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【ハーブの代表格】ラベンダーの育て方!植え付け&植え替えの適期や注意点をご紹介!

紫色の小花が印象的なラベンダー。香りの良さで人気のシソ科のハーブです。ラベンダーを栽培したいけど育て方がわからない方も大丈夫。ラベンダーはコツさえつかめば比較的簡単に育てられます。では、ラベンダーの種類や苗の植え付け植え替えなど、育て方をご紹介します。
2022年4月28日
Yukari_S
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目次

ラベンダーってどんな植物?

出典:https://unsplash.com

可愛らしい紫色の花に心地よい香りが魅力的なラベンダー。古くより人々に愛されてきたシソ科の人気ハーブです。比較的強く育てやすい植物ですが、注意ポイントは湿っぽい環境は苦手なことです。

北海道でのラベンダー栽培が有名なのは、花の咲く時期となる初夏の時期に梅雨の湿っぽさがないからでしょう。植え付け時には日当たりや風通しのよさといった環境づくりが必要です。では、ラベンダーの育て方を詳しく見ていきましょう。

ラベンダーの人気の種類

出典:https://unsplash.com

ラベンダーにはさまざまな種類や品種があり、花の色も紫色だけではなくピンク色や白色の種類もあります。種類ごとに育て方や栽培方法が大きく変わるわけではありませんが、ちょっとした育て方や栽培のコツ、栽培後の活用方法は少しずつ違いがあります。

【人気の種類1】イングリッシュラベンダー

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ラベンダーのなかでも最も人気なのがイングリッシュラベンダーです。イングリッシュラベンダーは、名前の由来となっているイギリスをはじめとする比較的冷涼な気候で育つ種類。鮮やかな紫色の花と魅力的な香りが特徴といえるでしょう。

【人気の種類2】フレンチラベンダー

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二つの大きい花びらがついていてウサギのような愛らしい花姿が人気のフレンチラベンダー。寒さにはやや弱いものの暑さに強いので、本州の暖かい地域でも育て方が容易でしょう。紫色のほかピンク色や白色など花色が豊富なので、ガーデンの雰囲気に合わせて楽しめるのもよいところです。

【人気の種類3】デンターララベンダー

スペインを原産とするデンターララベンダー。デンターラとはラテン語で「歯のような」という意味を持ち、葉っぱにギザギザと切り込みが入っているところから名付けられたそうです。

ラベンダーの大きな魅力である香りが少し弱いのが難点ではありますが、花は四季咲きで長期間楽しめます。寒さにはそれほど強くないので、冬は暖かい環境での育て方が必要です。

【人気の種類4】レースラベンダー

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葉っぱが細かいレースのような形をしていることから名付けられたレースラベンダーは、花と葉っぱの鑑賞を楽しむために開発された品種で香りはほとんどありません。暑さと寒さの両方が苦手なので過保護ぎみな育て方が必要。四季咲きなのが人気の秘密です。長期間、可愛らしい花や葉っぱを見せてくれますよ。

【人気の種類5】スパイクラベンダー

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ラベンダーのなかでも、男性に人気なのがスパイクラベンダーです。その理由はスッキリとした強い香り。いわゆるラベンダーの香りとして思い浮かべる甘い雰囲気とは、少し違っているかも知れません。

スパイクラベンダーの香りは、どちらかというとリラックス効果というよりは、やる気を出したり、あるいは虫除けなどを目的にするのがよいでしょう。

ラベンダーの育て方

出典:https://unsplash.com

ラベンダーは強いハーブなので育て方は比較的簡単です。育て方の注意ポイントは日当たりと風通し。なぜならラベンダーはジメジメとした多湿の環境が苦手だからです。逆にいえば、それさえ注意すれば初心者さんもトライできる、育て方の簡単なハーブということです。では、ラベンダーの育て方を詳しくみていきましょう。

【育て方1】土づくり

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育て方の第1ポイントは土づくりです。ラベンダーには水はけのよい土壌が必要で、赤玉土に腐葉土と川砂を多めに混ぜるとよいでしょう。また、市販のハーブ用培養土やラベンダー専用培養土を使うのもおすすめ。あらかじめ水はけのよいよう配合されているので、袋をあけてそのまますぐ使えて便利です。

【育て方2】肥料

鉢植え、地植えともに、まず、植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料をほどこしましょう。そして、開花時期の少し前の時期となる5月ごろに追肥として液体肥料もしくは緩効性化成肥料をほどこします。

ただし、ラベンダーはそれほど多くの肥料分を必要とせず、これが育て方の2つめのポイントと言えるでしょう。逆に肥料を多く与えすぎると肥料やけを起こして、元気がなくなってしまうことさえあります。必要以上に肥料を与えすぎないよう注意してください。

【育て方3】苗の植え付け

出典:https://unsplash.com

土と肥料の準備ができたら植え付けです。植え付け適期の4〜5月頃になると、園芸店などにラベンダーの苗が出回ります。もちろん、ご自身で増やした苗を利用するのもGOOD。ラベンダーの増やし方は後ほどご紹介しますね。

苗を育苗ポットから取り出し、根っこの周りの土を崩さないように注意しながらプランターなどに植え付けます。植え付けた苗が根付くまで日当たりと風通しのよいところで管理し、こまめな水やりを続けましょう。

【育て方4】管理

ラベンダーは日当たりのよい環境に置くことで花付きがよくなります。ただし、夏の時期のギラギラとした直射日光は得意ではありません。

プランターなどの鉢植えの場合は夏場だけ少し日陰に移動させる、地植えの場合は寒冷紗などで日除けをしたり最初から夏場にほかの植物の陰になるところに植えるなど、注意してあげましょう。

【育て方5】水やり

出典:https://pixabay.com

ラベンダーは多湿の環境を苦手とするハーブなので、やや乾燥気味な育て方をしてあげましょう。育て方がわからないままにほかの植物同様水やりをして、過度な水やりで枯らしてしまうケースが多いようです。

植え付けている土がよく乾いてからの水やりを心がけてください。成長スピードの落ちる冬の時期は注意が必要で、水やりを控えめにしてください。また、梅雨時期など雨が続く時には、余分な水がかかりすぎないようにしましょう。

【育て方6】剪定

開花時期の初夏から開花時期を終える秋まで、こまめな剪定が必要です。枯れた花や葉っぱがそのままの状態や茎と茎がくっつきすぎた状態は、蒸れの原因になるので注意しましょう。

剪定の方法は簡単です。清潔なハサミで不要な花茎や葉をチョキチョキと切ってください。初夏の早い時期に剪定し上手な育て方だと、秋口にもう一度花を咲かせてくれることもあるでしょう。
 

【育て方7】植え替え


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ラベンダーを鉢植えで楽しむ場合は定期的な植え替えが必要です。ラベンダーは強くて育ちやすいハーブで、あっという間に根がギュウギュウになりがちです。

植え替え適期は春もしくは秋の気候のよい時期。今植えているより一回り大きな植え替え用鉢と植え替え用の土を準備します。そして、今植えている株をぽこんと土ごと取り上げて新しい植え替え用鉢に植え替えたら、植え替えた株が根付くまでしっかり水やりを続けましょう。

ラベンダーの増やし方

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ラベンダーの苗は春から夏にかけて園芸店などで出回ることが多いです。市販の苗を購入するのもよしでですが、1苗購入したあとは育てたラベンダーから増やしていくことも可能です。

育て方になれてきたら、ぜひラベンダーを増やしてみてください。ラベンダーの増やし方は主に3つでどの方法も簡単です。はじめは小さなひとつの苗が増えていくのは嬉しいもので、どんどん愛着も湧いてきますよ。

【増やし方1】挿し木

ラベンダーは比較的強いハーブで挿し木で比較的簡単に増やせます。挿し木の適期は4〜6月ごろ。挿し穂として利用する枝も充実してきますし、また挿し木が秋までにスクスク簡単に育ちやすいからです。

栽培しているラベンダーから挿し穂となる元気な枝を採取します。病気や虫のついていない健康な枝を10センチ程度切り取りましょう。切り取った挿し穂の下半分は葉っぱを取り除き、土にスムーズに埋められるようにしてください。

【増やし方2】種まき

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少し難易度が上がりますが、ラベンダーは種まきでも増やせます。種まき適期は、肌寒さが和らぎ春の気配が感じられる3~4月頃です。

育苗ポットやプランターにハーブ用培養土や種まき用培養土を入れ、ラベンダーの種をばらまきします。種の上から土を1センチくらいかぶせ、たっぷり水やりしましょう。ラベンダーは発芽しづらく、発芽まで2週間程必要です。その間、土を乾かさないように注意し毎日こまめに水やりを続けましょう。

【増やし方3】株分け

育てているラベンダーがぐんぐん育ち大きくなってきたら、株分けでの増やし方も簡単でおすすめです。株分け適期は4〜5月頃。プランターなど鉢植えにしている場合は、植え替え時期に一緒に株分けしてもよいでしょう。

株分けしたいラベンダーを鉢から取り出し根を切り分けます。それぞれの株を新しいプランターなどに植え付けましょう。植え付けた株を日当たりと風通しのよいところで管理し、根付くまでしっかり水やりを続けてください。

ラベンダーの病気と害虫

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ラベンダーは病気や害虫に比較的強く育て方の簡単なハーブです。ただ、カラッとした気候の地中海原産の植物なので日本のジメジメとした梅雨は大の苦手。このジメジメ時期に病気や害虫がついてしまうことがあり、注意が必要です。

【病気1】うどんこ病

植え付けたラベンダーの茎や葉っぱなどに白っぽい粉がふいてきたら、うどん粉病を疑いましょう。うどん粉病は湿気の多い環境に発生しやすい病気で、みるみるうちに広がってしまいます。もし発見したら、すぐに市販の殺虫殺菌剤などで退治しましょう。

【害虫1】アブラムシ

ほかの植物と比べると害虫がつきやすい植物ではないものの、春から夏にかけてはアブラムシがつくことがあるので注意しましょう。

アブラムシはラベンダーのせっかく出てきた新芽やつぼみなどやわらかいところに群生して発生します。しかも、アブラムシは植物の栄養を吸い取るだけでなく、ウィルス病を媒介するのが厄介なところ。見つけたら害虫スプレーなどですぐ駆除してください。

ラベンダーの活用方法


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ラベンダーから抽出される精油はリラックス効果があると言われており、休日に癒されたい時や夜眠る前に活用するといいですよ。また、花を乾燥させてポプリにするのもおすすめ。ハーブティーとして楽しむのもよいでしょう。

【活用方法1】ポプリで虫除け

ポプリ作りはとても簡単。ラベンダーの花が満開に咲いたら、ポプリ作りを楽しみませんか。茎ごと刈り取り、風通しのよいところで逆さに吊るして数日間乾燥させます。植え替えや剪定の際に不要になった部分を利用してもよいでしょう。

不要なゴミなどを取り除き、乾燥した必要な花だけを密閉容器に集めましょう。ラベンダーの香りのアロマオイルを数滴たらせば完成。長期間ラベンダーの香りを楽しめますよ。

【活用方法2】精油で安眠

精油を自分で作るのは難しいので、市販のものを購入しましょう。ラベンダーの香りは、リラックス効果が高いと言われており、心を落ち着けストレスから身を守ることができます。夜寝る前にアロマポットなどで香りを漂わせると安眠効果があるそうです。

また、精油でマッサージすると頭痛や肩こりを緩和させてくれたり、日焼けや肌荒れなど肌の炎症を抑えてくれる効果が期待できます。

【活用方法3】ハーブティでリラックス

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ハーブティを活用して、体のなかにラベンダーを取り込むのもおすすめ。ラベンダーのハーブティは香りがとてもよく、飲みやすいです。
 

育てているラベンダーから少し採取してフレッシュなままティーにしてもよいですし、乾燥させてからティーにしてもOKです。どちらの場合も、ラベンダーをポットに入れ熱湯を注いで3分ほど蒸らして完成です。

ラベンダーの香りに癒されよう

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プランターなど鉢植えと地植え、どちらでも比較的簡単な育て方で栽培できるラベンダー。シソ科のハーブなので強く育てやすく、育て方のポイントは日当たりと風通しのよさです。

優しいニュアンスの紫色は他の植物との相性も抜群で、寄せ植えを楽しむのもよいでしょう。紫色が有名ですがピンク色や白色のラベンダーもあり、3色の寄せ植えもキュートでしょう。お庭で栽培する以外にも、ポプリやサシェ、ティーなど色々楽しめますよ。

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