OLYMPUS TG-6
NIKON COOLPIX W300
NIKON COOLPIX W150
RICOH WG-7
RICOH WG-70
FUJIFILM FinePix XP140
Panasonic LUMIX DC-FT7
CANON Power Shot D30
SONY Cyber-shot DSC-RX0M2
CASIO GZE-1
防水カメラのメリット
川や海など水辺で気兼ねなく使える
防水カメラというと大きくてかさばる「ごつい」印象があると思いますが、最近の防水カメラはコンパクト。一般的なコンパクトデジカメと見分けが付かないサイズです。
気軽に持ち歩くことができるサイズにもかかわらず川や海など水辺で気兼ねなく使え、水の中に落としても平気。さらにそのままで水中撮影までできてしまうから驚きです。まさに陸も海もボーダーレスに使える防水カメラは、アウトドアでは注目の存在と言えます。
シュノーケルやダイビングで気軽に水中撮影ができる
ひと昔の防水カメラと言えばカメラに大きな「ハウジング」と呼ばれる防水ケースを装着するものでしたが、今の防水カメラは防水ケースなしでそのまま水に浸けても使えるものがほとんどです。
シュノーケルだけではなく、ダイビングでも防水ケースなしでそのまま使えるものもたくさんあります。しかも防水ケースのような気を遣うメンテナンスも最小限で済むので、気軽に使えるのが最近の防水カメラです。
防塵や耐衝撃にも優れアウトドア全般に使える
防水カメラは高い防水機能があるのはもちろんのこと、同時に防塵機能や耐衝撃性にも優れるタフな仕様になっています。つまり水だけではなく砂などの侵入も防ぐ防塵さに長け、落としても壊れにくくなっているのです。
故に防水カメラは水中だけではなく登山でも重宝します。うっかり落としても壊れにくく、変わりやすい山の天気で突然の雨になっても気にする必要ありません。まさにアウトドア全般で使える、タフさを備えた万能カメラと言えるでしょう。
防水カメラを選ぶ際のポイント
信頼できるメーカーのものを選ぶ
アウトドアで重宝する防水カメラですが、意外とさまざまなメーカーから発売されています。国内メーカーのものから海外メーカーのものまでいろいろで、どこにしていいか迷うところです。
防水カメラは万が一浸水させてしまうと、カメラそのもののみならずデータまでダメにしてしまいますので、信頼できるメーカーがおすすめ。修理も考えるとやっぱり国内メーカーが無難です。メーカー名が分からないような防水カメラはできれば避けましょう。
実物を手に取ってみてサイズを確認
防水カメラは写真で見るよりも、実物はかなり大きく感じるものが多いです。ネットショッピングで購入するにしても、事前に家電量販店などでサンプルでも構いませんので実物を手に取ってみてサイズを確認しましょう。
実機があれば重さも確認できますが、サンプルでも大きさは確認できますので品揃えがいい家電量販店などへ行き、実物を見て触ってみるのがおすすめです。
防水防塵機能より使い勝手重視
防水カメラには防塵防水性能を示す粉塵保護等級IPnX(最高6級)や防水保護等級IPXn(最高8級)があります。ただし多くが「IP68」の防塵も防水も最高レベルで、等級だけでは比較しにくいです。
防水カメラを選ぶ際は等級よりも機能性や使い勝手を重視するのがおすすめです。ただし防水カメラは自撮りに便利なチルト液晶がないなど機能を限定しているものが多いので、自撮りよりも水中なと特殊な撮影に対応できるものを選びましょう。
数値にはあまりこだわらない
水深10mとか30mに耐衝撃性能1.8mとか2.4m、数値が大きいほど高性能になりますが、実はその数値は通常の利用ならあまり差がありません。
まず水深ですが、海水浴やシュノーケルでの利用なら水深5mで十分。本格的なダイビングでもしない限り水深の数値にはこだわる必要はありません。耐衝撃性能も手から落としても最大1.5mで十分で、2mもの高さから落とすことはあまりありません。数値は参考程度にとどめておきましょう。
必要な機能となくてもいい機能
防水カメラには水中撮影に便利な機能が多く、特に「水中撮影モード」はとても重宝します。水中撮影は全体が青みがかってしまうのですが、水中撮影モードを使えば青色補正してくれます。またWiFi機能があれば防水カバーを開けずにWiFiでデータ移動でき、浸水リスクも減らせます。
逆にあまり使わないのが「光学ズーム」で、陸上だと便利な機能も、水中だとピンぼけしやすくなるので、防水カメラではズームはあまり使わない傾向です。
防水カメラ購入の際は必ず長期保障に加入
防水カメラは過酷な環境で使うこともあって、通常のデジカメと比較して故障リスクが高めになる傾向です。特に水中撮影は夏のみの利用となり、次の夏に使おうとすると故障していたなんてことも多々あります。
メーカーの1年保障だけだとこの「次の夏」の際に故障していても保障期間外になってしまいますので、防水カメラ購入の際はメーカー保証以外にオプションで「長期保障」に加入するのがおすすめです。
人気3メーカーの防水カメラ5選
防水カメラの歴史が長いメーカーは一押し
防水カメラは国内でも大手から中小までさまざまなメーカーから発売されていますが、中でも人気なのは防水カメラの歴史が長いオリンパス、ニコン、リコーから出されている防水カメラです。
リコー自体は防水カメラの歴史は浅めですが、防水カメラの歴史が長いペンタックスの製品を引き継いだこともあり、今や防水カメラ3強の一角をになっている次第です。そんな3強の中でも特に一押しの防水カメラを5つご紹介いたします。
①OLYMPUS Tough TG-6
OLYMPUS TG-6
画質:1271万画素
防水:15m
耐衝撃:2.1m
画質 | 1271万画素 |
---|---|
防水 | 15m |
耐衝撃 | 2.1m |
防水カメラとしては3強の中でも最も歴史が長いオリンパス。防水性能もさることながらカメラの名前に「タフ」の冠を付けるほど、強い仕様で人気のデジカメシリーズです。
そんなオリンパスで人気の防水カメラが「Tough TG-6」。防水は15mの深さ、耐衝撃性能は2.1mからの落下でもへっちゃらです。水中撮影ではさまざまなモードがありWiFi接続も可能で、防水カメラの中でも人気となっています。
②NIKON COOLPIX W300
NIKON COOLPIX W300
画質 | 1650万画素 |
---|---|
防水 | 30m |
耐衝撃 | 2.4m |
一眼レフやミラーレスなど、本格的なデジタルカメラで人気のニコン。画質に定評があり、防水カメラとしても歴史のあるメーカーです。そんなニコンの防水カメラハイエンドモデルが「COOLPIX W300」。
サイズがコンパクトでありながら高画質で、他と比較しても高性能なデジタルカメラです。防水は30m、耐衝撃性能は2.4mもありこちらもタフネス。WiFi機能も付いていて、ロングセラーの人気防水カメラです。
③NIKON COOLPIX W150
NIKON COOLPIX W150
画質 | 1317万画素 |
---|---|
防水 | 10m |
耐衝撃 | 1.8m |
高画質が人気のニコンの防水カメラですが、お手軽なエントリーモデルもあります。2019年発売の「COOLPIX W150」は、水中撮影に不慣れな人にはおすすめの防水カメラです。
防水は10m、耐衝撃性能1.8m、さらにWiFi接続も可能でエントリーモデルとしては申し分ないスペック。何より気軽に購入できる価格設定が嬉しいところです。デザインも可愛らしいものの、他の防水カメラと比較するとサイズがかなり大きめになります。
④RICOH WG-7
RICOH WG-7
画質 | 2000万画素 |
---|---|
防水 | 20m |
耐衝撃 | 2.1m |
防水カメラではオリンパスと同様に歴史が長いペンタックスの技術を受け継いだリコー。防水性能も信頼できるメーカーです。中でも「WG-7」は、ペンタックスの防水機能をベースにさらに飛躍したスペックの防水カメラになりました。
画質は2000万画素と高性能ランクの防水カメラです。さらにWEBカメラとしても利用でき、強いだけではなく機能性に優れた防水カメラです。
⑤RICOH WG-70
RICOH WG-70
画質 | 1600万画素 |
---|---|
防水 | 14m |
耐衝撃 | 1.6m |
ペンタックス時代の防水カメラのコンセプトをそのまま受け継いだのが「WG-70」。個人的にもこのシリーズの初代を今なお利用しています。
他の防水カメラと比較して、とにかくコンパクトで握りやすい細めのボディは片手撮影するにも楽々。自撮りするにも重宝するサイズです。さらに画質も1600万画素と、他の防水カメラと比較しても申し分ありません。
大手メーカーの防水カメラ5選
デジタルカメラの歴史が長い大手メーカーなら安心
デジタルカメラ自体の歴史が長い国内の大手メーカーなら、サポートも厚くて安心です。防水カメラはタフな使い方をすることが多いので、一般的なデジカメよりも故障頻度は高め。
そんなときに国内の大手メーカーなら、修理対応できる窓口が多くて安心です。そんな国内の大手デジカメメーカーから出ているおすすめ防水カメラを5つご紹介いたします。
①FUJIFILM FinePix XP140
FUJIFILM FinePix XP140
画質 | 1640万画素 |
---|---|
防水 | 25m |
耐衝撃 | 1.8m |
デジカメで人気の富士フイルムにも防水カメラはあります。富士フイルムの防水カメラはXPシリーズで「XP140」を比較したいと思います。
画質1640万画素、水深25m、耐衝撃性能1.8mと申し分ないスペックです。デザインも富士フイルムのコンパクトデジカメを受け継いだもので、片手でも楽々撮影できます。普段の生活でも使い勝手がいい防水カメラです。
②Panasonic LUMIX DC-FT7
Panasonic LUMIX DC-FT7
画質 | 2040万画素 |
---|---|
防水 | 31m |
耐衝撃 | 2.0m |
デジカメではルミックスブランドで人気のパナソニック。防水カメラも「LUMIX DC-FT7」をラインナップしています。ルミックスっぽくアウトドアでのレジャーから普段の生活まで使いたくなるデジタルカメラです。ルミックスシリーズの他のデジタルカメラを使っている人には、機能的にも馴染みやすい防水カメラと言えます。
③CANON Power Shot D30
CANON Power Shot D30
画質 | 1210万画素 |
---|---|
防水 | 25m |
耐衝撃 | 2.0m |
コンパクトデジカメでは人気のキャノン。IXYシリーズとPowerShotシリーズがありますが、防水カメラは「Power Shot D30」がラインナップされています。
IXYシリーズを彷彿とさせるコンパクトなボディにも関わらず、キャノンらしい高機能高画質を実現。デザイン性に優れ、ついつい持ち歩きたくなる防水カメラです。
④SONY Cyber-shot DSC-RX0M2
SONY Cyber-shot DSC-RX0M2
画質 | 1530万画素 |
---|---|
防水 | 10m |
耐衝撃 | 2.0m |
ソニーのデジカメ代表格のサイバーショットシリーズ。そのシリーズからも防水カメラ「DSC-RX0M2」が発売されています。
このRX0シリーズは、デジタルカメラと言うよりもアクションカメラの位置づけで、その形態は他の防水カメラと比較してとても個性的なものになっています。機能的にはソニーらしい超高性能スペックですが、その分、少々お値段も高くなります。
⑤CASIO GZE-1
CASIO GZE-1
画質 | 690万画素 |
---|---|
防水 | 50m |
耐衝撃 | 4m |
最後に紹介するのはまるで時計の「G-SHOCK」かのようなデザインの伝説の防水カメラ、カシオの「GZE-1」です。
そのタフさはまさにG-SHOCKレベルで、水深50mまで対応し、そして耐衝撃性能は4mと、世の防水カメラと比較してみると、なんと倍以上の強い仕様。さらに単焦点の13mm超広角レンズという、独特の世界観が撮影できる防水カメラです。
最強の防水カメラは?
防水カメラはタフだけどデリケート
防水カメラはそのままで海やプールに入っても撮影できるまさにタフなカメラですが、メンテナンスを怠ると浸水して故障してしまいがちです。特に海で使った後に海水が付いていると、その部分に潮が残ったり錆びたりして、次の利用の際に浸水の原因となることもあります。タフな防水カメラも実はかなりデリケートだったのでした。
防水カメラにハウジングはかさばる
そのまま水中に持って行っても大丈夫な防水カメラですが、意外と各社からはさらに防水性能を高める防水ケースこと「ハウジング」が発売されています。しかしもともと大きめの防水カメラに、さらにハウジング装着はかなりかさばります。確かに二重の防水は安心ですが、あの大きさは荷物になってしまうかもしれません。
防水カメラに簡易防水ケースが最強
今までの経験から防水カメラで最強だったのが「防水カメラに簡易防水ケースを装着」。防水ケースは百均などで売っているもので十分で、場合によってはジップロップなどのファスナー付き保存袋でも効果あります。
確かに簡易防水ケースだとハウジングに比べて浸水リスクを伴うものの、カメラは防水仕様。多少の浸水ならへっちゃらです。なによりかさばりませんし価格も安価なので、是非とも試してみてください。
防水カメラで水中撮影する5つのコツ
①干潮時を狙って撮影する
防水カメラで水中撮影する際、大敵になるのが「波」や「流れ」です。シャッターを押そうとした瞬間、波が入ってくるとピンぼけ必至。特にシュノーケルの際は、波が入りにくい「干潮時」を狙って水中撮影するのがおすすめです。
ダイビングなら深場なので流れこそあるものの波の影響はありませんが、シュノーケルだと浅瀬なので波の影響があり得ます。シュノーケルの際は、潮汐を調べて泳ぐ時間を決めてから撮影に臨みましょう。
②水中撮影モードを使う
防水カメラには必ずと言っていいほど「水中撮影モード」が付いていますが、水の中に入る際は常に水中撮影モードにしておきましょう。水中撮影モードは、水中の青みがかった色合いをきれいに補正してくれるばかりか、暗めの水中でもハッキリとした写真が撮影可能となります。
撮影モードが自動設定だと水中撮影と判断してくれない場合もありますので、水中撮影する際は必ず水中撮影モードに固定しておきましょう。
③光学ズームは使わない
波や流れの影響でとかくピンぼけしやすい防水カメラでの水中撮影ですが、光学ズームを使うとピンぼけリスクがさらに高くなってしまいます。水中撮影では光学ズームの使用はできる限り避けるのがおすすめです。水中撮影では最大画素の画質に設定し、撮影後に必要な部分を切り取る方法がコツと言えるでしょう。
④フラッシュは常にオフ
水中撮影は地上に比べて暗めの環境になるので、ついついフラッシュを使いたくなりますが、さまざまな理由からフラッシュはできる限り使わないようにしましょう。
まず水中だとフラッシュの光が乱反射して、不均一な明るさになってしまう可能性があります。さらに水中には光を嫌う生物も多く、防水カメラでフラッシュ利用は海の中の生態系へ悪影響を与えてしまう場合もあるので、フラッシュはオートではなく常時オフにしましょう。
⑤動画撮影をメインにする
水中撮影は波や流れがあるのに加えて生き物も常に動いていて、動かないのはサンゴや岩ぐらいと撮影も一筋縄ではいきません。それ故に水中撮影ではチャンスを逃さないためにも、防水カメラでの撮影は「動画」をメインにするのがおすすめです。
動画ならシャッターチャンスを逃しにくいですし、何よりピンぼけしにくいのがメリット。写真は動画から静止画像をアウトプットすることができます。
まとめ
防水カメラはメンテナンスが重要
水中撮影だけではなく多種多様なアウトドアシーンで大活躍する防水カメラですが、撮影以上に気をつけなければならないのが「メンテナンス」。これを怠るとカメラが浸水してデータの破損に至ってしまうかもしれません。
タフで強い防水カメラですがデリケートで繊細な部分も多いのでこまめにメンテナンスし、通常のカメラでは味わえない感動の瞬間を写真に残しましょう。
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出典:ライター撮影