ニジイロクワガタは人気で飼育しやすい!
ニジイロクワガタは、見た目がきれいで小型のクワガタです。クワガタと言えば、ミヤマクワガタやノコギリクワガタ、ヒラタクワガタなどが有名ですが、クワガタやカブトムシブームの際にニジイロクワガタに注目が集まりました。
今では、お店でクワガタが買える時代なので日本に生息していないクワガタや昆虫が簡単に手に入ります。ニジイロクワガタもそのひとつで、見た目のきれいさと外国産というのが人気の理由に拍車がかかったのでしょう。
なぜニジイロクワガタは飼育しやすいの?
ニジイロクワガタが他のクワガタに引けを取らないくらい人気になったのは、飼育しやすいということが挙げられます。暑さにも寒さにも比較的強いので、日本の環境でも十分に飼育ができるのがメリットです。
また、寿命も長いのと産卵数が多いことも飼育しやすいと考えることができるでしょう。さらに値段も案外安く、成虫・幼虫どちらも購入することが可能です。これらのことを踏まえて国内ではニジイロクワガタを飼育する人が急増しています。
ニジイロクワガタの基本情報
和名 | ニジイロクワガタ |
学名 | Phalacrognathus muelleri |
英名 | Rainbow beetle |
産地 | オセアニア |
ニジイロクワガタが日本に輸入されたのは、1999年でした。有名なヘラクレスヘラクレスやギラファノコギリクワガタのような外国産のクワガタに先駆けて輸入されています。
当時は外国産ということもあり、値段が高かったのですが、飼育や繁殖が容易だったため今では比較的安い値段で買うことができます。また、原種は捕獲が禁止になったりしているため、国内で出回っているニジイロクワガタは日本で繁殖されたものがほとんどです。
ニジイロクワガタの寿命
ニジイロクワガタの寿命は、成虫になってから約1年から2年といわれています。他のクワガタは年を越すのが難しいといわれていますので、ニジイロクワガタは寿命が長いクワガタになるでしょう。
幼虫期間は約半年から1年前後です。また、ペアリングは成虫になってから3~4か月くらいで可能なので、幼虫から飼育していると最長で約3年間は楽しめるでしょう。管理方法や環境を整えてあげれば、ペアリング成功率も高くなるはずです。
ニジイロクワガタの増やし方
ニジイロクワガタを増やしたいときは、成虫のなったペアのニジイロクワガタを購入しペアリングさせてあげます。ペアリングできるのは成虫になってから3~4か月以降ですが、どのくらい成長したかわからない時はメスの上にオスをのせてみましょう。
ペアリングが確認出来たら、オスを別のケースに移しメスの様子を見てください。マットや木をかじっている兆候があったら、メスも別のケースに移して孵化するのを待ちます。そうすると繁殖成功です。
オスとメスの相性が悪かったら?
ニジイロクワガタをペアで買って同じケースに入れたとき、たまにけんかをするニジイロクワガタもいます。これは人間と同じであまり相性が良くありません。長く同じケースに入れておくと、どちらかがケガをすることもあります。
そういう時は、あきらめて別々のケースに入れてください。基本的にはお店でペアを買うとき、相性がよいクワガタ同士がペアになっているので問題ありません。どうしてもけんかしてしまうときは、別の相手を探してあげてください。
ニジイロクワガタの値段
今では、昆虫専門店へ行かなくてもニジイロクワガタは入手することができます。大型のホームセンターへ行けば、オオクワガタやカブトムシと一緒にニジイロクワガタが売っているはずです。
しかし、ニジイロクワガタの幼虫となると難しいかもしれません。昆虫専門店やインターネット通販で探した方がすぐ手に入るでしょう。成虫が一匹だいたい2千円前後に対し、幼虫は千円前後。幼虫の方が安いですが、菌糸セットに入った幼虫の方が飼育が簡単にできます。
WD(ワイルド)という表記の意味
クワガタを買うとき、たまに「WD」という表記がある個体があるのをご存じですか?。これは、「ワイルド」と読み野外で活動している虫のことを言います。人間が故意に養殖せず、自分の意志で地上にでて活動している虫のことを呼びます。
残念ながら、ニジイロクワガタはワイルドの状態で輸入してくることはほとんどありません。どこかで繁殖させて販売しているので、値段が安く購入できるのでしょう。
ニジイロクワガタの飼育方法
次に飼育方法を紹介します。本記事では、成虫の飼育方法ではなく幼虫の飼育方法をメインに紹介するので間違えないようにしてください。幼虫から飼育すると、成虫を経て寿命になるまで約2~3年飼育することになります。
そこで、産卵も視野に入れて幼虫期間に必要なもの、成虫になってからの管理方法を詳しく説明するので、ぜひ参考にしてください。
必要なもの
ニジイロクワガタが幼虫の時に必要なものは、飼育ケースとマットもしくは菌糸が入った瓶です。幼虫が黒っぽい色をしているなら、菌糸瓶の真ん中に幼虫が入る大きさの穴を開け入れてあげます。
まだ白っぽい幼虫の場合、マットで管理し、黒くなったら菌糸瓶にいれてください。温度は23℃~25℃を保ちます。また、飼育するときは必ず一匹ずつ別々の容器に入れてください。
成虫の際に必要なものは?
成虫になった時に必要なものは、飼育ケース、マット、のぼり木、枯葉などの転倒防止剤、昆虫ゼリーです。ニジイロクワガタを飼育する際、コバエが発生することもありますので、防虫シートも用意しておくと良いでしょう。
マットは、ホームセンターでも売っているクヌギで十分です。複数のニジイロクワガタを同じ飼育ケースで飼うのは可能ですが、メスが逃げ回ったりけんかするようであれば別に飼育してください。
幼虫期間の飼育
ニジイロクワガタの幼虫期間は、ほとんど管理するだけでお世話をすることはありません。白い幼虫はマットで生長を観察しなければいけませんが、菌糸瓶で飼育しているニジイロクワガタはだいたい1か月半に1回菌糸を交換しましょう。
また、白い菌糸が茶色くなるとニジイロクワガタが菌糸を食べているということなので、瓶の中身の色も交換の目安になります。あとは蛹になって孵化するまであまり動かさず生長を観察してください。
幼虫は何度も脱皮する
インターネット通販でニジイロクワガタの幼虫を購入する時、「1令~2令」と記載されていることがあります。これは、幼虫の段階が3段階に分かれていることをいいます。卵から孵化したてを1令幼虫と呼ぶのです。
そして脱皮をして次の段階に入った幼虫を2令幼虫と呼びます。通常ニジイロクワガタは3回脱皮をするので、最後の脱皮をしたものを3令幼虫と呼び、そのあと蛹化する準備に入るのです。
ニジイロクワガタのペアリング
ペアリングは、ニジイロクワガタのオスとメスを同じ飼育ケースに入れて行います。成虫になってすぐにはペアリングしませんので、成熟したニジイロクワガタになったらペアリングさせましょう。
ニジイロクワガタはほとんどありませんが、オスがメスを傷つける行為をすることがありますので、その時はゴムチューブなどをクワに取り付けてください。あとは、昆虫ゼリーにオスとメスをのせておくなどしてペアリングする状況を作ってあげましょう。
産卵方法
ニジイロクワガタを幼虫から成虫に生長させたら、産卵に挑戦してみてはどうですか?産卵セットという最初からすべて必要なものが揃っているセットも販売されています。産卵セットを使わなくても、飼育箱、マット、産卵木、ろ過した水を用意すれば問題ありません。
産卵木は害虫がついている場合があるので、水できれいに洗って木の皮を削ったら2~3日くらい日陰で乾かしてください。そこにニジイロクワガタのメスを入れて産卵を待ちます。
ニジイロクワガタを飼育する時の注意点
温度調節に注意
どんな種類のクワガタを飼育するときは、温度管理に注意が必要になります。ニジイロクワガタは熱さや寒さに強いといわれていますが、30度以上になったりマイナス温度はさすがに過酷な温度です。
23度~25度くらいで管理できれば十分ですが、季節によって寒暖の差が激しい地域は、パネルヒーターを使ってみて下さい。サーモスタッド付きのパネルヒーターもあるので、温度を一定に保つことができます。
飼育環境に注意
ニジイロクワガタの幼虫を飼育する際、飼育環境に気を付けなければいけません。菌糸瓶に入れて飼育するときは、菌糸を交換する以外はむやみに動かさないようにしましょう。成虫するまで弱くて柔らかいのでなるべく日陰で飼育してください。
成虫の飼育の場合、直射日光に当てないのとコバエを繁殖させないようにすることが大切です。マットや枯葉を入れていると湿気などでコバエが発生します。水カビにも注意しましょう。
ニジイロクワガタを飼育して夏を楽しもう!
クワガタやカブトムシは夏の風物詩でもありますが、幼虫期間が約1年もあるのに寿命が短いです。しかし、ニジイロクワガタは他の昆虫よりも寿命も長いため、2,3回一緒に夏を楽しむことができるでしょう。
今では親子でニジイロクワガタを飼育して楽しむことができます。温度と飼育環境に注意して飼育すれば、産卵セットで何年も楽しむことができるでしょう。子供の自由研究にもぴったりなので、ぜひこの夏はニジイロクワガタの飼育で夏を満喫してください!
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また、クワガタとカブトムシでは飼育方法が少し違うので、どちらも飼育したいと思ったら、ぜひ2種類を比較してみて下さい。

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