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リトープスの育て方講座!開花の仕方や時期、脱皮中の水やりの注意点も解説!

リトープスは少し変わった植物で脱皮を繰り返し増えていいきます。植え付けや日常的な手入れといった基本的な育て方と開花時期で注意することなどリトープスの管理方法をご紹介しましょう。特に脱皮時の水やりタイミングなど水分管理方法でお悩みの方必見です。
2021年6月23日
佐藤3
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目次

はじめに:リトープスの上手な育て方

開花時期も楽しみな多肉植物リトープス

出典:https://photo-ac.com/

リトープスは小さな小石のような見た目の多肉植物。100円ショップなどで売られていることもあり、そのためか若い方からご年配、
男性女性問わず多肉ファンから人気があります。

多肉植物の管理は一般的に簡単といわれますがリトープスに関しては少し育て方にくせがあるので、知らずに育てていると花が咲かない・枯れてしまった・大きくならないなど問題がおこることも。しかし上手に育てると、植え替えて個数を増やすこともできるかわいい植物です。

リトープスの水やり管理など詳しく解説!

少しコツが必要なリトープスのできるだけ簡単で失敗しにくいお手入れの方法や大きく成長させるための肥料のやり方・脱皮時の水やりの仕方と、はじめてリトープスを育てる人にも役立つ育て方解説をいたします。

リトープスについての事前知識

リトープスの育て方の前にまずは基本情報や花の咲き方・大切なこの植物の休眠期についてお話します。育て方だけを見るのもよいですが基本を知っておくとなぜここでこのお世話が必要なのか、やってはいけない時期おこないたいタイミングがわかりやすくなるでしょう。

リトープスの基本情報

出典:https://photo-ac.com/

科・属 ハマミズナ科リトープス属
原産地 南アフリカ
英語名/学名 Messembryanthemum/Messembryanthemum
育て方難易度 普通(コツが必要)

リトープスの本名はメセン

英語名や学名に含まれるメセンブリアンセマムという単語から、この植物の本来の名前は日本ではメセン呼ばれる仲間です。しかしこのメセンという名前で呼ばれることはまれで、一般的には属名であるリトープスが流通名となっているのがほとんどとなっています。

メセンはサボテンが仙人掌と書くのに対した呼び名であり、とげのなくつるりとした見た目から女仙と書いてメセンと読ませたりしますが、本来は英語の名前が由来です。

リトープスの特徴や性質

出典:https://photo-ac.com/

成長し分裂するのを繰り返すため株のサイズはそれほど大きくするのは難しい種類の植物です。砂漠地帯の多肉植物で特に目立った茎や葉のようなものは見当たらず、特徴的な茎と葉が合わさった小石のような株がその代わりにあります。

リトープスの開花時期


それではここでリトープスの開花の仕方をご紹介しましょう。小さな株のサイズと比べると大きめなかわいらしい花が咲きますよ。リトープスが蕾を出すのは脱皮したあとに2つに割れて出てくる真ん中からになります。

ほとんどの品種が昼咲き夜は花を閉じる

リトープスの古い学名は昼に咲くマムの花という意味だったくらい、昼に咲き夜には花を閉じるというものがほとんどです。

日照時間が長い場所ならば花はたくさんきれいに開き、あまり日当たりがよくないと、そこそこ程度にしか開きません。長く見たいなら日光の明るい場所に置きましょう。

リトープスの休眠期は5月から9月と長い

リトープスの花が咲くのは成長期のみです。この植物は以外と休眠期が長くて5月から9月くらいまで。この時期には開花時期にはなりません。日本で成長する花の多くは春から秋までなのと比べてリトープスは初夏から秋のはじめの季節には株を休める時期で、ほとんど変化はないのが特徴です。

しかし常緑の多肉植物なので休眠期も枯れてしまうことなく見た目の変化があまりないというだけ。うっかりこの休眠期を忘れてしまうことも多いので、水やりの仕方など気をつけてください。

植え替えて増やす!失敗しづらいリトープス栽培

リトープスの基本情報や特徴的なその姿や花の咲き方の仕組みと見てきたところで、早速育て方をレクチャーしていきます。育て方で注意すべき点は脱皮時の水やりの方法です。特に株を大きくしたいと思っている方は、脱皮中の水やりには気をつけてください。

リトープスの日当たりや置き場所

リトープスは置き場所に注意したい植物

出典:https://photo-ac.com/

多肉植物は育て方が簡単な植物として、毎日こまめな手入れができない一人暮らしのインテリアグリーンにも使われるくらいお世話が簡単といわれています。しかしリトープスに関してはちょっとだけはじめに置き場所に気をつけてください。

日当たりが悪いと花が咲かない

リトープスの花を咲かせたい人は毎日日光には必ずあてるようにします。昼に咲き夜にしぼむくらい日光には敏感な開花のシステムがあるためです。

それだけでなく日当たりが悪い場所に置くと枯れることもあります。室内の鉢植えとして人気の多肉植物ですが、リトープスだけはできるだけ日の当たる屋外に置いてください。

自然の雨水にも注意

屋外に置くことが定番のリトープスですが、雨が当たるのを嫌います。乾燥した地域の植物ですので土が乾いているくらいがちょうどよいのです。日本には梅雨や9月の台風シーズンなど雨が多い時期が定期的にやってきます。

屋外の置き場所にも必ず屋根の下で鉢に直接雨水がかかるようなことを避けるのが、リトープスの失敗しづらい置き場所です。

リトープスの植え付けと植え替え

植え付け時期とやり方


Photo byFree-Photos

リトープスの成長期は10月から3月。植え替えや植え付けはこの時期におこなうようにします。掘り起こしてみるとわかるのですが、あまり根はたくさん生えてこず中には根がないような状態で枯れずにいるものもあるほどです。

脱皮後の古い皮が付いていたら手で無理しない程度に取り除き、新しい土に根と株元が少し埋まるくらい埋めるというのが植え付け・植え替えのやり方となります。

植え替えタイミングは

フラワーショップなどでは小さなかわいい鉢植えになったリトープスも売られています。基本的に買ったらすぐに多肉植物に向いた土に植え替えてしまうのが育て方のコツ。生産者により土がリトープス向けでないこともあるからです。

1年以上栽培している鉢植えの植え替えは鉢が手ぜまと感じたら。1-3年以内であれば見た目で判断してかまいません。植え付けと同じやり方で植え替えでいきます。

初心者におすすめの培養土

土は赤玉土や鹿沼土などの小粒で特に水はけに留意して作ります。初心者の方で土づくりなどやったことがないという方も、サボテン用の培養土を使うことができるのでそれを使っていれば土選びに失敗することはありません。

リトープスの水やり注意点

水やりは時期に注意しておこなう

Photo by kaidouminato

多肉植物全般にいえることなのですが、水やりをしすぎて枯らしてしまうということが多い種類の植物です。水やりに悩んだらとりあえずはあげるよりもあげない方が失敗しにくいですが、いつまでも水をあげないわけにはいきませんね。

気をつける点は与える時期です。休眠期間を最初に5-9月と紹介しましたが、この間は断水するか月に1度の水やりでOK。それ以外の成長期は月に2回(2週間に1度程度の割合い)程度でおこないます。

リトープスの肥料やり

肥料時期とやり方

リトープスの肥料はほとんど必要ありません。あげるのであれば植え付けや植え替えのときの元肥のみにしましょう。それというのも肥料分が根にあまりよい影響を与えないからです。

緩効性肥料を上げる場合もできるだけ根から離れた場所に置き、じわじわと水に溶けた栄養分が根に届くように留意してください。

リトープスの脱皮時の管理方法

リトープスの脱皮とは

Photo byPexels

この植物はほかとは少し違う脱皮をして株を増やす植物です。それを見るのが好きという方も少なくないでしょう。株が増えるというよいことばかりではなく、脱皮時には特に水やりに注意しないとせっかく大きくなってきた株を小さくすることにもなりかねません。

脱皮時に注意すること


脱皮時に場合によってはやってはいけないことは多湿と肥料です。これをすることで起こるのが二重脱皮という現象です。通常前年の古い葉が脱皮してそこから2つに分かれるのですが、栄養余剰があることでここでたくさん子孫を増やしておこうかと思うのか、同じ年に2回めの脱皮をはじめてしまいます。

小さなうちに分かれるので、せっかく大きく成長させた株が小さなものに逆戻りするのが困る方は要注意です。

リトープスの増やし方

株分けで簡単に増やせるリトープス

脱皮してひとつの葉が2つに分かれたものをそれぞれ別に植え替えることでできるのがリトープスの株分け方法となります。その時期は成長期であればいつでも。気をつけたいのは古い脱皮した皮が十分に枯れて中の2つが根元まで分かれたのを確認することです。

まだ若い分かれ切っていない状態を切ると両方うまく根付かないこともおこります。

まとめ:不思議でおしゃれな植物リトープス

リトープスは花も形も楽しめる植物

出典:https://photo-ac.com/

メセンの育て方とリトープスの育て方は一緒です。今回は特に花が咲く仕組みと脱皮時の水やりの注意点についてスポットライトを当てて解説してきましたが、ほかの管理方法も気になる方は下記リンクのメセンの栽培方法についてもご参照ください。

リトープスの寄せ植えも楽しもう!

園芸店でも1鉢数百円で手軽に手に入るユニークな多肉植物でかわいい花も楽しめるリトープス。株の色も翡翠のような緑色から黄色っぽいもの・紫や黒みがかったものとカラフルなものがそろっています。

リトープスの色違いばかりを揃えたカラフルな寄せ植えもおしゃれでおすすめですよ。気に入ったという方はこちらも是非お試しください。

リトープスが気になる方はこちらもチェック

リトープスは100均でも変える小さくておしゃれな多肉植物です。暮らしーのでは人気の多肉植物について詳しい育て方やおすすめの品種など、豊富な記事を発信しています。リトープスが気になる方はこちらも是非チェックしてみてくださいね。