です。また、広角のみが使えるモード(2.7K・120)や、広角・リニアが使えるモード(4K・60など)などと、細かく設定されているのが特徴になります。
解像度 | フレームレート(60Hz時) | 縦横比 | 画角 |
4K | 60 | 16:9 | 広角、リニア |
4K | 30・24 | 16:9 | SuperView、広角、 リニア |
4K | 30・24 | 4:3 | 広角、リニア |
2.7K | 120 | 16:9 | 広角 |
2.7K | 60・30・24 | 16:9 | SuperView、広角、 リニア、狭角(全種類) |
2.7K | 60 | 4:3 | 広角 |
2.7K | 30・24 | 4:3 | 広角、リニア、狭角 |
1440p | 120 | 4:3 | 広角 |
1440p | 60・30・24 | 4:3 | 広角、リニア、狭角 |
1080p | 240 | 16:9 | 広角 |
1080p | 120・60・30・24 | 16:9 | 全種類 |
GoPro・HERO9の画角は?
GoPro・HERO9
2020年9月に発売された製品です。最大で2000万画素の静止画を撮影できるほか、ビデオは最大で5Kの映像を30フレーム/秒で取得できます。また、高性能な画像処理「Hyper Smooth3.0」により、映像がさらにスムーズなのも魅力です。
従来のGoProシリーズよりは少し大型ですが、フロントディスプレイが標準で装備され、確認しながらの撮影ができるのも大きな変更点になります。
セッティングごとに選べる画角を解説!
このGoProも静止画で対応できる画角はHERO8と同じ3タイプです。動画については下の表にまとめました。広角から狭角までの範囲は全モードで設定可能で、前モデルのHERO8と比較しても幅広い対応です。
また、SuperViewに対応できるのは最大4K画質で、30フレーム/秒以下での使用になります。さらにこのGoProには「MAXレンズモジュラー」なる別途購入のマウントがあり、155度の超広角で使用することも可能です。
解像度 | フレームレート(60Hz時) | 縦横比 | 画角 |
5K | 30・24 | 16:9 | 広角、リニア、 リニア+水平維持、狭角 |
4K | 60 | 16:9 | 同上 |
4K | 30・24 | 16:9 | SuperView、広角、リニア、 リニア+水平維持、狭角(全種類) |
4K | 30・24 | 4:3 | 広角、リニア、リニア+水平維持、狭角 |
2.7K | 120・60 | 16:9 | 全種類 |
2.7K | 60 | 4:3 | 広角、リニア、 リニア+水平維持、狭角 |
1440p | 120・60・30・24 | 4:3 | 同上 |
1080p | 240 | 16:9 | 同上 |
1080p | 120・60・30・24 | 16:9 | 全種類 |
GoPro・HERO10の画角は?
GoPro・HERO10
このGoProは2021年9月に発売されたばかりの最新機種です。静止画の最大23メガピクセルで、新たに開発した「GP2」というプロセッサーの搭載により、4K画質を120フレーム/秒で撮影し、新しいブレ機能・HyperSmooth 4.0にも対応します。
さらに、水平維持機能も前モデルの27度から45度とへと高性能化し、激しいアクションに対応可能になりました。サイズは前モデルと同様で、その場で映像確認できるディスプレイが付いています。
セッティングごとに選べる画角を解説!
静止画で選べる画角は他のGoProと同じく3種類です。動画のモードと画角との関係は下の表のようになります。
前モデル(HERO9)と比較すると、全てのモードでSuperView 以外の全画角に対応できるのは同じですが、4K画質の場合、60フレーム/秒でもSuperViewが使えるのが違いです。また、このGoProも「MAXレンズモジュラー」なるマウントと互換性があり、155度の迫力のある映像が楽しめます。
解像度 | フレームレート(60Hz時) | アスペクト比 | 画角 |
5.3K | 60・30・24 | 16:9 | 広角、リニア、 リニア+水平維持、狭角 |
5K | 30・24 | 4:3 | 同上 |
4K | 120 | 16:9 | 同上 |
4K | 60・30・24 | 16:9 | SuperView、広角、 リニア、リニア+水平維持、狭角(全種類) |
4K | 60・30・24 | 4:3 | 広角、リニア、 リニア+水平維持、 狭角 |
2.7K | 240 | 16:9 | 同上 |
2.7K | 120・60 | 16:9 | 全種類 |
2.7K | 120・60 | 4:3 | 広角、リニア、 リニア+水平維持、 狭角 |
1080p | 240 | 16:9 | 同上 |
1080p | 120・60・30・24 | 16:9 | 全種類 |
GoPro・MAXの画角を解説!
GoPro・MAXの画角は?
GoPro・MAX
GoPro・MAXは2019年の10月に発売になった製品で、GoPro・Fusionという360度対応機種の後継モデルです。前モデルになかった液晶ディスプレイが追加され、映像を見ながらの操作や撮影が可能になりました。
静止画は最大16.6メガピクセルで撮影できて、5.6K 30でのビデオ撮影ができます。また、通常の360度モードだけでなく、2枚レンズの片方だけを使うことにより、GoPro・HEROと同じような使い方も可能です。
セッティングごとに選べる画角を解説!
このモデルの静止画モードはHEROシリーズとは異なり、選べる画角はMax SuperViewと広角という2種です。Max SuperViewは名前のとおり、HEROシリーズの最大画角(SuperView)よりさらに大きい仕様で、広角は焦点距離で考えるとHEROシリーズの最大画角に相当します。
HERO モードは1080pと1440pの2種類の解像度があり、選べる画角は下表のようになります。また、360 度モードでは5.6Kの高解像度が標準です。
画角の種類 | 焦点距離 | 備考 |
MaxSuperView | 13mm | GoProの最大画角 |
広角 | 16mm | 焦点距離はHEROのSuperViewと同じ |
リニア | 19mm | 歪みを補正 |
狭角 | 27mm | 視野最小 |
高性能カメラでアウトドアを満喫!
GoProの画角について、現在も入手しやすい4つのモデルを例に解説しました。4Kの高解像度でも30フレーム(HERO8・9)や60フレーム(HERO10)の高速撮影ができるのも人気点です。
また、特殊なマウントを使えば155度の広角撮影も可能で、GoPro・MAXなら360度のダイナミックな映像を楽しめます。高性能で厳しい環境にも耐えられるGoProを入手して、アウトドアをより充実させてみてはいかがでしょうか?
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