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冬は枯れるって本当?ラインゴールドの育て方!成長期の肥料の与え方をご紹介!

ラインゴールドは、庭木や観賞用として人気の高い観葉植物です。秋から冬にかけて紅葉し、美しいオレンジ色を纏った姿になります。冬はさらに銀色へ変化、リース素材の用途としても活躍し、世界中で愛される植物です。ラインゴールドの育て方を覚えて、栽培を楽しんでみましょう!
2021年7月4日
さくらドッグ
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目次

ラインゴールドの育て方を徹底解説!

庭木や観葉植物にピッタリ!

Photo by F. D. Richards

ラインゴールドは、庭木や観賞用として人気の高い観葉植物です。秋から冬にかけて紅葉し、美しいオレンジ色を纏った姿になります。冬はさらに銀色へ変化、リース素材の用途としても活躍し、世界中で愛される植物です。
 
色だけでなく、球形の可愛らしい姿も魅力的。和洋どちらのテイストにもハマるので、寄せ植えでさまざまな植物と合わせてガーデニングを楽しめます。当記事を参考にラインゴールドを育ててみませんか?

ラインゴールドの育て方は?

ラインゴールドの特徴

Photo by F. D. Richards

ラインゴールドは、ヒノキ科クロベ属に分類される常緑性の低木です。和名をニオイヒバといい、園芸品種として親しまれています。丈夫なのであまり枯れる心配もなく、育てやすさもポイントです。

球形で柔らかい葉が特徴で、秋ごろからオレンジ、冬には銀色を纏って季節によりさまざまな色合いを楽しめます。小型のコニファーとしても有名で、その中でもオレンジは珍しい色合いです。

コニファーとは?

コニファーとは、常緑性の針葉樹系植物の総称で、一般的には原産国である北米やヨーロッパで、園芸品種として開発されたものを指します。ただし、日本ではスギやヒノキもコニファーに分類され、親しまれているのです。

樹の形が崩れにくいために姿を保ちやすく、庭木や生垣として利用する人が多いコニファー。また、原産地域で最もポピュラーなゴールドクレストは、先の尖った姿が特徴で、クリスマスツリーにもよく用いられる園芸品種です。

ラインゴールドの用途

ラインゴールドの用途は、庭木や観葉植物が多く重宝されています。庭木では、グランドカバーや生垣として、観賞用としては、寄せ植えなど多用途に使われる植物です。
 
また、冬にはリース素材としての用途もあります。コニファーの中には品種によってさまざまな色合いがあるので、違う色同士を合わせた鮮やかなガーデニングを楽しめるでしょう。

ラインゴールドの育て方を解説!

Photo by F. D. Richards

ラインゴールドの育て方は、比較的簡単です。耐暑・耐寒性に優れているので、地域を選ばず通年栽培が可能になります。

栽培カレンダーで1年の育て方を把握し、ラインゴールドに適した栽培環境や用土を揃えましょう。ポイントは、日当たりと水はけです。ここではラインゴールドの育て方を解説しますので、参考にしてみてください。

ラインゴールドの栽培カレンダー

ラインゴールドの植え付けは3〜4月に行いましょう。日頃の過度な水やりは必要ありませんが、夏場の水切れには注意してください。3〜7月は剪定に適した時期でもあるので、葉が密集しているようであれば切り戻しを行います。


積雪がある地域では、寒さと積雪に備えて雪垣を施しておくと安心です。また、3月と7月に追肥すると、秋に綺麗な紅葉を楽しめます。冬には銀色を纏い、枯れたような葉色が美しいですよ。

ラインゴールド栽培に適した用土


ラインゴールドの栽培には、栄養があり水はけのよい用土が適しています。市販の土でも問題ありませんが、花用のものではなく観葉植物用を選びましょう。


用土を手作りする場合には、赤玉土6割に対して腐葉土やピートモスを4割混ぜたものがおすすめです。ラインゴールドは高温多湿を嫌うので、鉢植えする場合は必ず底に軽石を敷いてくださいね。

ラインゴールド栽培の栽培環境

ラインゴールドは、日当たりのよい栽培環境が適しています。耐陰性があるものの、日照不足になると綺麗な紅葉が楽しめなくなるので、注意が必要です。


また、北米やヨーロッパ原産なので、乾燥気味で育てるのがおすすめ。夏場の直射日光による葉焼けが気になる場合のみ、半日陰に移動して栽培してください可能な限りよく日の当たる場所で育てましょう。

ラインゴールドの植え付け方法

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ラインゴールドは耐暑・耐寒性に強いので、広い地域で流通しています。購入の際には、形や色の綺麗なものの中から、自分好みの苗を選ぶとよいでしょう。

「地植え」「鉢植え」どちらも3〜4月が適期ですが、植え付け方法によって若干の違いがあります。下記で、それぞれに合った植え付け時期や方法を解説するので、上手に栽培に取り入れてみましょう。

ラインゴールドの植え付け時期

庭に地植えする場合は、3〜4月の時期が植え付けに適しています。なぜなら、冬が来る前にしっかりと根を張らせるため。根が張れば丈夫になりますし、水やりなどの手間もかからなくなり、安心して冬越しが可能です。また、鉢植えの場合も3〜4月が最適です。鉢植えにする場合は9〜10月の植え付けでも問題ありません。

ラインゴールドの植え付け1:庭へ地植えする場合

庭へ地植えする場合は、根についた土のサイズよりも2倍ほど大きな穴を掘り、底に緩効性化成肥料を施します。土に腐葉土や堆肥を混ぜて調整し、土株土の順番で植え付ければ完了です。

また、1年を通して日当たりがよい場所を選びましょう。ラインゴールドは耐陰性がありますが、日照不足は葉の退色を招きます。ただし、真夏の直射日光で葉焼けを起こすことがあるので、気になる場合には遮光ネットを利用しましょう。

ラインゴールドの植え付け2:鉢植えする場合

鉢植えの場合は、根についた土より大きいサイズの鉢を使用します。市販の培養土を使う際には、肥料の追加は不要です。鉢の底に軽石を敷いてから用土を入れ、株の上に土を被せて水やりをしましょう。

鉢植えの場合も、日当たりのよい場所が最適です。鉢は室内でも移動が可能なので、時期によって移動しながら育てられるメリットもあります。ラインゴールドは根が浅い植物ですが、樹の高さがあまりないので支柱は必要ありません。

ラインゴールド:剪定の時期や方法

Photo bystux

ラインゴールドは、成長が遅いという特徴があります。しかし、放っておくと芯や葉が伸びて形状が楕円に変化するので、球体の姿を保ちたいならぜひ剪定をしましょう。

また、剪定をしないと風通しが悪くなり、病気や害虫の危険性が高まります。元気に育てるためにも、定期的な剪定は必要になるのです。下記では、剪定の時期や方法について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

ラインゴールドの剪定時期

ラインゴールドの剪定時期は、3〜7月が適しています。具体的には、梅雨明けの季節までがよいでしょう。この時期はラインゴールドの生育期なので、葉が過密になり風通しが悪くなりがちです。

また、10月頃にも剪定を行い芯を切り取ることで、ラインゴールドの特徴的な球形を綺麗に保てます。「形が伸びてきた」「葉が傷んでいる」という場合には剪定を行い、可愛らしい球形を維持しましょう。

ラインゴールド剪定方法

ラインゴールドの剪定方法は、ハサミで切り取るのが一般的です。または、柔らかい葉が特徴なので、手で摘み取ることも可能。ラインゴールドは成長が遅いので、切りすぎると元の長さに戻るまで時間がかかります。切り過ぎには注意しましょう。

3〜7月頃の剪定は、葉が過密になっていれば適度に必要ですが、10月頃の刈り込みは不要です。あくまでも形を整える程度に留めてくださいね。


ラインゴールドは植え替えが必要?

ラインゴールドを鉢植えで育てる場合、根詰まりを起こしているなら植え替えが必要です。根が鉢の中で詰まってしまうと生育を衰えさせる原因となってしまいます。

ラインゴールドは移植に強く枯れる心配が少ないので、安心して行いましょう。3〜4月が適期となります。鉢から掘り出し、土に大きな穴を掘って植え付けましょう。鉢に植え替えする場合には、一回り以上大きなものへの移植が適しています。

ラインゴールド栽培のポイント・注意点!

ラインゴールド栽培3つのポイント!

フリー写真素材ぱくたそ

ラインゴールドは耐暑・耐寒性に優れ、病気や害虫にも強いことから、育て方が比較的簡単な植物と言われています。ただし、日照不足に加えて水切れや肥料のやりすぎ、冬の防寒対策を怠ると弱ってしまう原因に。しかし、ポイントを押さえて栽培すれば元気に育ちます。栽培のポイントを3つご紹介しますので、チェックしておきましょう。

ラインゴールド栽培ポイント1:日常管理

ラインゴールドは前述した通り、日当たりのよい場所での栽培が適しています。日頃から日が当たっているかをチェックしましょう。鉢は、時間や季節に合わせて移動させると最適です。また、ラインゴールドは乾燥気味に育てるのが向いているので、水やりのしすぎには注意してください。

水やりの頻度

地植えで栽培する場合の水やりは、「真夏で雨が降っていない」という状況を除いて、ほとんど水やりの必要はありません。ただし鉢植えは水切れに気をつけ、土の表面が乾いていたら、たっぷりの水を与えるとよいでしょう。

ラインゴールド栽培ポイント2:肥料

ラインゴールドに肥料を施すタイミングは、3度あります。はじめは植え付けの際。用土を手作り、または地植えの場合には予め肥料を施しておきます。ただし、市販の培養土を使用するなら肥料は必要ありません。

2度目は3月、3度目は7月の生育期に合わせたタイミングで与えます。緩効性の液肥を定量、もしくは置き肥をするとよいでしょう。また、葉の色が薄いなどの心配があれば、即効性肥料を与えてください。

ラインゴールド栽培ポイント3:冬越し

ラインゴールドは寒さにとても強い植物ですが、小さな苗木の場合には注意が必要です。小さなうちは耐寒性がやや弱いので、鉢で育てて冬場は室内に入れておきましょう。

また、積雪があり低木に影響がある地域なら、雪対策を施しましょう。ラインゴールドの周囲を、園芸用品で囲います。「雪囲い」で調べれば、通販でも購入が可能なので、気になる人はぜひチェックしてください。

ラインゴールド栽培の注意点!

Photo bymiiya

ラインゴールドは比較的育てやすい植物ですが、栽培する上での注意点も存在します。それは、害虫と肥料の施しすぎによる成長力の低下です。

それぞれの理由と対策方法を知ることで、枯らすことなく丈夫に育てられます。下記では、ラインゴールド栽培の注意点を2つに分けて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ラインゴールド栽培の注意点1:害虫


ラインゴールドは、病気や害虫に強いとされていますが、ハダニやアブラムシ、カイガラムシやミノムシがつくことがあります。どの害虫も葉の栄養を吸い取ってしまうので、見つけたらすぐに駆除しましょう。

ハダニは水を嫌うので、水やりの際に葉へもかけることで予防になります。アブラムシやミノムシは、見つけたら薬を散布しましょう。カイガラムシの成虫は薬が効かないので、歯ブラシやピンセットで駆除してくださいね。

ラインゴールド栽培の注意点2:肥料の施しすぎ

『ラインゴールドが元気になるだろう』と、肥料を施しすぎるのはやめましょう。肥料の施し過ぎは肥料やけを起こし、根腐れの原因になって傷つけてしまいます。

肥料は定量を守り、前述した3月と7月の生育期に限定しましょう。ただし、葉の色が悪いときには即効性の肥料を与えても問題ありません。その際にも定量を確認し、施し過ぎには注意してください。

ラインゴールドの増やし方!

Photo byvjgalaxy

鮮やかな紅葉を楽しめるラインゴールドは、簡単な増やし方があります。それは、挿し木で増やす方法です。種まきでも増やせますが、挿し木で増やすのが一般的。下記では、挿し木の方法や適期をご紹介します。ガーデニングを広く楽しむためにも、ぜひ一度試してみてください。

挿し木で増やせる!

挿し木とは、木を切り取って新しい株を育てる手法を指します。挿し木に最適な時期は、2月〜3月です。昨年に伸びた枝を10cm程切り取り、2時間水に浸して染み込ませましょう。細粒タイプの赤玉土もしくはミズゴケに挿し、発根すれば成功です。地植えする場合は、小さな苗から鉢のサイズになるまで成長させてから、植え付けてくださいね。

まとめ

栽培方法を覚えてラインゴールドを元気に育てよう!

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ラインゴールドは、耐暑性や耐寒性に優れているので、1年を通して枯れずに楽しめる観葉植物です。コニファーの中でも珍しい色合いに加えて、育てやすく多用途に使える魅力もあります。当記事を参考に庭で可愛らしい低木「ラインゴールド」を育ててみましょう!どんな色やテイストにも合うので、あなたの庭にもきっと馴染みます。

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