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【簡単で超うまい】ヤマボウシの実の食べ方!ジャムやドライフルーツにするのが人気!

毒性がないヤマボウシの実はマンゴーやバナナのような味がし、生食を始めジャムやドライフルーツでも美味しくいただけます。7センチほどの花もかわいいですが、3センチほどの果実も食べられるとは嬉しいですね。簡単につくれるヤマボウシの実の食べ方についてご紹介します。
更新: 2022年9月17日
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目次

一見サクランボのようなヤマボウシの実

Photo byleoleobobeo

日本全国で見かけるヤマボウシの花は知っていても、ヤマボウシの実が食べられることは知らない人も多いのではないでしょうか。果実の成る樹木というよりも、花の綺麗な樹木として定着しているかもしれませんね。

しかし食べてみると粘質で甘いヤマボウシの実は、美味しいだけではなく栄養効果・効能も高いといわれているのです。野山などで熟したヤマボウシの実を見かけたら、ぜひ収穫してみましょう!(この記事は2021年6月24日時点の情報です)

ヤマボウシの基本情報


出典:ライター撮影

科・属 ミズキ科サンシュ属(ヤマボウシ属)
原産地 日本・朝鮮半島・中国
学名 Cornus kousa/Benthamidia japonia
英名 Kousa Dogwood(Japanese Flowering Dogwood)
別名 ヤマグワ/コウサ/ヤマボウ
樹高 10~15m
開花期 6月中旬~7月中旬
花色 白・ピンク・帯緑色
耐寒性 普通
耐暑性 普通

原産地が日本や朝鮮半島などのヤマボウシ(山法師)は、6月から7月にかけて白やピンクの花を咲かせる落葉高木です。樹高が10~15メートルほどになり、6月頃に一斉に開花すると豪華な印象を与えます。初心者も育てやすく、庭や公園のシンボルツリーとして人気です。

花は真ん中にある粒々した緑色の部分で、それが3センチほどに大きくなって、9月ごろに赤味の強いオレンジ色に熟してヤマボウシの実となるのです。

ヤマボウシの花は″総苞片″

出典:ライター撮影


ヤマボウシの花は真ん中の緑色の球状部分ですが、ヤマボウシの花に見える白やピンクの部分は″総苞片″と呼ばれるものなのです。「苞」とは葉が変化したもので、総苞片はその集合体となります。

総苞片が白いのは、地味な緑色の花の部分に虫を引き付けるためともいわれており、植物たちが巧みに戦略を練っているのです。他に同じような性質を持っているのが、水芭蕉(仏炎苞)やドクダミなどとなっています。

ヤマボウシの実のいろいろな食べ方

①ヤマボウシの実の食べ方:生食

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糖度が15度を超えることもあるヤマボウシの実の一番簡単な食べ方は、ワイルドな生食です。いろいろな食べ方のできるヤマボウシの実ですが「生食が一番うまい!」という人もいます。

食べるときはよく洗ってから外皮をむいてください。落ちている果実は、外皮がむけていない果実を選びます。むかずに、1~4個入っている種を取り除きながらスプーンですくって食べるのもよいでしょう。シャーベットにするのもおいしいですよ。


生食できるタイミング

生食できる状態とは、さわってみてやわらかい感じがしたときです。一見、果実が赤くなっていると熟している気がしますが、そうではありません。赤くなって間もない状態のヤマボウシの実は完熟していないので、硬くて甘くないのです。

果実が落ちた直後のヤマボウシの実が食べごろとなりますが、庭木でなければ難しいといえます。公園に植えられている場合で、落ちて時間が経っていそうな果実は止めておいたほうが無難です。

②ヤマボウシの実の食べ方:ジャム

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一番「うまい!」と人気があるヤマボウシの実の食べ方は、意外に簡単に作れるジャムです。ジャムに使うヤマボウシの実(600グラム)は、完熟したものを枝から採取したり、熟して果実が落ちたりしたものを使います。

下準備として皮のつぶつぶを取り除くために、ヤマボウシを水の張ったボウルに入れて手で洗いましょう。次に、外皮のつぶつぶを軽く手でつぶし、砂糖(200グラム)をまぶしながら混ぜて1時間ほど置きます。

下準備のあとは煮るだけ

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ヤマボウシの実の下準備が終わったら、あとは通常のジャムづくりとほぼ同じです。ヤマボウシの実を鍋に入れて中火にかけて沸騰させます。すぐに火を止めて果実を粗い目のザルでこしてください。

果実をこす作業を数回繰り返した次は、ふたたび細かい目のザルでこします。さらに鍋に入れて中火で焦げ付かないように鍋底などを木べらでこすりながら温め、とろみがついてきたらレモン汁(15グラム・大さじ1)を加えて完成です。

ジャムの瓶は煮沸消毒する

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ヤマボウシの実のジャムを作って粗熱が取れたら、空き瓶に保管します。しかしその前に空き瓶と蓋は煮沸消毒して清潔にしておきましょう。

保存期間は添加物を入れないのでそれほど長くなく、冷蔵保存であれば一週間ほどです。蓋もしっかり閉めて、ヤマボウシの実のジャムが新鮮で美味しいうちにいただきましょう!

③ヤマボウシの実の食べ方:ドライフルーツ

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ヤマボウシの実の食べ方として、味が似ているバナナやマンゴーなどのように、ほのかな甘さが増すドライフルーツもおすすめです。作り方はとても簡単なので挑戦しましょう。

ヤマボウシの実の外皮をむき、天日干しかレンジで乾燥させます。たったこれだけの簡単な方法なので、たくさんのヤマボウシの実が手に入ったら作ってみましょう。果実を乾燥させると、長くヤマボウシの実の美味しさを楽しめます。

乾燥させることで効能・効果が高まる

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よく知られていることですが、食材は天日干しすることで栄養価が高まるといわれています。太陽に当たることで栄養素が増えて代謝ビタミンとなるのです。

ヤマボウシの実にはもともと優れた効能・効果があるので、電子レンジで乾燥させるよりも、できればじっくり天日干しで乾燥させて効能・効果のさらなるパワーアップを図りましょう。間違いなく天日干ししたヤマボウシの実を「うまい!」と思えるはずです。

ドライフルーツはお菓子やお酒もつくれる!

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ヤマボウシの実のドライフルーツは、そのままでももちろん美味しいのですが、刻んでパウンドケーキやクッキーの生地に混ぜて焼くのもおすすめです。

生ではなく、ラム酒やブランデーなどのお酒にドライフルーツのヤマボウシの実を漬け込んで楽しむ方法もあります。漬け込んだものをパウンドケーキに入れるともっと味わい深くなるでしょう。こちらも簡単なのでぜひ作ってみてくださいね。

④ヤマボウシの実の食べ方:果実酒

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ヤマボウシの実のおすすめの食べ方として、写真のようにイチゴや梅を使って果実酒にするのも美味しいですよ。下準備として収穫したヤマボウシの実のヘタを取り、水洗いで汚れをしっかり取ってください。

次に漬け込みの作業となります。大びんに、ヤマボウシの実・ホワイトリカー(果実の3倍の分量)・氷砂糖(ホワイトリカー1Lにつき100g)・レモン水(1/4個)を加えて3ヶ月ほど置きましょう。

3ヶ月後に実を取り出す

3ヶ月経ったヤマボウシの実の果実酒は、果実を取り出して少し味見をしてみます。しかし、まだなめらかさが出ていないはずなので、さらに半年から一年ほど熟成させるとマイルドになるのです。飲みたいのをぐっと我慢し、そのときが来るのを楽しみにお待ちください。

調味料にしても美味しい!

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完成したヤマボウシの果実酒は、そのままロックにするのも美味しいですがソーダ割りやドレッシングに混ぜるのもおすすめです。

果実酒を使ったゼリーにしたり、ヤマボウシの実を細かくしてパウンドケーキに加えたり、豚の角煮にしたりとお料理にも使えます。美味しいヤマボウシの果実酒を使って、いろいろな食べ方に挑戦してみましょう。

ヤマボウシの実の効果・効能

腸内環境や視力回復に期待できる

出典:ライター撮影

ヤマボウシの実は美味しいだけではなく、栄養的な効果・効能もあるといわれています。含まれている成分はビタミン類やカロチンの他に、目にもよいとされるアントシアニンも多いそうです。

これらの成分は疲労回復や滋養強壮の効果・効能の他に、腸内環境を整えることで美肌効果も期待できます。ヤマボウシの実を乾燥させてドライフルーツにすることで、腹痛や下痢なども予防する効果・効能もあるといわれているのです。

野生動物も大好きなヤマボウシの実

野生動物がヤマボウシの実の効果・効能を知っているかは分かりませんが、野生動物も好物の果実です。鳥たちが赤い実をついばんでいたらヤマボウシの実かもしれません。また秋の野山を歩くと、ヤマボウシの種が入っているクマの糞を見かけたという話もよく聞きます。

野山では動物たちの食べる分のヤマボウシの実も残しておかなければいけませんが、たくさんのヤマボウシの実をいただける機会があれば、ぜひお裾分けしてもらいましょう。

ヤマボウシの種類:ベニヤマボウシ

出典:ライター撮影

ヤマボウシの基本種は総苞片の色が白い種類ですが、種類によって総苞片の色が異なるものもあります。白と共によく見かけるのが「ベニヤマボウシ」です。総苞片が淡紅色で、とても華やかに見える品種となっています。側枝が旺盛に伸び、剪定しないとお皿のような樹形になります。

ハナヤマボウシ

ヤマボウシの総苞片に比べると小さめですが、少し緑色を帯びた白色をしており、平たく細長くて先端がとがり、基部が少し広い″披針形″となっています。

ウルフアイ

ウルフアイという特徴的な名前の由来は、白い縁取りが葉と花に入っているからとされています。別名で斑入りヤマボウシともいわれており、美しい樹形はシンボルツリーとしても大人気です。

ミルキーウェイ

ヤマボウシは中国にも自生しており、ミルキーウェイは中国産の選別品種です。クリーム色から純白に変化する総苞片の美しさを楽しめます。大輪の総苞片は一般的なヤマボウシよりも花付きがよく、周囲を明るくしてくれるのでシンボルツリーにもおすすめです。

ホワイトミヌマ

総苞片は一般的なヤマボウシよりも小さく、4枚ではなく6枚付ける品種です。コンパクトなので切り花によく利用されています。

ミスサトミ

出典:ライター撮影

ベニバナヤマボウシよりもピンク色の総苞片が濃く、緑葉とのコントラストがよりはっきりした美しさです。総苞片の付きもよくて病害虫にも強いため、シンボルツリーとして人気があります。

ビッグアップル

名前のとおり一般的なヤマボウシよりも大きな実を付けるヤマボウシのため、最もヤマボウシの実としては食用にむいています。きれいな白の総苞片も咲かせるので、観賞用としても人気のある品種です。

ステラ―ピンク

ヤマボウシと同じミズキ科のハナミズキを交配させた品種がステラーピンクです。大きめのピンク色の総苞片を付け、紅葉が綺麗なハナミズキの交配種らしく、秋には美しく色変わりした葉も楽しめます。

ヤマボウシとハナミズキは仲間

出典:ライター撮影

ヤマボウシと同じミズキ科のハナミズキ(ミズキ科ミズキ属)はヤマボウシに似た花で、毒こそありませんが苦みが強いので要注意です。いくつか見分け方があるので、間違って果実を食べてしまわないように花の形などをチェックしておきましょう。

ヤマボウシの花の先はとがっていますが、ハナミズキは丸く凹んでいます。ヤマボウシの樹皮はうろこ状ではがれるので″まだら状″ですが、ハナミズキの樹皮は細かいヒビで覆われています。

ハナミズキは別名も紛らわしい!

ハナミズキの名前の由来は、″花が目立つミズキの仲間″とされています。しかし別名を「アメリカヤマボウシ」ということから、本種のヤマボウシと近縁種なのかと勘違いして、ヤマボウシの実を食べてしまいそうです。

ハナミズキの原産地は北アメリカですが、日本での定着は桜の返礼としてワシントンから贈られてからといわれています。花がヤマボウシと似ているハナミズキですが、実はヤマボウシの実とは似ても似つきません。

ハナミズキの実は集合体

ハナミズキの実は小さな実がいくつかに固まってついています。ヤマボウシの実は大きめの実を一つ付けるだけなので、区別しやすいことでしょう。

ヤマボウシの実には毒がないのと同じように、ハナミズキの実にも毒性はありません。しかし残念ながら渋みが強いため、ヤマボウシの実のような食用には不向きなのです。ハナミズキの実は観賞だけにしておいたほうがよさそうですね。

ヤマボウシの実を食べて疲れを取ろう!

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ヤマボウシの実は、マンゴーやバナナのように糖度が高くねっとりした美味しさです。食べ方はスプーンですくって生で食べるのが一番うまい!という人が多いですが、レモン汁を加えたジャム、ドライフルーツ、果実酒も人気があります。

乾燥させたドライフルーツは、ヤマボウシの実がもっている疲労回復などの効果・効能を発揮してくれるので、イチ押しの食べ方です。完熟のヤマボウシの実を収穫したら、ぜひ味わってみましょう。

食べられる実が気になる人はこちらをチェック!

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