カブトムシファンにのおすすめの餌がある！
昭和の時代、カブトムシは昆虫の王様でした。近年はクワガタに人気が押されがちですが、やはり、長く伸びた角を構えたカブトムシは昆虫の主役です。
そんなカブトムシを自分で飼育するとなると最大の課題が餌になります。カブトムシに少しでも長く生きてもらうために、最適な餌は何がよいのか、飼育環境も勘案しおすすめの餌を紹介します。
カブトムシを知りましょう！
自然環境で育つカブトムシは体調が3~8cmで、主に本州、九州、四国から最近は北海道にも生息しています。日本のカブトムシは1種と思われがちですが沖縄には沖縄カブトムシという別種も存在するので注意は必要です。カブトムシのオスには角がありますが、メスにはありません。
カブトムシの一生
カブトムシのオスとメスは7~8月に交尾をしてメスが腐葉土の中に卵を産みます。卵は8~9月になると孵化し、1cmほどの幼虫が出てきます。幼虫の好物になる食べ物は腐葉土で、腐葉土を食べながら幼虫は脱皮を2度行い成長するのです。
カブトムシは地中の生活が長い！
冬の間は土の中で越冬し、3回目の脱皮をして翌年の5~6月にサナギになります。サナギになってからなってから約2~3週間で新成虫になり、新成虫になってからも約1~2週間地中で生活し、その後地上に出てきて、樹木で蜜を吸うカブトムシを目にするのです。
カブトムシは自然界でも約1年の寿命
カブトムシは卵から数えても約1年ほどしか生きていません。成虫になってからも長く生きても2~3月ほど。そこで、少しでも長く生きてもらうために餌が重要になってきます。
カブトムシが好む好物の食べ物のあげ方を工夫すれば、冬場の12月くらいまで生きることもあるだけに餌は重要です。まず、おすすめの餌選びから紹介します。
カブトムシのおすすめの餌とは？
野生のカブトムシはクヌギやコナラの木から出る樹液をなめています。この樹液には糖分が含まれタンパク質も含まれていて、カブトムシの活力源になっているのです。そのような樹液と同じ成分を含んだ食べ物がカブトムシの餌になります。
カブトムシの餌➀：昆虫ゼリー
カブトムシを飼う時のもっとも簡単な餌が、市販されている昆虫ゼリーです。カブトムシが好む食べ物と同じように糖分やタンパク質などをゼリー状にしてパックしています。
最近の昆虫ゼリーは研究がすすみ、栄養バランスを考えるだけでなく、カブトムシが積極的に好む食べ物になるよう改良がされているものがほとんど。販売ロットも1袋30~50個ほどで、日本のカブトムシ1頭であれば、1袋で2ヶ月程度の量になります。
カブトムシの餌②：果物
カブトムシの餌になる果物もあります。中でもおすすめはバナナとりんごです。甘くて水分が多くない果物がカブトムシの餌に最適。りんごもバナナも比較的価格が安く、りんごはカットしたときの切れ端などでも餌として十分に対応可能です。
カブトムシの餌③：野菜
昭和の半ばまではカブトムシの餌といえばスイカやキュウリで、キャベツを食べさせる人もいました。カブトムシはスイカやキュウリやキャベツも食べるのです。
しかし、スイカやキュウリやキャベツなど水分の多い野菜は餌としては向いていません。水分の取り過ぎはオシッコの量が増え飼育環境の悪化も早く、水分の多い野菜は避けることをおすすめします。
カブトムシの餌④：黒砂糖と焼酎
カブトムシの餌を手作りすることもできます。黒砂糖と焼酎もカブトムシが好物で好んで摂取する食べ物。
水と黒砂糖を溶かして焦が付かないように注意して、とろっとするまで煮詰めます。そこに焼酎とはちみつを投入してかき混ぜ、冷やして出来上がりです。このように昆虫ゼリー以外にも、工夫することでカブトムシが好んで食べる餌はできます。
カブトムシの餌おすすめ9選
カブトムシの餌の中でも、入手が楽で価格も安く手軽に取り扱え、あげ方も楽な昆虫ゼリーがおすすめです。昆虫ゼリーはさまざまなメーカーが取り扱っていますが、全く異なるような材料や製法で作られる餌はありません。
また、ゼリーは個包装なのでワンシーズしか生きないカブトムシには便利な餌になります。そんな人気の昆虫ゼリーを厳選し、9点の紹介です。
カブトムシの餌➀：KBファーム プロゼリー
KBファームのプロゼリーは1個16gのゼリーが100個入りのセットで、商品の総重量は1.65kgです。
昆虫ゼリーの決定版といわれる高栄養、高タンパクで、カブトムシにもクワガタにも最適な餌になります。バナナ味がベースのゼリーで動物性タンパク質も含まれ、糖質各種にビタミン、ミネラルも効率よく配合された人気商品です。
KBファーム プロゼリーの口コミ
ユーザーは「KBファームプロゼリー」のあげ方を工夫し、半カケをカブトムシに与えると3時間で食べつくしたそうです。ためしに、100均のゼリーをカブトムシに与えると食欲が急激に落ちたようで、「KBファームプロゼリー」の性能の確かさが確認できたという口コミになっています。
かぶとむしに、ゼリーカッターで半分にして、半かけを１匹ずつ、２日に一度与えている。3時間くらいで食べつくしてしまう。
ためしに百均の16グラムゼリーを使ってみた。とたんに、かぶとむしたちの食欲が目に見えて落ちた。
カブトムシの餌②：フジコンワイドカップ樹液の森
「フジコンワイドカップ樹液の森」はゼリー状で広口のワイドカップスタイルの形状です。カブトムシのオスのツノやアゴが邪魔にならずに食べられるデザインになっています。
黒糖タイプで栄養価が高く、昆虫類に元気を与えるゼリーです。原材料はグルコース、ガラクトース、トレハロース、果糖液糖などが主成分で、1個が16g、100個入セットで販売しています。
フジコンワイドカップ樹液の森の口コミ
口コミでは「フジコンワイドカップ樹液の森」は、水分が漏れることなく、カップのふたが開けやすいという点が一番のおすすめポイント。ゼリーが食べやすい形状ということもあって、飼育しているカブトムシやクワガタがよく食べるという高評価の口コミです。
普通形状のカップゼリーよりも、食べやすそうですし、よく食べています。
何より、開けやすいのが一番よかったです。
カブトムシの餌③：フジコンワイドカップ消臭アミノゼリー
「フジコンワイドカップ消臭アミノゼリー」は、1個が16gのゼリー30個入り。オスのツノや大アゴがあたりにくく、食べやすい広口ワイドカップです。
大豆アミノ酸配合でカブトムシに有用とされる植物性タンパク質が多く含まれ、飼育ケース内のニオイを弱める効果も期待できます。
フジコンワイドカップ消臭アミノゼリーの口コミ
「フジコンワイドカップ消臭アミノゼリー」を100均の餌と比較すると、食いつきは断然よくなっています。ケース内に水分もこぼれず臭いもなく、9月になればカブトムシの寿命の時期ですが、それでもフジコンの消臭アミノゼリーを食べ続けているという高評価の口コミです。
そういえば百均のゼリーは全く手をつけられなかったりしますが、このゼリーは毎日規則正しく食べます。もう9月後半のヨボヨボ個体なのに。広浅カップだし、果汁液ダレや臭いも少ないので、マット直おきしちゃってます。
カブトムシの餌④：フジコン ワイドカップ バイオゼリーPRO50
「フジコンワイドカップバイオゼリーPRO50」は広口のカップに入った、1個16gのゼリー状のカブトムシやクワガタに最適な餌になります。
昆虫が食べやすいようにデザインされた広口ワイドカップで、さまざまな栄養素を付加し、多くの栄養が必要になる外国産の昆虫にも使えるハイグレードタイプです。
フジコンワイドカップバイオゼリーPRO50の口コミ
「フジコンワイドカップバイオゼリーPRO50」は過剰な水分の液だれもなく、衛生的というコメントです。さらに、ユーザーはオオクワガタに餌として与えると、食いつきがよく短期間で完食するほどで星5つの評価を下しています。
シールをはがした時の液だれが全くなく、衛生的。以前使用していたものはオオクワガタが完食するのに2-3日かかっていたがこの製品は1-2日で完食するぐらい食いつきがよいです。
カブトムシの餌⑤：マルカン 昆虫ゼリーサムライ BIG48
ペットフードの老舗・マルカンにもカブトムシやクワガタ用の餌があります。老舗企業だけに長年にわたる生体研究の結果が蓄積され、昆虫がマルカン製の黒糖ゼリーを好むことを発見しました。また、昆虫の飼育に最適なトレハロースも配合されています。
マルカン昆虫ゼリーサムライBIG48の口コミ
ユーザーはカブトムシ飼育のプロといえます。それだけに多種類の昆虫用の餌を使用した結果、カブトムシが「マルカン昆虫ゼリーサムライBIG48」を一番好んで食べることを発見しています。さらに、価格も低く抑えられている点を重宝していると高い評価です。
仕事の副産物でカブトムシを毎年200匹ほど飼育しています。
色々試しましたが、これが一番食いつきがよく、値段も安く重宝しています。
カブトムシの餌⑥：KBファーム すこやかゼリーカブトムシ用
埼玉県秩父郡にあるKBファームの「すこやかゼリーカブトムシ・クワガタ用16g×100」は、100個入りの大型セットで、昆虫が元気を取り戻せる高タンパクを使い、好んで食べる天然果汁を強化し、低糖タイプに仕上げた純国産の昆虫ゼリーです。
昆虫が好むゼリーで、クワガタの食い付きが良いという口コミもあります。また、コストパフォーマンスが抜群で、液垂れが少ない形状も人気の一因です。
KBファーム すこやかゼリーカブトムシ・クワガタ用の口コミ
ユーザーは餌のあげ方にも気を使っていて「KBファーム すこやかゼリーカブトムシ・クワガタ用」を与えると、食欲が止まらないくらいよく食べています。100均の餌に比べると食べっぷりは大きく違い、長生きを期待するという口コミです。
よっぽど美味しいんですね。ガツガツ本当に良く食べてくれます。昨年は100均で買ったものをあげていましたが、今年は品質にこだわって選びました。食べっぷり、違うものですね。元気で長生きするかもしれません。
カブトムシの餌⑦：九十九里クワガタファーム99プロティンゼリー
九十九里クワガタファームは長年昆虫ゼリーにこだわりを持って製品を開発している企業です。そんな会社の「99プロティンゼリー」は、天然果汁から各種タンパク質に、必須アミノ酸、トレハロースなどをバランス良く配合しています。
「99プロティンゼリー」は高品質国産ゼリーにこだわる方におすすめで、液だれもない扱いやすいタイプ。タンパク質が多めなので、孵化を目的に飼育する方に向いています。
九十九里クワガタファーム99プロティンゼリーの口コミ
「九十九里クワガタファーム99プロティンゼリー」の口コミは短いコメントながら的確な評価のコメントといえます。ストレートにクワガタがよく食べるプロティンゼリーで、ユーザーは星5つの高評価のレビューです。
コクワガタ飼育に購入しました。よく食べます
カブトムシの餌⑧：マルカン消臭バイオハイパーゼリー
大手フードメーカーのマルカンの「消臭バイオハイパーゼリー」はライラックのよい香りが、飼育ケース内の昆虫のいやなニオイを緩和してくれる製品です。
また、ゼリーにはプロテインが配合されていて、飼育している昆虫の健康改善に機能し、効果を発揮してくれる最適な餌になります。
マルカン消臭バイオハイパーゼリーの口コミ
ユーザーは「マルカン消臭バイオハイパーゼリー」のライラックの匂いが強いと感じていますが、カブトムシの食欲に影響なくきちんと食べてくれているそうです。30個セットは1匹だけを大切に飼育していると、ちょうどよい数量になるというレビューになっています。
ライラックフレーバーによるものなのか個別包装を開けたとき化粧品のようなにおいがします。品質には問題はなく、ちゃんと食べてくれてます。
ブリードや何匹も買うならもっとコスパのいいものが有りますが、1匹だけしか飼っていない自分にとってはこの量がちょうどいいです。
カブトムシの餌⑨：昆虫ゼリー濃厚タンパク プロテインゼリー
「昆虫ゼリー濃厚タンパク プロテインゼリー」は、クワガタやカブトムシ用の濃厚たんぱくプロテイン含有の昆虫ゼリーで、クワガタムシ菌床専門メーカー・ブリーダーズ・ファーム社が販売しています。
濃厚タンパクプロテインゼリーは、たんぱく質が必要になるカブトムシの産卵前後の栄養補給に最適。成分はスクロールやフルクトースにカリウム、マグネシウムなど、11種類以上も入っている昆虫ゼリーなのです。
昆虫ゼリー濃厚タンパク プロテインゼリーの口コミ
ブリーダーズ・ファーム社は昆虫用の餌の開発を重ねているだけに、昆虫が進んで食べる成分が入ったゼリーで、カブトムシもクワガタもとびっきり食いつきがよく、買ってよかったというユーザーの率直な口コミです。星5個の高評価になっています。
カブトムシのオス・メスともに食いつきが良く、買って良かったと思いました。
カブトムシを飼って身近で自然を楽しもう！
カブトムシが好んで食べる餌について、人気の昆虫ゼリー9種類を採り上げ、ゼリー以外で餌になる好物の果物についても紹介しました。最近は子供さんだけでなく大人の昆虫ファンも多数で、そんな人々の中でカブトムシは人気です。
昆虫の王様・カブトムシは餌選びや餌のあげ方を工夫すると、12月近くまで生きます。オスとメスを飼育して繁殖させることも可能です。カブトムシを部屋で飼って小さな自然を大いに楽しみましょう。
カブトムシの餌が気になる方はこちらをチェック！
カブトムシの好物を多数含有する昆虫ゼリーから、昆虫ゼリー以外の餌として果物などの食べ物のあげ方にも触れました。さらに、人気の昆虫ゼリーを9
種類採り上げています。
最近の昆虫ゼリーは自然界の餌に近づけ、そこに高エネルギーの栄養分を付加し、カブトムシが好む餌に仕上げました。そんな昆虫ゼリーやゼリー以外のカブトムシの餌が気になった方には下記の記事のチェックをおすすめします。
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