100均でスマホ防水ケースを買う前に
プールや海、またはお風呂など水場でカメラ機能を使いたいと思ったことはありますか。水中撮影は普段見る景色とは違った物の見え方を楽しめるので、写真からも新たな発見も期待できます。そんな水中撮影も100均の大手ダイソー・セリア・キャンドゥの防水ケースでできればお得ですよね。でもその前にまずは自身のスマホについて改めて知っておくことも大切です。
スマホの防水機能について
スマホが機能的になってきたとはいえ全てのスマホに防水性能が備わっていないので、基本的には水に弱いものとして扱わなければいけません。そのため水に強いスマホが欲しいときは使い方に応じて防水性能が備わっているスマホを選ぶ必要があります。スマホの防水性能は雨などの影響を受けにくいレベルから水没しても水が入らないものといったレベルまでと等級が決まっています。
スマホの防水レベルを知るためには
スマホに備わっている防水性能は「IP○○」という表示で確認することが可能。IPのあとには2つの数字が入り、2つ目の○にあたる部分が防水等級です。0~8までの数字が入り、数字が大きくなるほど防水等級が高くなっていきます。ちなみにIPのあとに続く1つ目の○には防塵等級が数字が入り、固形物体や粉塵からスマホを保護する程度によって等級分けがされています。
防水等級の数値について
防水等級のIP○0から8までのレベルの違いについて簡単にまとめてみました。
・IP○0は水に対して保護がされていない」
・IP○1は垂直に落ちてくる水滴の影響を受けない」
・IP○2は垂直から左右15°以内、IP○3は左右60°以内からの降雨による有害な影響を受けない」
・IP○4はどの方向からも水の飛沫による有害な影響を受けない」
・IP○5は水の直接噴流によって、IP○6は水の強い直接噴流からの有害な影響を受けない
・IP○7は水面下1m未満で30分以内であれば水中に没しても水が浸入しない
・IP○8は水面下での使用が可能
スマホの防水ケースとは?【100均でも買える】
水の影響からスマホを守るためのアイテム・スマホ防水ケース。スマホ防水ケースとはどういったものなのか、使うことでのメリットはもちろんポーチとして使えたり付属品がついていたりといった防水ケースの種類や特徴についてみていきましょう。
スマホ防水ケースを使うメリット
耐水機能を備えているスマホも販売されていますが価格も高くなるため、普段使いとして選ばれるスマホのほとんどは水に弱いもの。そのため1度水没してしまうと修理にお金がかかったり、買い換えるといったことが必要になります。そんな水に弱いスマホでも防水ケースがあれば水中撮影も可能になりスマホの機能を生かす場所や幅が広がります。防水性能を高めることのできる防水ケースにもいろいろな種類が販売されていてネットはもちろん100均で購入できる気軽さも魅力のひとつです。
防水ケースの種類や特徴
防水ケースの種類には付属品としてストラップがついているものやスタンドが折りたたまれているもの、ポーチとして使えるサイズのものなどがあります。種類によってプールや海に行くときにはストラップ式を、お風呂場にスマホを持ち込むときはスタンド式をといった場面に応じた使い方ができるので便利です。スマホの入れ口にもジッパーやマジックテープで留めるものや部品を動かしてカチッと留めるものといった種類があります。
スマホ防水ケースを使う前の準備
防水ケースを使って水中の写真を撮る前には防水ケースの安全の確認と、スマホ設定の確認・変更をしておくことが大切。何かあってからでは遅いので、浸水を心配することなく安心してカメラ機能を楽しみながらも操作を簡単に好みの撮影スタイルで写真を撮れるように万全の準備をしておきましょう。
防水ケース内への水漏れがないかの確認
実際に防水ケースを使って水中撮影をする前にケース内に水漏れがないか、ケース内にティッシュやハンカチだけを入れて水に浸すことで確認できます。お風呂場で水を張った洗面器などにしばらく沈めたり、シャワーをかけたりなど自身が満足できるまで水の影響を与えた後にティッシュやハンカチが濡れていないかどうかで水漏れの有無がわかります。これをすることで水漏れの有無の確認と同時に、自宅のお風呂場でケースの使い方に慣れておけるというメリットもあります。
水中撮影のためスマホの設定確認
スマホによっては防水ケースを使うことによって操作に苦労することもあります。最も多くいわれているのが、防水ケース内にスマホを入れるとタッチパネルが反応しにくくなるというもの。タッチパネル操作を少しでも減らしてカメラ機能を使えるように、ロック解除が簡単にできるかどうかの確認やスマホの側面にあるボタンでも写真を撮れるように設定しておくと便利です。またiPhoneの場合はホームボタンを押せるようにする設定方法があるので確認しておきましょう。
カメラ機能の設定について
防水ケースを使うことで起こりやすい問題点として、カメラのピントが合いづらいといったこともあります。これは自身で防水ケースを使って撮影しながら調整することが一番。オートフォーカス機能やレンズ補正などの設定を調整しながら写真を撮っていく中で自身に合った画質がみつかるだけでなく、カメラ機能をより深く知り楽しむことができます。またケース内に空気が入ることで操作がしにくくなったりといったこともあるので、カメラ機能も事前にお風呂場などで水中を写真に撮ってみるなど試してみるといいかもしれません。
100均のスマホ防水ケース【ダイソー】
日本全国だけでなく世界にも進出しているDAISO(ダイソー)。ダイソーは100円ショップというものを全国的に広めたひとつでもあり、今現在も100均大手として営業を続けています。100円だけでなく200円のものも取り扱うようになったりと進化を続けるダイソーで買える防水ケースから調査開始です。
【ダイソー】ネックストラップ付き防水ケース
開閉はカチッとロックできるダイソーの防水ケース。スマホを入れ口をロック棒でしっかりと留めるタイプなので防水レベルも高く、お風呂場でうっかり浴槽に落としてしまっても平気です。プールや海でも付属のストラップを使えば紛失の心配もなく安心。防水ケースに入るスマホのサイズは縦14.6cm×横7.4cmまでと余裕があまりない大きさとなっているので、使用するスマホが収まるかどうかしっかりと確認が必要です。
水中撮影も可能
この防水ケースはIP68と最高レベルの防水等級が表記されているので、性能的には水面下での使用が可能なことから水中撮影には最適。100均のダイソーでこの性能の防水ケースを買えるなんてありがたいですよね。ただし開閉するロック棒は使うたびに外す仕組みになっているので、向きを間違えて装着しないよう注意が必要です。
【ダイソー】立てて見れる防水ソフトケース
スマホを立てて置くことができるスタンドがついたダイソーのスマホ防水ケース。開閉はジッパーで留めるタイプで、大きさに余裕のあるサイズは縦10.5cm×16cmのスマホまで入れることができます。ケースに入れたまま濡れた手でもスワイプ・文字入力操作が可能。スタンドは横向きにも縦向きにもできるので使いやすい置き方が選べ、お風呂やキッチンなど家の中の水場でも気軽に使えます。
水中撮影には向いていない
スタンドがついているので写真を撮ったりするときにも便利ですが、防水ケースの開閉はジッパーで完全防水ではありません。水に沈めることはできないので海やプールでの水中撮影は難しく、プライベート空間での自撮りには使えそうなアイテム。ストラップなどもついていないので屋外で使うよりも、キッチンでレシピをみたりお風呂で動画を楽しんだりと屋内でのほうが活躍しそう防水ケースです。
100均のスマホ防水ケース【セリア】
日本製の多さと、癒されるような雰囲気のある店舗が魅力的なSeria(セリア)。セリアは店内のディスプレイと可愛い雑貨の多彩さだけでなく、商品を使ってハンドメイドを楽しめることも100均大手のひとつとして実績を残す魅力となっています。そんなセリアには水中撮影ができるスマホ防水ケースはあるのでしょうか。
【セリア】防水ソフトポーチ
少し大きめのサイズでポーチとして使えるセリアの防水ソフトポーチ。縦21.5cm×横24.5cm×厚さ5cmと少し厚みもあるのでスマホと一緒に水濡れから守りたい小物なども収めてポーチにしたり、8インチまでのタブレットも入るのでタブレット用の防水ケースとしても使うことができます。開閉はチャックタイプで水没禁止、ストラップなどもついていないので用途としても名前の通りポーチとしては優秀な防水仕様となっています。
まさに防水ポーチ
大きさにも余裕があるのでポーチとして使う人にとっては重宝しますが、プールや海でもカメラも撮りたいとなると大きさが邪魔になるかもしれません。ちょっとしたものをまとめて入れておくポーチとしては使いやすく、ケース自体に柄や色も入っていないシンプルなデザインなので防水機能のついた100均商品としてはおすすめ。またタブレット用のものを探している方にも魅力あるアイテムとなっています。
【セリア】スマートフォン防滴ケースPlus
ピンクカラーと可愛いデザインでも目を引くセリアのスマートフォン防滴ケースPlis。可愛さがありますが、スマホの入れ口はキャップのツマミを外側と内側に回すことで開閉されます。サイズは縦18cm×横8cmで、長さの調節ができるストラップが付いています。また2種類のピンクカラーのタイプがありますが、どちらもケースの下部分は写真撮影もできるよう透明になっています。
カメラ機能は使いやすいものの
ケースに入れたまま写真が撮れるよう下部が透明になっていたりとプールや海でも活躍しそうなセリアの商品。開閉もキャップ式なので、ジッパー式やチャック式の防水ケースよりも性能が高そうにみえます。しかし商品には水没禁止の表記があり水中撮影となると厳しそうなので、プールや海で使う前にはどれだけの耐水性があるのか事前にお風呂場で使用したりし確認すると安心です。
100均のスマホ防水ケース【キャンドゥ】
コラボグッズやアイテムグッズも豊富に揃う100均・CAN★DO(キャンドゥ)。キャンドゥは「まいにちに発見を。」をスローガンとしていて、ささやかな発見を100円から届けられるようにといった想いもこめられています。手作り情報やお客様の声も多く発信しており、他との違いからも大手のひとつとして業績を伸ばしてきました。100均大手のスマホ防水ケース最後の調査開始です。
【キャンドゥ】スマートフォン生活防水ケース
開閉部分とストラップが白と黒の2種類のカラーバリエーションがあり、シンプルで男女問わず使いやすいデザインのキャンドゥのスマートフォン生活防水ケース。長さが変えられるストラップは取り外しできるものではなく装着されているのでプールや海でも便利なことはもちろん、開閉は2重ジッパーとボタンの2段階使用となっているので安心感もあります。100円の値段のわりにケース自体はしっかりとしていて大きさに余裕がないので、サイズの確認は忘れずに行いましょう。
防水性能はあまり高くない
このキャンドゥの商品は、ケース自体はがっちりしているものの開閉部分がジッパータイプなので水中撮影には少し心許ないつくりとなっています。水没すると時間とともに少しずつケース内にも水が入ってくるので注意。ストラップが付いているのでプールや海でも水中以外での写真撮影や、カメラ機能以外にもお風呂場のどこかに引っ掛けてスマホを楽しむにはおすすめです。
【キャンドゥ】スマートフォン防水ケースストラップ
開閉がチャック式ではなくクリップ式と防水性の高いキャンドゥのスマートフォン防水ケースストラップ。サイズは縦21cm×横11.5cmで、好みに合わせてストラップをつけることができます。ケースに入れたまま画面操作や写真撮影、音への影響もないので通話も可能。防水もしっかりしているのでプールや海やお風呂はもちろんウインタースポーツでも活用できるアイテムとなっています。
水中撮影にも期待できる
100均で買えるものの中では防水性能が高い部類に分けられるキャンドゥのスマートフォン防水ケースストラップ。プールや海で遊ぶ姿を写真を撮ったり、お風呂で試し撮りをしながらいろいろと試すことができるのではないでしょうか。水中撮影については水没可能な表記がないので確実なことはいえないので、水面下での使用は控えめにできるだけ水際で写真をとったり自然を撮影するためのカメラ機能を楽しむきっかけのアイテムとして活用できそうです。
100均のスマホ防水ケース調査結果
スマホの防水性能や防水ケースを使うメリットなどをはじめとして、100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)で買えるスマホ防水ケースの紹介と水中撮影ができるかどうかの調査をしてきました。全体的に100均のスマホ防水ケースは水面下でも使える完璧な防水性能が備わっているというより、プールや海に行ったときにあると安心といったような強すぎない性能のもののほうが多くみられました。
水中での使用はできないけれど、水際で遊ぶときやポーチとして使う分には充分といったものがメインに揃っているような印象です。調査内容とは反してしまいますが、がっちりしていないぶんデザインやスタイルなどから防水ケースを楽しむにはとてもお得。雨や雪が多い季節のポーチから、高い防水性能を活用し水中撮影まで100均でも充分な種類が揃っています。
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