アイリスオーヤマ EX-101
プロトリーフ 腐葉土 5L
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コンフリーってどんな花?
コンフリーは、多年草に属する草木です。コンフリーは高さ1メートルくらいの高さに育ち、また横にどんどんと広がっていく植物です。その姿は、まるで雑草のように生育旺盛なものです。
かつては天ぷらなどの食べ方で、人々に広く親しまれていたコンフリーですが、研究の結果、コンフリーには毒性があることがわかりました。現在は、コンフリーの可愛らしい花を観賞する、また、コンフリーの葉っぱで自然堆肥を作る、などして用いられているハーブです。
コンフリーの花の特徴
コンフリーの花の咲く時期は、初夏から夏にかけてです。長く伸びた茎の先にベルのような小さく可愛いらしい小花を咲かせます。コンフリーの花の色には、紫色のほか、ピンクや白のものもあります。コンフリーの花は、まさにハーブらしい可憐で素朴な花模様です。
コンフリーの葉の特徴
コンフリーの葉っぱは、長細い楕円形をしていて、先がとがっています。コンフリーの葉っぱの色は、美しいグリーンです。またコンフリーの葉っぱは、白い毛でおおわれています。そのため、葉っぱの色は少し明度が低く感じられます。
太陽の光に細かい毛が反射して、生命のエネルギーを感じる花姿です。ヨーロッパでは、コンフリーの葉っぱをすりつぶして、粘り気のあるペースト状にしたものを、主に、うちみや捻挫などの湿布薬として使っていた歴史があるそうです。
コンフリーの効能と毒性
コンフリーの効能
コンフリーは、古くよりヨーロッパにおいて、その葉や根を、抗炎症薬や接骨剤として使られてきたハーブです。当時「サラセンズ・ルート」という名前で呼ばれたコンフリー由来の薬は、人々に大変重宝され、戦地での兵士の治療や、畑仕事で痛めた体を治すために、広く使用されました。
日本には、明治時代にコンフリーがもたらされ、当時はおもに家畜の飼料として利用されることが多かったようです。
かつて天ぷらなどで食べられていた
日本にもたらされた頃は、主に観賞用や家畜の飼料用に使われていたコンフリー。その葉っぱにはビタミンやたんぱく質が多く含まれていることが分かり、1970年代には、天ぷらなどの食べ方で、人間の食用にも用いられていたそうです。
当時、庭先に植えたコンフリーを天ぷらにして食べるという光景が、よく見られました。コンフリーは、天ぷらのほかにもサラダやお浸しなどの食べ方で、健康野菜として、一時期ブームとなりました。
コンフリーには毒性があることが判明
研究が進んだ現在、コンフリーには、肝機能障害をもたらす毒性があることが判明しました。厚生労働省は、コンフリーの毒性について注意喚起しています。
コンフリーの毒性は、天ぷらなど高い温度を加える食べ方をしても、無毒にならないとされ、どんな食べ方でも口に入れないほうが賢明でしょう。コンフリーは現在、毒性のある食用できないハーブとなっています。
名前の由来や花言葉
名前の由来
コンフリーは、ギリシャ語で「骨を接合する」という意味を持つ「con firma(コン・フィルマ)」に由来する名前です。コンフリーはその昔、ヨーロッパで湿布剤として用いられていたことから、この名前がつけられました。
花言葉
コンフリーの花言葉「努力」です。コンフリーは大変生命力の強いハーブで、若葉を摘まれても摘まれても、すぐに繁殖します。そうしたたくましい姿からつけられた花言葉です。
コンフリーの基本データ
科名属名
ムラサキ科ヒレハリソウ属
学名
Symphytum officinale
和名
コンフリー
別名
ヒレハリソウ
英名
Comfrey
原産国
ヨーロッパ各地
コンフリーの種類
コンフリーは、原産地のヨーロッパ地中海沿岸地方、おもにコーカサス地方で、25種類ほどの自生種が生息しているそうです。コンフリーと聞くと、薄紫色の花色を思い浮かべる方が多いのですが、実は、白やピンク色の花色のコンフリーもあります。
コンフリーの育て方
育て方1・土づくり
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コンフリーは、水はけのよく、かつ水もちのよい場所を好む植物です。鉢植えにする場合、赤玉土に少し腐葉土を混ぜ込んでやるとよいでしょう。ただし、コンフリーは大きくなる速度の速い植物ですので、地植えにする方が賢明です。地植えの場合は、植える場所を少し堀り、そこに腐葉土を混ぜ込んでおくとよいでしょう。
育て方2・肥料
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コンフリーは生命力の強いハーブの一種なので、肥料はほんの少し施す程度で良いでしょう。コンフリーをはじめに植えつける際に、元肥として穏効性の化成肥料を少し施しましょう。その後は、コンフリーの成長の様子を見ながら、必要に応じて追肥します。
ただし、肥料を多く与えすぎると、コンフリーが育ちすぎて、ほかの植物を脅かすほどになることもあるので、肥料の量には注意が必要です。
育て方3・水やり
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コンフリーは、少し湿っぽい環境を好む植物です。鉢植えの場合は、土の表面が半乾きになった地点で、水をたっぷりあげるとよいでしょう。地植えの場合は、特に水やりの必要はありません。
なお、コンフリーは冬になると、その地上部がなくなり、まるで枯れたようになりますが、土の中の根っこはしっかりと生きています。冬のあいだの水やりを忘れないようにしましょう。
育て方4・場所
コンフリーは、例えば大きな樹木の足元など、木漏れ日の当たる半日陰の場所を好む植物です。ただし、コンフリーは強い植物なので、日当たりが良い場所でも大丈夫。あまり植える場所に神経質にならなくてもよいでしょう。
育て方5・植えつけ
コンフリーは、生育旺盛で、横にぐんぐんと広がっていく特質を持っています。コンフリーを、ガーデンなどに地植えする場合には、後々広がっていくことを想定して、はじめの植えつけ場所を決めましょう。
コンフリー 苗
コンフリーは、苗の販売もされています。種まきできなかった場合、また、種まきするほどたくさんの苗を必要としない場合などには、市販の苗を利用するのもよいでしょう。
育て方6・植え替え
コンフリーは、エネルギッシュな植物で大変生育スピードが早い特質を持っています。鉢植えの場合には、1年に1度の割合で、定期的な植え替えを必要とします。
コンフリーの植え替えに適する時期は、春と秋。4~5月と9~10月の気候の良い時期です。コンフリーは強健なハーブなので、植え替えの際に、さほど神経質にならなくても大丈夫です。
これまで植えていたものより、一回り大きな鉢を準備して、コンフリーを植え替えてあげましょう。この植え替えの際に、同時に株分けすると便利です。
育て方7・病気や害虫
コンフリーは、強健な植物で、あまり病気の心配はありません。まれですがセンチュウがつくことがあります。センチュウは、コンフリーの葉っぱや茎に寄生し、栄養を吸い取ってしまいます。
とても小さな虫なので、なかなか発見しにくいのですが、見つけ次第、駆除するようにしましょう。
増やし方・種まきと株分け
種まき
コンフリーの種まきに適する時期は、春、3~5月です。秋に取り置いて保管しておいた種、もしくは市販の種を使って、コンフリーの種まきを行います。種まき用の土を入れた育苗ポットに、種をばらまきします。
土は軽く上からかぶせる程度の薄めにすることがポイントです。日当たりの良い風通しの良い場所に置いて、水やりを続けましょう。数週間で発芽するでしょう。
秋にコンフリーの種を取り損ねた場合には、市販のコンフリーの種を利用すると良いでしょう。
株分け
コンフリーの株分けに適する時期は春です。鉢植えの場合、植え替えと同時に株分けするのもおすすめです。株分けしたいコンフリーを、根っこから堀りあげて、その根をハサミや手で、適当な大きさに分けましょう。
切り分けた株を好きな場所に植えれば、比較的簡単に根付きます。また、コンフリーの太い根っこを、適当な大きさにカットしてその根っこを土に埋めるだけでも大丈夫です。
コンフリーの生命力はすさまじく、株分けの際に切れてほおっておいた根っこからも芽がでるくらいです。
コンフリーを使った堆肥の作り方
コンフリーには、カリウムやカルシウム、窒素、リン酸などが含まれています。これらの成分は、植物が育つうえで必要不可欠なもの。コンフリーを使った堆肥を作って、畑やガーデンに施すと良いでしょう。
コンフリーの堆肥は、コンフリーの青々と茂った葉っぱで作ります。コンフリーの葉っぱは繊維質が少なく分解されやすいので、だいたい1カ月くらいで液体肥料になります。まさに植物由来の自然肥料なので、ナチュラル志向のガーデナーにも支持されています。
コンフリー堆肥の作り方1
プラスチックやホーロー素材(金属以外)のバケツを用意します。バケツの半分くらいまで、コンフリーの葉っぱを入れて、コンフリーの葉っぱのすべてが完全に浸るように、たっぷりの水を入れましょう。
コンフリーの葉っぱが浮いてくるようなら、石などで重しをするとよいでしょう。バケツに蓋をして、暖かい場所に置いておきます。
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蓋つきのホーローバケツです。ホーローのバケツは長い間使えるスグレモノ。とてもお洒落で気分が上がります。
コンフリー堆肥の作り方2
時々、コンフリーと水を仕込んだ、バケツのなかを確認して、コンフリーの葉っぱが、きちんと水に浸かっているかチェックしながら、かき混ぜましょう。季節や温度にもよるのですが、だいたい1カ月くらい置くと、コンフリーの堆肥ができあがります。
できあがりの目安としては、コンフリーを浸けた水が、紅茶のような濃い茶色になっていることです。また、できあがった液体堆肥は無臭です。臭いがある時はまだ分解途中なので、もう少し置いておきましょう。
コンフリー堆肥の作り方3
出来上がった液体を濾して瓶に保管します。畑やガーデンの肥料として使用する場合、このコンフリーの液肥の原液を、だいたい15~20倍に薄めて使うとよいでしょう。
コンフリーを用いた肥料づくりは、畑やガーデンで育てたコンフリーから作られる肥料を、また畑やガーデンに施せるので、オーガニック野菜を作りたい方にも人気があります。
コンフリーの堆肥を作ろう
コンフリーは、大変生命力あふれるハーブで、かつては天ぷらなどの食べ方で親しまれていました。ただし現在は、コンフリーには毒性があるということが分かっています。その可愛らしい花を観賞して楽しみましょう。
またコンフリーの葉っぱを使った堆肥づくりがおすすめです。堆肥は約1カ月で完成し、作り方も簡単。コンフリーの満ち溢れるエネルギーを、ほかの植物に分けることで、自然のパワーあふれるガーデンを目指しませんか。
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